LYRICS BY FOXY PLAYコミュのScattered

映し出された歪んだ世界
善も悪も見境ない

少女の瞳はいつからか
諦め覚えて朽ち果てた

涙さえ流さなければ
波風たたずただ静か

触れてほしくなかった
誰の目にも留まりたくなかった

それはある日突然侵入した
それまで何度も痛みを刻み
苦しみ抜いた行く末に
追い討ちかけた最大の罰

逃げることはもうできない
進めば進んでいくだけ
終わりに近づいてくだけ

少女は何も知らずして
いつからか重い荷を背負わされ

逆らえないものに怯える日々
甘えることも知らずに育ち

歎き哀しみ苦しみに歪み
誰も少女を満たすことはない

上辺だけの優しさで
無理矢理満足してただけ

膝を抱えうずくまる少女に
ただ静かに波打つ心情
自分をさらけ出さずに今まで
歩いて来たはずなのに

何がそんなに心残りか
解らないままに
消えていくのか？

あいつと出会って大幅に
狂ってしまった光一筋

少女はどこに向かって歩き
何を求め誰を支えに？

人と人は出会って何を
得るため別れを決めるのだろう

少女は何のために彼と出会い
何のために削った生命？

どんなに諦め覚えても
生きてればいつか立ち上がる
その希望すら見失った今
どうもがきあがけばいいかさえ

解らないまま
無情に時は去る
少女を置き去りにして

何もしてやれないままに
少女の命はやがて燃え尽き

灰になり儚く散るも
僕の胸に残る一生

どうして少女が選ばれた？
もっと早く出会っていれば

少女を救うことはできた？
笑顔で満たす道は開けた？

僕はただ静観してた
少女が美しく舞い散る姿

無念さに握り締めた拳
食い込む爪に血が滲み

少女の痛みを知った今
涙重ねて告げたさよなら

もう二度と会うことはない
少女の笑顔刻むように