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NGO Lien・TOGOコミュのソコデの支援。

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 3月14日・15日とトーゴの丁度真ん中に位置するソコデ市へ
 支援品を届けに行きました。
 当初から支援をしている孤児支援団体「A.V.S.O.D(アブソッド)」が
 活動している所です。

 早朝、ロメ市内にある倉庫より、皆様からお預かりした支援品をトラックに
 積み込み、ソコデ市を目指します。
 車で約6時間、車窓から見える景色は赤土の大地に生えるバオバブ、
 大きなアリ塚が無数にあり、まさしく「アフリカ」でした。
 マンゴーの木は丸く、どの木にもたわわに実がなり、
 手を振る無邪気な子供達を見ていると豊かな自然と平和な暮らしを想像します。
 でもそんな想像はすぐに打ち消されました。
 目に映るのは、限りなく原始的な生活をしている貧しい村々。
 電気はおろか、井戸もなく何時間も歩き、水を運ぶ人々の姿があります。
 林を焼き払い、逃げて来た小動物を捕まえ、売ったり・食べたりする事も
 少なくないと聞きました。
 それを証拠に、道ばたで捉えた猫程の大きさのネズミに似た動物を掲げ、
 売っている子供を目にしました。
 

 お昼を少し回った頃、ソコデに到着。
 市の所有する建物の庭、大きなマンゴーの木の下が今日の会場となりました。
 現地のテレビ局、ラジオ局、新聞社も集まっているらしく、子供達や大人も
 緊張している様子。
 会が始まる前に、子供達が歌やダンスを披露してくれました。
 
 
 ソコデ市の市長さんが到着し、贈呈式が始まりました。
 市長の挨拶、A.V.S.O.D会長の挨拶等が続き、平間康介氏から市長に支援品が
 贈呈されました。
 支援品は段ボール約50箱の衣類・文具・雑貨と車椅子やサッカーボールです。
 これらの支援品は、後ほどA.V.S.O.Dから孤児の子供達を中心に、
 必要な子供達に振り分けられます。
 子供達より、絵とお礼状を頂きました。
 お礼状は、支援者様の一人である、小林真合子さんがトーゴの子供達の為に
 描いて下さったカードに字の書ける子が書いてくれました。
 (絵とお礼状は、別にご紹介させて頂きます。)
 皆で記念写真を撮り、会は終わりました。

 私が感じたことは、それまで出逢った子供達とは明らかに違って一様に
 無邪気さが少ない印象でした。
 子供達とコミュニケーションを取るうちに、徐々に心を開いてくれる様に
 なりましたが、中には何をしても無表情のままの子供もいます。
 彼らは、深い悲しみの中にいるというより、自分の感情をどう表現したらいいか
 わからない、笑う事を忘れてしまったかの様に見えました。
 この子供達は、親が亡くなって孤児になった子供、捨てられた子供と背景も様々
 です。
 そして今預けられているお家も状況も様々です。
 心の傷はしっかりと彼らの心にあり、どんなに明るい子でもそれが見て取れる事が 
 非常に切なく感じました。
 貧乏でも何でも、親がいるかいないかは大きな幸せと悲しみを分けるラインなのだ
 と改めて感じました。
 たった一時の時間を共にする事で、何かを変える事は出来ないし、
 彼らの心の傷を癒す事も出来ないけれど、この先の私たちの支援が何らかの芽を
 出し、彼らの生活にほんの一部でも花を添えられる事を祈るばかりです。
 
 

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