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マコッサ文庫コミュの開高健など

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新しいトピックってわけじゃないけど、
長くてスクロールがめんどいからトピを立てました。

ジンクンが「ちょっとマッチョで苦手かも」と言っていた開高健。
いま、彼の『ずばり東京』を読んでます。
東京オリンピックに向かっていく
東京のあちらこちらを、1年半にわたってルポしたもの。
砂塵だらけの、埃っぽい文体、好きだわ。
やっぱ時代が時代だから読みにくい言い回しとかもあるけど。
苦しんで書いてんなーって感じ。
スリを「孤独の芸術家」って言っちゃうあたり、時代を感じるよね。
合わせて、ムチャすばらしい宇多田ヒカルの新しいアルバムをリピート、リピート...。
宇多田も開高健が好きらしい。好きな作家の1番目に挙げてた。びっくり。

で、舞城王太郎の『Somke,Soil or Sacrifices』を併読。
こういうのってライトノベルってやつに括られちゃうのかな?
わからんけど。
まだ読み始めたばっかだけど、乾いてるなぁ。いやー乾いてる。
嫌な気分になるくらい。

ここ最近出た小説でおもろいのとかあります?
みなさん。





コメント(24)

yoyoyoyoyoyoyoyoyoyoこんばんは。

最近の小説。
清野栄一「オール・トゥモロウズ・パーティーズ」をよみはじめてる。
2,3年前くらいに出たやつかな。

ご本人のクレイジーなDJそのままに、めっちゃくっちゃなパーティーライフ、なおはなし。いやーとってもリアルでぞくぞくする。同時代の小説を読んでるなあ、という気分満喫ですわ。
清野さんね。
いまだ未読。では読んでみよ。
そして今年こそ、俺もレイヴに行こう(笑)。

まったく話が飛ぶけど、漫画『AKIRA』を最近再読した。
酒飲んで、ベーチャン系の音楽と合わせて読んでたらしっくりはまった。
ディティールをこれまでになく丁寧に読んだら、
また別の面白さを発見できたのも楽しかったし。
舞城王太郎『阿修羅ガール』を
読んだときはそれなりに面白いくらいだったけど、
『Somke,Soil or Sacrifices』はさらにさらにいい。


サム・デュラン 著
『ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集』
http://www.bls-act.co.jp/news2/campaign/20083212.html

5000円以上もするけど、これは絶対買おうと思ってる。
トラメガさん。レイヴにいきましょう。青春しましょう。

そんで、清野さんのよみおわった。

いいなあ、とおもったり、わかるわかるそういうかんじだよなあーとおもったり、あたりまえだけれど共感の度合がとても高い読書をしたなあ、と。ロマンチックでもあり絶望的でもあり、サイケデリック教養小説(??)でもある。
それに、ケルアックと続けてよんだから、しかし最初と二番目のサマーオブラブではこうも感触がちがうのかー、とも。

あと、新しくでている河出の世界文学全集の、サガン「悲しみよこんにちは」もよみかけだったのでよみおえた。
教養(強要←変換前)主義!!!!?????
今度の木曜の蜂で、清野さん&サガン貸して。マコッサしゃん。
やっぱサマーオブラヴってネックなのかな。
俺って、だいたい、同時代的なものに乗り遅れやすいタチで……。
なんちゅーか、やっぱサマーオブラヴ、気になる。

レイヴ行って青春。行きたい!
木曜の蜂は2時間、渋谷の隅っこをドロドロで、グダグダな空間に!!
スプリング・オブ・ヘイト!!!!
よろしく。
木曜お疲れ山でした。楽しかった。
サマーオブラブの研究はつづく。
マーティン・A・リー+ブルース・シュレイン「アシッド・ドリームズ〜CIA・LSD・ヒッピー革命」を読んでいます。おもしろすぎて困ります。
マーティン・A・リー+ブルース・シュレイン
「アシッド・ドリームズ〜CIA・LSD・ヒッピー革命」ですか。
研究してますなぁ。
デュラスも清野さんもまだでっす。

ところで、舞城『Somke,Soil or Sacrifices』を
マコッサにぜひ読んでもらって感想を訊きたい。
こんど貸すよ。
おお、ぜひよみたいので、かしてー
ワイルドパーティーんときにでも。
いま、ある原稿仕事で悩んでいて、
そんなとき、みどりさんが
たまたま寺山修司『藁の天皇 犯罪と政治のドラマツルギー』読んでいて、
これは!と思ったが、うーん、使えそうだ。
フーコーや五木寛之との対談も所収。

最近の小説。まったく読んでないな...。
舞城王太郎も清野栄一も読んだことありません。
かなりの先日、川上未映子(だっけ?)の芥川賞受賞作の冒頭を立読みしたくらい。
まー、大阪の人らしいけど、町蔵(否、この場合は町田康と言うべき?)の影響大、って感じだったなあ。

で、あたしはこのところずっと、「桃尻語訳 枕草子」を読んでました。
千二百年前の女流エッセイ、まったく地続きに読めたな。
「源氏物語」もそうなんだけど、平安時代って、なんか、現代なんだよね。

今日は、ふと目に止まった川本三郎「都市の感受性」を持って出て、
いまおつかいで待機中、時間があるので読み進めてるのだけれど、
なんかねー、ヌルイ。(川本三郎で84年刊だからしょうがないか…^^;)

なんかさー。おもしろい本読みたいなー。
ゆっくり本屋に行きたいなー。
最近のもの。
芥川賞つながりってわけじゃないが、
芥川賞候補になった本谷有希子の『生きてるだけで、愛』を読んだ。
うーん、おもしろいし、うまいし、わかるし、本人も才能のある人だと思う。

わかるっていうのは、つまりたしかに“いまっぽい”んだよね、この小説。
メンヘル、ひきこもり、拗れた恋愛……。
でも、芥川賞候補って……?!そこまでなのかなー。
年配の選考委員の方々が、“若い娘の新しい感性”って
持ち上げようとしてる姿が見えてしまうというか。
一読者にそこまで見透かされるようなものを選んじゃだめだろと。
それとも自分が同世代なのもあって、評価が厳しくなってしまうのかな。
ここで描かれてる心象風景ってありふれてて、
ほんと凡庸で、でも、それを小説化したってことがやっぱり新しいのかな?
最近やっと意味がわかった(遅い!!)「セカイ系」の小説と比較されてるらしい。
つーか、こういう小説こそ、みんなの意見を聞きたい!!!!
とにかく、僕は小説として圧倒されるとこまで、どうしてもいかなかった。

桐野夏生とか宮部みゆきとか
坂東眞砂子とか阿部和重の圧倒的な構成力や表現力に比べるとねぇ。
ってそういう比較は意味がないのか。

そんなこんなで
口直しに町田康のエッセイ集『耳そぎ饅頭』なんて読みながら、
路上運動論なんてたいそうなテーマの原稿を書いてます。
進まん。
論に諧謔や艶を取り込むのはホントむずかしいわぁぁぁぁ。




おしごとご苦労様です。
そういえば今日、部長の家でトラメガさんのインパクションに載ってたやつをよみました。

芥川賞・・・っていえば、芥川賞とった綿矢りさのデビュー作「インストール」を昔読んだなー。
出会い系のチャットが題材だったりして、同じバイトをしていたから、そういう意味で楽しく読めたし、まさに同時代だった。しかしそうはいっても単に同時代的でリアルなだけで終わってる感もあって、なんだろ、やっぱ選考委員のオジサン受けがいい、ってとこで評価されてるんじゃないかなー、というのはたしかにあるよね。

「アシッド・ドリームズ」をちょっと中断して、三砂ちづる「月の小屋」をよみはじめる。
いいんだけど、ちょっと理屈に物語を従わせすぎかな?
このひとの、アマゾンのレビューなんかを読むと見事に賛否両論まっぷたつな、「オニババ化する女たち」はそれでも素直にいい本だな、とおもったんだけど、その内容をただ小説に移植してるだけな感じで、それだったらわざわざ小説にしなくてもいいじゃんというか。

そうそう、「オニババ〜」はいい本だなと思ってて。しかしそれこそジュディス・バトラーや、クィア理論を読んでたりする向きからすれば噴飯ものであるだろうジェンダー論だったりして、ちょっとまちがうと本質主義的で性的保守なところに転がりこんでしまう危うさがあるものの、でもああいった優しい感じを追い求めていく内容がぜんぜん説教臭くなく書かれているところにはほっとするし、こういうものはとっても必要とされているよな、とおもってて。ヒッピーカルチャー寄りの、野外パーティーにいくようなひとたちには、とてもすんなり受け入れられるだろうな、と・・・まあそんな同時代のオルタナティブ・カルチャーとのシンクロを感じる本かなー。

とまあいろいろ。
なんかもうあっというまに週の真ん中だなー・・・ 
つうわけでもうすぐワイルドパーティー!
ふむ。

本谷有希子。三砂ちづる。

いやー。ほんと、ぜんぜん知らんわあせあせ
オバサンになったと実感しますな。

イカンとは思うのだが、どうも、タイトルでもう食指が動かない本が多くて。
それでも、食わず嫌いはよくないと、文頭読んでみるのだが、文体がしっくりこなかったりして。

ちょっと、論座に載ってた、本谷有希子のインタビュー(?)を読ませてもらったけれど、
恥ずかしくなってきて、最後までちゃんと読めなかった。(流し読みしちゃった)
これは、若いときの自分に感じる恥ずかしさ、のようなもの、だと思う。
(ちょっと恥ずかしくて、ちゃんと考えれてない)

しかし。あいかわらず、マコッサさんのレビュー、いいね。
三砂ちづる。
名前も聞いたことがなかった。
チェックしてみよ。
マコッサのレビューには、
小説と野外パーティやレイヴとのシンクロニシティが頻出するよね(笑)。
やはりレイヴは大きいんだなぁ。
興味深い。

同時代のオルタナティヴ・カルチャーとのシンクロってのを
意識して読んだことはないが、阿部和重も、そう読めるっちゃ読めるよね。
『シンセミア』とか読むと、この人は、よーくそっち側の世界も知ってて
書いてるなってのがわかる。だからあえて通俗小説っぽくしてる感じもあるし。

ところで、インパのあの原稿。
部長からの反応はちゃんとは聞いてないが、
あれはこれまで書いた原稿の中でも、
1番ダイレクトにいい反応が返ってきたものだった。
「よくぞ言ってくれた」的なレスポンスが多かったのにはびっくりしたなぁ。

二木信

wildpartyおつかれっした。

そうねー、レイヴ、でかいね。
20代はレイヴとだめ連とサウンドデモで遊んでたかんじですよ。

さんざん野外パーティーで遊んで、そのうちにやたらとヒッピーっぽかったりスピリチュアルにすぎちゃったりするシーンがなんだか性にあわなくて、一緒にレイヴやってたオーガナイザーとケンカしたりして、もうちょっと地に足のついたダンスミュージックがいいよなとおもってキリマンをはじめて・・・

読書もパーティーのこととつなげて考えつつしてることも多いなー。
ここんところはそんなふうなテーマで読んでるかも。

いまは、ぱちかのともた君に「いろいろディスりまくってる本だからよんどいたほうがいいよ」といわれて、ソロー「森の生活」を、昔読んだけど忘れまくりなので再読してみています。
「30歳以上のやつが言うことにろくなことはない」とか、パンクな悪態もあり、ネイチャーライティングの古典としてもベーシックに、真っ当におもしろい。
レイヴ・シーンに嫌気がさしたのは、こういうふうにきちんと悪態をつけるような文化ではなくて、ただユルくピースなだけ、っていうのばっかしになってしまっていたからかもしれない。まあ事実そうなのだ。やっぱ批判性と快楽性、両方のバランスを取りたいっしょ。と改めておもう。

もっと老成した本だというイメージがあったけど、これを書いた時のソローは僕とあんまし年が変わらないんだよね実は。
1個目のトピと2個目のトピにちゃんと色が出てきたね(笑)。

俺も20代前半の1番の衝撃体験は渋谷でのサウンドデモだったわ。
素人の乱の選挙パーティは、
あの経験に対する自分の落とし前のつもりでやったし。
それこそインパクションの原稿に書いたけど、
渋谷の街中であんな光景を目の当たりにしたことも衝撃だったけど、
いい大人たちがお互いに意見をぶつかり合わせながら、喧嘩しながら
(そこには広い意味で政治的立場の違いやセンスの違いもあって)、
とにかくおもしろいものを作るためには妥協しない態度自体に、
感化されたんだなって思う。

悪態つく文化っていいもんだよなー(笑)。
だから、マコッサに言うユルくピースみたいのがイマイチって気持ちわかる。
俺がパーティでマイク使って悪態ついちゃうのって、
悪い癖だけど、
なんとなく同調し合っちゃう空気を裂きたいってのがあんだよね。
かっこよく言えば。まーただのヨッパライなんだけど(笑)。
ダンス・ミュージックってやつには愛憎入り乱れる気持ちがある。

「批判性と快楽性、両方のバランスを取りたいっしょ。」
これはすごいわかるなぁ。
自分の中で批判性って快楽の次元をさらに上げてくれるものだから。
なんだこいつ俺と全然ちげーぞみたいのって、
体力ないときはめんどくさいけど、
そういう人や事と自分を付き合わせることって有意義だしね。

そして、いま、唐十郎の『日本列島南下運動の黙示録』を読んでる。
演劇論や演劇体験が入ってる本なんだけど、もう、これは詩ですな。
筋を追うってよりもワンフレーズに飛ばされる感じ。
この人の実験精神ってすんごいわ。
これを書いたとき、唐は32歳。
20代でいったいどれだけのことやってんだよってかんじ。

因みにサック=KOR-1は学生時代に唐十郎の授業を受けてた。
豆知識でした。

サックさんにぱちかで会いました。やはりDJさすがでした。


ソロー「森の生活」と
加藤信一郎「ヘルシーフードの神話 ヒッピー料理からサプリメントまで」
を読了。

ピンチがよく「反エコですよ〜」っていうけど、エコ的な言説がいかにテキトーに構築されてるか、っていうのを後者の本はわかりやすく暴いてくれる。さらっと読めるし、ナイスでした。

そんで、こないだデモにいったけど、ああいう高円寺的な対抗性と、エコ寄りのオルタナティブカルチャーって、もちろん重なり合うとこもあるけど、違うよなあ〜ってあらためて思った。
やっぱり階級性のちがいってのがでかいのかなー。
貧乏人はエコにかまけてる余裕ないし。なんだかんだいってレイヴァーとかお金に余裕あるわけだし。

まあどっちもおもしろいんだけどねー。
(マコッサの書き込みを受けて)
ということは、
加藤信一郎
「ヘルシーフードの神話 ヒッピー料理からサプリメントまで」
は俺にとっての必読書だな。

重なるとこもあるけど(実際ベジ食堂とかもやってるわけだし)、
たしかに高円寺の連中とエコ寄りのオルタ系は違うね。
階級性の違いってより、趣向性の違いじゃない。
素人の乱の人たちは基本的に「世の中を舐めてる」から。
俺もそうだし。
いかにも正しそうなことが嫌いなんだよね。
エコって、いま、老若男女、誰でも一応「正しいこと」って感じでしょ。
その風潮が嫌なんだよね。有無を言わさない感じがさ。
ぜんぜん予測だけど、
エコ・ムーヴメントだってはじまりはたぶん相当ラジカルな運動だったんじゃない。

5月3日の新宿のメーデーサウンドデモ行ったよ。
微妙だったなー。
言いたくはないけど「サウンド」デモなのに、
「サウンド」が「デモンストレーション」に従属してる感じは嫌だわ。
蔑ろにされてるよ、音楽面が。
音楽(芸術)と政治のバランスがいいからサウンドデモは魅力があるはずなのにね。
いろいろ考えさせられましたわ。
妙に18日のぱちか村のパーティが楽しみになった。

で、そんなとき
「音の力 ストリート占拠編」の自分が書いたサウンドデモについての原稿を読み直しました。
もう3〜4年前の文章だ。恥ずかし過ぎるな。これは。
ただなかなかいいことも書いてる(笑)。

二木
ヘルシーフード、分かり易くていい本すよ。

エコムーブメントは、やっぱし始まりとしてはかなり無茶苦茶な熱気があって、ラディカルなものだったらしいです。本で読む限りですが。
「ヘルシーフード〜」の本を読んでもわかるし(スローフードがもともとははイタリアへのマクドナルド進出への対抗運動として始まった、とか)、他に星川淳「地球生活」とか読んでも、今フツーにやってるヒッピー系のお祭りが定着するまで並々ならぬ闘いがあったんだなあと。
ただ社会に対する批判性とか攻撃性ってものをあまり好まなくて、どちらかといえば内的な高揚感で結び付いていく運動だよね。「いのちのネットワーク」みたいな表現ね。

で、今日は中沢新一「森のバロック」を読んでいます。
すごく夢のある理論書。ロマンチック。
こういう、バランス感覚のあるスピリチュアリティがうまーくパーティー文化にいい影響を与えられたらよかったのにと思うけど、しかし結果としてはオウム真理教だった。セカンドサマーオブラブは日本では実現しなくて、それこそスプリング・オブ・ヘイトなサリン事件になってしまった、このこじれようは一体なんなんだろう、とかそんなことをかんがえた。


>音楽(芸術)と政治のバランスがいいからサウンドデモは魅力があるはずなのにね。

そうそう、そこなんだよね。そこが楽しい。

サウンドデモ初期の頃、フォース・オブ・ネイチャーのDJケントが「ハイ・テック・ジャズ」とかかけてて(二木くんもかけてたよね)、涙が出そうになった。あの曲の音楽的な魅力と、政治的文脈が、みごとな形で日本の路上に翻訳された、っておもった。今でもこうして覚えてるんだから、あの感動は僕の中では相当のものだよ。

3日は行ってないけど、1日の高円寺は音楽たのしめた。ダンスホールものが楽しかったな。
「ヘルシーフード〜」の本を読んでもわかるし(スローフードがもともとははイタリアへのマクドナルド進出への対抗運動として始まった、とか)

ほー。興味深いね。
文化って誤読の上に成り立ってると思うから音楽にしても運動にしてもドンドン誤読されて新しいものが生まれてくればいいと思うけど、日本における誤読というか解釈って、どうしてもゴッソリと反資本主義的な態度が抜ける気がする。企業主導で流行を作ってしまうというかさ。どこの国もそりゃ多かれ少なかれ一緒なんだろうけど、スローフードって言ったら、いまは企業が物を売るための方便で使ってるわけじゃん。ヘタしたらマクドナルドだってスローフードって言うかよね。それって全然スローじゃないしなぁ。

スピリチュアリティには程遠い人間なのであまりわからんが(笑)。野田努さんはレイヴ行ってキマッて「太陽が三つ見えました!」とか言う奴には「自分はビールを飲んでナイターを見てるほうが好きだから!」って答えるようにしてるらしい。はははっ。

俺は、DJケントがパブリック・エネミーの「ファイト・ザ・パワー」を宮下公園前でかけたのをよく覚えてる。俺が満面の笑みでVサインしたら、ケントもすげーVサイン返してきたな。なんかそういう興奮はまったく3日にはなかった。でも、ブログやmixiを読むと、3日のデモにムチャ感動してた人ももちろんいるからね。 でも、それはだいたいが路上で踊れてスゴイってもので、俺はもう路上を占拠できるだけじゃ満足できない。憶測だけど、3日とかは、音楽よりもとにかく格差社会に対抗するために横につながるみたいのが優先されている気がしたな。それはそれで大事だと思うけど、それだったらサウンドシステムを出す必要ないんじゃないかなって思った。アートとポリティックスをあくまでも拮抗させないとサウンドデモをやる必要はないと思った。やってる側がアートに力も入れた上で、自分には趣味じゃないって思えるなら、俺は納得できる。でも、最初から二の次みたいのが違和感あった。だって、渋い労組系のおっちゃん、おばちゃんとかもいるのにずーっとテクノとかハウスとか新譜のヒップホップはないだろって。それはやってる側がなんと言おうと「場」を意識した作りとは言えないと思う。やる側が、そこをもっと考えてDJしたり、音を出したりすることで、違う次元の「政治」が見えてくるんじゃないのって。音楽が政治的に力を持つってことがあるとすれば、そういうことだと思う。そんなこんなで、まだまだサウンドデモとかでやり残されてることっていっぱいあるなーって思ったよ。

ところで、最近はこれと言った本を読んでないなぁ。
まずはマコッサから借りた二冊を読みますわ。

二木
二木君、こないだはSAFARIのフライヤーどうも。あのあとhemtieで配り、今日はなぜか吉祥寺に遊びに行ったので、レコやさんや、おしゃれな古本屋さんに置かせてもらったりもしてみました。まあ、効果は謎だけれど、なんだかパーティー準備してるなあ、って気分でわくわくしています。ぱちかにも置いてきました。

hemtieでは、3日のデモ楽しかったよ、盛り上がったよ、って話をたくさんきいたな。僕は行ってないからなんともいえないけれど、「音楽よりもとにかく格差社会に対抗するために横につながるみたいのが優先されている」ということの高揚感にみんな感動してたんだろうなあ、と思った。

さて、今日は古本屋でたくさん散財してしまった。
このトピのタイトルも「開高健」だし、っつーことで、開高健「小説家のメニュー」も購入。
さらっと読めるかんじの食エッセイ。ぱちかで、ご飯が出てくるまでの間に読んでいたら妙にハマった。

吉田健一が、うまいものに対した時、「それはうまいからうまいのであってうまいというほかないのである」みたいな表現をするのに対し、開高健はただただ絶句だった。しかし思うにその両者の間に大した差はない。つまり、おいしいものの感想をことばで述べるということが成り立たなくなってしまう、そのあたりの快楽性をどう文体で魅せるか、ってのが「食書」のひとつの読みどころでもあるのかな、なんておもったりしたな。
シンクタンクのキラー・ボングが『TOGASHI DUB,MURDER SCENE』というこんどリリースするアルバムのために書いた短編小説を読んだ。このアルバムの素材になっているジャズ・ドラマーの故・富樫雅彦に××を3枚××て「出会った」ことを受けて書いた小説で、ジャック・ケルアックというよりブコウスキーをサイケデリックにした感じ。ブコウスキーは基本的に酒のひとだけど、読み返したら、やっぱりブコウスキーっぽいなと思った。目に映って感じたことしか信じない、というか、信じれない人の文章。地に足がしっかりついてる。でも目に見えている風景をベリべりと剥がしてく感じもある。アルバム自体もすんばらしいのでおすすめ。甘美な白昼夢にまどろむよう。キラー・ボングの表現をバッドトリップって言う人がいるけど、俺は、グッドトリップと表裏一体なもっと広い世界観を持ってると思う。そして、やっぱブコウスキーも良い。
このあいだ古本屋で見つけて買った、舞城王太郎「阿修羅ガール」を読了。
キャシー・アッカーの「血みどろ臓物ハイスクール」のジャパニーズ・ヴァージョンといった趣だな、というのが一番最初におもった印象。
暴力的な悪態と、乙女な恋心が同居してるとこがいい。片思いの描写は、すごくきゅんとさせられてしまったし。
日本が舞台であり、調布、多摩川・・・と、なにげにうちの近所だったりするところが、ますますその物語をリアルで身近なものにしてくれた(余談だけど、登戸近辺ではよく傷害事件が頻発している。つい最近も、うちから歩いて1分のところで物騒なことが起こった。そんなだから、けっこう読んでて怖い感じもあったな)。
そんでもってスピード感あって、なんも考えずにバンバン頭に入ってくるし。一気読み。

しっちゃかめっちゃかな印象だけど、物語としてはもっともっと破綻してもいいと思った。神妙な感じのラストのせいかもしれないけど、物語としての整合性がそれなりにあるんだよね。なので、これはとてもポップな文学のありかたのひとつ、とでもいえるのかな。

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