ネコが主人公の話を書いているのに、ぶっちゃけ犬派のWOODYです。
このコミュも、とうとう参加人数が１０人と２ケタになりました。
皆さん、どんどん作品を投稿して、感想など書いていきましょう！
皆でこのコミュを活性化できれば、こんな嬉しいことはないです！
宜しくお願いしまーす！！
それでは、ちょっと短めですが、新作ができましたのでどうぞ…
猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫
犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬犬
こんにちは、タマです。
今日は、ビッグニュースがあります。
なんと、もうすぐ僕の家に新しい家族が増えることになりました！
赤ちゃんが生まれるんだよ。
家族が増えるのは、とっても嬉しいです。
…でもね、最近、みんな僕の相手をしてくれないんだ。
ユキちゃんは、前は学校から帰ってくると真っ先に
『タマ、ただいまぁー!!』
って言って、ギュゥ〜って抱きしめてくれたのに、最近は学校から帰ってくると、おばあちゃんと一緒にお母さんの入院してる病院に行っちゃう。
おばあちゃんだって、いつもは一緒に縁側で日向ぼっこするのに、昼間からちょくちょくお母さんの様子を見に病院に行っちゃう。
お父さんは、会社から帰ってくると、赤ちゃんの名前を考えるって本ばかり見てる。
あー！
つまんないよぉーー!!
みーんな、赤ちゃんのことばっかり！
僕のことなんて、どーでもいいんだ!!
だから最近は、僕も寝るときとゴハンを食べるとき以外は、ゲンコツ爺の所にいるんだ。
ゲンコツ爺なら、書道が終われば僕と遊んでくれるからね。
そんな日がしばらく経ったある日、ゲンコツ爺が僕に言ったんだ。
『タマお前、ここんトコずぅ〜っとウチにおるのう。
そんなにウチが好きなら、いっそのことウチのコになっちまうか？
ハハハ…。』
…正直、僕は迷った。
ユキちゃん達は大好き。
でも、ユキちゃん達は、もうそうじゃないのかもしれない。
誰も僕を見てくれない。
ゲンコツ爺は、いつも僕を優しく迎えてくれる。
僕と遊んでくれる。
でも、やっぱりユキちゃん達は好き。
でも…
でも……
僕にはもう、よくわからなくなった。
このまま、ゲンコツ爺のコになっちゃおうかな？
それもいいかもしれない。
そう考えたとき、雨に濡れた僕を泣きながら抱いているユキちゃんの姿が浮かんだ。
ユキちゃんと僕の初めての出会いだ。
そして、僕をギュゥ〜っと抱きしめて笑っているユキちゃんの顔が浮かんできた。
僕は急にユキちゃんが恋しくなって、そして寂しくなった。
ユキちゃん、このままお別れなんて嫌だよ。
僕を嫌いにならないで。
僕はユキちゃんが大好きなんだ。
でも、もうユキちゃんがそうじゃないなら…。
僕のことを好きじゃないなら…。
ウチに帰って、最後に確かめよう!!
僕は家に向かって歩き始めた。
トボトボと歩いていると、前の方から誰かが走ってくるのが見えた。
…あッ、ユキちゃん？
ハァハァと息を切らせながら走ってきたユキちゃんは、僕をヒョイと抱きかかえて
『もー、タマどこ行ってたの？ すっごい探したんだよ？ 早く家に帰ろう!!』
と言って、僕を抱えながら走り出した。
ユキちゃん、僕を探してたの？
何で??
やっと家に着くと、みんなが部屋に集まっていた。
その中心には、お母さん。
…お母さん、帰ってきたんだ。
そして、お母さんに抱えられて、もう一人。
まんまるで、ちっちゃくてとっても可愛い新しい家族は、お母さんに抱かれてスヤスヤと寝ていた。
『今日からユキ、お姉ちゃんだよ！』
ユキちゃんが言った。
『タマも、お兄ちゃんだね!!』
そう言うと、ユキちゃんはいつものように僕をギュゥ〜っと抱きしめた。
…え？
僕がお兄ちゃん？
僕に弟が出来るの？
僕、まだこの家族にいていいの…？
僕、まだユキちゃんを好きでいていいの？
今まで寂しかったのと、今の言葉が嬉しかったのと、色々な気持ちが混ざって涙が出てきた。
ユキちゃん、
ユキちゃん……
大好きだよ。
そして、今日から新しく家族に加わった君、
僕がお兄ちゃんだよ。
こらからも宜しくね。
このコミュも、とうとう参加人数が１０人と２ケタになりました。
皆さん、どんどん作品を投稿して、感想など書いていきましょう！
皆でこのコミュを活性化できれば、こんな嬉しいことはないです！
宜しくお願いしまーす！！
それでは、ちょっと短めですが、新作ができましたのでどうぞ…
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こんにちは、タマです。
今日は、ビッグニュースがあります。
なんと、もうすぐ僕の家に新しい家族が増えることになりました！
赤ちゃんが生まれるんだよ。
家族が増えるのは、とっても嬉しいです。
…でもね、最近、みんな僕の相手をしてくれないんだ。
ユキちゃんは、前は学校から帰ってくると真っ先に
『タマ、ただいまぁー!!』
って言って、ギュゥ〜って抱きしめてくれたのに、最近は学校から帰ってくると、おばあちゃんと一緒にお母さんの入院してる病院に行っちゃう。
おばあちゃんだって、いつもは一緒に縁側で日向ぼっこするのに、昼間からちょくちょくお母さんの様子を見に病院に行っちゃう。
お父さんは、会社から帰ってくると、赤ちゃんの名前を考えるって本ばかり見てる。
あー！
つまんないよぉーー!!
みーんな、赤ちゃんのことばっかり！
僕のことなんて、どーでもいいんだ!!
だから最近は、僕も寝るときとゴハンを食べるとき以外は、ゲンコツ爺の所にいるんだ。
ゲンコツ爺なら、書道が終われば僕と遊んでくれるからね。
そんな日がしばらく経ったある日、ゲンコツ爺が僕に言ったんだ。
『タマお前、ここんトコずぅ〜っとウチにおるのう。
そんなにウチが好きなら、いっそのことウチのコになっちまうか？
ハハハ…。』
…正直、僕は迷った。
ユキちゃん達は大好き。
でも、ユキちゃん達は、もうそうじゃないのかもしれない。
誰も僕を見てくれない。
ゲンコツ爺は、いつも僕を優しく迎えてくれる。
僕と遊んでくれる。
でも、やっぱりユキちゃん達は好き。
でも…
でも……
僕にはもう、よくわからなくなった。
このまま、ゲンコツ爺のコになっちゃおうかな？
それもいいかもしれない。
そう考えたとき、雨に濡れた僕を泣きながら抱いているユキちゃんの姿が浮かんだ。
ユキちゃんと僕の初めての出会いだ。
そして、僕をギュゥ〜っと抱きしめて笑っているユキちゃんの顔が浮かんできた。
僕は急にユキちゃんが恋しくなって、そして寂しくなった。
ユキちゃん、このままお別れなんて嫌だよ。
僕を嫌いにならないで。
僕はユキちゃんが大好きなんだ。
でも、もうユキちゃんがそうじゃないなら…。
僕のことを好きじゃないなら…。
ウチに帰って、最後に確かめよう!!
僕は家に向かって歩き始めた。
トボトボと歩いていると、前の方から誰かが走ってくるのが見えた。
…あッ、ユキちゃん？
ハァハァと息を切らせながら走ってきたユキちゃんは、僕をヒョイと抱きかかえて
『もー、タマどこ行ってたの？ すっごい探したんだよ？ 早く家に帰ろう!!』
と言って、僕を抱えながら走り出した。
ユキちゃん、僕を探してたの？
何で??
やっと家に着くと、みんなが部屋に集まっていた。
その中心には、お母さん。
…お母さん、帰ってきたんだ。
そして、お母さんに抱えられて、もう一人。
まんまるで、ちっちゃくてとっても可愛い新しい家族は、お母さんに抱かれてスヤスヤと寝ていた。
『今日からユキ、お姉ちゃんだよ！』
ユキちゃんが言った。
『タマも、お兄ちゃんだね!!』
そう言うと、ユキちゃんはいつものように僕をギュゥ〜っと抱きしめた。
…え？
僕がお兄ちゃん？
僕に弟が出来るの？
僕、まだこの家族にいていいの…？
僕、まだユキちゃんを好きでいていいの？
今まで寂しかったのと、今の言葉が嬉しかったのと、色々な気持ちが混ざって涙が出てきた。
ユキちゃん、
ユキちゃん……
大好きだよ。
そして、今日から新しく家族に加わった君、
僕がお兄ちゃんだよ。
こらからも宜しくね。
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