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格差社会を考えるコミュの野中広務「戦争絶対反対です。」

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ふらっと人権情報ネットワークより転載です。

改憲論議が一部で高まっている。「自分の国は自分たちで守るべきだ」「世界平和に貢献するためにも軍隊は必要だ」という主張に対し、「どんな形であれ、戦争に関わってはいけない」という声は「現実的じゃない」と否定され、かき消されがちだ。そんななか、元衆議院議員であり、自民党幹事長も務めた野中広務さん(80歳)は一貫して「反戦」を主張している。その背景にある思いとは――。

―――1925年(大正14年)生まれの野中さんは、かつて軍国少年だったそうですね。

 そうです。国家のため、天皇陛下のために戦争へ行き、見事な戦死を遂げるのが男子の本懐だと教え込まれ、自分でもそう思い込んでいました。旧制中学4年の時には航空学校にも志願したんですよ。跡取りだったので親に大反対されて、泣く泣くあきらめましたが。召集令状がきたのは1945年1月。入隊する時は「靖国(神社)で会おう」と仲間と言い合いました。

―――敗戦が決まった時、どんな気持ちでしたか?

 それはもう、すごい衝撃ですよ。カーッとして「死のう、死のう」と仲間たちと自決しようとしました。そしたら大西という少尉が「ばかやろう! 死ぬ勇気があるなら郷里に帰れ。できるなら国を誤らせた東条英機を殺して、日本の再興のためにがんばれ!」とぶん殴って止めてくれたんです。
 駐屯先の四国から岡山、神戸、大阪と焼けた町を見ながら京都まで帰り着きました。すると、京都の駅前に昼だというのに何百人という人がザーッと寝ている。戦災を受けていない京都の町に浮浪者がワッといるんです。その様子に異常を感じ、「ひょっとしたらこの国は革命が起きるかもしれない」と思いました。ちょっと血の気が多かったのかね(笑)。素直に家に帰れば元の生活に戻るしかない。いっそ行方不明になって、籍のない人間として生きていくほうが面白いかなと思い、一週間あまり友人の家を泊まり歩きました。ぼくと一緒に高知へ行った友人の家では、お母さんが「うちの息子はまだ帰ってきません。元気でしたか」と訊かれました。「元気でしたよ。もうすぐ帰ってきます」と言うと、ぼくにすがりつき、涙を流して喜ぶんですよ。「元気だとわかっただけでうれしい」と。それで「ああ、うちのおふくろも俺が帰ったらこんなに喜ぶのかな」と里心が出て、帰ることにしました。そしたら当のおふくろにものすごい怒られた(笑)。「あんたを京都市内で見たという人がいる。何をしとったんじゃ!」と。
 そうこうしている間に、大西少尉に言われたとおり、東条英機を暗殺しようと東京へ行った連中がいました。ぼくにも手紙をくれていましたが、親父が握りつぶしてしまった。作戦は失敗し、死んだ仲間もいます。彼に対して申し訳ないという気持ちで、どれほど親父を恨んだかわかりません。あれからずっと、ぼくは大きな荷物を背負ってます。

―――もし戦死されていたら、靖国神社で東条英機と「会って」いたかもしれませんね。

 ケンカしてるでしょう。「なんという戦争をしてくれたんだ、なんでおまえが祀られているんだ」と。

―――国会議員在職中から、野中さんは「戦争反対」を表明し、イラク特措法の採決も棄権されました。靖国神社参拝問題やイラクの自衛隊派遣、憲法改正問題など、最近の風潮に危機感を感じておられますか?

 靖国神社を日本人のよりどころのように言う人がいますが、あれは明治時代に国家がつくり、戦後に宗教法人になったわけです。
 今の靖国神社には先の戦争に対する反省はまったくありません。資料館を見ても、まるで戦争に勝った国の資料館のようで、見るのも嫌です。
 当初、A級戦犯を祀らなかったのには理由があります。サンフランシスコ平和条約第11条で、極東裁判を正当な裁判として認めたからこそ、日本の独立があったんです。それを今になって「一方的な裁判だった」「過去のことだ」と言っても通用しません。

―――中国や韓国からの反発が高まるなか、戦後60年を迎えた今年の夏は過去最高の20万人が8月15日に靖国へ参拝しました。特に若い人が増えているようです。

 メディアが、歴史そっちのけで「参拝するか、しないか」という部分だけを取り上げるから、妙な形で注目されてしまった。物事を単純化して、中身をよく吟味しないまま二者択一しようとする今の風潮は大変危険だと思います。
 若い人には本当の愛国心、国を誇る気持ちを持ってほしい。

―――本当の愛国心とは何でしょう?

 日本人は、何の道具もない時代から山に道をつけて木を植え、“日本の山”をつくってきました。川には井堰をつくり、川下にはため池をつくってみんなで水を分けた。梅雨の時期に田植えをすることによって水を蓄え、災害が都市に及ばないようにもした。そして何百年と同じ場所に植えても土地が痩せない「米」という作物を民族の主食にしてきました。春には豊作を祈る祭、秋には豊作を感謝する鎮守の祭をし、そこから日本の伝統芸能が発展しました。謙虚な気持ちで自然とともに生きてきた民族なんです。
 ところがプロパンガスができると薪を使わなくなり、山に価値を与えないようになってしまいました。さらにアメリカの要求で建築基準法が変えられ、外材がどんどん入ってくる。外材について松くい虫も入り、さらに山は荒れました。そういうなかで、いち早くカネになるものをと針葉樹政策をとった。確かに杉や檜の成長は早い。しかしこれらの木はしっかりと根をはりませんから、雨が降るとすぐに地盤がゆるみます。しかも山を手入れしないから落ち葉や枯れ枝はたまり放題。それらが積もり積もって、大雨が降ると一気に土石流となって大きな災害を引き起こすようになりました。
 これはひとつの例です。山や川、田んぼなどを通じて都会にさまざまなものを供給してきた地方は、単なる「田舎」ではなく、民族の根幹を支えてきたんです。しかし「規制緩和」の美名のもと、ことごとくつぶしてしまった。規制緩和は必要です。しかし一部の業者だけが得をするようではいけない。
 規制緩和によって地方にもコンビニやスーパーができました。確かに便利ですが、採算がとれないとなったらサッサと出て行く。しかしいったん“シャッター街”になった商店街はもう元には戻りません。時間をかけて地域で培ってきたものを簡単に壊してしまう。弱者に対する目線というものが本当になくなってしまったと感じています。若い人たちには、目先の便利やかっこよさだけでなく、日本という国の風土や文化をよく知ってほしい。そしてその独自性を誇りにしてほしい。本当の愛国心とはそういうものだとわたしは思います。

―――そうした地方の痛みは、なかなか都市には伝わりませんね。

 地方が痛めば、結局は都市も痛みます。流した汗が報われる社会の尊さを忘れて、マネーゲームで世の中が動くということです。年金制度が崩れ、社会保険がつぶされていく。医療や介護の負担が重くなっていく。そういうなかでフリーターが増えてきて、フリーターと正規雇用の人たちとの生涯の所得格差は1億円を超えるようになってきた。こういう状況はいずれいびつな社会状況をつくってしまう。いや、もうつくってしまったと言えるでしょう。

―――フリーターやニートの存在は今、大きな社会問題として関心を集めています。「甘えている」「怠け者」と個人の問題とする見方や、「戦後教育が悪かった」という指摘があります。

 戦後教育の問題ではありません。日本の金融資本の崩壊から外資が入ってきて、中小企業を始めとする関連企業をつぶした。大企業は人件費を抑えるためにリストラや早期退職を進め、派遣やパート社員を使うようになりました。今、景気はよくなったと言われていますが、数字上のまやかしです。倒産、リストラ、給与とボーナスのカットで、多くの国民の心は豊かにはなっていません。そういうなかで、「生き残った会社の収支」だけがよくなり、法人税が伸びたということです。
 フリーターが増えたのは企業が正規雇用をしなくなったことが大きな原因です。フリーターは失業者数にカウントされませんが、いつ仕事がなくなるかわからないという点では失業予備軍であり、潜在的な失業者数は大変な数になります。
 そのうえ、ここ数年、年間3万5千人前後の自殺者が出ている。1日に100人もの人が自ら命を絶っているわけです。心の病も増えているでしょう。「改革」が進んでいるような印象をもっている人が多いかもしれませんが、この4年で国家の屋台骨がつぶされたような気がします。

―――戦後教育の検証を含め、学校教育の見直し論議も盛んです。「平和」という視点で教育をとらえる時、何が必要だと思われますか?

 従軍慰安婦問題が教科書から消えたといって喜んでいる人がいます。全員が強制連行ではないかもしれない。さまざまな事情を抱えていたでしょう。けれど軍の施設のなかに慰安所があったのは事実なんです。戸口にムシロ一枚を吊ってあるだけの部屋が並んでいたそうです。それぞれの部屋の前には、50〜60人の男性が褌ひとつでズラーッと列をなしていた。死んだようになっている女性に、明日の命も知れない兵隊が狂ったように向かっていったと、ぼくらは戦地から帰ってきた連中から自慢話のように聞かされました。決して懺悔の姿勢ではなかった。
 これは金を払ったかどうかという次元の話ではありません。女性の、人間としての尊厳をいかに傷つけたか。これを真摯に受け止めなければいけない。新幹線のなかで「俺は(従軍慰安婦に)金を払ったんだよ」と大声をはりあげている国会議員がいました。そんなことをいろいろ見聞きして、同じ日本人として、男として、嫌になったことがあります。

―――教科書問題や靖国参拝問題で、中国や韓国の反日感情が高まっています。激しい反日運動をテレビで見ると、つい感情的に反発したくなります。侵略の歴史をもつ中国や韓国と友好的な関係を築くためにはどうすればいいと思われますか?

 今、北朝鮮や韓国、中国に対して厳しい態度をとれば多くの人が拍手喝采をするという風潮があります。それはあまりにも歴史を知らないと思う。特に今の若い人は、縄文時代は勉強させられても、近代史や現代史はろくに学ばないまま学校を卒業してしまう。「日本はアメリカと戦争したんですか」と言う人もいます。
 中国に対するODA(政府開発援助)が多過ぎるという意見がありますが、日清戦争で勝った時、日本が膨大な戦争賠償金を中国からとったことを知っている人がどれだけいるのか。日本が負けた時、国民党の蒋介石総統は「恨みをもって報いず、徳をもってせよ」と中国の国民に呼びかけました。33年前に日中国交正常化が行われた時、当時の周恩来首相も同じ言葉を述べ、「今もその気持ちは変わりません。だから戦争の賠償は要求しない」と言われたんです。目先のことばかりに気をとられず、歴史を知り、広い視野をもって考えてほしい。
 歴史というのは、砂の上に字を書いて足で消せるようなものじゃない。先日、チチハルで、日本軍が遺棄した化学兵器が腐食して、こぼれた毒液に触れて傷ついた人が3名、ぼくを訪ねてきました。12歳の少女もいて、胸や足に黒い土をひっつけたような傷になっている。視力も落ちたそうです。さらに、周囲の人が「うつる」と言い出して、彼らを差別するようになってきたらしい。「もう耐えられない」と話すのを聞いて、なんという大きな犯罪を残してきたのかと痛恨の思いでした。こういう事実を国全体で共有しなければいけない。

 子どもの頃、ぼくの家には朝鮮人の“子守りさん”がいました。その人たちと一緒に寝起きして、弟たちは子守りしてもらって育った。それから戦時中は、ぼくの家の近所に造兵廠という兵器を作る工場が疎開してきたんですが、働いていたのはほとんど朝鮮から来た人たちでした。この人たちが鞭で打たれて血みどろになっている姿をぼくは見ていました。隣町のマンガン鉱も同じような状況だった。朝鮮の人たちは非常に冷酷な扱いを受けていたんです。それを見てきたから、ぼくにとっては北も南も関係ないんです。

―――中国や朝鮮の人たちに対して日本人が何をしてきたか。ご自身で見聞きしてこられた野中さんとは違い、多くの人は伝聞での知識しかありません。戦争を知らない親が、戦争や平和について子どもに教えるのは難しいです。

 やっぱりぼくは昭和史をきちっと正確に見てほしいと思います。本当は明治まで遡ってほしいけど、せめて昭和史だけでも。日本がわずか20年ほどの間にどんな誤りをしたのか。そしてその後の60年、いったいどんな努力をしてきたのか。
 戦争に負けて国中が焼け野原になった5年後に朝鮮戦争が起きました。これも朝鮮のなかで起きた事件なのか、アメリカが仕掛けた事件なのかはわかりません。とにかく日本は米軍の兵站基地になり、軍需景気で日本の経済が潤った。朝鮮戦争がなければ、日本はあれほどの経済復興はなし得なかったでしょう。しかしそれと引き換えに警察予備隊、後々の自衛隊がつくられることになったわけです。ぼくは、朝鮮戦争が起きていなかったら、日本はもっと謙虚な道を歩むことができたと思いますね。
 今、日本はイラクに自衛隊を派遣しています。今のところ“犠牲者”は出ていませんが、今後のことはわかりません。本当に危ないことがわかれば、自衛隊への志願者は減ります。いずれは徴兵制が議論される時がくるでしょう。庶民が戦争へ行かなければならない流れになってきますよ。ぼくはそれが一番怖い。
 軍隊をもつ国は、経費のかかる正規の軍隊を多くもちたくないから、民間の“下請け”に任せています。彼らのなかにも犠牲者が出ているのに、その数は発表されません。現地の人が多いからです。貧しい人が“戦争下請け人”となり、誰にも知られずに死んでいる。こんな現実もあるんです。 
 日本は広島・長崎で原爆の洗礼を受けた民族として、世界に向けて核被爆宣言をやれる特権をもっています。しかしそれをやらないで、防衛の名のもとに軍備を増強しようとしている。このままいけば、憲法を変え、自衛隊が自衛軍に、防衛庁が防衛省になり、やがてかつて我々がたどってきた道を再びたどることになるでしょう。
 過ちを繰り返さないためには、メディアや派手なパフォーマンスに踊らされないこと。そして戦争の悲惨な現実を知ったうえでさまざまな判断をしてほしいと思います。

http://www.jinken.ne.jp/special/nonaka/index.html


みなさんどう思いますか?

コメント(61)

個人的に…

とてもいい話を読ませていただいた気がします。


格差の問題は、どうしても経済や日米関係だけに矮小化
されてしまう印象がありますが、格差社会の進行の中で、
何が失われ、破壊されているのか、解りやすいですね。

ただ、それが小泉改革によって急にもたらされたのでは
なく、流れは長期にわたる自民党政権によって作られた
のではないでしょうか。

野中氏も、その一翼を担っていたことに変わりなく、その
点に言及して欲しかったように思います。
 まじめにレスをつけるとして(^^;)、戦争論のところはともかく、格差論についてはなるほどなぁとおもいますね。戦争論の「ついで」ではなく、格差を本題としていろいろ聞いてほしかったです。

 野中さんは郵政国会で現役だったら、やはり今頃は国民新党なんですかねぇ……。
15 まつたけ館長様
>野中は昔の究極の「格差社会」であった被差別部落の出身です。

それはつまり、究極の格差社会ご出身の方ですらも、与党幹事長にまでなれるという実例ということですよね?
トピ主さん、いい記事のご紹介ありがとうございます。

やっと全部読めました。自民党の中にも、彼の考えを継承していく議員さんがいたらいいのにな、と思います。昔は居ましたよね、でも、「造反」とか言われて、今は居られなくなってしまったのかもしれません。

もっと長生きして、いろいろと話をして欲しいと思う人です。

>>13

スターリンを批判しただけでネトウヨ呼ばわりかよ。一途だなぁ、コミュニストってのは。アカ扱いよりはマシだけどよ。
この人、よくも悪くも戦後最後の大物利権屋(族議員)で、大物派閥政治家でしょうね。

主義主張は自民党本流とは全く違うのになぜか・・・というパターン。
長い。リードを簡潔に書いて、本文は1に書いてくれ。

で野中だが利権と繋ってるから嫌だな。古賀も道路族で利権臭いから嫌だな。と言う事で衆院選岐阜市選挙区じゃ二人と繋ってる野田聖子には入れないのだが、佐藤ゆかりはどうも冷たい感じで…
消去法で無名民主若手なのだが、参院選はどうしたものか?
まだ岐阜新聞でも記事多く出てないからゆっくり考えよう。
中央みると安倍は好かん。でも小沢菅鳩山はもっと好かん。党首討論出ろよ。松岡農相は前述の野中古賀キャラとしてダメだが、柳沢は外国人労働者に慎重な事もあって好感なんだが。
まあおカネを出すかどうかに拘らず、ルールは守ったほうがよさそうですね。



ところで野中さんの文面からは、「甘え」が伝わってきますね(苦笑

戦争が終わってすぐ、郷里まで電車でスムーズに帰れた方々がどのくらい居たのか?

仮に戦局が激化する前に東条英機を暗殺できたとして、それで”誤った戦争”が終わったのか? また自分たち民衆も進んでそれに協力していたのではなかったのか?

戦場慰安婦の方々は、”自由な契約に基づいて売春を行っていた””一部の例外を除いて報酬を受け取っていた”ことを明らかにすれば充分ではないか?
すっごく嫌な話ですけど、”でもお金は受け取っていたよね”というのは誰かが言わなくちゃいけない。

彼女らの証言において”死んだようになっている女性に、50〜60人の男性が褌ひとつでズラーッと・・・”という伝説は本当か?違う話をいっぱい知ってるんですけど・・・

遺棄兵器に関しては、それが本当に旧日本軍のものか調査させてくれ、と政府が公式に打診したものを、中国政府は拒否し、処理料金だけ請求してくるので、詳しくはわかんないんですよ。

>>”朝鮮のなかで起きた事件なのか、アメリカが仕掛けた事件な”のかはわかりません。”
この人の歴史の中に、スターリンは存在しないのかぁ。

蒋介石が、徳を以て恩に報いると言ったという伝説も、無批判に信じちゃってるし、戦後賠償の代りにODAを出す、その金がめぐりめぐってミサイルに化ける矛盾にも思いが至っていない。

この人が、”歴史を学べ”とか言ってもねぇ。
僕も嫌いですが、ネト右の方が勉強してたりするんじゃないですか?近現代史に関しては。

↑↑↑↑↑↑↑ここまで激しくトピずれ↑↑↑↑↑↑↑

戦後の自由貿易によって、マツノザイセンチュウなどの害虫が日本に入ってきた。それにより旧来の生態系が壊され・・という話は事実だと思いますし、きちんと対応しなくてはいけないでしょう。 日本は海外からの梱包品に薫蒸を義務付けていませんし、いろいろ政府にも出来ることはある。
ただ、だからといって、”本当の愛国心”を以てプロパンガスを薪に、スーパーやコンビニを潰して競争力の低い商店街を復活させるなんてことが出来るのか?出来ないならどうしたらいいの?

外資が入ってきて、正規雇用が減って・・・の件、どうして数年で外資にやられちゃう産業しか育たなかったの?
そのちょっと前は、日本型経営は世界を制するって言ってたじゃない。

国防に関するアイデアもそうなんですけど、全て”代案なくして批判する”戦後民主主義的な甘えがみえるんですよ、この人。





賛否両論?荒れるのも皆が興味の有る内容だからか。
トピ主、良い記事紹介ありがとう。

時間無くて斜め読みだけど、
野中さん実は良いことゆーてるよなぁ、と。
小泉首相が郵政選挙をぶち挙げた辺りで何か違うと思った政治。遅かったなぁ、どうして気付かなかったかなと今思います。
どうしてあの時小泉政権が支持されてしまったのだろう、と思う訳で。

政治家の利権の話は昔からあれど、昔の政治家って老獪ながら腹の底に、しっかりしてて日本の国の歴史に合った理念があったように今なら思います。『今後の日本はこう有ると良いんじゃないか!』という理念がね。それは、戦争体験やその後の生活の中で培われた物かもしれません。その理念の表れが“協調”“談合”“のらりくらり”だったのではないでしょうか。決定的な対決姿勢があまり見られないような姿勢が“平和”を維持するベターな立ち回りだったのかも。
甘え、と言われようとも、その甘さが日本の優しい国民性には合ってた様に私は思います。
(その崇高な理念の前では、カネの話はどーでも良く見えるんだオレには。)


それが今、この数年。すっかり「勝ち組だ負け組だ」なんてナンセンスな話にすり変わってしまってます。

ヤミ献金云々言ってた昔の方が生きやすかった、昔の方が良かったな、と本気で思うこの頃です。
(ってか今でも皆もらってんだろヤミ献金)

だから、野中さんの話は胸に迫りますよ。



あ、それから。私も戦争反対、改憲反対ですから。ここだけは絶対譲らねぇ。徴兵?戦場で死ぬぐらいなら獄死してやるよ。俺以外に家族友人の誰も戦場になんか送らせないから覚悟しとけ、と。

…長くなっちゃった。スンマセン;
24 Win-Win様
>それはつまり、究極の格差社会ご出身の方ですらも、与党幹事長にまでなれるという実例ということですよね?

 本題と外れてしまいますが、野中が総理・総裁候補となったときに、麻生太郎氏が「あんな部落出身者を総理にできないわな。」発言はご承知だと思います。
 当時、海外のマスコミは派手に野中の出自を話題にしていました。もし、あのときに総裁に出ていたら日本でも派手に中傷キャンペーンが行われたと思います。

 元社会党議員かつ元部落解放同盟書記長の小森龍邦氏は、「ふつうの議員だとその出自は問題にならんけど、総理になって日本を動かす立場になったときキャンペーンがはられる。利害関係が最も厳しくなったときに部落差別は出てくる。それを本人は分かっていたんではないですか。」と解説しています。

 麻生発言の内容は魚住昭『野中広務 差別と権力』講談社,2006年及び角岡伸彦『はじめての部落問題』文藝春秋,2005年に記されています。
 しかし、魚住、角岡両氏が麻生太郎外相に訴えられたことはありません。

 「影の総理」とまで呼ばれた野中にも家族はいます。親族はいます。近所づきあいもあります。
 いくら権力を持っていたときでも「部落差別」の前では、一人の人間なのです。
 これ以上は、僕も書くことはできません。
 長文になりました無礼をお詫び申し上げます。

                           拝

 
>35 まつたけ館長様
そのエピソードが示すところは「野中氏は首相にもなれるほどの人物だったが『部落』差別のために首相になれない」であり、もし野中氏が『部落』出身者ではない単なる貧困層出身であれば首相にすらなれていたであろうということですよね?

『部落』差別が「究極の格差」であるというのであれば、このコミュで語られる格差の大半は「究極」とはとても言えない格差に過ぎないということになります。まあおおざっぱに言って誰でも首相になれるぐらい。

つまり、野中氏のエピソードは(究極の、は別として)格差社会の悲惨さをどちらかというと打ち消す方向にしか機能しないのではないかと思えるのです。
Win-Win さん

同意です

究極の格差状態にあったとしても、本人の才覚と能力で大臣や幹事長クラスまではいけると

戦後首相になった人間が何人いるかということを考えてみると、その中には究極の格差下では入れないかもしれないが、その手前まではいけるぐらいは、平等だってことですね。

この点については、先進国でも
・有色人種が首相・大統領になったことがない国(メリケンとかイギリスとかフランスもかな北欧は調べてない)
・女性が首相になったことがない国(その点でイギリスは平等ですね)

があることを考えると、国のトップになれるというのは確かに世界共通に属性があるようです。

日本にも同様に首相になるのに属性は必要かもしれないが、その一歩手前には、究極の格差からでもたどり着ける

いい社会じゃないですか
先進国にマイノリティーの議員が何人いるか考えたら、日本はやっぱり戦後民主主義を実行しただけのことはあると思いますよ。
でね、コミュの人が続けるなら、そもそも、この人の同和利権とか郵政利権としての特定郵便局とテレビ局を牛耳ったこととか、北朝鮮とか中国とかをキーワードに延々と続けてもいいのですが、

まず、一点、おかしいなぁと思うところを

> 今、日本はイラクに自衛隊を派遣しています。今のところ“犠牲者”は出ていませんが、今後のことはわかりません。本当に危ないことがわかれば、自衛隊への志願者は減ります。いずれは徴兵制が議論される時がくるでしょう。庶民が戦争へ行かなければならない流れになってきますよ。ぼくはそれが一番怖い。

少し知性があれば、じゃあ、イラクに派遣し、日本よりも厳しい業務にあたっているイギリスやアメリカや諸外国はみんな徴兵制なのだろうか?
と思いますよね。
イラクに派兵した有志連合38カ国のうち徴兵制度を引いているのはさて、何カ国あるでしょう
有志連合: * アメリカ合衆国
* 欧州 - イギリス・オランダ・デンマーク・ノルウェー・イタリア・スペイン・ポルトガル・リトアニア・エストニア・ラトビア・スロバキア・チェコ・ハンガリー・ブルガリア・ルーマニア・マケドニア・アルバニア
* アジア - 日本・モンゴル・タイ王国・シンガポール・フィリピン・大韓民国
* 大洋州 - オーストラリア・ニュージーランド・フィジー・トンガ
* 中米 - ニカラグア・ドミニカ共和国・ホンジュラス・エルサルバドル
* 独立国家共同体(旧ソ連) - ウクライナ・モルドバ・グルジア・アゼルバイジャン・カザフスタン


ということです。日本はイラクへの派遣は軍事衝突の危険にさらされる厳しい任務としては最初ですが、他の国はずっと半世紀つづけています。

で、徴兵制度になったのかなと。野中氏の好きな国を想定しすぎじゃないかと。

ただし、イギリスやフランスなどは、えらいひとたちなので、傭兵を使います。日本人でも傭兵部隊にいた人いましたね。

また死の危険があるから、徴兵制にしないといけないのなら
最近も殉職した警察官が何人もいますが、そのうち警察も徴集制度になりますか? 消防士は?
殉職する警察官や消防士に庶民がなる時代が来ますよ ってこと
悪かったなぁ。とそう思うわけです。

と考えると、なんか、あんまり考えてないんだなぁ。
やっぱりなんか突っ込みどころ満載の文章を述べるあたりが、古い自民党なんですよ。
今は諸外国と比較したりしてマニフェストなどを作って理で述べる次代です。
>>34 ぶぅ様

自分が野中氏に感じた甘え、ひいてはそれを受容れる社会通念が、”自己責任”がいつまでも根付かないナイーブさとだぶるのですよ。なんか全体にすごくイライラさせられる言説ですね。
彼自身は、国防に関していったいどのようなアイデアを持っているのか。

書き忘れてましたが、この人、”裁判”を、受諾したのではなく”判決”を受諾したのだということも判ってない。
”歴史を学べ”というのは真実ですが、こんな人に言われたくないなぁ。
やっぱり最近の論壇でおおむね合意に達していることを、全然考慮していない印象ですね。
そういう意味では吉本隆明に似ている・・・
>そんなにひどい奴なのか?
>大筋全うなことを言っているかと思っていたのだけどね...

派閥争いに負けてから、あの時はこうだったってばっかり言ってるからですよ。その当時にこの人は単なる族議員の親玉だったんだから。
 皆様が被差別部落の歴史、とりわけ野中が生まれ育った時代の被差別部落の経済環境をご存知ないことがよく分かりました。
 残念ながら、今の段階でこれ以上の説明は無理と判断しました。

 また、野中の中選挙区時代の旧京都2区は、北朝鮮との主要貿易港である舞鶴港があったのです。
 舞鶴市は、谷垣禎一代義士の地盤の福知山市のほうが近いのです。
 いくら、野中でも選挙区内の住民生活を守ることも使命です。

                         拝
住民生活も大切だからといって、拉致被害者を敵にすることはなかろうと
私、北朝鮮の味方です宣言来ましたね
なんで、野中といい、社民党といい、他のサヨクといい、愛北朝鮮者って反戦なんだろうね?

やっぱり日本が丸腰だと、拉致とか麻薬の輸出とか不審船ごっことかしやすいからかなぁ

いい加減に、どっちを向いて誰のために政治を語っているのかそろそろはっきりしたほうがいいと思うよ 
>>なんで、野中といい、社民党といい、他のサヨクといい、愛北朝鮮者って反戦なんだろうね?

ヒント。被差別者連帯。帰化議員。朝鮮資本献金。
>47 まつたけ館長様
ここまでの私の話の流れは「出生の不遇にもかかわらず野中氏は大出世した」です。

そこでいきなり「諸君は無知だ」と大上段に出られますと、論理的帰結として彼の出生は不遇ではなかったことになりますね。
「え、当時の被差別部落は結構金持ちで社会的にも優遇されてたの?知らなかった。ごめんね無知で」
って返すしかないんですが。いいんですかそれで。
>野良猫様

史学的な歴史とは別に、被差別者の生活の事情を知る事、若者が反戦を引継ぐ事、それは重要と思いますが、それが上に述べた甘えのコンテクストのなかで継続されていく必要ってあるんでしょうか。

東条が悪い、外資が悪い、近代化が悪い、ネット右翼が悪い、と…
まず何かを述べる時には無知の知が必要である点には合意。
自分がのべたのは、ある種の印象批判(個別例は挙げましたが)であることもOKです。また、どなたにも拘らず、貴方が面白そうだな、と感じた時にのみ、絡んでいただければ満足です。足を踏んだ踏まないじゃないんだから。

何者かに編集されないナマの事実。それも出来るなら当時の物証。これが最も信頼に足ること、同意ですね。

ただ野中氏は、戦場慰安婦の方の証言をのみ尊重し、「金を払っていた」というこれまた貴重な証言に嫌悪感を表明し、ネグろうとしています。
委棄兵器は、果たして誰が委棄したのか? 戦場慰安婦は、誰によって連行されたのか?
ここに疑義があったら、自由な議論が行われる事は、歓迎されるべきでしょう。


余談ですが、彼の感情論や、甘えに感じた違和感は、言うまでもなく、彼が、国家権力の限り無く中枢にいたことに発するものです。
国家は、現在存在する最大の暴力装置です。犯罪者に刑罰を与える事も、市場に介入する事も、他国と交戦する事も、国家主権として認められています。

在任中、テポドン一発飛んで来れば、彼の指令で自衛隊を動かせたわけでしょう?

こんなカマトトやってていいのかと。

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