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伊豆の会コミュのNHKTV・現代クローズアップ:認知症高齢者

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今夜・2月5日のNHK「クローズアップ現代」で認知症の方への対応について取り上げられていました。

概要:
「認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊など、いわゆる“周辺症状”の対応に悩む医療や介護の現場で、“ユマニチュード”と呼ばれるフランス生まれのケアを導入する動きが広がっている。「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、“病人”ではなく、あくまで“人間”として接することで認知症の人との間に信頼関係が生まれ、周辺症状が劇的に改善するという。「入浴のたびに大声を上げていた認知症の母から『ありがとう』と言われた」「寝たきりの祖父が歩くことが出来た」など、家族からは驚きの声も寄せられ、在宅ケアに生かそうという取り組みも始まっている。認知症の人がより良く生を全うする助けとなる“ユマニチュード”、その可能性を伝える」といものです。

もちろん、これらのことを否定しません。その通りだと思います。

ただ、以下の2点から少々考えてしまいました。

1.こうした対応は、肢体不自由児・者や高齢者に対しても行われてきたと思います。
 ただ、現在は「こうした対応ができない現実」があると思うのです。
例えば、看護師や介護士が時間に追われていること。スタッフの人数が少なく過重な負担、低賃金などもあります。

2.「介護制度」そのものが、きびしい状況にあります。
 東京のある区では、特別養護老人ホームの待機人数が600人でしたが、今では1000人になっています。
 これは、新たな公的施設建設から「在宅介護」にシフトさせようとしているからです。
 介護認定についても「要介護1〜5」だったものを「要支援1〜2」「要介護1〜5」にし、「要支援1〜2」にランクを落とし、サービス内容がより限定されました。
 「要支援」については、各自治体の対応に移行される方向です。自治体の財政状況によりサービスに差が出ることが予想されます。
訪問看護の時間も「10分刻み」。看護記録を書く時間だってありません。まるで「生存確認」です。

私自身、肢体不自由児の方のケアや認知症高齢者のケアを学ぶために家族の同意の上、経験させて頂きました。

マンツーマン+肛門看護師・介護士・ケアマネの協力のもとでのケアでは、余裕がありました。
そうした環境なら、認知症高齢者の方の精神的安定も見られました。

亡くなる前日まで、歩いてトイレに行くお手伝いをさせてもらいました。
別のケースでは、午前中、訪問看護師と楽しくおしゃべりした方が、夜、亡くなりました。

最期まで、普通に「生き抜いた」と思います。

多くの訪問看護師・介護士・ケアマネ・ヘルパーの方々が、苦しい現実の中で苦悩している現実を知ってほしいと考えた次第です。

NHKTVには、その現実をもっと掘り下げてもらいたかったのです。

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