ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日本庭園コミュの日本庭園で季節の移ろいとお茶を楽しむ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2010-10-23
板橋区水車公園の徳水亭で、秋のお茶会を楽しみました。
9月9日は菊のお祭り、重陽の節句です。
旧暦では、10月の半ばとか、暑さが続いたこの夏は秋を感じるのも遅く、
季節的には、今頃がちょうどいい時期になりました。

久しぶりに訪れた徳水亭は、秋の花で彩られ、お茶会の華やいだにぎわいで満ちていました。
今日は、小間で表千家流、広間で裏千家流のお手前で、
年に一度しかお目にかかれないお道具などが披露されます。
印象的だった物の一つが、お花、お会記には名残りの花とあり、
色とりどりの小花が沢山生けられ(7〜13種の奇数使い、広間では9種でした。)
この季節最後の籠盛りで、有馬籠という花入れが使われていました。
早咲きでも椿や山茶花などの花は使わないそうで、
ススキ、ナデシコ、トリカブト、小菊...などなど
白いのは珍しいシモバシラ、片側に小さな白い花が並んでいてとても可憐、
冬になると、茎が枯れて縦に裂け目ができ、根元近くに、
根から吸い上げられた水が浸みだして”霜柱”のような
氷の結晶ができるところからこの名になったといいます。
    
炉を切る前のお手前で、風呂は道安、釜は筒波千鳥で姿がよく、
いずれも無形文化財保持者・根来実三氏に師事した中田呂尚造 だそうです。
飴色をした大樋焼の茶碗や、お茶席に合わせた水車の蒔絵が施された大振りの薄器も華やかです。
また、窯変はないものの静嘉堂の天目茶碗を思わせる深い青味のある高取焼きの水差しも印象的でした。
調べると、作者の亀井味楽氏は、福岡市の無形文化財高取焼の15代当主で、
高取焼の特色は、七色の釉薬と形や装飾の簡素さであるといいます。
水差しの両側にちょこんとついている管耳も面白いつくりだと思いました。

   
お菓子は、秀月さんの御製で着錦、いつもながらお味も形も大きさも、大満足!
茶室の飾り窓の竹組みが、柳瀬荘の物とほぼ同じデザインであることも発見!

お席後は、区の職員による日本庭園のミニ「お庭ガイドツアー」もあり、
つくばいに軽やかな音を響かせる水琴窟があることも知りました。
うららかな秋の一日、お茶会をたっぷり堪能いたしました。
http://blog.goo.ne.jp/tanuki3goo/e/ec4a4f793b6b5d588356834e66ff4836

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日本庭園 更新情報

日本庭園のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング