ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

シニア産業カウンセラーの会コミュの経済小説を読む<真山仁>

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
シニア産業カウンセラーとして、現代社会においての様々な経済問題への関心は強くなければいけないと思う。

日々膨大な量のニュースが流れるが、特に話題となった事件・現象に冠する知識を持ち、自分なりの見解を持てるようにするのは常識であろう。

小説となるとフィクションだが、力量のある作家たちは豊富な取材と鋭い洞察によって社会現象を読み解く貴重な示唆を与えてくれている。

僕は、そういった小説を読むたびに、経済・経営・産業と言った無機質な響きを概念たちだが、そこに関わる人々の、価値観や人生観、人間性や情熱といったものが一番大切であることに気が付かされる電球

であるからこそ、産業分野での心理援助職・専門家が絶対必要な存在であるのだろう。

最近ショックを受けるほどこういった事に気づかされた作家は、真山仁である。


彼の書いた小説はいくつかあるが、文庫化されたのは、ハゲタカ、ハゲタカ?、虚像(メディア)の砦だけと思う。

以下はそれぞれの作品に対する作者自身の言葉。

……

ハゲタカについて

バブル崩壊後、混沌こそチャンス到来と日本に舞い降りたのが、“ハゲタカ”と呼ばれた外資系金融機関だった。日本人が必死になって積み上げてきた株式会社ニッポンの資産を次々と買い漁り、瀕死の企業を飲み込んだ。その姿を見て、「ハゲタカ外資がこの国をダメにした元凶」という言葉がいつしか湧き上がってきた。だが、失われた10年と言われた日本経済の崩壊を招いたのは、ハゲタカではない。我々一人ひとりの心の隙にわずかづつ堆積した慢心だったのではないか。それが、小説『ハゲタカ』を書こうと思ったきっかけだった。今、景気に明るい兆しが見え、あの時の苦い経験が私たちの中で少しずつ薄れようとしている。だが、むしろ今こそあれは何だったかを問い質す時ではないかという気がしてならない。

ハゲタカ?(原題「バイアウト」)について

小説『ハゲタカ』を書き終え、改めて日本を見渡した時、我々の前には、もっと大きな壁が立ちはだかっているように感じた。それは、それまでの日本という国や、社会という枠組みとして物事を見るのではなく、日本人一人ひとりがどう生きるかを決めなければいけない時代が到来したのではないか?ということだった。小説『バイアウト』は、企業買収という前作の流れを踏襲しながらも、企業の中で人がどう生きるべきなのかを考えて書き上げた。企業や社会という集団に埋没するのではなく、自分の人生は自分が決める。そのきっかけが本書から生まれてくれればと切に願っている。

以上⇒http://www.nhk.or.jp/hagetaka/voice.html


メディアの砦について

本書はフィクションである。ただ読者に親近感を持っていただくために、歴史的流れについては実際の時間の流れを大切にしている。
しかし扱っている出来事や事件は、著者の想像の産物である。
本書を執筆するに当たってテレビ局やテレビを取り巻く世界に身を置き、より良い番組作りに情熱を注ぎ続ける多くの人たちからお話をうかがった。
敢えて、その人たちの名は挙げない。しかし、彼らの情熱に敬意を表し、本書を捧げたい。

……


一握りの金融資本と大企業が国を動かし,
ITや情報メディアの洪水に溺れる現代社会で,

こんな道徳観が必要なんだ,
正義感に情熱を燃やすヤツになれ,

そして思い立ったら全てを賭けて実行しろ!
みたいなアツさを訴えかける物語たちだと思う。

<情報とは、情けに報いると書く>,<報道とは、道に報いると書く>,
<便利になるという事は、不便な時に持っていた美徳を捨てる事だ>,
これらはどれも、「虚像(メディア)の砦」の中の言葉。

扱った問題は根深く、切り込んだテーマは鋭く、そして読み始めたら泊まらない面白さ。
ハゲタカはNHKでドラマ化して相当当たったみたいだけど、テレビ局を取り巻く政・財・官と広告業界の実像を描いた「虚像(メディア)の砦」は多分ドラマ化できないのではないだろうか。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

シニア産業カウンセラーの会 更新情報

シニア産業カウンセラーの会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。