日本庭園コミュの清澄庭園　雨にけぶる緑陰の水辺

2010-11-11 ちょっと前ですが清澄庭園に行ってきました。今は夜間ライトアップもやってるそうです。HKの大河ドラマで竜馬の向こうを張って、派手な立ち回りを見せている、三菱財閥の創始者岩崎彌太郎が手掛けたことで有名な庭園です。
ドラマの彌太郎はちょっと変なおじさんですが、三菱の彌太郎が、明治11年に社員の慰安や貴賓を招待する場所として造園を計画し、明治13年に「深川親睦園」として開園したのが始まりです。
　　　　
その後も造園の手が加えられ、元々は江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられる広大な敷地に、隅田川の水を引いた大泉水、築山、全国から取り寄せた巨大な名石を配して工夫を重ね、明治時代の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」として完成しました。ぐるっと回ってその石の多さ、大きさに莫大な三菱の財力の片鱗を見ることができ、あきれるやら感心するやら…とにかく、大した迫力です。
　　　　　　
緑は深く、東京都の指定名勝になり手入れも行き届いているため、都心にありながら別天地の静けさを堪能できます。面積は、8万１千平方メートルを超える広さがあり、関東大震災や、東京大空襲の際には多くの人の避難所として多くの命を救ったそうです。

http://blog.goo.ne.jp/tanuki3goo/d/20101111