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妄想独房 Reiko's short storyコミュのあいのかたち 6

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いつか来ると思っていたそれは余りにも突然だった。

熟年離婚を言い渡された気分になったくらい。

彼はベッドの上で煙草をふかしながら、あたしの顔を見ずに壁を見ていた。

『ねぇ…』

少し離れて座り、壁をみたまま一体誰に話しかけてるのか…

『俺はお前は普通に結婚した方が幸せだと思うんだよね』

そりゃ普通の女だからね。

言いかけて辞めた。

『だからさ…ライヴにも来なくていいよ、こうやって俺といる時間を普通に恋愛して幸せになる時間に使って。』

この人は一体何を言ってるんだろう。

あたしは別に彼女にしてとか、奥さんにしてとか一度も言ったことがないのに。

『あたしのことが嫌いになったの?』

やっと言えた言葉がこれだった。

『…いや…』

それでも彼はあたしを見ない。

『いつの間にか、お前も結婚しなきゃいけない年齢になったよな…って』

返事になってないでしょう?

『それが不満だなんて言ったことないし』

逆にあたしは彼を睨みつける。

『俺はライヴは出来るけど、それ以上はしてあげれないよ?
俺は一緒にいて凄く楽しかったし大好きだったけど』

過去形だ…

けど…って何?

その瞬間あたしは自分のプライドをかなぐり捨てた。

『訳判んない』

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