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イデアの森の秘密コミュの(9)再び、フォレストパーク

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イデアの森の秘密/エピソード.1
「眠れる森」―(9)

  著者/「イデアの森の庭師」の弟子の‶森の郵便配達人″


「夢を見る生命体」・・<亜美彦の独り言>

夜空に星が今よりももっとたくさん光り輝いていた遠い昔、
人間にはまだ夢見(ゆめみ)という不思議な力が残っていた・・。
夢という言葉がこの地球に生まれていない時代、
夢を見ることが単に空想だけの夢で終わることなく、
夢は現実のものとして世界を形作っていた・・・。

遥か遠い昔のこと。
あらゆるものが創造されていく五次元宇宙の話。
その五次元宇宙で極彩光と呼ばれていた聖なる魂は、
先に異層次元に降りた青い真珠の名をもつ星の精を追い、
辿り着いて再会したがその時点で記憶を失なってしまい、
そこで二つの意識は自らにアミデムとルライバと命名し、
その世界の生命のプロトタイプとなってそこに留まったが、
いつしかその次元から出られなくなってしまった・・。

実はボクたち人間もアミデムとルライバのように、
五次元宇宙で夢を見て、その夢の中でリアリティを感じ取り、
その世界の中で愉快に遊んで、ときには冒険とスリルが・・、
でもたいていはドタバタで、試行錯誤しながら、
そうやって生きていくことを楽しんでいる生命なんだ・・。
この三次元宇宙も五次元宇宙で見ている夢に過ぎない。
だから失った記憶を思い出すんだ。そして飛び立とう!
そうすることがアミデムとルライバの解放に繋がる。
そう、その事実をボクらはこれから思い出す必要がある。
いや、今こそ真実の夢の見直しをやらないと・・。


♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣♣


――再び、フォレストパーク――


あの日、公園で二人は別れず、共に遥か過去の世界に行った。
いや、未来に行ったというほうがよいのかも・・。
そして・・またここへ、この場所へ戻ってきた。
ひょっとしてこれは、誰かの思惑通りなのかも知れない。
もう一度、地球の未来の夢を見るための・・・。


===========================


「あの、もしもし・・?」

「えっ?ああキミかあ。あれ、今までどこに行ってたの?
あれから探してたんだよ。」

「どこに行ってたのじゃないでしょ?また始まったのね。
あなたは今までずぅーっとしゃべり続けていたのよ。
一人でしゃべって、一人で返事をしていたんだからもう。
ギオンがどうの、スイカがどうのって・・。なんのこと?」

「ん?いや、分からない・・ギオン?スイカ?何それ。」

「またなの?はいはい。で、森の話はそれで終りなの?」

「・・いや、そうねぇ、じつは・・森の秘密の話にはね、
その先がまだあるのさ・・。」

「ホント?本当にその続きがあるの?早く聞きたいわ!」

少し息をはずませながらキミは耳を澄ませた。

「ああ。あったのさ。」

「はい、どうぞ〜。」

「あの日、公園でキミと別れてからボクは・・、
そうそうキミとは公演で分かれたままなんだよ。」

「だったら、なぜわたしはここに今いるの?」

「そうなんだよね?だから今その続きを話しているのさ。」

「続けて・・。」

「それで、お腹が空いていたのを思い出してね、
駅前にあったイタメシ屋に飛び込んだんだよ。
で、パスタが出来上がるまでワインでも飲んでよっと思って、
グラスワインを注文した。」

「それで・・あのねー。あなたの話は前置きが長いのよね。
で、空腹談義はどこまで続くのかしら・・?」

「ちゃかすなよ。ここは大事なところなんだから」

「ホントに?」

「ホントホント。それでボクは一気にグラスを空けた。
その時、突然回りの空間がグニャグニャと歪んだかと思うと、
ボクの意識は次第に薄らいでいった・・何だか・・、
遠くで女の人が話しかける声がして・・・。


−−−<あなたは公園で別れたあの後・・・、
イタリアレストランで酔い・・つぶれていた・・・。
あなたがそのレストランの店主に出会ったのは幸運だった、
おデブで無愛想だけど何しろ人柄がいい。
酔いが醒めるまでしばらく横にならせてあげようって、
奥の部屋に連れていって長椅子に寝かせたの・・・、
でも、いつまでたっても目を開けようとしないから、
そのまま寝かせておいたら・・・とうとう閉店の時間になって、
困った店主はあなたを表に放り出そうかと迷ったあげく、
結局、後で面倒なことになるのもどうかということになり、
コックに手伝ってもらって家まで連れて帰ったのよ・・・。
そして・・そこは私の家。私は先に家に帰ってて、
玄関にへたり込んだあなたを見て正直ビックリした。 
しかもあなたはその時だけ目が開いて、
虚ろな目で私を見つめて、ルリ・・って私の名を呼んだのよ。
そして見事にバレた。私とあなたが付き合ってるのが・・。
だって、その店主って私の父だったんだから・・、
そういう訳でね、私たちは一緒に暮らすようになったの。
でもね、ある日、あなたは突然、家を出て行った。
ドラゴンの後を追いかけないと!とかなんとかいって、
外に出かけたっきり、そのまま音信が途絶えたのよ。
あなたが消えてから今年の夏でもう二年になるわ。
そしたら、今日、あなたとこの公園で突然再会した。
この公園を横切って駅に向かおうとしていたら、
あなたと初めて出会ったこのクスノキの下で、
以前と同じように転寝をしているあなたを見つけた。
もう驚いたわ!こんなことあなた信じられる?>−−−

「・・・何?・・なんだって、今なんていった?
頭がなんかハッキリしないんだ。なんていったの?」

「いえ!いえ・・、なんにもいってないわ・・。」

−−−<やっぱりこの人って普通じゃないわ・・>−−−

「そうそう、霊次元への扉というか門というか、
とにかくその出入口を守っている白衣の霊人がいてね、
普段その扉は隠されていて普通の人の目には見えないけど、
ある音の振動にだけは反応するようになっていて、
まあ、そんなような仕掛けになっているんだ。
イデアの森に入るにはそこを通らないとね。」

「ふ〜ん、イデアの森に入る扉は目に見えないのかあ、
それって、戸隠(とがくし)っていうんでしょ?」

「戸隠? さあ・・知らないなあ。」

「誰かに聞いたことがあるわ。日本アルプスにあるんだって。」

「シャンバラに続く通路はどうも白い山の中にあるらしい。
その山のどこかに隠された霊の扉が間もなく開き始めるんだ。
戸隠というのはそのことかも知れないね?」

「これからは戸のつくものが鍵になるって誰かに聞いたわ。」

「イデアの森の出入り口は世界の至るところにあるよ。
遥か昔、イングランドの西方にあるアイルランドの地に、
<光の人々>とも呼ばれたダーナ神族が住んでいてね、
彼らは光の剣や光の槍、魔法の壺や予言の石を持っていて、
その神宝をもって不思議な魔法を使っていたんだ。」

「えーっと、何かと似ているのよねー、それって。
あ!アロンの杖・・、えーと・・マナの壺・・十戒の石板。
それって何か、イスラエルの三神宝とよく似ているわね?」

「キミもそう思ったのかい。そうなんだ、よく似ている。
彼らはね・・あるとき、突如として地上から姿を消したんだ。
海の彼方へと去り、やがてこの星の地底に理想郷を建設した。
そして彼らは自らのその世界を常若の国と名づけた・・。」

「常若って?」

「永遠に歳をとらないという意味さ。」

「不老長寿のことね。つまり楽園かあ・・。
以前もそんな話・・しなかった?」

「確かに地上の人々からはそこは楽園の国と呼ばれた。
妖精の国だとか、波の下の国とか海底の国だとも・・。」

「あら!それって龍宮じゃない。東洋じゃないわよね?
古代のアイルランドのお話でしょ?」

「そうそう、古代アイルランドの話。今に残されている。
正しくは、彼らの伝説がケルト神話に組み込まれた訳だけど、
その世界は目に見えなくて、でも確かに地の底にあって、
そして今も存在している。」

「まるでシャンバラみたいね。凄く興味あるなー。
ね、ダーナ神族っていったいどこから来たの?」

「そうなんだ。シャンバラによく似ているね。
彼らは他の星からこの地球にやって来た人たちで、
夢を見ることでどの次元にも行ける高次の生命体なんだ。
今のボクらの科学とは様子がかなり違っていて、
重力や磁力をコントロールしたり、宇宙波といった、
霊宇宙のエネルギーを活用する高度な技術をもっている。
西洋神秘学の人々からはホワイトロッジと呼ばれ、
ヒマラヤのチベット僧の人たちからは神人、
古代中国の方士からは仙人と呼ばれたりした。
そしてそこへの扉がボクのいう森の中にある訳でね。
ある秘密の森の中に・・・イデアの森の中さ。」

「でも、何でそんなことをあなたが知っているの?
本当は作り話なんでしょ。違う?そうでしょ?」

「何が本当で、何が真実でないか、神のみぞ知るってね。
もしそれが真実だったとしたら、キミはどうすんの?」

「もちろん、できるならそんな世界を見てみたい。
一度でいいから、そこに訪ねて行きたいものだわ。」

「ふ〜ん、そうかい?じゃ、連れて行ってあげるよ。」

「え!今すぐ?」

「そう、今から・・。」

「まさかあ・・。」


−−−ブ〜〜〜ン−−−


―――続く―――

コメント(2)

ぴかぴか(新しい)十数年前より数度、指導霊に導かれ幽体でもって日本海の、とある海底を突き抜けると、そこは美しき神仙の世界だったことがあります。 
ぴかぴか(新しい)指導霊より地祇本宮『トコヨノクニ』と伝えられ、大地の底深くにも一大神霊界が存在することを認識させられました。
富士山天と地球と人の繋がりには、奥深いものがあります。

ぴかぴか(新しい)『イデアの森の秘密』には、さらなる探究へ向かう大いなるヒントが観じられます。ぴかぴか(新しい)
みずしろ様

ご意見ありがとうございます。
これに対するコメントはメッセージにて返信致します。

楽阿弥

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