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爬虫類学コミュの時事ネタ

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また、それに対するご意見等もお寄せください。

コメント(92)

ツボカビの起源 アジア起源か
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=827594&media_id=2

<カエルのツボカビ>アジアが起源か 日本で30系統発見 (05日 02:32)世界各地でカエルなどの両生類に壊滅的被害を及ぼしているツボカビの起源は、日本を含むアジアの可能性の高いことが、国立環境研究所などの調査で分かった。日本の野生カエルからは約30系統が見つかっているが、被害の大きい中米や豪州では1系統しか見つかっていないため。
(毎日新聞)
必ずしも、”多様性が高い地域=起源” とは断言出来ないとは思います。
祖先的なタイプがどの地域に多く生息するかが鍵となると思います。祖先的タイプが生息する場所を起源と考えることも出来ますし、そこからアジアに侵入して多様化することも十分に考えられます。

まぁ、私がわざわざ言うまでもなく、そういったことも含めてしっかりと調べているとは思いますけど。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090510-00000016-kana-l14

野毛山動物園でホウシャガメ誕生/横浜
5月11日0時0分配信 カナロコ
 横浜市立野毛山動物園(同市西区)で先月、二匹のホウシャガメの赤ちゃんが誕生した。現在、体長約四・五センチまでになり、雑草などを食べながらすくすくと育っている。繁殖の成功は日本では初。同園のは虫類館で三十一日まで特別展示している。

 同園は一九九八年と二〇〇五年に、密輸で摘発されたホウシャガメを保護。以来、本来の生息地であるインド洋のマダガスカル島南部の自然環境に極めて近い環境で飼育することで、繁殖を試みてきた。

 〇六年から雌が産卵する様子が見られ始め、しばらくは卵がかえらない状況が続いていたが、昨年十二月に産んだ七つの卵のうち二つの卵が先月八日と十一日についにかえった。

 ホウシャガメはマダガスカル島南部の陸地に生息する世界的な希少種。成長すると最大体長四十センチまでになるという。



てっきり、すでに日本国内にてホウシャガメの繁殖は成功しているものだと思っておりました。近所の京都市動物園で小さい個体を見たので、動物園内で殖えたものだと勘違いしておりました。あの個体達は空港等で没収されたものだということですね。

カメの大きさは甲長で測るのだけれど…
カミツキガメ大物 池で釣れた
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=860969&media_id=2
釣れたブルーギルをカミツキガメが追いかける…


日本は生物相までもアメリカに侵されてますねぇ…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090610-00000683-yom-sci

蛇に胃腸炎大流行か…死んだ「岩国のシロヘビ」7割が感染
6月10日15時18分配信 読売新聞

拡大写真
胃腸炎流行の疑いがある天然記念物「岩国のシロヘビ」
 山口県岩国市に生息する国の天然記念物「岩国のシロヘビ」に、感染性の胃腸炎が流行している疑いがあることが分かり、飼育する「岩国白蛇保存会」は、酪農学園大(北海道)と原因究明を始めた。

 種の保存への影響も心配されており、飼育方法などの改善に役立てたい考えだ。

 岩国のシロヘビは、突然変異で白色化したアオダイショウ。1972年に国の天然記念物に指定された。市の委託を受けた保存会が市内8か所の施設で飼育・展示し、生息数は782匹(2008年6月現在)。

 保存会の獣医師、福本幸夫さん(61)が昨年度、死後間もない36匹を解剖したところ、約7割の24匹が感染症「偽膜性胃腸炎」に感染していた。腸の内側にチーズ状の分泌物が付着したり、膜が厚くなったりし、悪化すると餌の消化・吸収が出来なくなり、死に至るという。

 福本さんは以前、広島市の安佐動物公園に園長などとして38年間勤務したが、その間に偽膜性胃腸炎を確認したのは死んだヘビのうち2、3割。今回は「発生率は相当高い」といい、爬虫(はちゅう)類の病気に詳しい酪農学園大の浅川満彦教授(獣医寄生虫病学)に相談し、共同で原因を探ることにした。

 同大は、保存会から届いた36匹の死骸(しがい)で細胞レベルの病変や胃腸の寄生虫などを調べ、生体の調査も検討する。

 浅川教授は「興味深い事例。産卵などへの悪影響も懸念され、種の保存にも関係してくる可能性がある」と指摘。福本さんは「発症しないだけで、ほとんどのシロヘビが感染している可能性もある。飼育環境でのストレスの影響も考えられ、原因を解明して治療につなげたい」と話している。(大脇知子)
作り方に問題があったのかもしれませんけれど、何のヘビだったか気になりますねぇ。
> 阿妓さん
日本だとマムシだかハブだかで似た事件が大昔あった気が。

>タートルさん
スープとかだと食用菊が入ってるのは毒蛇と聞いた覚えが@香港
酒に使うのは何だろう?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000000-nnp-l46

本土にマングース 鹿児島県 初確認
6月23日7時7分配信 西日本新聞
 鹿児島県は22日、外来生物法で生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」に指定されているマングースが、鹿児島市南部の喜入地区で生息しているのを確認したと発表した。ハブの駆除を目的に持ち込まれた同県奄美大島、沖縄県以外での確認は初めて。県は、貨物に紛れ込んで上陸したか、ペットが逃げて侵入したと推測。近く、専門家などと対策を協議する。

 県自然保護課によると4月中旬、同市の日本野鳥の会鹿児島支部の中島俊郎さんが自宅近くの畑で小動物を撮影し、自身のインターネット上のブログ(日記風サイト)に掲載。閲覧した専門家から、県に「マングースではないか」と指摘があり、体の特徴などから確認した。

 また2006−08年、高校の生物教師が同市喜入瀬々串町の農道でマングースを計8回目撃していたことも判明。07年8月には、車にひかれた死骸(しがい)を回収していた。同県大和村(奄美大島)の環境省奄美野生生物保護センターは、奄美大島などにすむ種と同じジャワマングースとみている。

 ジャワマングースは、沖縄には1910年、奄美大島には70年代末に持ち込まれたアジア原産の体長30センチほどの小型肉食獣。

=2009/06/23付 西日本新聞朝刊=


爬虫類ではないですが、奄美や沖縄ではマングースによって爬虫類だけに留まらず多くの在来生物が駆逐されている現実があるので、こちらへ。

昨日、テレビのニュース報道で知ったのですが、上記のネットニュースの文章にもあるように3年前から本土でマングースが確認されていたそうです。それを知っていた鹿児島県の博物館(名称は忘れましたが)はこれまで公表せず、写真を掲載したブログを見た方からの指摘があり初めて発表したようです。
奄美諸島は鹿児島県ですし、天然記念物のアマミノクロウサギがマングースからの被害を大きく受けているのは確実であり、色々と対応をしてきたと思われます。マングースによる被害をよく知っているはずの県、さらにはその専門家が多くいると思われる博物館が、なぜ隠し続けていたのか。

外部の方からの指摘によってようやく公表、という展開にはあきれてしまいます。

早めに手を打たないと、労力的にも金銭的にも大変なことになるのは明らかなのになぁ。隠すことのメリットとは一体何なのでしょうか。
詳細はわかんないけど、県の博物館に専門家が多くいるとは限らない。残念ながら。
勝手ながら、博物館には各ジャンルの専門家がいるものだと思っておりました。必ずしもそうではないのですね。
両棲類ですけれど…

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090630-00000000-natiogeo-int

混成種サンショウウオが在来種の脅威に

カリフォルニア州サリナスバレーの沼地で、“スーパーサイズ”のハイブリッド種のサンショウウオが、パシフィック・コーラスフロッグ(写真のF、幼生期)やカリフォルニアイモリ(E、幼生期)などの小さな両生類を飲み干しているという。
(Photograph courtesy Brian MacElvaine)  アメリカ、カリフォルニア州サリナスバレーの沼地で、サンショウウオの一種である希少なカリフォルニア・タイガーサラマンダーと外来種のオビタイガーサラマンダーの間に“モンスター”のようなハイブリッド種(混成種)が生まれ、在来種の脅威となっている。

 研究責任者でカリフォルニア大学デービス校・集団生物学センターのモーリーン・ライアン氏によると、新しいハイブリッド種は親の種よりも大きく成長し、大きな口でさまざまな両生類の獲物を飲み込むことができるという。

 獲物のほとんどは沼地に住む小さな種で、パシフィック・コーラスフロッグ(Pacific chorus frogs)やカリフォルニア・イモリなどが含まれるが、どちらの種もこのハイブリッド種の影響で個体数が急激に減少している。

「食欲旺盛で他の種よりも若干攻撃的なようだ。同種で争う様子や他の種を捕獲する姿を観察するのはそれほど難しくない」とライアン氏は言う。

 オビタイガーサラマンダーは1940〜50年代にテキサス州からカリフォルニア州に移入した。現在、サリナスバレーでは在来のサンショウウオとのハイブリッド種が生息範囲を拡大しており、在来両生類の生息域の約20%がこの種で占められている。カリフォルニア州にそれまで生息していた在来種はアメリカの絶滅危惧種法(ESA)で絶滅危惧種に指定されている。

 ライアン氏のチームはハイブリッド種が地域の沼地に与える影響を調べるために、サリナスバレー各地でオタマジャクシと卵を採集し、研究室で分析した。その結果、このハイブリッド種のオタマジャクシは他の両生類の成体だけでなく、在来種のサンショウウオの幼生も捕食していることがわかった。

 また、他のサンショウウオの幼生とは異なり、“待ち伏せ”戦略を取ることもわかった。獲物がそばに泳いで来ると攻撃し、「飛びかかると同時に飲み込む」とライアン氏は説明する。もう一つ、在来種にはない変わった適応力がある。ハイブリッド種のオタマジャクシは歯列が異常に発達することがあり、“共食い”までするというのだ。

 このままハイブリッド種の生息範囲がサリナスバレー全体に拡大し続けると、他の両生類の種は危機にさらされる。

 例えば、アメリカで絶滅危惧種に指定されているサンタクルズ・ユビナガサラマンダーは、カリフォルニア州モントレー郡の非常に狭い範囲に生息している。この地域にハイブリッド種が進出してきた場合、「サンタクルズ・ユビナガサラマンダーの個体数は、世界規模で大きく減少する恐れがある」とライアン氏は話す。

 メリーランド大学カレッジパーク校の両生類生物学者カレン・リップス氏は、「論文の内容から、ハイブリッド種がサリナスバレーの沼地に生息する他の両生類に大きな影響を与えていることがわかった」とメールでコメントを寄せた。リップス氏によれば、サンショウウオが最上位の捕食動物になった例は他にもあり、例えば森林地帯の沼地では、サンショウウオが昆虫や他の無脊椎動物の個体数を脅かしているという。

「しかし、ハイブリッド種を排除しようとすれば、倫理的なジレンマに陥る」とライアン氏は言う。「自然保護の観点からすると、この問題へどう対処するかについては大きな疑問点がある」。何しろ、このハイブリッド種は部分的には絶滅危惧種の血をひいている。だが、半分在来種だからといってこの種を保護すべきなのだろうか。

 ライアン氏は在来のサンショウウオが生き残れるかどうかに関して、大きな懸念を抱いている。しかし、カリフォルニアでは“半分テキサス出身”である侵入者にはかなわないようだ。「このハイブリッド種の攻撃的な捕食行動が猛威を振るっている。そのために在来種が被害を受け、個体数の内でハイブリッド種が占める割合はどんどん増加している」と、ライアン氏は心配している。

 研究成果は今週号の「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に掲載されている。


サンショウウオの幼生が共食いするのは当たり前だと思っていたのですが、実際にはどうなのでしょうか。
個人的な意見ですが、絶滅危惧種の血を引いていようがなんだろうが、交雑によって遺伝的に汚染されているわけなので、交雑個体群を保護する必要は全く無いと思います。在来種の保護のためには、むしろ駆除の対象とすべきだと思います。
大量発生!? 岐阜県で“白いオタマジャクシ”が話題!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=885467&media_id=62
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000006-maip-soci

亀の甲羅 形成過程を解明 理研センター
7月10日3時0分配信 毎日新聞

拡大写真
亀の肩甲骨が“移動”するイメージ
 亀が卵の中で成長する過程で肩甲骨が体の内側に引き込まれ、肋骨(ろっこつ)が扇形に広がって甲羅(背甲)が形成されることを理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の長島寛研究員らが解明した。爬虫(はちゅう)類、鳥類、哺乳(ほにゅう)類は肋骨の外側に肩甲骨があるが、亀だけは肋骨が変化した甲羅の内側に肩甲骨があるため、その形成過程が謎となっていた。卵の中での成長過程とよく似た道筋で原始的な甲羅を持たない亀から現在の姿に進化したと推定されるという。

【写真特集】毎日動物園〜子ヤギが亀の甲羅に乗っちゃった

 成果は10日発行の米科学誌「サイエンス」に発表される。

 長島研究員らは亀の卵の中での成長過程をニワトリやハツカネズミと比較した。中期までは、ニワトリやハツカネズミと同じように肩甲骨が肋骨の外側にあった。しかし後期になると、肩甲骨が肋骨の内側に移動。約50日後のふ化までの間に骨の位置が入れ替わり、肋骨が甲羅に変化した。

 16日目ごろまでの状態は、約2億2000万年前に生息した甲羅を持たない最古の亀「オドントケリス」の化石と形態が似ているという。

 長島研究員は「特異な形態をしている亀だが、太古にさかのぼれば我々人間や他の動物と同じ骨格だったようだ」と話している。【曽根田和久】
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100115_iguana_across_the_sea/

主として南北アメリカ大陸に分布するイグアナが、いかにして南太平洋のフィジーやトンガの島々に飛び地のように分布するに至ったか、科学者たちは長年首をひねってきました。

現在フィジーとトンガに生息するイグアナの祖先は南米から漂流物に乗って流されてきたという説が、今までは最も有力だったのですが、最新の研究によりこの通説が覆されるかもしれません。

詳細は以下から。

Raft or bridge: How did iguanas reach tiny Pacific islands?

現在フィジーとトンガに生息するフィジーイグアナ属は、1300万年ほど前に南米から太平洋を渡ってきたグリーンイグアナが進化したものだと考えられています。

ミシシッピ大学の生物学者Brice P. Noonan准教授とブリガムヤング大学のJack W. Sites教授は、最新の遺伝学・地質学的データと化石により、イグアナたちは太平洋を漂流したのではなく、フィジーやトンガがまだ超大陸の一部であった時に歩いて渡った可能性が高いと考えるに至りました。論文はThe American Naturalist誌2010年1月号に発表されています。

フィジーとトンガに数種のイグアナが分布していることは「島の生物地理学において最も理解しにくい謎の1つです」とNoonan准教授。フィジーとトンガ以外の南太平洋のほかの諸島や、一番近い(約3000km)大陸であるオーストラリアにはイグアナは全く分布せず、太平洋を渡り遠く5000マイル(約8000km)離れた南米まで行かなければほかのイグアナ属を見ることはできません。ではイグアナはどのような経緯で、フィジーとトンガに分布するに至ったのでしょうか?

今までの通説は、南米から太平洋を漂流して流れ着いたのだろうというものでした。イグアナが漂流して分布を広げた例はほかにもあり、カリブ海の諸島やガラパゴス諸島のイグアナは南米本土から流木などに乗り流れ着いたものだと考えられていますが、太平洋を渡るのは、スケールが全く違います。Noonan博士とSites博士は、太平洋を渡るには6ヶ月以上かかるだろうと推算しています。流木や小さな浮島のような植生の上でイグアナが生き延びるには長すぎる期間です。

そこでNoonan博士とSites博士は、イグアナたちは島々がまだゴンドワナ大陸(今日のアフリカ・オーストラリア・南極・アジアの一部を含む超大陸)の一部であった時に、歩いて生息地を移動した可能性を検証しました。その場合、フィジーとトンガのイグアナは非常に古い種であるということになります。現存のイグアナのDNAを分子時計分析した結果、フィジーイグアナ属は6000万年以上前にほかの属から分岐したことが判明しました。6000万年前というのは、まだフィジーやトンガが陸橋によってオーストラリアやアジアとつながっていた時代です。

化石証拠もこの仮説を裏付けます。モンゴルで発掘された化石により、イグアナの先祖が過去にはアジアにも分布していたことが明らかになっています。オーストラリアではこれまでイグアナの化石は発見されていませんが、過去に分布していたという可能性が否定されたわけではありません。Noonan博士らによるとオーストラリア大陸の化石記録は驚くほど乏しく、化石の不在が過去の生物の不在の証明ととることはできないそうです。

イグアナがアジアやオーストラリアから陸橋を歩いて渡ったのだとすれば、その陸橋の一部であった周辺の太平洋の島々にも分布するはずだと考えるのが自然ですが、現在フィジーとトンガ以外の南太平洋の諸島にイグアナが生息しないのはどうしてなのでしょうか?化石証拠により、イグアナがほかの島々にも過去には分布していたが、それらの島に人間が住み始めたころに絶滅したことが示唆されているそうです。フィジーとトンガは周辺の諸島と比べ人間が住み始めてからの歴史が浅く、イグアナが絶滅を免れたのではないかと考えられるとのこと。

分子時計と化石証拠を総合すると、「オーストラレーシアの大陸断片(Continental fragment)を通じてイグアナがフィジーとトンガへ到達した」ことが示唆されるとNoonan博士は語ります。「イグアナが乗った『イカダ』は陸地だったのかもしれません」

今回の研究により「漂流説」が完全に除外されたわけではありませんが、「徒歩説」は以前考えられていたよりはるかに地に足のついた理論であることが示されました。
■恐竜は隕石で絶滅、12か国のチームが結論
(読売新聞 - 03月05日 04:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1131039&media_id=20


元の論文を読んだわけではありませんが、様々なジャンルの研究者が集まって出した結論の様なので、間違いないでしょう。
外来「野良ガメ」猛威、ペット育って手に負えず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000677-yom-sci


本質とは関係ありませんが、上述の記事内にて、在来種としてクサガメの名前が上がっていますが、クサガメ日本個体群に関しては在来性が疑問視されております。
昨日発行された、爬虫両棲類学会報にもその辺りのことが書いてあります。ご参考までに。

疋田努・鈴木大 (2010) 江戸本草書から推定される日本産クサガメの移入. 爬虫両棲類学会会報 2010(1): 31–36.
http://digimaga.net/2010/04/scientists-find-new-species-of-lizard-with-double-penis.html
…ヘミペニs…?
ペニスが一本のトカゲがいたら、大発見なんですけどね…
ツメガエルのゲノム解析。。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100430-00000503-san-soci
カエルのゲノム解析が完了したことで、次世代シーケンサーを使ってパパっと他の両棲類のゲノム解読もできますね。

例えば、日本にいるイモリは手足や目が欠損しても再生することが知られていますから、と全ゲノム解析できて、他の再生能力の低いヤツらと比較することにより、再生能力を高める遺伝子なんかが見つかるかもしれません。
http://www.nature.com/news/2010/100513/full/news.2010.241.html

Lizards succumb to global warming
Climate change is already sending reptile populations extinct worldwide.


地球温暖化によって、トカゲ類が絶滅の危機にあるとのこと。

繁殖期の春に高温になることで、繁殖を阻害されているようです。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100602-636987.html


捕獲されたカミツキガメ(共同)
 2日午前6時半ごろ、東京都台東区の上野公園の公衆トイレにカミツキガメがいるのを男性が発見、警視庁上野署に届け出た。駆けつけた署員がトイレ近くの不忍池で泳いでいたカメを網で捕獲した。

 上野署によると、カメは体長94センチで、甲羅の長さは45センチ、体重は15・5キロだった。午後にも上野動物園に引き渡す。

 不忍池では2006年にもカミツキガメと卵9個が見つかり回収したが、同署は池に残っていた卵がふ化して成長した可能性もあるとみている。

 カミツキガメは特定外来生物に指定されており、人にかみつくなど攻撃性が強いことなどから無許可での飼育が禁止されている。(共同)



この個体は、ワニガメだと思われます。現時点の日本の法令において、ワニガメとカミツキガメは扱いが大きく異なりますので、新聞社等のメディアの方々には正しい記事を書いて頂きたい。もちろん、罰せられるべきは遺棄した者ですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100616-00001310-yom-soci

「カメデス」保護…脱皮で落書消滅後、堀に戻す
6月17日8時51分配信 読売新聞

拡大写真
捕獲された「落書きカメ」を手にする山梨県職員
 甲府市の舞鶴城公園の堀で、甲羅に「カメデス」と落書きされたカメが見つかった問題で、山梨県は16日、カメを保護したと発表した。

 県によると、同日午後4時半頃、同公園西側の堀の近くを通りかかった県警の男性職員が岸の近くにいたカメを発見。カメは手足を引っ込めて動かなくなったため、手で簡単に捕まえられたという。男性はそのまま県庁にカメを持ち込んだ。

 カメは、16日は同公園管理事務所で保護し、17日以降に甲斐市牛句の県水産技術センターに送られる予定。落書きを消すと甲羅を傷つけるおそれがあるが、ちょうど脱皮の時期を迎えているため、自然に脱皮するのを待つ。模倣犯を防ぐために一時的に保護しているが、脱皮で落書きが消え次第、堀に戻す。

 11日に捕りもの劇が繰り広げられた後、県にはカメの種類などの問い合わせが殺到し、職員は対応に追われた。16日も今後の対応を協議しているところに捕獲の一報が入り、県職員らは「こんなに簡単に捕まるなんて」と驚いた様子だった。



色々な考え方を持つ人間がいるのはわかってはいるのですが…
せっかく外来生物を捕獲できたのに、再度遺棄するとは、愚の骨頂と言わざるをえない。
<ツチガエル>片足ない幼体を大量発見 北九州・親水公園
(6/19 2:13 毎日新聞)
カメラ写真を見る
北九州市は18日、同市八幡東区の板櫃(いたびつ)川の親水公園で、後ろの片足がない幼体のツチガエルが大量に見つかったと発表した。他の魚類などに異常は見つかっていないが、市は公園を立ち入り禁止にし、北九州市立大などに水質と土壌検査を依頼して原因を調べている。

片足ない幼体のカエル大量発見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1248008&media_id=2

…幼体。
蛙の子は蛙、ということでしょうか(笑)。

現場がどういった状況なのかわからないので何とも言えませんが、不思議な現象ですね。

http://news.bbc.co.uk/earth/hi/earth_news/newsid_8116000/8116692.stm
このような報告もあるようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100628-00000009-kyt-l26

落花生?いえスッポンの卵です 南丹の民家
6月28日10時59分配信 京都新聞

 京都府南丹市八木町でこのほど、殻がくっついてまるで落花生のような形をしたスッポンの卵が見つかり、話題になっている。
 20年ほど前から自宅でスッポンを飼育している川勝誠さん(52)=同町刑部=。現在は水槽で3匹を飼っているが、珍しい卵を産んだスッポンは、2年ほど前から世話をしている。今月7日ごろ、この卵を見つけた。同じスッポンが先月にも約20個を産卵したが、変わった卵はなかったという。この珍しい卵は直径1センチほどの卵2個が完全につながっており、川勝さんは「スッポンも産んでびっくりしたのでは」と話す。
 は虫類の生態に詳しい京都大理学研究科の疋田努教授は、「卵同士が接近していたら起きるかもしれないが、こんな現象を見たのは初めて」と話している。



一つの卵から双子や三つ子が生まれるというのは聞いたことがありますが、これは珍しいですね。卵殻が出来る際に、たまたま近くにあった二卵がつながってしまったということでしょうか。一卵がこのようになるというのは少し考えづらいかもしれません。つなぎ目がどうなっているか、そしてこの卵は正常に孵るのか気になります。
諫早湾の調整池にワニ?調査を開始 長崎
(日テレNEWS24 - 07月24日 22:04)
つぶやく 日記を書く日記を読む(3)


 長崎・諫早市の諫早湾干拓地の調整池で、ワニとみられる生物が見つかったことを受け、県が24日、調査を始めた。
 ワニとみられる生物は23日午前、九州農政局による調整池内の生物調査の際に目撃された。体長は40〜50センチとみられ、3匹確認されている。いずれも調整池の南東の水面を浮いたり沈んだりしていたという。ペットが逃げ出したか捨てられたとみられ、目撃情報を受けて、周辺道路の約20か所に注意を呼びかける看板が設置された。
 24日には県の職員が調査を始めたが、ワニらしい生物の姿は確認できなかった。県では捕獲することも視野に、25日以降も調査する方針。


だそうです。
画像一枚目:ニュースより得られたワニとされる画像
画像二枚目:私が所有するスッポン標本の画像
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100731-00000115-san-soci

クサガメ、実は外来種 江戸時代に朝鮮から 固有種の遺伝子汚染
7月31日7時57分配信 産経新聞
 全国の池などに生息し、日本の在来種とされてきたクサガメが、大陸由来の外来種だったことが京都大などの研究で分かった。18世紀末の江戸時代に朝鮮半島から持ち込まれたとみられる。交雑により日本の固有種の遺伝子汚染を引き起こしており、国や自治体は保護行政の見直しを迫られそうだ。(長内洋介)

                   ◇

 京大大学院の疋田(ひきだ)努教授(動物系統分類学)と大学院生の鈴木大さんは本州、四国、九州の計19カ所の河川で野生のクサガメ132匹を捕獲。ミトコンドリアDNAを分析した結果、日本の在来種ではないことを突き止めた。アジア産のクサガメとDNAを比べると、約8割の102匹は韓国と一致した。

 一方、江戸時代の動植物を網羅した書物でクサガメを調べたところ、貝原益軒の「大和本草」(18世紀初頭)に記載はなく、小野蘭山の「本草綱目啓蒙」(19世紀初頭)には記載されていたことなどから、18世紀末の江戸後期に日本へ移入されたと推定した。

 当時の大陸との交易ルートは(1)中国から長崎(2)朝鮮から対馬を経て福岡−の2経路。長崎に滞在したドイツの博物学者、シーボルトの著作にクサガメは見当たらず、朝鮮から持ち込まれたのがルーツと結論付けた。愛玩用だったらしい。

 野生のクサガメは日本の固有種であるニホンイシガメと交雑し、この雑種は繁殖力があることも判明。放置すれば貴重な固有種の遺伝子や生態系を損なう恐れがある。疋田教授は「ニホンイシガメの生息地ではクサガメをきちんと駆除すべきだ」と話す。

 ただ、外来種を規制する外来生物法は明治以降に持ち込まれた生物が対象で、江戸時代の移入種は対象外。クサガメは日本人に広く親しまれ、山口県・見島の群生地は国の天然記念物に指定され、駆除には慎重論も予想される。

 外来種問題に詳しい国立環境研究所の五箇公一主席研究員は「科学的なデータに基づいて検討し、国民的な議論を踏まえて決める必要がある」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100911-00000065-jij-soci

ウミガメ放流に待った! =専門家「保護に逆効果」―外敵襲撃の危険高まる? 
時事通信 9月11日(土)15時7分配信
 卵を集めてふ化させ、子ガメを海に放流する人々。アカウミガメの保護活動として、産卵地の海岸でおなじみとなった光景だ。しかし近年、専門家の一部から「カメの保護に逆効果」との声も出ており、活動に変化の兆しが見える。
 静岡県の御前崎から愛知県の伊良湖岬にかけて続く遠州灘海岸。国内有数のアカウミガメの産卵地として知られ、人工ふ化場を使った卵の保護活動や子ガメの放流会がよく行われている。
 愛知県などでつくる「東三河自然環境ネット」(同県豊橋市)も昨年3月、同海岸に人工ふ化場を新設した。しかし「自然に任せるのが原則」として、卵をふ化場に入れるのは波にさらわれる恐れがある場合などに限り、子ガメの放流会も行っていない。
 同ネットのような活動姿勢はまだ少数派。しかし、一部の団体はさらなる「放任主義」を訴えている。
 NPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)もその一つ。理事の松沢慶将さん(41)によると、アカウミガメは海鳥などの外敵から身を守るため夜間にふ化し、海に向かう。一方、放流会は日中の明るい時に行われる場合が多く、外敵に襲われる危険が高いという。さらに、アカウミガメの性別は産卵した砂浜の温度の高低で決まるため、砂の温度が均一な人工ふ化場だと、性別が偏る可能性が高い。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000592-san-soci

西日本の淡水ガメ、外来種が固有種逆転 4割占める
産経新聞 10月10日(日)0時35分配信
 西日本の淡水ガメの約4割が外来種ミシシッピアカミミガメ(幼体はミドリガメと呼ばれる)で、日本固有種のニホンイシガメを逆転していることが神戸市立須磨海浜水族園の調査で分かり、9日、東京で開かれた日本爬虫(はちゅう)両棲類(りょうせいるい)学会で亀崎直樹園長らが発表した。同園は「危機感を持って輸入禁止など本格的な対策が必要だ」と警戒している。

 水族園は、平成17年から今年9月まで岐阜県以西の11府県の池など210カ所で淡水ガメ約900匹を捕獲、種別を集計した。

 その結果、ミシシッピアカミミガメが42%と最も多く、日本固有種のニホンイシガメは25%程度であることが判明。このほか、固有種かどうか議論が分かれるクサガメが31%、スッポンは2%だった。

 北米原産のミシシッピアカミミガメは1960年代からペットとして大量に輸入され、飼い主に捨てられるなどして国内で急増しているとされている。



記事で紹介している研究の本筋とはずれますが、今回の記事も含めて、一部のマスコミは「固有種」と「在来種」を同じ意味として扱っているようです。しっかりと正しい日本語を使ってもらいたいですね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101110-00000002-natiogeo-int

アオウミガメの腫瘍、原因は水質汚染か
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 11月10日(水)19時9分配信
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腫瘍を発症したアオウミガメ(ハワイ、オアフ島で2008年撮影)。
(Photograph courtesy Lacey Price Marine Photobank)
 ここ数十年、腫瘍に苦しむアオウミガメが世界中で確認されている。海水の水質汚染が原因とする調査結果が公表された。

 下水施設や農地から海へ流入する排水には多量の窒素成分が含まれている。栄養を得た藻が異常繁殖しアオウミガメが口にすると、体内で休眠状態にあったヘルペスウイルスが活性化され、腫瘍ができるのだという。

 ヘルペスの腫瘍は、目、口、関節、内臓器官に発生し、カリフラワーのような形状に盛り上がるのが特徴だ。命を落とすアオウミガメは多く、個体数減少の要因にもなっている。アオウミガメは体長約1.2メートル、熱帯から亜熱帯の海域に生息しており、現在は国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧IB類(絶滅危機)に指定されている。

 ホノルルにある米国海洋大気庁(NOAA)太平洋諸島漁業科学センター(Pacific Islands Fisheries Science Center)の生態学者カイル・バン・ホータン氏によると、ハワイにはアオウミガメが頻繁に岸へ打ち上げられる海域がいくつかあり、死体や瀕死の個体を調べたところ、90%近くから腫瘍が見つかったという。

 さらに、問題の海域では必ずと言っていいほど、汚水の流入や藻の大量発生が見られるとバン・ホータン氏は話す。ただし、水質汚染がアオウミガメの腫瘍に結びついているという確実な証拠は今のところ見つかっていない。

 今回バン・ホータン氏らの調査チームは、オアフ島、ハワイ島、およびマウイ島の沿岸地域ごとに、現地の人々の活動を分析し、海に廃棄されている汚水の「窒素含有量」を算出した。一方、各島の海岸に打ち上げられるカメについては、28年間に及ぶ調査によって豊富なデータが蓄積されている。

 この2つのデータ群を比較してみると、窒素成分を多く含む産業排水や生活排水が流入する海域では、腫瘍を持つアオウミガメが打ち上げられる頻度が高いことが判明した。

 調査チームでは、窒素を含む汚水が腫瘍発生の直接的な原因ではなく、その間にはさまざまな相互作用の連鎖があると見ている。そして少なくともハワイでは、大量の窒素を吸収する外来種の藻が連鎖の基点になっているのではないかという。

 藻は水中に含まれる余分な窒素を吸収しそれを基にアルギニンというアミノ酸を生成する。アオウミガメが藻を食べると、体内で休眠状態にあったヘルペスウイルスがアルギニンの作用で活性化し、それが原因となって腫瘍が発生する。

 バン・ホータン氏によると、ハワイの外来種の藻は在来種よりも窒素からアルギニンを生成する能力が高いという。

 いまや大量繁殖した外来種の藻を主食とするようになったハワイ周辺のアオウミガメは、結果として腫瘍の発生原因となるアミノ酸を絶えず摂取しているのではないかとバン・ホータン氏は推測している。

 環境保護NPOで野生生物の伝染病について研究しているアロンソ・アギーレ氏は、水質汚染とアオウミガメの腫瘍との因果関係を指摘した今回の研究を評価する一方で、原因は他にもあるはずだと指摘する。水質汚染とヘルペスウイルスとの関係について、「腫瘍発生の筋道を極度に単純化して説明したにすぎない」と述べ、海水温や他のウイルスを例に挙げている。

 ただアギーレ氏も話しているように、腫瘍発生の正確なしくみは判明していなくとも、「懸念すべき事態が海中で起こっている」ことだけは確かだろう。

 今回の調査結果は、オンラインジャーナル「PLoS One」誌で9月29日に公開された。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101110-00000000-natiogeo-int

種のトカゲ、ベトナムの料理店で発見
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 11月10日(水)12時59分配信
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新種のトカゲ(学名:Leiolepis ngovantrii)。ベトナム南東部ではごく普通の食材だ。
(Photograph courtesy Lee Grismer)
 ベトナム料理で人気のトカゲが実は新種(学名:Leiolepis ngovantrii)だったと判明した。しかもすべての個体がメスで、オスとの交尾を必要とせず単為生殖するという。

 ただしそれほど珍しい存在ではなく、トカゲ全種のうち約1%は単為生殖により繁殖できる。メスが自発的に排卵し、遺伝情報がまったく同じ子を産むという。

 カリフォルニア州リバーサイドにあるラ・シエラ大学の爬虫両生類学者で調査活動にも参加したL・リー・グリスマー氏は、「ベトナムではごく普通の食材だ。南部のメコン・デルタ地帯のレストランでメニューに載っている。われわれも店内で出会った」と話す。

 ベトナム科学技術アカデミーのゴー・ヴァン・トリ(Ngo Van Tri)氏はある日、バリア・ブンタウ省のレストランで売られている生きたトカゲを目にした。みんな奇妙なほどよく似ているので気になり、知人だったグリスマー氏と、その息子でアメリカ、カンザス大学の爬虫両生類学博士課程に在籍するジェシー・グリスマー氏に画像を送ってみたという。

 グリスマー父子は、メスのみの単性種ではないかと考えた。一見して雌雄で体色がまったく異なるバタフライアガマ属のようだったが、画像ではオスがどこにもいなかったからだ。

 そこで親子はホー・チ・ミン市(旧サイゴン)へ飛び、生きたトカゲを“電話予約”してレストランへ向かったが、待っていたのは失望だったという。「オートバイで8時間もかかったのに、酒に酔った店主が予約を忘れてすべて調理してしまい、1匹も残っていなかった」とリー・グリスマー氏は振り返る。同氏は他のプロジェクトでナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会(CRE)から資金提供を受けたこともある。

 運良く同じトカゲを提供するレストランが見つかり、地元の小学生も捕獲を手伝ってくれたため、最終的に約70匹が集まった。グリスマー親子が調査したところ、すべてがメスと判明したという。

 新発見のトカゲは腕部に並んだ大きな鱗と趾下薄板(しかはくばん:足の裏にある大型の鱗板)が特徴的で、新種と判断する材料となっている。

 どうやら2つの近縁種を父と母に持つハイブリッド種である可能性が高い。2つの異なる生息環境の移行帯で起こる現象であり、例えば新種トカゲが生息するビンチャウ・フックブー自然保護区(Binh Chau-Phuoc Buu Nature Reserve)は低木林と海岸砂丘の間に位置している。「このような場所では、2つの異なる環境に生息する種が出会ってハイブリッドが生まれることがある」とグリスマー氏は説明する。

 母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の遺伝情報を検査した結果、母方は「Leiolepis guttata」種と判明した。父方はまだ確認できていない。

 グリスマー氏によると、新発見のハイブリッド種は野生の個体数が激減しているわけではないが、絶滅する可能性があるという。

 ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の名誉館長で爬虫両生類学者のチャールズ・コール氏は、「ハイブリッド種は絶えやすいという説もある。代を重ねても遺伝的多様性が生まれないからだ」と第三者の立場で指摘する。「種の長期的な存続には、遺伝的多様性が欠かせない」。

 この研究は「Zootaxa」誌オンライン版で2010年4月22日に公開された。



>話は変わりますが、最近は新種記載論文を載せるジャーナルが限られてきているようです。記載論文はこれまでのように雑誌(紙に印刷されたもの)にならないといけないのですが、そのせいでオンライン化出来ないジャーナル側が嫌がっているみたいです。あと、記載論文は引用回数が少ないようで、インパクトファクターが低下する、との考えもあるようですが、それは本末転倒ではないかと個人的には考えています。
http://www.bbc.co.uk/nature/13500857

多くの爬虫類は昆虫を餌として食べますが、その逆、つまり昆虫が爬虫類を食べるという研究が紹介されています。

タガメが、カメやヘビを食べています。

日本での研究ですが、海外のメディアが紹介しています。
面白い情報ありがとう御座います。タガメがあんな風にカメやヘビを食べるなんて思いませんでした。あの大きさからして1匹で食べれるのでしょうか?。
タガメは動くものに反応して餌を捕らえるそうですので、居た場所が悪かったカメやヘビが偶然捕まってしまったのでしょう。
ボリュームから察するに、タガメがお腹いっぱいになったら残りは捨てられそうですね。

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