音楽理論　：　楽典コミュの本によるアヴォイド・ノートの違い

とある本ではⅠの13thとⅡmの13thはアヴォイド・ノートなので使えないと書いてありました(画像1)
別の本ではⅠの13thもⅡmの13thも使えると書いてありました(画像2)

どちらが正しいのでしょうか？

コメント(14)

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Ⅱm7の13thは理論上は一応アヴォイド・ノートです。ですが、13thを鳴らしてもドミナントっぽい響きに変わるだけですので、曲の流れから違和感がなければ使ってしまって構わないのではないかと個人的には思います。

Ⅰの13thがアヴォイドというのは（自分の知っている範囲では）聞いたことないです。細かく理論を突き詰めればもしかしたら何かあるのかもしれませんが、普通のポピュラー音楽をやる分には使ってしまって問題ないかと。

[3] mixiユーザー 11月28日 16:58

Ⅱm7のコード機能がサブドミナントなので13thを入れるとⅦ-7♭5の転回になりドミナントになってしまうからだと思います。いわゆる♭9の音程でのアヴォイドとは異なる概念ですね。

[5] mixiユーザー 11月29日 00:02

　なんか、曖昧な書き方をしてしまったために伝わりづらかったようで、申し訳ございません。

　Ⅱｍ6はroxyさんのおっしゃるようにⅦ-7♭5の転回形なのでドミナントとなりコードの機能が変わってしまいます。
　ですので、セッション等でスコアにⅡmと書いてあるにもかかわらずⅡm6を弾いてしまうと、響きが不安定になるため、弾くことは原則として禁止されます（ただ、13th(M6th)こそがドリアンを特徴づける音でもありますので、個人的にはアドリブソロにおいてこれを結構使用したりするわけですが）。

　他方、自分で曲を作る場合にはⅦ-7♭5の転回形としてⅡm6を使うのは自由ですし、理論的にも特別破綻してないかと思います。
　ただ、表記上はⅡm6とするよりⅦ-7♭5の転回形であることを示しておいた方がドミナントであることが伝わりやすいので親切かもしれないです。
　（例　Key=C でDm6と表記するよりBm7♭5 onDとするなど）

[7] mixiユーザー 11月29日 02:37

>>[6]
　眠れないため、こんな時間にレスしてみます（笑）。
　おっしゃられているようにトライトーンが生じている以上、サブドミナントとして解釈することは難しいかと思います（ただそうすると、Ⅳ♯m7♭５が何故トニックなのかという疑問も生じますが、その辺は漠然とした説明しかできず、しっかりした答えを用意できないためとりあえず逃げておきますｗｗ）。
　ざっくりしたことをいえば、ⅡmとⅡm6は完全に別のコードという理解でいいかと思います。
　
　ツーファイヴのⅡをⅡm6に置き換えても、Ⅶ-7♭5の転回形として解釈できることから、V7を代理コードであるⅢ７と解釈して、Ⅱm6をセカンダリードミナントとして解釈することは可能でかと。
　ただセッションでは意思統一は必要になるかとは思いますが。

　まあ、理論的にどうであろうとも、理論に忠実である必要は全くないと思います。（例えばニルヴァーナとか）
　そんな酔っ払いの意見でした（笑）。

[9] mixiユーザー 11月29日 15:33

なるほど。そういう解釈もありますね。
自分は例えばkey=CのときにCmajorにテンションノートを足して、そこからソとシを抜き取ったものと理解してます。ド(１度)とミ(3度) というコードの特性を決定づける音を共通にしてますので。まあ、それもリディアンスケールなので、結局同じことを言ってますけど。ただ、トライトーンが生じてるけどその点は構わないのかなー、という素朴な疑問があるだけです。トニックだって知っていれば理屈は何でもいいんですけども。

Ⅲ７は代理っていうと不正確かもしれませんね。いわゆる同主調からの借用、ちょっと賢ぶった言い方だとモーダルインターチェンジというやつです。

Ⅱm6がⅢ7のセカンダリードミナントになるのは、Ⅱm6をⅦm7♭5の転回として考えて、ⅦからⅢへのドミナントモーションが生じているとと捉えるという意味です。まあ、酔っぱらって打ったやつなので、深く気にしなくていいです(笑)。

[11] mixiユーザー 11月30日 00:32

>>[10]

＞並行短調のⅤ7を長調でⅢ7として使うなら分かりますがそういう事でしょうか？
はい。そういうことです。疑問があるかはともかく、実際そういう風に使われる曲は数多く存在するのでそれでいいんじゃないかと思います。

[13] mixiユーザー 02月19日 00:40

I Majの6thも、II mの6thも加えるとコードの感じが変わってしまうからじゃないでしょうか。バークリー辺りの連中は「カラーノート」って呼んでたと思います。つまり、コードの色が変わってしまうくらい印象的なインターバルということですね。

あと、アボイドノートっていう表現は少々時代遅れのように感じます。現代の楽曲はジャズのみならず、よりポピュラーなジャンルでもこれらの音は積極的に使われていますし、ビバップの時代で既にアドリブフレーズにも取り入れられているので。

作曲家がCMajorまたはCMaj7の響きを求めている場合は「使えない」ですね。ただ、厳密には楽譜にそう書いてあっても注意が必要ですよね。楽曲が6thを要求する場合や許容する場合があるので。要求する場合っていうのは、作曲者がいちいち指示していない、つまり、「空気読めよ」っていう場合ですよね。（笑）

[14] mixiユーザー 02月19日 05:54

わたしはちゃんと理解が及んでないとは思いますが
みなさんのやりとり、知的な会話、すばらしいですよ

理論物理学の超弦理論にホログラフィック理論（ADS/CFT対応）というのがありまして
4次元の理論と5次元の理論が数式上　イコール　で結ばれます
ひとつのことに複数の意味（多面性）があるということを数学的に示してます

Ⅱm7+13th　→　Ⅶ-7♭5の転回とみればドミナント
　　　　　　→　Ⅱm7+13thとみればサブドミナント

2つの意味が重ね合わさった状態
ボソンのようにパウリの排他律を受けない
いうばればボソニックな和音だと思います

超弦理論は素粒子を弦の振動で記述する理論です
音楽理論との関係も興味深いなあって、つい、お邪魔してしまいました
おもしろい話題をありがとうございます

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