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音楽理論 : 楽典コミュのシェーンベルクの12音技法について教えてくださいm(_)m

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はじめまして。

私は今シェーンベルクの「組曲」op.25から”ジーグ”を勉強しています。
12音技法を使って初めて完成させたのがこの曲だったんですよね。
シェーンベルクは
P4、I4、R4、RI4、P10、I10、R10、RI10
の8つの列を使ってこの組曲全体を作曲して(いることになって)います。

が、時々上記のどの列にも見当たらない音のかたまりを目にすることがあるんですが、どういう意図があるのかよく分かりません。

中には「Normal form」⇒「Inversion」にすることで「Prime form」が得られて、あー、この列のこの部分と一致する、という具合に解決できたものもあるのですが、
何か外にも別のテクニックが使われているのでしょうか?

それともシェーンベルク本人はそこまで技法にこだわらず、
「たまにはいいじゃん、そういう音にしたかったんだから」
っていうことなんでしょうか?

彼は1つの音列を作るときに、ただランダムに音を並べるのではなく、「Inversion」、「Retrograde」、「Retrograde Inversion」にどう影響するかということもものすごく計算にいれていると思うんですね。
それだけに、たまに見る「遊び」にどういう意図があるのか理解に困っています。(考えすぎですか?‘〜‘;)

・・・ナゾが深まります・・・。
どなたかご意見ある方お寄せください。m(_)m



 それから、私は彼の作品の不協和音もある程度偶然で、ある程度計算でできていると思うのですが、
みなさんはシェーンベルクの「響き」をどう感じとられてらっしゃるかもお寄せいただければとても参考になります。
率直なご意見でも理論的な角度からでも、なんでも興味がありますので。m(_)m


コメント(3)

 楽譜をしっかり見たことがないので、どの部分かはわかりませんが、シェーンベルクという人は自ら12音音列を意図的に入れ替えたり、12音列でなくOriginalやInversionを6音の塊として用いていたらしいです。

 だから、要するに「たまにはいいじゃん、そういう音にしたかったんだから」でいいんだと思います。

 どーなんでしょうねえ……。「ジーグ」に関しては大体は計算されていると思うんですが……。
 僕はロック側の人間ですが、プログレにおける「偶然のような計算ずく」と通じるものがあるように感じます。
作曲家の柴田南雄は『音楽の骸骨のはなし』(音楽之友社、1978、絶版)の第2部第1節『シェーンベルク「ピアノの組曲」(作品25)について』で、

<シェーンベルクはそもそも無調という言葉をはげしく斥けたし、12音音楽とか12音技法という用語さえ用いていない。そして「相互の間の関係のみに依存している12個の音による作曲の方法 Methode des Komponierens mit zwoelf nur aufeinander bezogenen Toenen 」と称しているわけで、われわれも1度この原点に立ち返って考えてみる必要があるのではないだろうか>(99頁)

と、ジーグのもつ独特の調性感について、譜例をいくつかあげながら、音列に「BACH」とその逆行が組み込まれていること、また調性はなくても特定の音程関係の支配に注目するならば、ベルクどころかヴァーグナーやブラームスなみですらあることなど、興味深い分析を行っています。

<音列順序をシェーンベルクが変更した意味とか、彼独特のアクセント記号によってどの音を強調したかという意図などを少し細かく検討してみると、いかにシェーンベルクの意識がたんに音列を機械的に展開するやり方から遠い所にあったかがよく分かる。シェーンベルクが、ヴァーグナー、ドビュッシー、スクリャービンの次の世代として、調性のあいまい化をいっそう押し進めたのは疑いない。だが、彼は完全な無調などそもそも不可能なことは知悉していた>こと、そして
<カデンツ構造に代わる12の音の相互の音程連関が、楽曲の内的統一にどのくらい役立つか>
ということがシェーンベルクの一生を賭けた音楽的試みである、というのが、シェーンベルクのいわゆる「12音音楽」についての柴田の主張です。
>ミチローさん

なるほど、6音の塊ですね。その考え方はすごく役に立つと思います。
6音でなくても確かにそういったフラグメントをあちこちで見受けます。いろんな要素を組み替えたりしてるんですね。
なぞが解けていきそうです。


>アイカワさん

本からの引用ありがとうございます。わざわざ読んで頂いたようで、恐縮ですm(_)m
「いかにシェーンベルクの意識がたんに音列を機械的に展開するやり方から遠い所にあったかがよく分かる。」という分析は私にとっては衝撃的でした。
それから、私も4個の半音階的な音の並びには注目していましたがそれが「BACH」であったことには愕然です。
シェーンベルクの音楽はどこまでも神経がいきわたっている!(@@;)



みなさん、とても参考になるコメントありがとうございました。
さらに研究を深めていけそうです。

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