イアン・ブラウンが、ニュー・アルバム『The World Is Yours』の制作中、ドラッグ絶ちをしていたことを告白した。「やったのはマリファナだけ。クラスA(コカイン、ヘロインなど最もハードとされるドラッグ)には手を出してないぜ。『もしハッパを吸わなかったら、俺の音楽ってどんな感じになるんだろう?』って思ってさ。で、その答えが得られたってわけ。新鮮に聴こえるよ。結果には満足してる」とブラウン。しかし、ドラッグを絶ったことにより、眠るのには苦労したようだ。「最初の6週間はめちゃくちゃ夢を見た。ハッパが夢に出てくるから、ほとんど眠れなくてさ。夜通し起きていたりしたんだ。だが、ときにはそういった経験も必要だよな。おかげでどの曲にも、あの朝のフレッシュな雰囲気を盛り込むことができたよ」。しばらく薬物と切り離した生活を送った
Sven Vath : うーん…それについて、僕からはあまり発言は出来ないかもしれないな。僕が最初に来日したのは‘94年だけど、その頃はあちこちでプレイしていたんだ。沖縄、仙台、名古屋、福岡、京都、札幌…国内全部の小さいクラブ、小さいパーティーでプレイしていたよ。その頃の日本のイメージは "The Elecrtonic / The Techno Nation" という感じだったね。
そういえば昨日は、僕と同世代の人たちに会ったよ。僕の音楽をもう10年以上聴いている人達で、しかも未だに僕のパーティーに来てくれてるんだ。もちろん若い人たちもどんどん来ていて、若い人もテクノやハウスが好きなんだなと分かったし、そこには昔からの人もまだ居て…とてもいい兆候だと思うよ。今、僕が言えるのはこれくらいだけど、’90年代の日本のシーンはもっとクリエイティブだったよ。僕から見れば日本のアーティストはいなくなってしまったし、レーベルもないし、新しいDJもいない。当時を思い出すと、僕のレコードケースには DJ Shufflemaster (金森達也)、田中フミヤ、ケンイシイだとか…10枚は日本人のレコードがあったね。今は、日本人アーティストのレコードは一枚も無いんだ。
Sven Vath : 「世界に向けて発信する」という点は是非みんなに気付いて欲しいよ。君達(HRFQ)なら、新しい才能ある人たちを紹介することができるんじゃないかな。そういう人たちはきっと君達のサポートを必要としていると思うね。
そうだ、昨日 Metro Juice Records のトモキ (Tomoki Tsukamoto) が10曲くらい入った新しいCDをくれたんだけど、そこから選んでリリースすることになるかもしれないな。彼の音楽はすごく好きなんだ。彼が新しくどんな音を作ったのか聴くのが楽しみだよ。あと、Susumu Yokota のエクレクティックなスタイルかな…ジャズ、ハウス、テクノ、彼はユニークだね。才能があるよ。
HRFQ : 音楽以外でも構いません、今後新たに企んでいるプロジェクトなどありますか?
Sven Vath : 今の新しいプロジェクトといえば…妻のことだね(笑)。去年結婚したんだけど、来年には子供が欲しくてね。最近イビザに家を買ったところで、庭やら色々作るんだけど、もちろん僕は日本の文化のファンだし、日本の技術のファンで…特に、トイレ技術のファンなんだ。TOTO がドイツにショールームをオープンするらしくて本当楽しみだよ。エコロジーに基づいた彼らの技術コンセプトが好きなんだ。新居のバスルームには日本の技術を…という事さ(笑)。