ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

格差社会を考えるコミュの今日のNHKスペシャル「マネー資本主義」どう見ますか?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
僭越ながらトピたて失礼します。
私あまり体調良くないので、頻繁にコメントはできないと思いますが、すみません。
今日のNHKスペシャル「マネー資本主義」どう見ますか?

資本主義の行く末を如実に語っているように思えました。
資本主義は、人間の欲望に導かれるシステムです。
その欲望は、際限知らずで、秩序を失います。
個人個人が加害者で、同時に被害者になります。
格差を生み出した原因は、人々の欲望そのものです。


以下、私が4月20日に書いた日記を載せさせていただきます。

FXって、ありゃ、グローバル資本主義経済が生み出した麻薬だよ。
恐ろしい世の中になったもんだ。
最近、株などに代わってFX取引が人気らしいから、ちょっと遊びがてらに探りを入れてみた。
いやはや、戦慄すら覚えるような ただの「大規模カジノ」だよ!あれは。
しかも、そのカジノは、実体経済へ影響する(円高、ドル安とかって、もろに貿易に影響する)から、遊びたくない人まで巻き添えにするから、タチが悪い。

FX取引における為替相場って、「秒単位」で変動している。
例えば、1ドル99.35円は、一秒後に99.36円や99.34円に変動する確率は、かなり高い!
実際ネット取引の画面を眺めていたら、それがわかります。
1〜2分で、0.1円位の変動も平気で起きる。
例えば、極端な話(いや実際極端な話ではなくなってる、普通かもしれない)、1ドル99.35円の相場で10億ドル買い、一秒後に全額99.36円で売り抜ければ、1000万円の大金が一瞬にして手に入るのだ!

そして、そのチャンスは、1分も画面を眺めていれば、沢山あることに気付く。
ネット上の「買い」ボタンと「売り」ボタンの、2クリックの秒単位のタイミング取りだけで、全てが決まる!

こんな ふざけたゲームに投資家(金さえあれば素人でもできる)が興じることによって、為替相場が不安定になり、真面目に働いている庶民(例えば輸出入の依存度の高い産業で働いている)が煽りを受けるわけである。

こんな理不尽なことが、まかり通る世の中になった。

まあ、そんな大口取引は庶民には無縁だから〜〜。だから資産家からもっと税金とって、マネーゲームを抑制すればいいんじゃないの?

なんて言う人が居るとしたら、「甘い!」と私は切り返す。

FXは、レバレッジ200倍、スプレッド0.01で取引ができる。
レバレッジ200倍というのは、だいたい1万ドルの取引を5000円の元金でできるという代物。

これを使えば、例えば50万程の元金があれば、だいたい100万ドルの売買ができる。1ドル90円で買って100円で売り抜ければ、1000万円の儲け。いや、そこまで欲張らなくても、98円で買って99円で売るだけで100万の勝ちだ。

まあ、この位のリターンを望むなら、多少根気がいる。数日〜数ヶ月の投資プランだ。
怖いのは、負けが込んできた時の、一発逆転を狙う「秒トレード」だ。
このレベルの博打になってくると、今度はスプレッドが物を言う。
スプレッドは、買い値と売り値の差(売買手数料ですね)。

今や、アメリカドルと日本円の売買のスプレッドは、1ドル当たり0.01円だ。
まあ簡単に言えば、10000ドルの売買で、手数料100円なわけだ。
この手数料の安さを利用すれば、僅かな為替変動でのハイリターンが可能になる。
例えば、FXで負けが込んできたAさんは、一発逆転を狙って、なけなしの最後の300万円を「秒トレード」に賭ける。
レバッジ200倍で、600万ドルの取引をする。1ドル99.35円(買い値)。売り値は99.34円だ。(スプレッド0.01円だから)
この売り値が、数秒後に99.36円に上がることを狙って、600万ドルを買う。
あとは、数秒後に、僅かに円安にぶれれば、すかさず売りボタンをクリックして終了、「勝ち」だ。
99.36円で売り抜ければ+6万円。
あと数秒踏ん張って、 99.37円で売り抜ければ+12万円。
1〜2分、画面と睨めっこすれば、99.45円位まで、ぶれることはザラにある。そこまで踏ん張れば、+60万円!

こんなのは、庶民にとっては、もの凄く刺激的なギャンブルだ。いや、麻薬でしょう!
また、ソフトが良く出来ていて、うまく射幸性を煽ってるんですよね〜。

僅か2〜3秒の間に、相場が0.01〜0.02円位の振幅で激しく変動している。
その画面を眺めていると、「この数秒のタイミング」を捉えることは、意図も簡単なことに思えてくる。
その数秒で、軽く数十万円の金が手に入るのだ、庶民でも・・・。

魔がさすんだろうな〜、怖い怖い・・・。

コメント(86)

> 43
そうですね、私もそう思います。格差の定義すら曖昧で
大阪西成のホームレスと、神戸の三宮の住宅街を見て歩いて
「格差が【拡大している】」と言ってた友人がいましたね。
そんなん昔からあるだろうと言っておきましたが。

私が問題視しているのはマングースさんの問題意識に加えて
格差と貧困がごちゃ混ぜになって議論されている点です。

仮に現状の物価水準で、平均2000万の年収の人と800万の人がいて
それは【格差】として現状と同じく議論されるのか、よく分かりません。
お邪魔します。

資本主義の問題…というより、
モラルハザードの問題ですよね。

勤労をすることで、コツコツと100万円を稼いでいた人が、
ワンクリックで100万円稼げたら…
今までの常識が破壊されてしまう。

でも、少し考えれば分かるはずなんですよね…
リスクがともなうことを…

素人が勝つのは、奇跡的な確率だと、プロは良く言いますね。

情報格差がねぇ。
ネットでリアルタイムの価格変動が分かることも情報ですが…
本当は、例えば「大手のトレーダーが蒼い顔していた…」というのが、
情報なんですよね…

ましてや、秒単位で取引するなんて、
そりゃあ、投資じゃない。サイコロ博打です。
博打で身を持ち崩す奴は、
共産主義社会でも居たでしょうから…
サイコロ博打が、資本主義…っていうのは、
ちょっと論理が飛躍しているかもしれませんね…

NHKがそんな風に番組作ったとしたら…
資本主義ももっと本質的な怖さを、
描いて欲しいもんです。
47のレスに対して卿らの意見を聞きたい。
あと少しで触れそうだ…。
格差社会との関連は分かりませんが、金融工学の発達によって誰がどうリスクを追っているのかが非常に分かりにくいシステムになっていると思います。
本来的には資本調達が目的であるはずの金融市場が、投資というよりもカジノという表現が、実際に意味として実態をあらわしていると思います。

ただ性悪説で語ってしまうのは尚早過ぎで、かといって、カジノ化を個人や企業の責任や自立性や道徳を求めたりする所に結論を帰属させるのは非現実的で、現時点ではシステムの問題だと思っています。

システムとして現実問題として、誰も責任を取らずにみんなで泥船に乗るより、個人レベルの責任や自由云々よりも、何らかの規制を作る方を優先したほうがいいのではと思います。

また冒頭付近にあった、急速なIT化によって誰もがリアルタイムで刹那に情報を仕入れる事ができるようになった事で、より経済現象のカオス化が進んで来ているように思われる事は、同じく懸念する思いが強いです。

あと直接関係ないですが、近年、先進国で見られる所得格差や高失業率、平均所得停滞しているように思われる現象は、経済構造の変化による、ある種の職能による二分化が原因なのではないかと個人的に思っています。

資本主義がどうのまでいうつもりはありませんが、程度の問題で、極端な自由主義・市場万能主義という根拠のない宗教への偏向が、近年傷口を拡げてしまっているように思います。少なくとも今回の世界恐慌で、そういうベクトルに歯止めがかかる、程度の理性が人間に残っていると信じたいですね。
>47
現状で年収2000万円と800万円を分けて考える意味がありません。
何時転落するか判らない連中です。

格差がある対象として並べるなら、年収2000万円や800万円を雇って居る側の人と、職に就けていない人でしょう。

椅子取りゲームになっているので、年収2000万円や800万円貰ってる人が失職したあと同じ年収を
保つことはできません。
雇う側にいる人も会社自体の買収とかがあると、単なる被雇用人となり、何時転落するか判らない状態となります。

雇う側の椅子の数も減っているのです。
(そりゃそうです。バカが経営する会社バカリ残っていますからジリ貧で消えるしかありません)

補正予算にしても役人や役人OBが消費して終りの道を進んでいます。
市場経済に金融市場が不可欠で市場経済が資本を持つものに有利なのであれば、多くの人間が金融ギャンブルに依存するのも当然ではないでしょうか。
もちろん金融ギャンブルも、情報も持つ大資本が有利な世界。ほぼ必然的に格差拡大に寄与し続ける事になります。
個人的に「格差」ってのは工場の正社員と派遣社員みたいに
同じ「職能」で働いているのに関わらず待遇の差が大きく、
本人の業務努力だけでその差を埋めるのは困難、というのを
指すと思うなぁ。

>>47の意見みたいに日雇い労働者なんてのは昔から居るし
扱う職能がまるっきり違えば給与や待遇は変わって当たり前なのは、
昔からなので「格差問題」ではなく「貧困問題」だと思う。

「格差社会」というのが騒がれ始めたのも企業の正社員削減、
非正規雇用の増加の時期あたりだったと思う。
その反面、ITバブルでのヒルズ族やら投資家やらのいわゆる「成金」も
同時期に話題になることが多かったのでごっちゃになってるだけで。
いわゆるこういう「成金」は昔から居るので格差問題に関係ないと思う。
格差社会って、「格差」を何と考えるかによって、
議論が全然噛み合わなくなりますよね…


「格差」を「収入の違い」と考えたら、
それはどんな時代にも「格差」があったことになります。


最近言われている「格差」っていうのは、「階級」とか「クラス」とか
言われているものと同義ですよね? そうだと仮定して、以下書きます。



欧米は、アメリカにしたって、結構厳しい「階級」が存在しますが、
日本には欧米の言うような「クラス」は無かったんじゃないでしょうか?

「士農工商」っていうのは、欧米の言う「クラス」とは、違うように思います。

武士っていうのは、国(藩)を、さらには領民の生活を守る役割を担っていましたが、
農民を奴隷と捉えて食い物にする…という存在ではなかったようです。
吉田松陰が書いているように「日本を、
日本たらしめているのは、事実『無私』」だったんだと思います。
特に、武士たちは…
いや、武士の中にも私腹を肥やす類は、いたと思いますが…主流ではなかった。
つい100年前まで、いや、戦前にも武士道精神(欧米でいう騎士道精神)が存在していました。

欧米では、フランス革命のだいぶ以前に騎士道は、
形骸化していたんじゃないでしょうか?
ドン・キホーテじゃないですが。
騎士的な英雄を目指す事が、滑稽になっていた。
日本は、第二次大戦後ですよね。そうなったのは。


維新期に日本に来た宣教師が
「支配階級と被支配階級の、生活用具にほとんど違いが無い」と書いているように、
少なくても経済的には、欧米的「クラス」は存在していなかったようです。
(百姓と領主の生活を比べるような愚は、止めてくださいね…(^-^)…)

それが、最近では新しい「クラス」や「階級」が生まれた…と、
マスコミなんかが「ヒルズ族」「セレブ」という言葉が出てきた頃、
言いだしたわけですよね。

支配者層っていうのは、多分日本にも、昔からいるんだと思いますが、
数が少ないので「クラス」を形成するところまでいかなかった。
武士だって、江戸にはたくさんいましたが、地方ではごく少数でした。
江戸時代に「中産階級」を形成していたのは、商人ですしね(^-^)
「階級」と「経済力」がリンクしていないですよね。昔の日本は。


でも、バブル崩壊後、ITビジネス、賭博金融で頭抜けて金持ちになった層が出てきて
「格差」が言われるようになったんだと思いますね。
「これからは、日本も貧富の差の激しい、階級社会になる…」と。

金融(FX)やIT(最近は、弱っているとはいえ…)など、
アメリカ的な新しいビジネスでお金持ちになった、
昔の言葉で言う「成金」層が出てきて、
こういう層と「派遣労働者」が比較されて「格差社会」って
呼んでいるわけですが…

これを指して「新しい『クラス』ができた…」っていうのは、
何だかマスコミ的発想で、事実は少し違う気がします。

単なる「成金」で良いのでは?
で、長くお金持ちでいられ、社会的影響を強めていったら、
彼らは、もしかしたら自分たちの「階級」を作り、
日本にも「階級社会」的なモノができるのかもしれませんね…
僕は、できないと思いますが。

また、「成金」と「普通の人」を比べて「格差」と言っても仕方ないですよね。


「格差社会」と、ここのコミュで言っているのは、
前述の「クラス」「階級」とも違っていて、
恐らく「貧困層が増えた」という、「経済(雇用)格差社会」の事を言ってますよね。
事実、経済格差は広がっているし、「貧困層」も増えている。


「(金融)成金になれないと、貧困層に落ちる」「それが資本主義だ」という
トピ主の発言だとしたら、それは、言い過ぎだと思います。
が、「(マクロに観て)経済格差が広がっていて、二極分化の方向に進んでいる」と
いうだけなら同意できます。
また、「資本主義は、本来そうした危険をはらんでいる」というのも有りです。

民主主義も同じですが、資本主義も、参加者次第の仕組みなんでしょうね。
「愚鈍な投資家には、愚鈍な資本主義しか手に入れられない」。


つらつらと書いてしまったので分かりにくいと思いますが、こんな風に思います。
59 60
GJ!もう少し体系付けしていただくと有難い。
貧困と格差は違う…そういう理解でよろしいか?
61
アンタみたいなのが経営する会社だよ。まゆちゃんにかまうなってのがわかんないのかねぇ。隔離トピでやれや。
>>62

個人的な私の価値観をざっくりまとめると

格差問題
→同一の職能業務内に置ける待遇格差の固定
例;正社員と非正規社員等(企業が正社員登用制度等を設けている場合は含まない)

貧困問題
→国民平均所得から大幅に下がる層の拡大と固定
→IT化により労働層の必要数が大幅に減ったことに加えて
 株式取引が一般にも容易になったことによる非労働層の拡大と
 それによる労働層への軽視

こんな感じに思ってますね。

非労働層というのは必ずしも成功した金持ちを指すのではなく、
株式取引を行う層が増加したことによる、金の流れの活発化を指します。
現業を如何に発展させるかよりも、大勢の株主を味方につけたほうが
資金調達が容易になった&経営層が稼ぎやすくなった、というのも
大きいと思います。
それを考えると株式売買などへの課税拡大がよいのかもしれませんね
63
うーん 言葉は悪いですが、ちょっとアカっぽい感じがしますね。(労働にこだわりすぎ)それだと格差問題は派遣労働禁止で解決。貧困は労働基準法の運用強化ぐらいで相当解決してしまうかと。
派遣がなぜ自由化されたかとかについて背景から見直す必要はないのでしょうかね?(小泉の責任!とかはあなたなら言わないでしょう)
だんだんこのコミュに粘着して考えも変わってきたのですが現役世代格差そのものより格差の固定・負の相続のほうが相当問題あり…と最近は感じるようになって来ましたね。
>>65

>>うーん 言葉は悪いですが、ちょっとアカっぽい感じがしますね。(労働にこだわりすぎ)

働く人という意味での「労働者」ですよ。
むしろ、共産党が定義するような「労働者層」というのが曖昧になり、
同じ働く人という意味での「労働者」も二分化してるってことでしょう。

>>それだと格差問題は派遣労働禁止で解決。貧困は労働基準法の運用強化ぐらいで相当解決してしまうかと。

格差については良くも悪くも解決すると思いますよ。
今の状況で一気に禁止した場合、正社員の待遇が下がる、または
正社員も失業する、という方向で格差が埋まるでしょうね。

貧困は労働基準法を強化したところで、雇用が必要な状況が生まれないと
解決はしないでしょう。
いわゆるブラック企業が潰れるか、該当する市場の規模が縮小されて
終わると思います。
要は削れるところを削って競争をしているのであって、
今まで削れた部分が削れなくなれば、淘汰されていくでしょうね。
社長の給料を減らせば社員の待遇を上げれるとか、そういう単純な
問題でもないですし。

結局ところ、いずれにしてもIT分野の発達や市場規模の縮小によって
過去に比べてパイはどんどん小さくなってます。
本来ならパイが小さくなればひとりに対する切り分け量が小さくなる
ところですが、それを避ける為に小さい部分をさらに小さく分ける層を
社会が必要とし、それが結果的に格差に繋がって、さらにはパイに
ありつけない人も増えてきて、それが貧困に繋がってるだけでしょう。
夜中になって目が覚めてきました。
え〜っと何から書いたらよいか・・・。
いろんなご意見が出ているようなのですが。思いつくままに羅列していきます。

1番強烈な印象受けたのが、次の選挙で共産党に入れようと考えている人が、このコミュ内に半分近くいるとのことらしいですが。
私個人の感覚としては、信じ難い愚行(失礼な表現でスミマセン)に思えます。
これは、別トピでしたかな?

>29
さくっちょさんだけではなくて
なぜかこのコミュには資本主義性悪論みたいな人がいて
なんでもかんても資本主義が格差をもたらしているとか、構造改革のせいで格差が拡大したとか
まともな分析をおろそかにしている例が多すぎて、しかも、そういうトピが定期的に立つんだね。

これをまずお答えしないといけませんね。
これについては、トピ立て冒頭の表現が適切ではなかったと反省しております。

資本主義の行く末を如実に語っているように思えました。
資本主義は、人間の欲望に導かれるシステムです。
その欲望は、際限知らずで、秩序を失います。
個人個人が加害者で、同時に被害者になります。
格差を生み出した原因は、人々の欲望そのものです。

資本主義→行き過ぎた資本主義  に訂正です。

あと、等トピについて、FXを例にとって、資本主義そのものを批判しているのでは?というご意見もあったと思うのですが・・・。まとめて。

私としては、資本主義を、人類がみな文化的で豊かな生活ができるような社会を作るのに、最も優れた手法であると考えています。
また、格差もあった方が良いと考えております。
私は、共産主義には何も魅力を感じていませんし、絶対上手く行かないシステムだと確信さえしています。

ただ、資本主義が暴走し始めていると思われる現状について、危機感を抱いているだけです。
資本主義は優れたシステムですが、同時にコントールが難しいと思えるのです。
そして、当コミュの趣旨である「格差社会を考える」にあたって、コントロールを失いつつある資本主義が、格差社会を生み出す(助長する)一因になっているということを当トピの趣旨として挙げているつもりです。

>59>63
また、私は、格差問題を差別待遇という意味に限定して解釈はしないつもりです。
単純に、富の偏在化(貧富の差の質・量の拡大)に拍車が架かっていくことを格差社会問題と認識しています。
格差問題の中に、貧困問題も内包されているといった感じに捉えています。

>51
資本主義の問題…というより、モラルハザードの問題ですよね。

この点は、コントロールシステムが上手く行っていないと考えます。
社会問題を考える上で、企業や個人の意識・モラルの問題と捉えてしまったら、その時点で思考ストップで、施策としての解決策を導き出せません。

>51
サイコロ博打が、資本主義…っていうのは、 ちょっと論理が飛躍しているかもしれませんね…

コントロールを失った資本主義が、賭場を作り出してしまったと考えています。
そして、その賭場が活発になるほど、富の偏在を促進させると考えています。
賭場が活発になればなるほど、敗者を多く生み出し、結果貧困者が増加していきます。
(すべり台からすべり落ちたのです)
また、それを自己責任と言ってしまえば、それも、その時点で思考ストップです。敗者を増やさないような解決策を社会全体で作り出さないと、貧困層は増えていくだけです。
つづきです。
>52
んでこのトピで気論できることは、同じだけ働いても生涯賃金が足りない層があり(これ格差ですよね)、彼らが就労以外で収入を得るためにリスクが高いFXに手を出すのはどうなの?もっと貧乏になるんじゃね?っつーあたりではないかと。
これについて、彼らをカモにするような市場経済の仕組みがあるのだと言ってしまうと早計ですね。 市場経済とかより、審査を甘くするFX業者のモラルの低さが問題かと思います。

同様ですが、企業のモラルの低さの問題で片付けてしまえば、解決策は見出せません。そこで思考ストップです。逆に言うと、企業のモラルをコントロールするなんらかの仕組みが必要です。

>54
だいたい私もそのように感じております。

>システムとして現実問題として、誰も責任を取らずにみんなで泥船に乗るより、個人レベル>の責任や自由云々よりも、何らかの規制を作る方を優先したほうがいいのではと思います。

ただ、この部分については、私は「規制は上手くやらないと、却って規制逃れを助長し、泥沼化することが多い」と考える悲観論者なので、権力で押さえつけずに、うまくシステムの中で解決する方法を探りたいです。

>60
「(金融)成金になれないと、貧困層に落ちる」「それが資本主義だ」という
トピ主の発言だとしたら、それは、言い過ぎだと思います。
が、「(マクロに観て)経済格差が広がっていて、二極分化の方向に進んでいる」と いうだけなら同意できます。
また、「資本主義は、本来そうした危険をはらんでいる」というのも有りです。

金融市場が膨れ上がることによって、地道に物作り等の仕事をしている人にまで、飛び火がかかるのが問題だと考えます。資本主義が悪いのではなく、金融市場の膨れ上がりをコントロールできなくなっていることが問題だと考えています。

>44
FX自体はそんなに目の仇にするようなものでもありません。
ギャンブルですから、FXやってる会社が儲かるように出来ています。
希に参加者が勝つことも有りますが、勝ち逃げできるような人は滅多に居ないので結局は負けます。

そうなんですよ。初めから「とんでもないギャンブルです」て宣伝すれば良いのに、FX会社の謳い文句はそれとはかけ離れています。それが問題だと思います。

>58
市場経済に金融市場が不可欠で市場経済が資本を持つものに有利なのであれば、多くの人間が金融ギャンブルに依存するのも当然ではないでしょうか。
もちろん金融ギャンブルも、情報も持つ大資本が有利な世界。ほぼ必然的に格差拡大に寄与し続ける事になります。

「ほぼ必然的に格差拡大に寄与し続ける事」←私も、直感的にそう思うのですが、それを証明する方法はないでしょうか?

すみません。順番めちゃくちゃな上、お答え網羅しきれていませんが・・・。
58 waverさんの以下コメントについて、どうしてもそれを証明できないものか考えてみました。間違いあったら(または事象の1側面しか見ていないとか・・・)ご指摘お願いいたします。

>市場経済に金融市場が不可欠で市場経済が資本を持つものに有利なのであれば、>多くの人間が金融ギャンブルに依存するのも当然ではないでしょうか。
>もちろん金融ギャンブルも、情報も持つ大資本が有利な世界。ほぼ必然的に格差>拡大に寄与し続ける事になります。


株やFXがゼロサムだと考えるのは幻想です。
それが例え、株式会社、FX会社が手数料を取らずにボランティアでやってくれたとしてもと 私はそう言い切ります。(仮に投資市場全体としてゼロサムが成り立ったとしても、個人レベルでは格差があると私は考えます。ゼロサムという言葉の定義自体をどう捉えるのかの問題もありますが、私がここで言いたいのは「誰がやっても、最終的な期待値は1.00に落ち着くという(丁半博打みたいな)」ものではないということです。)

その理由は、株やFX以外の資産がマイナスになった場合に、「今は不利な相場なのに、今これを現金化しないと、借金しないといけない」リスクがあるからです。資産の少ない人間にとっては・・・。

片やあり余る程のお金を持っている資産家の方は、有利な相場になるまで「果報は寝て待て」状態で余裕で構えることができます。

資産家は、一生食べるに困らないお金を安全な貯蓄として備えておき、残りのお金をリターンの見込める金融商品に投資する(その時に「絶対マイナスで終わる取引を一度も行わない」というルールで運用仕切ってしまう)という「奥の手」を使うことができます。
あとは、兵糧責め(我慢比べ?っていうより我慢しなくて良いのですかね)で相手がギブアップしてきた時を見計らって、売ってしまえば良いわけです。

所詮、資力の差によるハンディキャップが大きい、初めから勝敗の決まったようなゲームと言えるかもしれません。

世の中に、金融商品で勝ちを獲得してしまう(もしくは富を築いた後に、金融商品に移行して実質不労で暮らすことを考えついた人とかも)大金持ちの数が増えていくことは、社会全体としてリスク(イメージとしては、資産を少ししか持たない勤労庶民層への労働条件の締め付けがきつくなる。つまり、労働はきつくなるのに給料は減っていくとか・・・そして、それによりドロップアウトしてしまう人が増え、ますます国の社会保障費用が増え、さらに勤労庶民層への増税(消費税アップとか)でさらに締め付けられていく。そんな感じのリスクかな)が増えていくように思えます。

「金融市場が膨れあがるほど、格差は自動的に拡大していく」という仮説に対する、一つの答案を考えてみました。

資本主義が悪というのではなく、「美しいものには刺がある」みたいに、同時にリスクも内包しているシステムだと思うのです。私は。その刺(リスク)の部分に焦点を当ててみたと言うのが当トピを立てた趣旨です。冒頭の表現がいささか乱暴だったのは、そこをクローズアップさせるための効果を狙ったものと捉えていただけると幸いです。

要は、社会全体で資本主義を上手くコントロールする仕組みを作らないとそろそろヤバイのでは?というテーマのつもりです。

でも、どうしたら上手く行くのかが解からないんです。私には・・・。
> さくっちょさん

なんというか
経済で起きている個別の事象を安易に資本主義の一言で、括ってしまうのはまずいですね。

それやっちゅうと、ただのイデオロギー的な話しに陥って、まともな分析ができなくなるんだな。
マングースさん

数字のマジックを批判するのに、言葉のマジックを使うのはどうかと?
というご指摘かと、もしくは、
経済に無知な人間が、馬鹿の一つ覚えのように「資本主義」を連発する浅慮では、正確に物事を捉えられず、反って誤った方向に議論を誘導してしまうというようなご指摘だと

若しくはその両方かなと受けとりました。

客観的で正確性の高い議論は、議論そのものが難しく、複雑で、どちらかと言うと専門家同士でないと解らないような議論になってしまいがちでは?と私は思いますし、
だからといって、抽象的な単語を連発するような論法では、例え誰にでも解りやすいとは言え、多分に政治的で、イデオロギー的なものになりがちだと言えるかもしれません。

このコミュの趣旨としては、誰でもが自由に意見を交し合える場であり(つまり専門家レベルの分析ができないと参加できないような議論の場ではない)、日本国憲法が国民全員に保証した「表現の自由」の場として、有るというふうに私は捉えていましたので、参加させていただきました。

私が、正直感じる所では、「マスコミの報道」そのものが、もう既に、イデオロギー的レベルに陥っているという所で(それが意図的か、そうでないかは特に問題視しませんが・・・)、日常そのような情報の波に翻弄されている普通の国民が、「イデオロギー的思考なしに議論等できるのか?」とさえ思える次第です。

ただ、だからと言って、誰もが好き勝手に「飛躍した議論」をぶつけ合っていても、ただの「言葉の喧嘩」になってしまうので、それもどうか?と思います。

そこら辺のバランスを考えた上で、今後、「発言や言葉選び等」気をつけていきたいと考えております。
さくっちょさん個人を批判したいのではなく
このコミュ全体の傾向が、いわゆる資本主義批判、市場批判みたいなもを行う人がたくさんいて、実際には、構造改革にしろ、グローバリズムにしろ、FXにしろ、すべてそれぞれであって、メリットとデメリットがあるし、格差とはまったく関係ない場合もあるんですね。
もちろん、一般の人のそれを個別に分析しろとはいいませんが、少なくとも、間違ったものと正しいものを見分ける目というのが必要なんです。

きっちとした分析がなされているものと、そうでないもの。
そこを見極める目、視点をもたないといけないから、
そのあたりの注意喚起をしているだけなんです。

たとえば、現状の格差拡大はかなりの部分は高齢化や世帯構成の変化などで説明できてしまうし、そういう見かけ上の理由で説明できない部分も、不況や経済停滞が長引いたことなどで構造改革やら資本主義やらとは関係ない理由で説明したほうが説明しやすいし、経済学の世界でも構造改革のせいで格差が広がったという意見には批判的な人間が圧倒的多数なんですね。
(そもそも構造改革というのは多様な政策の集まりなので、それでもって政策の効果や問題点を云々することができないんですが)
しかし、みな反市場的なイデオロギーに縛られて、本質的な分析ができない。
だから、格差問題に対する解決策からどんどん遠ざかってしまうんです。
またまた私の直感的な問題提起になりますが、「個人の感じている経済的体感格差は、実際の所得格差・生活格差以上に広がっている」という点です。

こう問題提起することによって、「数字上では所得格差は広がっていない」という分析そのものを無意味化しようとする狙いを考えています。

何故なら、格差問題は、数字合わせの問題ではなく、国民個人個人が「体感」しているものが問題なわけで、それらの質・量の不調和感が実際にあるからこそ、ここまで社会問題になったと私は考えます。

もしかしたら、この「体感不調和感」を「格差だ!」と規定してしまう所から、既に「ズレ」が生じたのかもしれません。

それは、寧ろ「秩序の崩壊」と言った方が近い感覚かもしれません。(私の想像ですが・・・)

経済・雇用環境の変化、年金問題、少子高齢化問題などにより、将来の生活設計に狂いが生じてきたり、地域社会の崩壊・核家族化の進行による「お金の偏在を緩和させるクッション剤」なるものが少なくなってきたことが、実際の個人所得の数値の変化以上に、個人が感じる「体感格差」が大きくなった。
いや、寧ろ、こちらの方が問題が大きいのであるが、個人個人はそれを上手く表現できずに、「格差社会だ!」と問題を提起した。
そう考えることはできないだろうか?

昔なら、ちょっとお金に困っても、身内が、友人が、会社の上司・先輩が助けてくれたようなものが、今の世知辛い世の中が、そういう絆を経ってしまった。
金銭点な援助ができなくても「しばらく俺の所で暮らせ」てか言ってくれるような人間同士の絆な希薄になっていった。
それが人々の「格差体感温度」を上げてしまった。

人々は孤独の内に思い詰め、「社会の在り方」に疑問を抱くようになる。

公的機関や民間の支援は、プライバシーの保護、信用問題の建前上、素っ気なく、事務的になるばかり・・・。

お金に困っても、そういう人達ばかりがあるコミュニティーの場もない、第一貧乏は格好悪いという世間体もある、市場も中流層を対象とした一つのスタンダード市場しかない。隣の家は、金を持っていそうで、家族の楽しそうな会話がよく聞こえてくる。

そういう環境が、個人の「閉塞感」に拍車をかける。

今、社会問題として挙げられている「格差問題」は、実は、こちらの部分の方がメッセージとして大きいのかもしれない。

と一考してみました。
>「数字上では所得格差は広がっていない」

現状、そこまでの議論はありません。
なんらかの形で格差が拡大しているというコンセンサスがあるとは思います。
だた、それはジニ係数があらわしているより、ずっと小さいですけどね。

>国民個人個人が「体感」しているものが問題なわけで、

まず、そうだとしても、それをFXからはじめて資本主義のせいにするというのは論理の飛躍にもほどがあるんですね。
それから、実は格差そのものはバブル期にもあって、資産格差という意味で言えばバブル期のほうが拡大していたんです。しかし、当時は中流意識があった。
この理由は僕は2点あると思うんです。
ひとつは、僕らが感じているのは格差ではなく、貧困かもしれないということ。
だから不況期のほうが格差を強く意識しやすい。
それから、将来所得というものもあるんですね。とくに若年世代が派遣やフリーター、ニートになると、現状は格差が数字となってあらわれていないが、年をとるにつれ、これらの層と正社員の層は決定的に格差が開いてくるんです。(もう格差が数字に表れてきていますが)
そういう潜在的な格差の芽があると、若年層はそういう不安を意識するわけです。そして、このまま行くと将来的には格差が拡大するんですね。不況や経済低迷のせいで。

で、結局何が言いたいかというと、国民がなぜ格差を感じるのかということを分析することは重要ではあるが、それを安易にFXだとか資本主義だとか構造改革だとかに論理の飛躍を行ってはいけないということです。
もし、資本主義とかFXを見て感覚的に格差だ格差だと思っている人が多数派だとしたら、ただの感覚的な根拠のない話だから、そんなことなんの問題もないんですよ。
しかし、実際には、本当に格差を強く感じて不安に思っている人は、そんな感覚的理由からではなく、差し迫ったものなんです。
だから重要なんですよ。
FX(またしてもFXで恐縮ですが)、口座開設時に希望レバレッジを予め選ばせる所があります。
かなり上位人気に入っているFX会社の口座開設申し込みフォームではデフォルテで200倍が選択されています。
デフォルテを示していないFX会社でも、10倍、20倍、50倍、100倍、200倍辺りの5択あたりが相場な感じです。
まあ、この現象をどう解釈するか?会社側の思惑は?
「10倍位では商売にならないけど、たまにバカのど素人がいきなり200倍で無謀な中〜長期投資してきて、貸し倒れ債権掴まされるリスクもあるしな〜。一応10倍位も選択欄として設けておくか・・・」
「誰もが200倍で大金の秒〜分トレードしてくれたらウハウハなんだけど、たまにバカが紛れこむから、最初は10、20、50位を選んでバクチレートを理解してから、こんなじゃつまらん!200で勝負だ!に誘導するか?」
「そもそも中〜長期投資が目的の顧客には、50、100、200を選んでバクチレートの凄さを理解して貰ってから10、20があることを知り、残ってもらう誘導ルートも作っておく必要もあるしな〜」
「でも、そもそも手数料0円の低スプレッドの短期トレード市場に、長期投資目的の客に来られても旨味がなく貸し倒れ債権掴まされるリスクだけが増えるしな〜」
「そうだ!長期投資市場と短期投資市場の二つのFX市場を作り、長期目的の人には売買手数料のかかる長期投資市場へ初回の大金の入金額に対してキャッシュバックキャンペーンを打ち出して、初めから長期投資市場に誘導しよう。
そして、その逆に、元金は多くないが、200倍短期トレードの魔力じみた破壊力の臭いを嗅ぎ付けてきた客には、短期投資市場で一回少額売買するだけで、その破壊力を知って貰おうと、最低取引額一回するだけでキャッシュバックを行うキャンペーンで、最初から売買手数料0円、超低スプレッドの短期取引市場に誘導してしまえば良いではないか!!」

まあ、FX会社の顧客のレバレッジは10倍〜20倍層と100倍〜200倍層くらいに棲み分けし始めているのかな?
だとすると、FX会社の作り出している「信用創造」ってやっぱり「50倍位」に落ち着いているわけ?50倍ね〜。んっ?50倍か・・・。逆数で2%・・・。どっかのトピにもこの数字が挙がってたな〜。
最近、時代の最先端を意識させるように言葉がどんどんできてるけれど、

FXたってよ。所詮 為替の信用取引じゃん。

サブプライムローンたってよ。所詮 抵当証券化された住宅ローンじゃん。

あほくさ。

中身の進歩は全然していないんじゃない。難しく捉えるほうがどうかしてる。

今日と5月24日の産経新聞の記事ですが・・・。またFXで恐縮です。

【下記記事一部抜粋】
>矢野経済研究所が5月に個人投資家約2700人を対象に調査したところ、91%の投資家が「20〜30倍」への規制に反対。
>実施されたら「FXをやめる」という投資家は22%に上り、「倍率が低いと資産のある人しか取引できない」などの声

国家が国民を守ろうとしているのに、わざわざ助け舟に乗らないの意思がここまで・・・。
海の向こうの隣国に追従(猛追?)しない方がいいのでは・・・。

【下記記事一部抜粋】
>エフエックス・オンライン・ジャパンの博多一恭取締役。
>同社の証拠金倍率は原則100倍までだが、最大損失額を設定すれば700倍までの取引>ができる。
顧客の約9割は100〜200倍を選んでいる

この記事読むと、FX会社の信用創造も50倍位はありそうだと見て良いのかな?


FX規制 金融庁の賭け 「倍率」無制限→25倍、投資家ら反発
6月20日8時0分配信 産経新聞

FX取引の市場規模(写真:産経新聞)
 個人投資家に人気の「外国為替証拠金取引(FX)」で、金融庁が今夏からの実施を目指す規制強化に猛反発が起きている。預けたお金の何倍の取引ができるかを示す「証拠金倍率」の上限を現在の無制限から段階的に25倍まで引き下げる措置で、数百倍もの売買ができるギャンブル性の高い取引を制限するのが狙い。金融庁は29日まで一般から意見を募集した上で実行に移す構えだが、FX業者や投資家からは「投資は自己責任が原則」と反対の声が殺到。自民党内にも規制に否定的な声が多く、すんなり進むかどうか微妙な情勢だ。

 ◆91%が反対

 矢野経済研究所が5月に個人投資家約2700人を対象に調査したところ、91%の投資家が「20〜30倍」への規制に反対。実施されたら「FXをやめる」という投資家は22%に上り、「倍率が低いと資産のある人しか取引できない」などの声が寄せられた。

 FX取引では、例えば10万円の証拠金を預けると、倍率が25倍なら250万円、500倍なら5千万円の取引ができる。倍率が高いと損失も大きくなり、証拠金は瞬時に吹き飛ぶ。損失が証拠金の一定額に達すると、強制的に取引を解除し損失を確定させる「ロスカット」の仕組みが設けられているが、追加の証拠金を差し入れ、損失がどんどん膨らむこともある。

 また相場の乱高下で顧客が被った多額の損失の穴埋めなどで、経営危機に陥ったFX業者もある。

 このため、金融庁は投資家保護の立場から規制強化を決め、5月下旬に引き下げ案を公表した。

 具体的には、業界の反発に配慮し、当初1年間は現状維持とし、その後1年間は50倍、2年後から25倍に引き下げる。

 金融庁が1月に行った調査では、FX業者122社のうち「25倍以下」を採用しているのは20社にとどまる一方で、「100倍超」が41社を占め、規制が実施されると、大半が大幅な倍率の引き下げを迫られる。

 このため、業界から「全体を一律に規制するのは納得できない」(マネーパートナーズ)、「ロスカット・ルールで対応できる」(FXプライム)などの、反対の声が噴出。自民党内にも「過剰な規制は避けるべきだ」との声が上がっている。

 ◆むしろ遅い

 これに対し、投資被害に取り組む弁護士組織の「先物取引被害全国研究会」は5月末に、ロスカット・ルールがシステムダウンで機能せず、損失が多額に膨らんだケースなどを挙げ、「規制はむしろ遅すぎた」との意見を表明。日本弁護士連合会も「賭博性が高く、規制が必要」との意見書を発表している。

 金融庁は「株の信用取引の倍率が3倍程度、商品先物取引でも10〜20倍で、FXは高すぎる」とし、当初案通り強行する構えだ。

 ハイリスク・ハイリターンが魅力で急拡大してきたFX取引だが、投資被害に詳しい荒井哲朗弁護士は「マネーゲームとしては衰退していかざるを得ない」と話している。(藤澤志穂子)

【以下5月24日記事の一部抜粋】
 最大200倍の証拠金倍率を選べるひまわり証券は、「本来は個人投資家が自分で判断して設定するものだが、米国と同じ100倍程度が妥当ではないか」と、“行き過ぎた”規制に疑問を投げかける。

 「証拠金の倍率ではなく、実際の損失額に着目して歯止めをかけるべきだ」と指摘するのは、エフエックス・オンライン・ジャパンの博多一恭取締役。同社の証拠金倍率は原則100倍までだが、最大損失額を設定すれば700倍までの取引ができる。顧客の約9割は100〜200倍を選んでいるが、想定外の巨額損失を防ぐ仕組みが投資家に安心感を広げているという。
クレジットカード会社の悪知恵。

クレジットカードて、消費者にとって便利なものでしょうか?

常に一括返済できる範囲内で、クレジット決済を使う場合だけは消費者は得をすると言えるかな?(でも、この場合も、クレジットに慣れて金銭管理感覚が落ちてしまい、「買いすぎをしない」という冷静さを持ち合わせているのならばの話に限定されるかな?)
うん。この点は、消費者に利点があるとも思える。決済日まで現金の支払いを猶予され、しかも利息は取られないし、カードによってはポイントも溜まる!

しか〜っし・・・。
昨今の、リボ払い専用のクレジットカードの多数出現や、やたらにリボ払いを優遇しようとする昨今のクレジット事情については、状況は一変する。
最近、私の入っているクレジットカード会社から、リボ払い限定のカードローン限度額を大幅に上げてきて、誘いを掛けられているのですよ・・・。私の今の収入知っているの?何年前に作ったクレジットカードだと思っているの?
リボの利便性に釣られて愛用者になったはいいが、その2~3年後にリボの恐ろしさを知ってしまう。でも、もう手遅れ!!とかっ??
それがクレジット会社の大きな狙いなのだろう。きっと・・・。


さて、前案(一般消費者のニーズとして、金を運用する銀行に金を貸したいのではなく、金を保全・管理してくれる機関に安心して預け、出金・入金も便利にできるようになってほしいというのを仮説として挙げました)から、一歩進んで、私たちは「カード社会」にどっぷり浸かっているため、クレジットカードをどうするか?について一考してみました。

結論から言うと、クレジットカードの代わりに、「クレジット機能のない電子マネーカード」があれば良いと思う。チャージ式で充分だ。現金預かり所からネット経由でチャージできるようにしておけば尚良いのでは・・・(暗証番号必要)。
これで現金を持ち歩くことによる盗難、紛失リスクはかなり減らせられる。
従来のクレジットカードが持っていた特典(決済日まで現金の支払いを猶予され、しかも利息は取られないし、カードによってはポイントも溜まる!)は、捨ててしまおう!
これは、従来のクレジットカードが儲けを出す為の「誘い水」だったのだから、失って致し方ない。

そもそも、貯蓄を持ちながら、買い物はクレジットで借金しながら買うのはナンセンスなのですから、よほど給料日までカツカツで生活している人以外は、クレジットの1ヶ月支払い猶予の特典はさほどない。寧ろ、カツカツの人は、クレジットの1ヶ月支払い猶予の特典をエサに、クレジットの持つ他の機能(キャッシング、カードローン、リボルビング)に釣られるのがオチだ。

まあそもそも、貯蓄がなく、クレジットで前借りしながら、ぎりぎり生活できてしまう社会は、健全ではない。その行き過ぎが、今私が 弾糾したいリボルビング専用カードやリボルビングの利用限度額を上げて宣伝(勧誘?)するクレジット会社の悪どい商売だ。

給料日前が、カツカツな人は「カツカツなまま」の方が望ましい。
その方が健全な社会だ。
返せない人が借りるなってことですね
自分の給料に合った生活をしろってことです


まぁ、トピとどう関係あるか知らんが
>81
そうなんですよ。
借り癖が付いちゃうんです。
キャッシングをするのに「ちょっとお金を下ろす」って言うようになったら末期です。

パチンコなんかもそうなんだけど「まだ大丈夫」って自分に言い聞かせてはまっていくんですよね。

こんな自分なんでFXや商品先物取り引きなんぞに手を出したら行く所まで行っちゃいそうです。怖い怖い。

全部自己責任なんだろうけど、人間は誘惑に弱いものです。
ある程度の規制は必要かもしれないね。
金融資産税の時代がやってくる。

今までの所得や消費に課税する時代はもうすぐ終わる!!

これからは、ストック(金融資産及び居住の為に必要な程度以外の部分の固定資産)に税金を多く掛ける時代がやってくる。

しかも、それは超累進課税であり、同時に金融負債や家賃には逆課税(こちらも累進逆課税)(ただし家賃は逆課税を受けるに値するのは通常居住するのに必要な程度に留まる、それ以上は自費で払ってもらう)をする。まあ、高額な借金程、それを国が高率の還元税で援助するのである。
所得には、税をかけない!!
そうすることによって、仕事に対するモチベーションの向上を謀る。特に高所得者層の優秀な人材は、尚の事、仕事に打ち込み、より頑張るだろう。

消費税も完全撤廃!!そうすることによって人々の消費意欲を向上させることに寄与する。

資産家は、資産を大事に温めても、利子を得るどころか、時の流れと共に、資産は急激に目減りしていく。だから、資産家は消費活動に必死になり、社会全体のデフレ化を食い止める。

そうすることによって、雇用機会が増え、生活困窮者が減る。消費は更に良くなる。実態的な経済活動(物作り、サービス業等)が復興する。

大量の金融資産の保持は、黙ってても高率の金融資産税で奪わてしまうのだから、消費を楽しんだ方がお得感がある。

後、負の金融資産税(還元)は、金がない所にも消費力を与える効果を齎す。
給与が少なくても、自衛の為に過度の節約に走らなくても、消費することによって、金融資産が常にマイナスなら、そのマイナスの額の大きさに累進比例して、国からキャッシュバックが貰えるのだから!

つまり、高所得の資産家の金融資産を武器にした不労所得(資本力を武器にした資産増強行為)を減らし、金をじゃんじゃん使っていい思いをして楽しんだ方が得と感じてもらうこと。

低所得者や生活困窮者、借金漬けになっている人にも、ムリに消費を抑えなくても、金融資産がマイナスに転じていく程、逆累進課税(国による援助)により多くお金を受けられるようになるため、ある程度までの消費活動は寧ろ、惨めな困窮生活より、少しだけの資産マイナス化で普通の生活が可能になるというメリットの方が大きい。
加えて、所得税の取られない社会参加(仕事)で、資産のマイナスを増加させずに、給料まるまま(?)遊びに使えて、経済のデフレ化、雇用機会の喪失に歯止めをかけられる。
そう、相対的に、金融市場独壇場の世界経済を、物作り、サービス等の消費活動の復権が見込まれる。

金融で折角一発当てても、そんな金融資産は超累進課税で一気に目減りしていく訳だから、旨味がないよね!

ログインすると、残り57件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

格差社会を考える 更新情報

格差社会を考えるのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング