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格差社会を考えるコミュのイブン・ハルドゥーン『歴史序説』・中国正史・ヘーゲル『歴史哲学講義』

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イブン・ハルドゥーン『歴史序説』・中国正史・ヘーゲル『歴史哲学講義』

僕はJR東海・葛西敬之会長(国家公安委員)の背任横領を東京地検特捜部が不起訴にした事の不当性を暴露したため、

東京地検公安部の検事が名古屋地検検事総長として赴任してきた直後に名誉棄損の罪状で逮捕された。

4年間の刑務所生活、特に未決の被告の時期は受刑者と違い作業が無く一日中、読書をし、夜間は看守にマルクス主義の講義をした。

30代の謹厳実直な篠原刑務官は「俺にも理解できるマルクス主義の本は無いか」と聞きレーニン『国家と革命』を読んでいた。

僕は刑務所の拘置棟で膨大な読書を実行した。

トロツキーは『監獄とシベリアが私の大学だった』と『我が生涯』で述べているが、僕は独房を研究室として活用した。

刑務所では政治犯は独房である。

刑務所で一番、嫌な事は人間関係である。誰もが独房を望むが独房に入れるのは政治犯か病人である。

臭い飯など無い。たまにはウナギ・ドンブリも出る。

刑務官の労働条件の劣悪さを話しに来る者も多かった。

僕は刑務所でエドワード・ギボン『ローマ帝国衰亡史』、イブン・ハルドゥーン『歴史序説』などを読破した。

啓蒙思想的歴史家ギボンは東方正教会の「座禅と念仏」の修行によって神と合一するヘシュカスモスを狂信的行為だと書いている。

ヘーゲルも仏教の無我の思想を『哲学史講義』の中で近代西欧的自我の確立の対極にある後進的思想として誹謗している。

マックス・ウェーバーは「儒教は外面的儀礼ばかりを重んじる宗教で人間の内面を重視するプロテスタントと対極に位置する」と述べている。

そして大塚久雄が完全にそれに同調してきた。

論語、孟子、大学、中庸、礼記、書経、春秋左氏伝、易経、詩経などの儒家の経典、老子、荘子、列子、墨子、孫子、呉子、韓非子、荀子

東洋のヘーゲル=朱子が編纂した『近思録』『朱子文集』『朱子語類』、

王陽明『伝習録』

『三国志演義』『正史 三国志』『史記』『漢書』を読んできた者として言う。

ギボン、ウェーバー、ヘーゲルが言っている事は間違いであり、西欧中心主義的・東洋蔑視のイデオロギーの基づくものである。

しかし、ヘーゲルの主張にもメリットはある。

その事はイブン・ハルドゥーン『歴史序説』を読めば分かる。

彼は王朝の交替の論理を以下のように説明する。

腐敗堕落した王朝は宗教的・政治的に純粋な革命勢力によって打倒され新王朝が樹立される。

その王朝も年月を経ると腐敗し、また革命が起こる。革命の勝利の後に樹立される政治体制は常に専制君主体制である。

この「同じ事の繰り返し」がイスラーム世界と中華帝国の歴史であった。

歴史の進歩が無いのである。

西欧にのみ個人の自由があり、それが歴史の進歩の根拠になったのではないか。

なぜ、西欧だけに自由が存在したのか。

西欧にだけ奴隷制社会が存在したからである(マックス・ウェーバーの考え)。

アテネの銀山には奴隷が居たが、アテネ市内には奴隷は存在しなかった。

アテネの経済は商業と手工業を主とするものであり、奴隷制社会ではなかった。

奴隷制社会とは期間産業の労働力が奴隷である社会である。

奴隷は、全世界どこにでも存在した。

しかし、そうした奴隷は家内奴隷や後宮の女を管理する宦官であった。

オスマン・トルコ、イランに人身売買で買い取られた優秀な少年は奴隷身分から解放されてエリート英才教育を受け、将軍、将校、高級官僚に昇進した。

こうした元奴隷の軍人がクーデタで樹立した王朝がエジプトのマムルーク朝とインドの奴隷王朝(イスラーム国家)であった。

マムルーク朝は十字軍国家を滅ぼし、モンゴル軍をアイン・ジャールートの戦いで打ち破った。

期間産業の労働力が奴隷だったのは古代ローマ(大農場)と近代アメリカ大陸(ブラジルのコーヒー園)、アメリカ合衆国南部(綿花農園)であった。

西欧(アメリカを含める)の「個人の自由」は奴隷制社会に対する反動として生まれたのである。

また、大塚久雄が絶賛する自由、独立のピューリタンとは、いかなる存在だったのか。

カルビンは誰が地獄へ落ちるかは天地創造の前から決まっており、天国へ行く者は「新しきイスラエル」である「選民」だと主張した。

信者は自分が「選民」である事のメルクマールを現世における成功だと考えた。

「新しきイスラエル」であるピューリタンは異端者を殺す義務がある。

カルビンは三位一体を否定する哲学者=ミゲル・セルベトを火あぶりにした。

ピューリタン革命の指導者であるクロンウェルは異端者=カトリック教徒のアイルランド人の大虐殺を行った。

アメリカ合衆国のピューリタンは先住民を虐殺し、黒人奴隷を酷使した。

これらの行動はキリストの選民としての正当な権利であった。

異端者、異教徒、現世で金持ちになれない者はすべて地獄行きである。

そうした地獄行きの人間を殺したり奴隷にする事のどこが悪いのか。

カルビン派のオランダ人は南アフリカ共和国のアパルトヘイト体制を作った。

アメリカはアルジェリアで300万人のムスリムを殺した。

この300万人は、すべて非戦闘員である。

合法的な選挙で80%の票を獲得したイスラーム救済戦線の支持者だという理由だけでジェノサイドを行ったのである。

イラク、アフガニスタン、パキスタン、イランでアメリカが殺したムスリムも加えると500万人以上にのぼる。

アメリカ帝国主義やピューリタンが主張してきたのは白人プロテスタントの自由と人権であり、それ以外の者の自由は認めないというものである。

では黒人のオバマはどうなのか。

以下はハーバード大学で博士号を取得した韓国系アメリカ人の友人の話である。

ハーバード大学のエリート黒人は「少数民族の権利擁護の運動をやろうとすると必ず、黒人がボスになろうとする。黒人以外の人種の学生がリーダーになる事を絶対に許さない」

アメリカ帝国主義の有色人種虐殺、アメリカの世界経済が結果したアフリカの黒人の餓死について、ハーバード大学の黒人は以下のように言う。

「アメリカは黒人でも実力があれば出世できる国。アメリカは最高の国だ」

アメリカが黒人の解放奴隷に作らせたリベリアという国がアフリカにある。

リベリアではアメリカから来た黒人が軍事独裁政権を作り、アフリカ黒人を差別し拷問にかけ、虐殺してきた。

そのため、リベリアの歴史は内戦の歴史となった。

オバマのようなアメリカのエリート黒人は、自分達が白人にされたのと同じ事を他の有色人種やアフリカ黒人に対して実行してきた。

オバマのようなアメリカのエリート黒人は「KKK」より悪質な人種差別主義者であり、同じ黒人であるアフリカ黒人を差別しジェノサイドを行ってきた者である。

こういう事実も知らずにオバマを称賛した日本のマスコミは白痴である。

最後に日共=スターリン主義者、中共、北朝鮮、ベトナムのスターリニストの歴史観を批判する。

彼等はマルクス「経済学批判・序言」の「唯物史観の公式」の「五段階構成体史観」を教条化し、すべての国が「原始共産制、奴隷制、封建制、資本主義、共産主義」の五段階の歴史を経過するというものである。

また「経済的下部構造が政治的・文化的上部構造を規定する」という経済決定論を教条化している。

「五段階構成体史観」「経済決定論」を真正面から否定したのがマックス・ウェーバーであり、その弟子のマルクス主義者がルカーチであり、その友人が福本和夫であり、福本イズムを継承したのが革マル派の創始者=黒田寛一である。

革マル派は「五段階構成体史観」も「経済決定論」も否定している。

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