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PAPA流フリーハンドイラスト塾コミュの明日のために「その1」「その2」〜一筆描きと身に付くデッサン〜

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絵を描く仕事は、綺麗に受信、増幅して完全に再現するという、
FMコンポみたいな作業と言えなくないでしょうか?

よく「降りて来る」とかいいますね。
私は「受信する」とか「汲む」とか言います。
それを、後天的に身に付けたクセやカキカタに邪魔させず、
極力そのままに再生する事です。

「心象する力」と「再現する力」が大切、
と言う事でもあるでしょうね。
「感覚」と「反射」の往復神経みたいでもあります。

そのために「良く宿る絵描きのムネ」と、
絵描きの魂が絵を描くときに「自由に動く絵描きのカラダ」が必要です。

以下は、それを得るための、基礎にしてこれにつき、
最小にして最大の、二つのささやかなレッスンです。

■その1
一筆書きをやって見ましょう。
人物の頭のてっぺんからはじまって手先足先を回り、
また頭のてっぺんまで戻ってくる一筆書きです。
「上手に描けなくなる」と言う不安があるでしょうが、それも目的です。
下手でよいし、現在持ってる絵柄のバランスを壊してしまっても良い。
これで得るものは、何度か触れてきた「長い線」を得る事と、
色々影響を受けてきた「描き方のテンプレート」が外れると言う事です。

■その2
デッサンをやってみましょう。
デッサン教室でいい成績をとるためのデッサンではなく、
身に付くためのデッサンです。

そうしたデッサンでは「見ない」事がコツです。
英単語の勉強もそうだったでしょう?
なるべく見ないでおいて、何時かそらんじることが出来たら、
もう二本線でけしてしまったでしょう?
それとおんなじです。

例えば先ず、ジーンズをはいた女性の腰を描いてみる。
町で交差点に立った時。
電車で座った時。
たまたま見かけたジーンズの女性の腰を見て憶えておく。
何か法則性を発見する心持ちで見ると把握しやすいでしょう。
で、帰ってからそれを再現してみる。描いてみる。

少し違うかな、まだ再現しきれてない、と思えたら、
現状可能なかぎりが引きだされるところまで描いて見る。
で、どうしても分らない点があったらそのままで良いから、
また翌日街に出て、パッとみてチェックすれば良い。
でまた、帰ってから描いてみる。
それだけです。

コメント(30)

『その1』の様にやって、
「クセ」を無くし切ってしまってカラッポになった時、
これからどうやって絵を描けばいいのか、
よすがが無くて途方に暮れる事になると思います。
でも、その空っぽの中に、透明な、形のない絵の兆しが一つ
残って在る事に気付くでしょう。
それが、自分の顔、自分の声、と同じ、持って生まれた「自分の絵」の兆しです。
その絵は、顔や声と同様に、自分の成長と一緒に成長する自分の一面です。
一筆書きをやって見ましたが、

まるで自分が小さな子どもの頃になって、書いているようでした。
そう言えば、自分が小さい時こんな書き方したのを、覚えています。
なんだか自分の影のようにも見えます。

デッサンは、
昨日梅田の駅で見た、後姿のジーパンのカッコ良かったのが、
鮮明にイメージに焼き付けられていたので、

それを思い出して、いざ描こうと思ってみると、
意外とおおざっぱなイメージで、細かい所が、ぜんぜんでした、、
見る練習をしなければと、思っています。
時々心掛けて、
懲りずに続けてみて下さい。

因みに、世の中の漫画にあるイラストで、
カリスマ的に言われるような人でも、
腰、特にジーパンの腰が描けてる人は一人もいません。
何故分らんかなあと何時も思うんだけど、
そんな訳で、参考になる人のはどこにもありませんから
自分でやりましょう。

後で、ちょっと理解の助けになる画像をupして置きますが、
町で見た「カタチ」のベッタリ丸暗記では、
必ず漏れがあるから、
形の中にどこでもいい、何か小さな「法則」のようなものを発見して、
「あ、わかった」と言って、お家に帰る。
それが大事な点です。

頑張って下さい。
この2つのレッスンって・・・

わたし、一時期「イメージトレーニング」なるものに
興味示してた頃があったんですが(それに関する本を
2冊ほど購入しました)、何だかそれと共通するものが
あるようです。

「イメトレ」の「基礎事項」として
「本来『どうでもいい』ことや『無意味』なこと、これらを
『自然に無視する』ことに『抵抗』してみる。
頭に思い浮かんだことは、例えどんなことでも在りのままに
口に出してみる。そうなることによって内面から湧く
意識・思考・イメージに対して『自己検閲』することが
困難になり、ありのままに受け入れることができるように
なる」

すいません、引用が長くなっちゃった(ダメ)

「絵」に関しても「イメトレ」に関しても
「まずは頭を空にして。在りのままを見て。それを口に
出して(絵に描いて)。そうすれば『固定観念』から
抜けられます」・・・って「解釈」で良いのでしょうか?


何だかんだ言っても、まだわたしの中で(絵に関しても
生活基盤全般に関しても)
「こうでなきゃ。こうなったらこうしなきゃ」という
「凝り固まった何か」があるのかもしれません。
そして、それを「(取り除けるだけ)取り除く時期」が
来ているのかもしれません・・・・
一筆書きについては、
やまだやさんのおっしゃる様な側面が確かにあって、
私もそれは後から分った事ではあります。

例えば般若心経と言うものがありまして、
あれの大部分は、般若波羅密多の行はこれこれこんなに有難い、
霊験あらたかな物なんだよという能書きで占められていまして、
その有難い『正味』の部分は何処かというと、
お馴染の「ギャーテイ、ギャーテイ、ハラギャーテイ、ハラソーギャーテイ、ボージソワカ」という所なんです。
ここの意味は有って無い様なもので、
ここを繰り返しそらんじようとすると、
ギャーテイギャーテイ、と繰り返しておいて、
次にハラギャーテイと、違うものが来る。
更に次にその両方の様でどちらでもないパターンが来る。
つまり、A・A・C・Bみたいな、
裏切って裏切ってはぐらかし続けるので、
いっつも気をつけてないとそらんじ切れないパターンなんですね。

この、『何時も意識的でなければならない。目覚めて居なければならない。アンチパターン』な感じは、
悟りの因であって、一筆書きに似ています。

また、弓道において、弓を左右に引いて矢が放たれるまでの
流れる様な動作のうちに、
力でないものの介在が極まって「放つ」のではなく
「放たれ」と言うのが訪れると言います。
それにも亦通ずるものを感じたりしますね。

これらは、これを手放したら大変と言う、
後生大事な「生き方」「やり方」「描き方」が全部飛んじゃったところに、
実はハナから有った、どんな時にも便りになる万能の何かが「残ってた」という発見のお話なんですね。
「途方に暮れる」と言う言葉が上の方にでて来ましたが、
それはとても大事なプロセスです。
こう言う事も、大丈夫、心配ない、悪くはならないと言う安心感をもって、
受け入れて下さいね。
それを知らず五里霧中の中で続けざるを得なかった私の青春時代を思えば、
それを知った上で取り組める事は幸せかもしれません。

何時か発見する「自分の絵」というのは、必ず、
思ったより頼りがいや、懐しみや、暖かみの有る、
心強いものです。

また、地上に落ちていたり、スコップの一掘りで見つけた宝石より、
本当に価値のある石は、深くに埋められて、
大きな岩盤を成していたり、深い輝きだったりします。
これまでに、あらゆる道の、何と多くの人が、
後ひとほりをせずに諦めていった事でしょう。
その事は自身にとっても人類にとっても、
どんなに惜しまれても余り有る損失です。
その事を思い、皆さん、信念をもって頑張って下さい。
一筆書き、わたしもやってみました♪
いやぁ、描いてるうちに「ワクワク感」が出てきました(ぇ)
そーいや、小さい頃って、ただ「絵を描くのが楽し」くて
描いてたよーな。

でも、そういったものって成長するに従って縮小されて
きて、逆に(ある部分では「必要」なんだけれども、
ある部分では「無用」な感もある)「テクニック」やら
「俯瞰」(言葉的に、これで合ってるのかしら)やらが
沢山くっ付いてきてるのではないかなぁとも・・・・・

ウフフ、しばらくはこの「一筆書き」で「楽しく遊べそう」
です♪
そして「楽しく遊んだ」後、一体何が「新しく生まれて」
いるのか・・・

デッサンも、近々始めてみようかな(^▽^)
ズボン(旧い言い方か?)の腰で、
有り勝ちな間違いは、ここにあげたような間違った腰の理解によります。
漫画で言えばDr.SのT.A.も
アタタタのHのKも、
カリスマのO.K.も、
ゲームイラストのSKも、
皆、この当たり前の事が理解できてない。

足は、腰の円盤の下から生えた棒じゃなく、
腰の横にピンで留められた棒です。

これは、例えば人の頭部を描くときの手始めに、
卵型に等高線を描くところから始めるような常識の弊害だと思います。

参考までに。
これは蛇足ですけど、
女性用のガードルをデザインする人も、
「間違った下着選び」とか言って、
お尻までスッポリ包むように勧める人も、
この有り勝ちな誤解を気付けないで居るのだろうと思います。

お尻までを足と考えると違ったカッティングになるはずなんですけどね。
ア、いけない。
これは、サンプルとして男のLevi's501を描いちゃいましたね。
寝てないもので、ボケかましてスイマセン。
でもまあ、理屈は一緒だから、いいか。
絵を見せていただいてやっとわかりました。
「腰の円盤の下から生えた棒」だと、ちょっと動きのあるポーズはもうおさまりがつかなくなってしまうのですね。
「卵型に等高線を描くところから始めるような常識の弊害」についても、さらなる解説をお願いいたします。
わぁ、凄いや(驚愕)
でも、言われてみれば・・・確かに「脚の動き」(例を
取るなら「ウォーキング」だけでも)なんかは「太腿+
ひざ+ふくらはぎ+足首+足の甲・足の平+足指」(だけ)で
動いてるのではなく、それらと共に「腰の横っちょの
Vライン+お尻」も一緒に動いてるんだよなぁって。
この2点(Vライン+お尻)、「忘れ去られがち」なのかも
しれません。

そーだ!
いっそ「人の歩く姿」をデッサンする際には(多分あの姿は
「人が動く『基本』であり『応用』」だと思うから)
どっかのレンタルビデオで「ウォーキングビデオ」とかを
借りて(あるのかなぁそんなの)、で、目に焼きついた姿を
思い浮かべて描いてみようかなぁ・・・
なるほど〜!そうだったんですね、
なんだかおかしい、、どこがおかしいのか解らなくって、、
どうも有難うございました。

それから、一筆書きをしているうちに、
ほんの少しだけですけど、
いつの間にか、全体を把握する力が出てきたように思います
HUMMING PAPA
ここにあげるサンプル画像は、私のHPの中のもので恐縮なんですが、
これらの「線画」の、
部分部分の線が何処から始まり、何処で次の線に引き継がれているかを、
目で辿っていただけますか?

もちろん実戦の時の絵ですから一筆書きではないのだけれど、
このレッスンによって獲得して欲しい線の長さと、
その効用を、理屈でなく見て取って欲しいのです。

人体を描くに当たっても、書道に言うところも字画の様なものがあって、
ここに集まって下さった皆さんには、このレッスンの後、
その一画の途中でつぎ足しになる様であって欲しくはないのです。
その一画一画の筆運び、緩急、呼吸の中から、
筆で書く仮名文字のようなリズムを感じ取って欲しいのです。

一筆書きで得た線の長さをもってすれば、
平仮名一文字分の線の長さのキープ力を持ちながら、余裕をもって、
その一画一画に臨む事ができるはずです。

やがては、町で見かける人の、目によるクロッキーも、
そのリズム、緩急、流れ、字画として把握、発見される事を期待します。

「明日のために その1,その2」だけで、
そのためのトレーニングが充分とは言えませんから、
次に用意させていただくトピックで別な側面から補足したいと思います。

えっちゃんの
「卵型に等高線を描くところから始めるような常識の弊害」に関するご質問は、
それに触れる適切な機会に譲らせて下さいね。
なぞって行く内に、
書道の法則みたいなものが、絵にもあるのだということが
何となく解りかけてきました。
絵の見かたも、今までとは違った見かたになってきました。

筆の滑らかさを、鉛筆で描くのは、とっても難しいですね
もっともっと線を描く練習しないと、、
Vismayaさん

次のトピックに中々入れなくてご免なさいね。
次のトピックで予定している事が、
その難しさを補足してくれるはずです。

大ざっぱに言うと「先細の中太線」と「先太の中細線」の違いについてです。
前者が、漫画で良く見かける線。
後者が、端的に例えたら書道の「一」文字の線です。

私は是非皆さんに後者を身に付けて欲しいと思っております。
この線が、このトピックで得た長い線に命を吹き込みます。
もう暫くお待ち下さい。
さきほど、このコミュニティに入会させていただいたばかりなので、一筆描きの実践はまだです。
これからとことんやってみようと思ってますが。

記憶で描くのはよくやってます。
街中を歩いている人を、観察して観察して「わかった」というところで、紙だけに向かい記憶で描くトレーニングをやっています。
この方が、いちいち細かく観察しながら描くよりも自信に満ちた線を描けますね。

一筆描きを含めて、再度みっちりと繰り返したら、また報告いたします。
よろしく。
頑張ってみて下さい。
その際、念を押しますが、
一筆書きは、誰に見せるためのものでもなく、
動く禅のように掛け値なしの自分のためのものです。
これまで保ってきた自分のバランスや絵柄としてのまとまりを失っても好いと言う事です。
一切構わずやってみて下さい。
とりあえずやってみましたーーー☆

昨日友人の似顔絵、というか全身も描いたんですが、

こう、

描けなくて。。。

描けるときは線が長い気がします。
それは全体を見えてるときなんですね。
左から
【ドライブ】相手を抜き去ります。
【ウォーキング】昨日隣を歩いてた人です。
【ダンク】マイケルジョーダンです。
【レッグスルー】足の間を通すヤツです。
【シュート】マイケルジョーダンです。
です。


全部キヲクでやりました。
うーーーん。
どうこうよりも、、、たのしいな☆
わたしも昨日、今日と続けてやってみました。
新しい課題をいただくまでは、続けてやってみようと思います。

まず「記憶で描く」ですが、これは以前から心がけてやってみたりしてました。ちょろちょろと実物を観察しながら描くよりも思い切りのいい線が描けるように感じます。描く前にイメージが出来あがっているからなんでしょうね。

「一筆描き」は、あらたな発見でした。これも以前から生きた線を描くために、一本一本を長くしようとはしていたのですが。こうやって強制的に続けて描くと、その動きがしみて来ますね。
と同時に思ったのは、アウトラインに含まれていた情報をいかに見逃していたか。という反省です。
最初は、記憶だけで一筆描きの人間のアウトラインを描いていたのですが。ちょうど人がたくさんいるファミレスで描いていたタイミングだったので、目の前で立っている人。動いている人を記憶して一筆描きのアウトラインで描いてみたのです。
すると、アウトラインだけなのに実にくっきりとその人の特徴をとらえられるのですね。内側の細部を描かない分、アウトラインの情報に集中するからなのでしょう。これは実に勉強になりました。
おかげで、今日もアウトラインでの人物スケッチをたくさんしました。
ウンと飛躍して言いますと、
アウトラインの中に総ての情報を籠められるんですよね。
それがチャンと描けていれば、
正確な陰影の彩色ももう出来たようなものなんです。

心象する事、完全に引きだして再現する事は、
本来人(潜在意識)に備わっている心象する力と、再現する力を引きだすためのレッスンです。
こちらの方は、一筆書きと違って、
パートパートで細かくやって行っていいと思います。
手なら手、足なら足と言う具合で好いと思います。

片方(一筆描き)で長距離の関連把握をトレーニングして居るので、
ここで長さや早さやタッチを揃えなくても、別個の二つのレッスンは
自分の中では融合されて行くものなのです。

この段階では、タッチを獲得してなくても問題はないのです。
何時か上記の二つが融合して、
自分の生まれついた体に合ったものが必然的に顕れてきます。
この段階で、美人画の伊東深水の作品や、
安田靫彦と行った日本画の人物画を観るのは、素晴らしい刺激です。

鉄線筆で長息の一息の内に引かれた線は、
張りつめた、清潔な精神がコントロールした、
線の精華として鑑賞されてくると思います。

まあ、これについては個々人色々でしょうが、
そう言う目でこの時期に、
線をテーマにした尊敬すべき絵を鑑賞するのは好い事だと思います。
洋画でも、ドガのドローイングや、
そう、モディリアニなんかも線の長い描き手ですよね。
本日伊東深水デッサンの世界展を見てまいりました。
線、長かったです。
PAPAさまのおかげで今日、作品の見方が全然違ったと思います☆
今日、初めて読ませていただいています。
参考になること山積みです。

その1の練習法は面白いですね。
やってみます。

その2の「そうしたデッサンでは「見ない」事がコツです。」
は、とても高いスタートラインですね。

僕もデッサンの講座を開く立場なのですが、
「見る」→「何を?」ということが
分からずに描いている人が多く、
それを伝えるためにはまず、「見るという意識を変えなさい」
今思っている「見ている」は「見ていない」のではないか
という疑問を持ちなさいと問題意識を起こさせるところから
始めることが多いのです。

別の言い方をすると、頭に記憶を理解としてフィックスしないで
手から出そうとして出来ないでいる人が多いというのか。

プロの現場でスピードと闘うようになって
記憶出来ているからイメージが鮮明だから
早く描けるということが分かるようになってきました。
学生時代に読んだ、ちょっと危ない密教系の新興宗教者の本で、
「一度見た超高層ビルの記憶から、その窓の数を、人は数えられる」
と云う様な一文がありました。

まあ、極端な例だし、私も現状そこまでは無理(不要)にしても、
さもありなんと云う気はしました。

人の記憶というのは必ずしも脳みそで手放さないように掴んで居る分だけがそうなのではなく、
公共の宇宙図書館(潜在意識)に隈無く収まって居るのだと云います。
基本的には、人は本来、見た事があるものは描けるのです。

それを引き出す力や、或いは回路を、
私達絵描きは心掛けて取り戻す必要があると思います。

呼吸についても先ず完全に吐ききる事の重要さを説かれますが、
私達は普段、「引き出す」方の力を自覚しないのと、
自覚しないがためにないがしろにしていると思います。

よく、「降りて来る」といわれるインスピレーションの現象は、
きっと「壮大」「深遠」な大作の時に云う話であって、
普段日常の一絵描きに、そうは縁の無いものと、
遠慮がちな考え方をするのは損な事だと思いますよ。

心象した些細なデッサン、表情の一つだって、
頭に置いとかずに、潜在意識という宇宙図書館に預けてしまって、
必要な時は何時も、そこから「頂き直す」方が、
私達は描かれるべき絵に敬虔になれるのです。

それに、定義(テンプレート)好きな頭の記憶からは自由にしてやる方が記憶そのものにとってもいいのです。

さて、図書館から借り出す時の一つのコツは、
どんな仕事でも、依頼を受けて日が浅いうちに一度、
軽くカジっておく、ちょっと軽く妻づく辺りまで手を染めてみる。
そこで一旦手放して、別件の仕上げなんかに勤しむのです。

その、ちょっとカジった事で、潜在意識への投げ掛け(図書館への取り寄せリクエスト)が出来ています。

そうして何時かこの仕事に本腰を入れる段階で、
(それが宇宙図書館にあるものであれば、この世に送り出されるべき案件であったのであれば)必ずや、
「降りて」来るものがあるはずです。

そういう、図書館がよいに、馴れてゆく事が
私達絵描きには是非必要な事ではないでしょうか。

長文になりました。
PAPAさん、よく一筆書きを勧められますよね。

これは、そらんじて描く訓練になるからなんでしょうか?
試してみましたが・・
続ければ何か変化が有るんでしょうか?
なんとかして少しでもその能力を身につけたいと思います。
丸写しなら,きわめて簡単なのに・・
なんかいい方法ありますか?

お手隙の折にヒントでもありましたら、どうぞよろしくお願いします。
>有馬千さん
一年以上の時を隔てて返信を書きます。
今日改めてコミュの記事を読み直していて朝になりました。
わたしがここにあげさせて頂いた一筆書きの特訓は、
巧く描く技術や方法、手法の事では無い事を再度言っておきたいと思います。
わたし個人の事で言えば、十代の終わり頃、
絵で、わたしがこの後の人生で、何を世に贈って一生の道とすべきか
全く五里霧中の中で無意識に始めたのがこれでした。
これは寧ろ「下手になるための方法」と言ってすら良いと思います。
「下手になるため」と言うのは厳密な意味ではありません。
折角今まで積み上げ溜込んできていた、「こう描けばいいんだ」「こう描くと巧いと言う事になってる種類の見え方になるんだ」と言う便利技や、
子供時代から知らず知らずうけてしまった誰かの影響の一切を、
未練なく金輪際振り落とす為でした。
しかし、その効果としては、
勿論頼みの綱になる描き方の一切を失いましたが、
予想していなかった「長い線」と言う物のおまけがついて来た、
それが自分のその後の絵描き人生の最大(と言っていいかも知れません)の資質になった、と言う事ですかしら。
まあ、それは副産物の話ですが、
「絵柄」の全てを失ってしまった事で、
一切の絵柄を描かなくなったのですが、「絵柄」は一切描かなくて尚、
そこに「何を描いても(声や人相と同じ)自分の絵」と言う物になっている事にも気付きました。

これはもうこのコミュで耳蛸な話になってしまいましたが、
そう言う意味合いである事を「再確認」のためにもう一度書かせて頂きました。
掴んでいた一切の絵柄や描き方から自由になった手は新しい物を一から掴めるでしょう。
その時はもう好きだった漫画家の描き方や絵柄でなく、
人や世界から神の絵柄を発見して掴めます。
万物の中に素晴らしい絵柄や手法(美しい法則、神妙な法則)が目を瞠るばかりに溢れています。
その気付きを持ち帰って形にしてみようかと言う時に
以前より自由な、マニュアルに主導権があるのでない、
胸に宿った憧れや法則が基点の指示系統で、
人馬一体のように動く自分の絵描きの体、体の事は忘れてもいい体が
出来かけているのに気付くでしょう。
何処かに歩いて行くのに、細かい筋肉や間接の全てにコマンドを与えるのではない、
何処かへ行きたい、その事だけでタダ歩くように
それを描く時段々「夢中が育てる」自分になって行くでしょう。
仕事中なので手短に。
たまたま見たyoutubeに、ここで書かせてもらった一筆書きに近いデッサン練習をしてる動画がありました。


http://www.youtube.com/watch?v=sKuuggEAtJg

この把握眼と体が伴ってきたらモノの捉え方が一次元上がるでしょうね。
デッサンというものは石膏デッサンみたいに近視眼的にやる限り
よく言われるような「画力向上」にとって永遠に意味がないと思っています。

書けるようになるための練習って
こう言う目と体を携えて、描かれたいものを思い描く事ではないでしょうかね。
ではよろしく。

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