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珈琲文明コミュの裏・文明通信

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 これまでは裏・文明通信を毎月その都度トピたてしてたけど、
ここに一本化していきます。
あ、でもこれまでのはそのまま放置するんで(笑)、
2009年3月からこっちにします。

コメント(97)

※写真はグロいんで注意「リア充どころかリア王」2012終章(裏・文明通信12月号)

年内最終ブログいきます。
去年の12月はいきなり網膜剥離で緊急入院&手術。
あ、写真は術後だからこんなんなってるけど、網膜剥離というものそのものは外観じゃ全くわからずかつ痛くも痒くもない。いきなりグロい写真ですんません。
しかもこれ去年のだからね。今年のは、超リア充ショットでひとつ。

そうそう、ちょっとどうしても言いたかったことを思い出したのだ。
去年、この網膜剥離を経て約2週間くらいお店を休んで、
退院後、店を再開したその初日のことである。
その日、ものの見事に、二階席にお客さんが誰も行かなかった。
二階がガラ空きなのに、一階でわざわざひしめきあうようにお客さんが集結していた。
完全にお客様のほうに気を遣わせてしまっていたのは痛いほど感じてた。
この話をこういう日記とかでするとこれまたさらに読んだ人が気を遣うスパイラルになるから当時はしないでおいた。
でも、一年たった今こそ言おう、ありがとうございました〜!
常連のお客さんばかりじゃなく、そもそも何も知らない、完全新規のお客さんも何故かその日は二階に行かないという、なにやら不思議な空気が漂っていた感じで、
そしてその「気」の発生源はやはり常連の人たちだったんだと思う。
なんだかすみません。そしてもう一度、ありがとうございました。
これずっと言いたかった。スッキリした。

さて、今年のこの年末も実はけっして健康体ではなく、かれこれ2か月以上咳が続いてるのはまだいいとして、先月、今度は聴覚がヤバいことになったんじゃないかという事態があり、もう治ったからよかったけどビビったものだ。
歳を重ねていくたびに得体のしれない病やら怪我やらいろいろ増えてくると思うんだけど、
こういうときによく言われる「ストレスが原因」のフレーズ、
オレは本当に今、このストレスだけは無いなぁって思う。
これまでの人生で今が一番ストレスに関して言えば無いかも。
いや、まぁ、いろいろ大変ではあるんだけども、
それは風邪とかでの体調不良だったり、肉体的な疲労だったり、もっと睡眠をとりたいだったり、旅に出たいだったり、一日中漫画喫茶とかにいたいだったり、曲をもっと作りたいだったり、もちろんいろいろあるけどそれはやっぱり「ストレス」とは違うわけで。
子供と長い時間一緒にいたいけどいられないのはストレス要素なので明日からはベッタベタに一緒にいること決定。
明日12月31日〜1月5日(土)までお休みします。
新年は一月六日(日)、ここ六角橋で六年目を迎える珈琲文明は営業再開します。
皆様良いお年をお迎えください。
プププッ(裏・文明通信2013新年号)

不惑の年なんてもうとうに過ぎてるわけだけど、
「不惑」、惑わされない。ブレない。いい言葉だ。
不惑の年に店を開いたんだけど、
やっぱね、当初はワクワクよりもドギマギ「惑惑」だったもんで、
何しろこの業界未経験者で自営業やるってんだからこれで迷いも惑いもないっていったらアンタ、よっぽどおめでたいともいえるっしょ。
ただね、業界うんぬんかんぬんすべてひっくるめてぜ〜んぶに当てはまるすんごい法則に7年くらい前に気づいて・・・、
なんだよこの自己啓発めいたくだりは(笑)。
いやいや、もちろんこのあと壺もなんちゃらの水も水晶も出てこなくて、
ここで書くのもめんどくさいっていうか、ここに書いてあるから読みたけりゃ読むもよしだけどクソ長いし、「ふ〜ん、、んで?」みたいな人も多いだろうけどいちおう貼っとく。
これね→http://plaza.rakuten.co.jp/ojamaru/diary/200609280000/
とまぁこのことを今回とやかく言うつもりもなく、
今回言いたい話は「プププッ」って話。
なんでもいいんだけど、たとえばさ、
音楽で「オレ○○(なんらかのアーティスト)好きなんだよ」と言ったら
相手に「え!?○○なんて聴いてんの?プププッ」って言われた途端、突然自分がすごくみじめでうしろめたい気分になる感覚ってぇの?
映画や小説にしても、そうだな特に有名どころ話題作品などを言うと「プププッ」って言ってくるやついるじゃん?
この手のプププ星人にはローリングソバットとか喰らわせときゃいいんだろうけど、
分野の場合によっては結構深いダメージを負うときもあると思う。
オレの場合、音楽とコーヒーに関してはいかなるプププ星人にもなんにも動じない。
こういうとスゴイ奴っぽいけど、全然スゴイともマジで思ってない。ていうか本当に全くスゴくないし。劣ってる部分を完全に認めてるし、自分の中でいろいろと区別識別がついていることだから、動じるも何もなわけよ。
コーヒーに関して言うとね、「ブルマンは?」「キリマンないの?」「ウィンナーコーヒーちょうだい」「ハワイコナね」等々のフレーズがあって、ちなみにこれらは珈琲文明に現在ないメニューである。メニューを見ずに、または見ていながらも言う人がいるけど、
「すみません、ございません」でおしまい。
他にも「ここは自家焙煎じゃないの?」っていうフレーズもあったりするんだが、
これも同じ「すみません。違うんですよ」以上。
でもこれ最近はもうあんまり言われない。
よく言われたのはやっぱり創業当初のまだ店が出来たての頃かな。
んでもってこの手のたぐいはいいんだよ。オレの中での迷い惑いは創業当初からピクリともしなかったんだけど、
もっと、なんていうのかなぁ、例えば店の内装であったり、そういったセンス、感性的なことに関しては、とりわけ自信があるわけでも自負とか誇りとかもなく、
結構揺らぎやすくて、まさに暗中模索というか、いや模索じゃないな、
自分の中で決めたことがあって、それを揺らがないように意識的に努力した感じね。
コーヒーや音楽に関してはそんなことに意識も努力もしてないんだが。
天井劇場に関しては当初、結構なプププ星人がいたし、他にもオレの中でなんら自信がないことはいっぱいあった。
でもだんだん多くの「ホホ〜星人」が現れ、
こっちも「プププッとか思われるような店なら岸恵子さん来てないだろう、新井満さんもハリスさんも・・」みたいななんだかこの発想自体も相当小さい考えだけどさ、
そういったいろんな人が来てくれるようになって、ていうか有名無名は関係なく、
コンスタントにお客さんが来続けてくれている事実こそがやっぱり精神的安定につながっているんだよな。
コーヒーと音楽以外の、オレの中にある様々な「不確かさ要素」をいろいろと払拭してくれているのは継続足りえているという事実。そしてその事実に日々感謝なのさ。
「うちは常連さんばっかりだから・・・」の危うさ(裏文明通信2月号)

2月最終日。この裏文明通信をどうしても今月は今日書きたかった。
理由は「完全試合」を密かに狙っててなんとなく達成する気配があったから。
結果、今月達成することが出来た。

「完全試合」・・・ブログ上では何度か説明してるフレーズで、「一か月間お客さんの人数30人を下回った日が一日もない月」のことを言う(民名書房刊)

去年は6月と11月の二度達成しているけど、これらはひとえに「アド街」「モヤさま」「孤独のグルメ」「スーパーJチャンネル」等のメディア効果によるもので、
だから今年の目標としては「メディア媒体等の追い風抜きで完全試合を達成する」というのを年頭の表版文明通信でも書いた。

ものの見事に今月は本当に何のメディア露出(どんな些細なものも)もなく(たぶん)、
そしていわゆる「ニッパチ(2月と8月はお店に人が来ないという通説)」の中での達成(しかもほとんどの日が30人どころか40人以上)はすごくすごくすごく嬉しい。
来ていただいた一人一人のお客さんにマジでお礼を言いたい。

今月、感じたこと。それは未だに「新規」のお客さんがとても多いということ。
お店をやるにあたって当初「地域密着系のお店は2,3年たったらお客さんが飽和する」んじゃないだろうかって思ってた。
でも6年弱たっても毎日毎日本当によく「初めての人」がいらっしゃる。

創業当初、お客さんが本当に少なくて、同じ顔ぶれのお客さんによる毎日がしばらく続いたことがある(逆に言えばこの頃の人たちは物覚えの悪いオレでもさすがに覚えて馴染み深い人が多いのも事実)。
そんな頃、とあるコンサルタントの人がメルマガだったかで「状態のおもわしくないお店がよく【うちは常連さんばっかりだから】という言葉を使う」と書いていたことがあって、ドキっとしたことがある。
常連さん、リピーターさんが重要なのはもう死ぬほど当たり前のことで言うまでもないこと。
でもそんな常連さんが永久に常連たり得ることなど期待するほうがおかしい。
ていうか常連さんに対して失礼というか、
例えば「引っ越し」や「転勤」、大学生とかなら「卒業」など物理的な別れだってある。
さらに、こういった物理的なことじゃなく、かといって特にそのお店が嫌いになったわけでもなく、ただなんとなく、本当に何の理由もなくなんとなく、足が遠のくということもある。オレ自身もこういうお店あるしね。
だから常に新しいお客さんが何割かを占めるようにならないといけない、というこの話を当時これは肝に銘じておこうと思ったことを覚えている。

今書いていることが誤解を招く恐れもあるけど、とにかく飲食店のみならず、営業というものは「常連さん」「ご新規さん」の両輪が重要だっていうあまりにも当たり前のことね。
その中で「新規開拓」のほうにボリュームを置く人、「リピーターさんのフォロー」のほうに置く人、経営者、セールスマンの中で個人差はあるだろう。
オレは、新規の「開拓」っていう部分へのエネルギーやモチベーションが著しく低く、
これまでに費用をかけて宣伝広告をしたことが一度もないというのがその表れだと思うが、
とにかく「来店者」に意識を置き、それが結果的に「常連さん」だったり「ご新規さん」だったりするかもしれないがとにかく来た人に対してエネルギーを集中させたいというスタンスをとっていてそれはこれからも変わらない。
そんな中で今月

・創業当初のそれこそほとんど人が来なかったプレオープン期間から来てくれている人
・毎日のようにいらっしゃる人
・一年に一度くらいの頻度でいらしゃる人
・5年ぶりくらいにいらっしゃった人
・いつか入ろう入ろうと思っててようやく入ってくれた人
・最近初めて入ってみてほどなく再びいらっしゃった人

まぁいろんなパターンのお客さん一人一人の大量援護のおかげで完全試合を達成することが出来ました。謝謝謝謝 シャア〜!!!

偉大じゃないけどスゴイ月(裏・文明通信3月号)

先月に続いて今月もまた最終日での裏文通のアップ。
先月みたいな偉大な記録ではないんだが、すごい記録が出た月なのは確かなんで、
ちょっと最終日まで待ってみようかなと思った次第でっす。
完全試合はならず。3月18日の一日だけが30を切った。それも29名・・・。
まぁこういうもんだよ。お向かい小龍包高梨さんが「あと1名の場合言ってください、テイクアウトしますから」って言ってくれてた(ありがとう)けど、
まぁそういうことでもないしね。

でもね、今月は30を切った日が一日なのはそれはそうとして、
40を切った日がこの日以外に二日あるだけ。

つまりだ、三日間を除きその他はオールOVER40!
平日も全部ひっくるめた一日の平均人数が54名というのは史上2番目だが、
例えば昨日の土曜に営業してたらほぼ確実に平均人数もアップしてたなぁとか夢も膨らむ。
あ、昨日のライブのことはもちろん近々書くよ。楽しかったよ〜。

えっと、そんなわけで、偉大な記録ではないんだが、スゴイ記録の月になり、
それでもやっぱり完全試合のほうが偉大だと思うんだよね。
とにもかくにも先月も今月もメディア媒体系タイアップ(?)等は何もなく、
そんな中で平日のお客さんが増えてきてくれたことが本当にうれしい。

明日からは4月。毎年4,5月、(そして何故か6月も)はすんごく忙しいんで、
もろもろの環境整備も含め、さらに休業日を増やす予定なので、
定休日以外のお休みにご注意ください。
最も明確に書いてあるのは文明通信(表のほう)ね。6日に発行だから6日までは少なくとも不定休はないです。

先月も今月もなんだかこんな営業成績チックな内容ばっかりでしかも月末最終日にアップとかこんなんばっかりなのは全然面白くないんで来月からはもっとちゃんとした裏っぽい、ディープな裏話を書く。つもり。

あ、明日4月からは、コーヒーゼリーがスタートします!お楽しみに。

脱サラして今日で7年(裏・文明通信4月号)

「脱サラ」ってのとニュアンスが少し違う気もするがまぁサラリーマンには違いない。
7年前の今日4月15日付で、前職の学習塾を退職した。
甲府とか他の山梨の教室長たちが夜中に駆けつけてくれたり
同日の夜は本部長からこんなものが知らぬ間に流布されてたり、
→http://plaza.rakuten.co.jp/ojamaru/diary/200607050000/
「ガキ大将ラーメン」って店で妻と二人で打ち上げをしたり
まぁ7年前の今日のことははっきりと覚えている。

教室長っていうのはいわばコンビニや居酒屋の店長といったところで、
やはりオーナーとは全く異なる。
この日、講師たちに残した「遺書(?)」的なもの
http://plaza.rakuten.co.jp/ojamaru/diary/200611130000/
に「人数」より「単価」とか大声で言ってるけど、
今は断然「人数」だな。しかも「最低人数」のほう。

大学卒業後、「バイト」「社員」「オーナー」とその時々でやはり思考も変わってったと思う。

バイト時代(塾講師時代。10年以上だから未だにキャリアで言えば最も長い)
・・・自分の担当の生徒のことしか考えてなかった。他の生徒のことやその生徒の保護者のことなど眼中になかった。

社員(教室長)時代・・・ジャングルみたいだった富士吉田教室では静かにさせることにエネルギーを費やしたが、大月教室では一転してみんな静かで、もちろんBGMなんぞなく、やたらシ〜ンとしててちょっとした無駄話(講師と生徒のコミュニケーションとしても不可欠)が筒抜け状態になるから、よく窓を開けたりして外の国道の車の往来の音を入れたり無駄に換気扇をつけて幾分ノイジーにしてみたり、
とにかくバランス調整というか全体俯瞰に気を付けた。
「木を見て森を見ず」にならないように大原則としてオレは授業をしないようにしてた。

そして現在、オーナー、ていうか自営業店主・・・全体俯瞰の考えに関しては当然として、
何が社員時代と違うのかというと、決定的に異なっているのは長期的に物事を見ているということだと思う。

ともあれ三つの職種はどれも全く別物(塾の講師と教室長はこれまた死ぬほど違う)で、
まぁもちろん共通点もあるんだが、今言えることは3種類の人生、20、30、40代と異なるシリーズで、例えばテレビ番組なら全て違うチャンネルで違う時間帯で、
CDなら売り場のコーナーが違うジャンルブースにあるような、
そんな人生なかなかおもしろい。音楽があるとなお楽しい、今月の表版のテーマともかぶったところで、お後がよろしいようで。

バナナのケーキとアルバートコリンズ(裏・文明通信5月号)

本日で今シーズンは終了となった「いちごとブルーベリーのケーキ」。
「これに合うコーヒーは?」と訊かれると「クイーンブレンドか茜すみれかケニアです」と答えていたけど、個人的には実のところ1も2もなく「ケニア」がドンピシャだった。
そもそもケニアというコーヒーが「ブルーベリーやラズベリー等のベリー系、さらにカシスの風味」がある。「いちごとブルーベリーのケーキ」の中にはカシスのムースまでサンドされてたもんでもう合い過ぎっていうか、双方にこれほど相性のいいコーヒーもないと思った。
でもなかなか即答で「そりゃもう断然ケニアでっせ」とは言えない感じってわかるかな。
「このバーボンに合うブルースは何かけたらいい?(何この状況)」と訊かれ、
個人的には「ジョンリーフッカー」って答えたいところを
結局BBキングって答えちゃう自分。
もちろんBBだって合うのは間違いないし、ほぼ外さない感じだしね。
ケニアはクセが強いし強烈な酸味を伴うし、人によってはマニアックな味だし。
だからついBBキング等を挙げつつその中にジョンリーフッカーも加えておくような選択肢でのご提案としていた。
ジョンリーを聴いた人に「これコード一個だけだけどいいの?」とかあまり言われなそうなのもわかってる。
「ケニアって単一銘柄(ストレート)だけど合うの?」ともならないだろう。
ただなんとなく「これからブルースに入ってって好きになっていこう」と思ってる人に対してのとっかかりとしてはやはりBBキングあたり(クラプトンあたりまでには行かないところもまた大事だったりもする。うちは生粋の黒人ブルースだけを扱うお店みたいなところはあるつもりで、つまり純然たるコーヒー、アレンジされてるコーヒーは特にない。カフェオレくらい?)をまずは推していきたいっていうのがあって・・・

なんちゅう話してんだって感じになってきたけど一切の軌道修正はせずに話を続ける。

明日から「バナナのケーキ」が始まります。
これに関してはもう本当にどんなコーヒーでも必ず合う。間違いない。
バナナはコーヒーの「日除け木(シェードツリー)」にもなってるように、
生まれながらにして親子さながらの相性ゆえどんな種類のコーヒーにも鉄板で合う。
でもここは「裏・文明通信」。そうはいっても中でもドンピシャキングを挙げてみてよ、っていう要望は何もないけどここでは勝手に言おう。

ズバリ、「エチオピア」です。ただこれはエチオピアの中でも「ナチュラル製法(天日干しにしたもの)」にしたものに限ってドンピシャキングと言いたくて、
今月から入荷した「エチオピア」は、「バナナのケーキ」を見据えて、このナチュラル製法のほうにした。
よくあるエチオピア(俗に「モカ」と呼ばれる)はフルーティな酸味、ワインのような豊潤な香りが特徴だが、
ナチュラル製法のエチオピアは、果実の中でも、「メロンやバナナ」といった「おやつのような甘さ」を持ち、甘酸っぱいというより、もはや「甘い!」っていう味。
今回のバナナのケーキにはまさにこのナチュラル製法のエチオピアがドンピシャキングである。

でもやっぱ実際は訊かれたら「今回はもうどんなコーヒーでも必ずあいます」と言っておしまいかな。まぁそれも事実だし、好きなコーヒーのタイプのほうで決めたほうが良いっていう話もあるしね。

本当は「アルバートコリンズ」って答えたいところを、つい三大キングだし「アルバートキング」のほうを言っちゃいそう。うちの場合は「ロイヤルブレンド」あたりか?
今回のうちのエチオピア飲んだ人(「アルバートコリンズ」聴いた(見た)人)が、「この人どんな時もカポしてんの?」ってツッコミも来ないのもわかってる(笑)。
「エチオピアってこういう味なの?」って思われてもそれは今回の場合アンプ直結(ナチュラル)で出してるからエフェクター通したらまたそれは変わるだろうしこれを「モカの味」って考えないほうがきっとよくて・・・

もうこのへんにしよう。いいんだよ「裏・文明通信」なんだから。

緊急でも重要でもないことを続けてきてよかった(裏・文明通信6月号)

実はこれまで文明通信を50名チョイの方々に毎月郵送してきてた。
今月の「6周年記念特別号」を持ってこの郵送サービスを終了させていただいた。
主に創業時にこちらからのアンケート(「コーヒーにミルクは入れますか?」とか「タバコは吸いますか?」とかそういう内容)にお答えいただきかつご住所も書いてくれた方々を対象に毎月送り続けてきた。
もともとは最初の一年は続けよう、と思い、引っ張りに引っ張り、結局6年たった。
創業時にたまたま来てアンケート書いたら毎月毎月送りつけられてくるもんだからプレッシャーを感じたり、「ウザっ」って思われてたりするかもなぁという思いがある中、
たとえば、国立にお住まいの人(毎月宛名のラベルを貼るから国立の住所の人がいることは知ってた)が「住所が変わったのでこちらの新しい住所(同じ国立内)に」とわざわざ来店の際に言っていただけたり、また「この度引っ越したんですが文明通信はよかったらまだ送っていただきたいんです」と九州から電話をかけてきてくださった人もいた。
そんな嬉しいお言葉もあり、「とにかく6年は送り続けよう」と気持ちを固め、
この度のこの史上初「裏面フルカラー&紙面倍の特別号」で郵送の最後にした。
最終号は「手書きの手紙」も同封し、なんだか物々しくなってしまったためか、
お返事をいただいたり、今日なんかは雨の中、「毎月ありがとうございました」とおっしゃって大倉山からわざわざいらしたお客さんからご自身でアレンジメントされた花かご(※写真)を頂戴したりして大恐縮してしまった。

お店のニュースレター、これは緊急でも重要でもないこと。
でもこういった嬉し過ぎる反応があると、やってよかった!としみじみ思う。
前職の塾でも毎月保護者に送る「月謝明細」に同封するかたちで必ず教室新聞的なもの(こんな感じ→http://plaza.rakuten.co.jp/ojamaru/diary/200607230001/)、を書いた。
やはり緊急でも重要でもないことを続けてみて、生徒がやめた後もあれは読みたいって保護者に言っていただけたりして微妙だけどやっぱり嬉しい気持ちになったものだ。
職業は変われど、やってることは実は何も変わってない(苦笑)・・・。

でもこっちの「思い」を発信し、それをキャッチしてくれている人がいるとわかると
続けてよかったと本当に思う。
郵送は終了するけど文明通信は続くし、HP上や店内、または店頭で来店せずとも取れる状態にあるんで、今後とも、あ、もちろんこの「裏文明通信(ネット内だけだけど)ともどもよろしくお願いします。
リリース&キャッチ(裏・文明通信7月号)

アイスコーヒーが物凄い勢いで出てる。夏だから当たり前?いや、うちに関しては例年、真夏だろうがなんだろうがホットのほうが出てるし、しかもそれが密かに誇らしかったりする。喫茶店やカフェの夏のドリンクにおけるアイスが占める割合はハンパない。
関西にいる(元)コーヒーメーカー勤務だった友人から聞いた話。
夏は当然として、年間通じての合計で最も多く出てるのが「アイスコーヒー」であるという話はかなり驚異的だった。
寒い時期はもちろんそうアイスが出るもんじゃないだろうし、
それでいて一般的に喫茶店やカフェの繁忙月は11、12月あたりである。
それでも年間トータルでアイスが一番出るってことは答えはひとつ。

夏にどんだけ出てんねん!

ってことね。まぁこれは大阪エリアの話ではあるが関東でもそうは変わらないデータかと。
そして繰り返しになるが、珈琲文明の場合、通年ではもちろんのこと、夏だけ取ってみてもホットのほうが断然出る。そしてそれが自慢。ほんとにさっきと同じこと言ってる、、、。

でもね、この夏に関してはひょっとしたらひょっとするくらいにうちでもアイスがホットを凌駕しようとしている勢いが今ある。
ここ最近の真夏日、それももちろんある。
でもやはりもうひとつ考えられることはやはり今月の「表版・文明通信」が「(この夏の)アイスコーヒー」という特集でそれを読んでいただいてのオーダーということで、事実このパターンは間近で見ていてたいそう多い。

注文の際に「おすすめは?」と訊かれると決まって「こちらからオススメするものはありません」とこたえるようにしていることは今も変わらない(※あらかじめ「酸味が少ないのが好き」とか「○○ケーキにあうのは?」等の好みの感じを言ってくれた場合はガッツリと提案するけど・笑)。
でも情報の発信は極力行うようにしている。
またはある種のキャンペーン的な意味合いを込めているのが「季節のブレンド(今で言えば【ウッドノート】と【ヴェルデ】)、季節のケーキ(これからで言えば【ブルーベリータルト】)」あたりのことになるのかな。
よく「〜キャンペーン」とか、「〜フェア」とか、って「値引き」することが多く、その代わり大量仕入れ大量生産等で仕入れも安くするという構造か、
または多少の粗利は減っても値引きして薄利多売で盛り上げるっていうのが一般的だと思う。
うちの場合、季節のブレンドにせよ、ケーキにせよ、今回のアイスコーヒーにせよ、価格は何も変わっていない。ビジネス書やコンサルタントはよく「価格を下げずに価値を上げよ」と言うが、オレが心掛けているのは「価格を下げずに思いを伝える」。
「思い」や「情報」をリリースする。
そしてそれをお客さんがキャッチしてくれたときの喜び。
「キャッチ&リリース」ではなく「リリース&キャッチ」。
投げた球を受けてもらって、さらにしかも投げ返して(リピート)くれたりした時、
本当にこれはお店運営冥利に尽きる。

そうそう、そういえば「バナナのケーキ」にドンピシャ合うコーヒーは「エチオピア」で、
これは通常のエチオピアじゃなく「ナチュラル精製法のエチオピアがバナナやメロンなどのお菓子のような甘さが特徴」だからであり、ていうかバナナのケーキに合わせて「ナチュラルのほうのエチオピア」を仕入れるようにしたわけだけど、
これに関しての反応はイマイチだったかも(笑)。
マニアック過ぎる?またはリリース範囲がネット上だけってのもあるのかな。
ちなみに「ブルーベリータルト」にドンピシャなコーヒーはズバリ、「ケニア」ね。
「(この夏の)アイスコーヒー」がこの「ブルーベリータルト」に合わせてあるっていうのももっと掘り下げて元をたどればこの「ケニア」がブルーベリーやラズベリーやカシスの風味を持っているためでアイスには深煎りのケニアが入っている(他にブルンディとブラジル)ってことで、
だからさらにもっと思いっきりフォーカスするならばとにかくこの「ケニア」がジャストフィットなのである。さて今回はどんだけこのリリースをキャッチしてもらえるか?

本日より「ブルーベリータルト」スタートします!
十字路で魂を売る日は来るのか?(裏・文明通信8月号)

先日二人の男性が来店され、帰りがけに「ただ今、この子をプロデュース&マネジメントしてまして、ここの商店街及び店主の皆さんにプロモーションビデオに参加していただきたいと考えているのですがよろしいでしょうか?」と言ってきた。
内容を訊くと「ヘッドホンをしてその楽曲に合わせて身体を揺らす、楽しそうにする、等のパフォーマンスをしてほしい」とのことだった。
例えばこれが神大の軽音楽部の企画であるとか、商店街のプロモーション活動の何かで、
どう考えてもアマチュアの域を出ない場合であれば協力は全然惜しまない。
しかし今回、何やら本格的で、スタッフも動いているレベル。ブツも流布される。
こうなってくると話は別で、オレはその人たちに対して、

「私はコーヒーと音楽のことだけは絶対にお世辞を言ったり気持ちに反することをしたくないんです。今お聞きした趣旨ですと、その楽曲を私が「イイ!」と思う体で参加することになるため、一度その作品を聴かせていただいて、イイならイイし、ダメならダメなんです。すみませんがこればっかりはよろしくお願いします」

とこたえ、デモ音源をいただいた。めんどくさい店主ですみません・・・。
と同時に相当な高確率でお断りすることになる旨も伝え、その日は終わった。

すごい生意気なようだけど、オレにとって「イイ!」って思う楽曲がどれくらいの感じなのかを具体的に述べる。
当店では有線放送に加入していて、オレは最近閉店後は努めて「J-POPヒットチャート」みたいなチャンネルを意識的に聴くことにしている。
一定期間かなり同じ曲がかかる。その中でオレが「すっげぇ〜イイ!」って思ってるのは、
アーティスト名もタイトルも不明だけど、サビが「♪音の無い世界のウサギ〜」っていう歌詞で始まる(これがタイトルかも?)曲でVOはチャラの声に似てて、完全バンドサウンドでビートはシャッフルのロック。この一か月内だとホントにこれくらい。
続いて「イイ!」って思うのは、グレイの今の曲。昭和歌謡エッセンスなんだけどお洒落だと思う。それと、たぶん「aiko」の曲(?)。声がaikoだと思うだけで確証はない。
つまり現在の有線ヒットチャートの曲の中でオレがヘッドホンして気持ちよさそうに演じる対象は3曲のみってことになる。このレベルでの話を本当に適応させようってんだからまず可能性は低いでしょ?

少し気が重く、腰も重く、いただいた音源を聴いてみた結果・・・





つづく(笑)。だって字数制限オーバーって言われたんだもん。
つづき〜

ヤバイ、超イイ(笑)。マジで。まいった。いや、まいる必要はない。いい。良い。


歌が上手いだけじゃなく(声はどことなくオレが好きなレヨナにも似てる)、
アコースティック系なのに「リフもの」だった(これは本当に少ないんだよ)。
早速他にも聴いてみたくなってYOUTUBEでチェック。
ライブ音源が多く、それゆえ実力が完全にわかる。
パーカッションが女性なんだが、これがまたタダ者じゃない!
個人的に超気に入った動画がこちら(パーカスソロはもうわかりやすく圧巻よ)→
http://www.youtube.com/watch?v=HgGnFraBWqg
ぜひこの素晴らしいアーティスト「久和田 佳代」さんが世に出るべく、微力ながら応援したく、後日もちろん喜んで「ヘッドホンで気持ち良く聴いてる姿」を撮っていただきましたとさ。
10月あたりにリリースされるとのことなのでそのVもそのうちぜひ紹介しまっす。


さて、話は変わるというか今回の件と関係ある話でもあるんだが、
ダイドーブレンドコーヒーのCMでバリスタ世界チャンプのラウル氏が出てて、
「え?これ缶コーヒーだったの?」と驚くシーンがある。
また、お茶のCMで、オレは知らないけどきっとお茶の大家とおぼしき渋い人が、
「これは急須ですね」と断定してるのがある。
このクラスの人たちがこんな間違いするわけなくて、
でもね、オレはこの人たちに対して「魂を売った」とか批判するつもりはなく、
どちらかというとこういうCMでいく、と決めたプランナー(?)やプロデューサー等の制作側になんだか憤りを感じる。
「魂を売った」といえば映画「クロスロード」だけどさ、
あの中でスティーブヴァイが動揺してミスピッキングするシーンがあって、
あの時のスティーブヴァイ、下手に弾くのが下手過ぎで(笑)もう多くのロックキッズたちはニヤニヤしながらあれ見てたと思う。
あれによってスティーブヴァイの評価はいささかも下がらんのは間違いないし、
まぁ映画だしね。そう考えたらCMだからどうでもいいのかとも思うんだが、
なんだかやっぱりなぁ・・・

さて、「コーヒーと音楽にだけは絶対にお世辞は言わない」なんて言ってるオレ。
映画やCMで「美味い〜!」とか言うことが条件の依頼が来たらどうすんのよ!?
そういうことは来てから考えろって話か(笑)。
「つわもの達の夜」の内情について(裏・文明通信9月号)

9月の裏文通をまだ書いてないことに気づいてたっていうか、実は「トイレの中にしかおいてないコーヒー【ブルンディ】」みたいなブログが裏文通のつもりだったんだけど、明記してなかったので、ちょっと裏事情的なものを書きます。ちなみにこれは9月号の裏文通として、10月は10月でまたあらためて書きます(たぶん)。

「つわもの達の夜」という、一般公募、またはこちらからお願いする「自己表現パフォーマンス@珈琲文明」っていうライブ企画があるんだが、
まず結論から言います。
これからこれに応募してくださるかたでさらにこちらからもぜひお願いしたいと思える人が出現した場合、実際に披露する日は、

最速でも二年後になります・・・

すみませんが、このことをぜひ踏まえてください。
これはそれだけ後がつかえている、ってことじゃなく、
うちをライブハウス化したくないってことや、
本当の本当の本当に、心の底から自分が気に入った人だけに絞りたい、
ということを考えると、せいぜい半年に一回という頻度になるってこと。
一年に一回とかでもいっこうにかまわないとも思ってる。
実際、前回の「紙芝居by飯田華子さん」の前は1年空いてるし、
その前「木下さんのエレクトロニカ&ミニマルミュージック&ロバートハリスさん&えろキュン短歌の川上史津子さん、っていう一挙大盤振る舞い」の前は2年ブランクがある。
だから「半年に一回」というのは本当に最速だと思ってほしい。

応募の実情も言ってしまうと、これがまた相当イイものばかりが来ていて、
マジで困ってしまうレベルのものが多い。
うちがライブをメインにしたハコであればほとんど全員に出演してほしい人たちばかりだ。

さて、そんな中、ぜひとも出演してもらいたいと思ってるアーティストが現時点で3組いる。最速で半年に一組ってことは、ね?これからだと2年後でしょ?
そういうことです。

さてさてさて、そしてなんと今月20日(日)に「つわもの」現れます!
そのお知らせは・・・追ってまた近日発表します(なんやねん)。
今回は、「つわもの達の夜の実情」と「告知の告知」まで。引っ張るぜ〜(笑)
お客さんに注意したことで未だに後悔してること(裏・文明通信10月号)

学習塾時代、生徒が隣同士でおしゃべりするのは注意した。
しかし、関係ない生徒を間に挟んで距離を隔て喋ってる生徒には激怒した。
「間に入ってる関係ない、勉強してる生徒のことをなんだと思ってんだ」という理由を添えたうえで、明らかに温度差を変えて怒ることにしていた。

さて、当店は「おしゃべりを楽しむ場」でもあるので、もちろん普通のおしゃべりに注意はしない、するわけない。でも距離を隔てての会話や、カウンターで無関係な人を間に置いての会話になった場合はやはり注意することにしているし、そもそも店内をそういう空気にしないようにしているつもりである。
表版のほうで「お客さんとの話を第三者だった別のお客さんにその話を振ったりしない」ってことを述べたけど、後あとでそういう空気にならないようにするという意味もある。

これとは関係ないことだが、二三か月かもっと前だったか、子供連れの若いお母様にした注意を今でも後悔し、引きずっている。

二階席から三階(客席ではない)への「渡り廊下」(※写真)がある。
ここには「STAFF ONLY」と看板がある。
でもこう書かれてると入ってみたくなるのが心情で、
厨房からは死角(厨房の真上)になってて
店主にもバレそうにない(実際には真上の廊下のため歩く音で即効でわかる)こともあり、
これまでに何人かここに入ってオレは注意をしてきた。

子供にとってはそれこそ楽しそうなところで、
ある日、中二階席にいた子供(推定小1、2くらい)がここに入ってった。
オレは下の店内のオーダーに追われなかなか注意が出来ないでいた。
というか時間の問題でまたテーブルに戻ると思ってもいた。
しかし思いのほか長い時間その子はそこにいた。
おとなしくしているため他への迷惑はかけていない。
ただ下にはたくさん人がいて、「あそこに子供がいる」というのは目立ち、気になる人はいるかもしれない。
会話が成立する子供、つまり「赤ちゃん以外」ならオレは幼稚園児であろうがなんだろうが、親ではなく子供に直接注意するようにしてるが、このケースはお母様のほうに言った。
「お子さんは英語(STAFF ONLY)がまだわからないでしょうから、お母様が注意するようにしてください」と、まぁこの言葉、文字だけ見たら普通なんだが、この時のオレは随分と機嫌悪く、文字通り、嫌悪感込めてお母さんに言ってしまい、そしてそれはその若いお母さまにも確実にヒットしてしまい、完全にシュン、、とさせてしまったのだ。
日頃、育児に頑張り、たまにはカフェでホッと一息、と思ってたのに気持ちが冴えないまま帰ってしまった親子・・・なんだか自分の妻子にも重なったりして、気持ちがどんよりしまくりで、今でもオレはそれを引きずっている。
注意したことを後悔してるわけじゃなく、もっと軽やかにちょっと言うだけで十分わかってくれそうな善良な感じの親子だったのに、
言ってみればあの時のオレ自身の精神状態に後悔しているってことだ。

一度あの渡り廊下に入ってった「大の大人」が、さらにそこに置いてあるギターを弾き始めた時、オレは「アホかコイツは!?」と思ったが比較的丁寧にキレたことがあって、
なんで直接「アホかおまえは!」って言わなかったんだろうって今は後悔してるけど、
そんなのとは比較にならない後悔だ。
頼もし過ぎる伏兵(裏・文明通信11月号)

※写真は「ぶらり〜」の時の林家たい平さんとのツーショットで、これまで使用されてきたのはアップのもので、こっちのはピンボケ気味なので使ってなかった初公開。

今月の文明通信(明日6日は水曜で店休みの為、既にアップ済)で触れたカレーパン、
「ありえへん世界」取材時は一個も出なかった(苦笑)ものがここに来てやたら出てます。
そもそもこの話は公式には本日アップで、一週間前に「フェイスブック珈琲文明ページ」でのみ先行発表してるだけなんでそれを見たからっていう人はそう多くはないと思うし、
そもそもが未放映だし(笑)、まぁこういうもんである。セラヴィ。
さて、「伏兵たれ」と思ってるカレーパン。思えば創業当初の三大コンセプトの一つであり、開業秘話の「文明ロード」にもこんなことを書いている。
→ http://blog.goo.ne.jp/coffeebunmei/e/1479177769b10220920652ca2af63997
「重要な伏兵」を作りたくて、ていうかこのカレーパンの構想は実は店を持ちたいっていうことよりも遥か前から20年くらい前から思ってたもので、構想20年(モノは言い様)。
まぁとにかく、出来過ぎなくらいイメージ通りの結果になって少し怖いくらいである。
先の日本シリーズで、送りバントを失敗して追い込まれたからヒッティングに変えたらホームランになった寺内みたいな活躍。
でもあくまで2番バッターの役割を担ってほしくて、
日ハム時代の2番小笠原みたいなフルスイングはNG(あ、小笠原は大好きである)で、
こちらが出すサインは常に送りバント。
でも考えてみたらこれはなんて有り難いことなのか。
寺内みたいにホームランを打って「しまった」り、
ムチを入れるどころか手綱を引いてブレーキ目で走ってるのに一着でゴールする単勝オッズ1.1倍くらいの、もはや伏兵じゃないだろ!みたいな強力なキャスト。
あらためてその幸運とお客さんに感謝。でもいつも以上に手綱は締めるからね。
表版文明通信効果も出て来たりいつも以上に出る月になりそうだけど過剰に作らない(ていうか作れない)んでおそらく当面「売り切れ」も多くなりますが、
これも一時のことなのでご了承くだされ。
「ぶらり途中下車の旅」オンエア後、注文時に、天井見上げながら
「じゃあ文明ブレンドっていうのと、あとアレね」
って言われるほどの、あんなことにはさすがにならないとは思うけど(笑)。
「今の自分の心の声を聴く」(裏・文明通信2013最終号)

これが2013年最後のブログになります。
毎年12月の文明通信は気合入れるって書いたけど、「裏文明通信」の12月号にいたってはそれはもうスゴイわけで、綺麗事じゃない部分をガッツリ書いてきた記憶がある。
あ、これまではね。
今年もそういう内容のネタには(いいのか悪いのか)困んないんだけど
そういうのはなんとなくもういいかな。
来年から夜8時閉店となることで生まれる毎日の空いた2時間の使い道について、「表」のほうでは「長きにわたり運営していくための云々」と述べた。それはもちろん嘘じゃない。
でもこれって少し「守り」だよね?いや別にいいし、守備は重要。超重要。
じゃあ「攻撃」はないのか?あるよあるある超ある。
打って出ないと維持にも繋がらないんだよ。
前に丸山師匠から聴いた「喫茶店のマスターっていうのは浦島太郎になりやすい」の言葉、
これまでも心してそうならないようにしてて、でもこれは基本的にいい意味でなんだけど、
「珈琲文明が落ち着いてきた」と思えた一年だった。
去年はいろんなメディアを中心にガヤガヤしてた気がする。
今年は派手な動きはなかったけど、例えば人数や売上も落ちてないし、お店を人の身体に例えると、栄養バランスや代謝、燃焼、もろもろ含め健康体質になった気がする。
でもこの状態がずっとは続かない。悲観してるわけじゃないが全然楽観なんかしてなくて、
今の自分の心の声を素直に聴くことにした。
結論は一言で言うと「ネクストステージ」。
「店やめんの?」とか「二号店進出か?」とか、そういうわかりやすいことじゃない。
いや、わかりにくいことでもなくて、ちゃんと今ここで具体的に述べることもできる。
でもね、先日イチローがインタビューで言ってたセリフをそっくり使うけど、
「今ここで言葉に表すこともできるけど、それをするとダサいな」って思うから、
あ、ダサくはないかもしれないけど、これに関しては内に秘めながら邁進し、それを成したほうがカッコイイと思うから口外しないでおこうと思う。ふっふっふ、はっはっは。
来年一年での話ではなく、早くても二年。遅くても三年。50歳までのプラン。
ずっと前から50歳になる自分をとても楽しみにしていて、
でもそれには「これとこれをやらねばならない」ということがあり、
それをいよいよ実行に移そうと思う。そういう体制が整ったと思う。
読んでても曖昧すぎるよね?いいのいいのそれで。

そんなわけで、とっとと来やがれ2014!
豊富な抱負、ホ〜、フッ、(裏文明通信2014初号)

★仕事
→「一日の中でいくつも訪れる邪道と王道の分岐点で、時には歯を食いしばりながらも王道を行く努力をする(先日書いた「ミシュラン料理人の言葉」に影響された)」
これである。ここ近年の年間抱負がず〜っと4、5年くらい「凡事徹底」だったんでチョット変えてみた。少なくとも「凡事=王道」であるべきだよな。
現実的な経営運営上の目標としてはこれまで「一度も30人を切ったことがない日が一か月間続く」ことを完全試合と呼んできて、なんだかんだで去年は2月だけ達成し(なぜ2月なんだか)、他の月は1日だけとか2日及ばずとかはあって、でも三日以上の月がなかったっていう、実はハードル低いんじゃないの?とか言われそうだけど、パーフェクトっていうのは本当に難しいもんで、出来そうで出来ない絶妙なハードル設定だと我ながら思ってたんだが、さて、今年、そう、営業時間が二時間短縮されることになった。
でも、パーフェクトの定義はそのままにしておくことにした。はい、ハードル高過ぎ・・・
出来そうで出来ないんじゃなくて、「出来なそうで、やっぱり出来ない」感じ(ダメじゃん)。
でも不可能ではないと思うので、この設定にしておいて向こう2年くらいのうちにいつか達成したいなぁと思ってる。
あ、あとはもう一つ、やっぱり向こう2年くらいかけてやりたい不言実行事項。
これは「不言」のほうがイカしてるから黙って頑張る。

★音楽
→「いい加減もう少し脱アナログ人間になる」
録音機器が未だにMDなのをなんとかする。
2,3年前の全国ナイスミドル音楽祭準グランプリの景品「デジタルレコーダー」をマジで使う。そもそもメンバーが「おじゃ丸がデジタル人間になるように願いを込めて」一つだけの景品をオレに託してくれたものなんでこれはもともと義務でもある。

そして今年はなんといってもコブシャウが20周年をむかえる。
何がどうしたって音楽的テンションは高まる。頑張る。

★その他
いろいろありすぎるが、例えばこういうブログとかそういうものは書くとして、
「どうでもいいつぶやき」や「毒吐き系」はなるべく控える。

(例)「レコ大、なんでAKBじゃないの?」とかつぶやかない。
または、「年賀状の自爆営業だぁ?まるで郵便局の運営方法が悪いみたいなこと言ってるみたいだけど問題なのは間違いなく自分で買い込んだほうだろ。そういうことをせずにノルマを達成せずに査定下がってでもそれを真っ向から受け入れ、怒られ、それでも生活のために頑張ってる人だっているだろ。「自爆」により統計計測データも狂ってくるんだから正直者はさらに苦労することになるんだよ。だいたいそのノルマとやら、他の多くの民間中小企業の営業マンに言ったらたぶん鼻で笑われるんじゃないの?」

とかそういうこと言うのは控える。
オレが言ったところでレコ大は変わんないし、実はどうでもいいし(笑)。
そんなこと言う時間を他のことに充当する。
そんな暇がないくらいの果てしない高みを目指すべし。
ネガティブパワー(裏・文明通信2月号)

28年前の今日2月26日はオレが大学に受かった日。2.26事件と呼んでる。
中3の二学期に兵庫から東京に転校して、それまでの内申が全く加味されなくなり、
つっても兵庫時代もたいした成績じゃなかったんだが、それに輪をかけて教科書も授業進度も異なり、散々最悪の内申のまま、さて高校入試、ってなって、ハイ、どこも入る高校ありませんから私立を単願推薦で行きなさいってなって、勝負のステージに上がることすら出来なかった高校進学のあの日から、短絡的に「大学に行ってやる」って思った。
尊大な志のかけらもない、「おのれ〜今にみておれ〜!」の単なるネガティブパワー。
ただね、このネガティブパワーってなかなか凄まじいもんだった。
高校入学と同時にガリ勉君に変身し、三年間持ったもんな。
音楽もサッカーもやってたからそこまでのガリ勉じゃないだろって思うかもしれないが、
通学電車内でも休み時間でもひたすら勉強したりして、これはオレん中ではガリ勉の部類に入る。
それでいて結局現役で受かんなくて浪人して、つまり通算4年ガリ勉して、ようやく・・・、
いや、情けないことにそれでもなお最後まで模擬試験の判定ではギリギリ以下みたいな感じだった。ところが・・・
ひとつだけ起死回生のスーパーミラクルラッキーな要素があったのが「高校の内申点がそのままとある計算式により100点分に加算される」っていう、当時の我が大学の経済学部のシステム。高校内の内申がメチャクチャ良かった自分にとってはまさに大逆転のゲタ。
思えば随分と不公平なシステムだよこれ。レベルの高い高校にいた人はメッチャ不利。

中学時代の友人らならわかるはず「赤澤は六大学に入るようなタマじゃない」。
優等生(?)だった高校時代の友人ら、果ては教師さえ「いや、さすがにそこまでは無理。調子のんな」って思ったはず。だってオレが何より誰よりそう思ってるし、
実際今でさえ不思議だから。
これを事件と言わずなんだろう。This is 二・二六事件of myself.

「おのれ〜!」っていうネガティブパワーは時に恐ろしく甚大な破壊力(だけじゃなく持続力も)を持つ。ただし「おのれ(己)」に向けること。
他人に向けるとこれまた問題になる・・・。

オレの人生の大転換期のポイント二箇所には、今思えば二回ともこの「ネガティブパワー」が炸裂している。しかも4年くらいそれが持続し、幸いに結実している。
一回目はこの大学入試。
もう一個は34歳になってからの出来事になる。

無いにこしたことはないこのネガティブパワー発動機会ではあるが、
物事を強く願い、どうにもこうにもどうにかしたい時、特殊技能も武器も富も持たない中ではこのネガティブパワーというものは、
ひょっとしたら自分的には、いや一般的にも「最終奥義」なのかもしれない。
最終とか言って今んとこ2回使ってるけど。生涯でもう1回くらい使う時が来るような気が最近している。ていうかフツフツとマグマが湧いてきてるなう。
この話はこんなとこでするつもりはないが、あと3年以内に結実させるには奥義の出番かもしれないとも思う今日この頃。

1回目のはわかったけど30過ぎての2回目のそれは何よ?っていう疑問をここまで頑張って読んでいただいた人で感じていただけてる人がいるならばもちろんこの2回目のほうは全然言うけど長くなるから、来月の裏文通につづく(マジかよ笑)。

ネガティブパワー後編〜なぜお店を開こうと思ったかの本当の話〜(裏・文明通信3月号)

取材等で訊かれる筆頭格の質問「なぜお店を開こうと思ったんですか?」
あまりに何度も訊かれると、「理由ってそんなに大事かい?普通の会社員や営業マン、ショップ販売員、肉体労働者、その他諸々の人にもそれ訊くかい?」とか毒づいてみたくなる気を抑え込み、あ、でもそういえばみんな入社面接にしても必ずこれ訊かれてることだし、職に就いたあとでこんなこと訊かれるなんてのは考えようによってはそれだけ個性的な仕事してるってことだし、
喜んで受け入れ、かつ誠意をもって回答しようと思うことにしている。

本当の本当の話をしてしまうと長くなるから、最も端的に、

「コーヒーが好きだからです」

と答えることにしている。
もう少し色をつけると、「中学生の頃から家では自分で豆から挽いて淹れて飲んでた」みたいなフレーズが加わる。
そしてこれはもちろんウソじゃない。
ウソじゃないけど、真相、深層、本音の中の本音ではない。
でも長くなるし本音の中の本音をテレビや雑誌ではもちろん、取材時に話すのは誰にとってもきっとよろしくない。ていうかやっぱ単に長いからよくない。

だからここ「裏・文明通信」の場を借りてこってりと書いておこうと思ったけど、
最初っから述べてたらそれこそ絶対うんざりされるからやめるとして(なんやねん)、
でももしも「いいから言ってみ」っていう人がいたならば、それではこちらをまず読んでいただきたい→ http://ojamaru.cocolog-nifty.com/blog/
もちろん読まなくても全然構わないんで、ザックリと2001年にとある大きな出来事があったってことだけ踏まえていただきやしょう。

その後、さてどうしたもんか、とりあえずこれまでのフリーター(塾講師)ではなく、
就職しようということだけは決めた。
決めたはいいが、オレが大学4年の時のバブル絶頂期ならいざ知らず、
世も変わり、職務経歴ゼロの34歳を雇うような会社はどこにもなかった。
選択の余地もなくまずは学習塾をはじめとした「教育業界」のみに絞った。
ていうかこれしか経験(バイトだけど)がなかったから。
「塾」の他に「専門学校」「通信制の学校」など履歴書を何枚も出したが、
実際に面接にこぎ着くことすら叶わなかった。
面接や模擬授業まで行ったとしてもことごとく不採用または不採用通知すら来なかった。

ハローワークに行き、検索であっさりと「ゼロ件」ていう画面を見て、あまりにあっさり終わるもんだからバイトまでの時間は近所の公園や川などをひたすら散歩した。

そんな毎日が繰り返され、なるべくポジティブにいようと心がけはするものの、
さすがに滅入ってしまい、ひどく暑かった夏の一人の部屋で、
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう〜
おぉ〜のぉ〜れぇ〜〜!!!!

と、それは中3の高校受験前のあの「おのれ〜」を圧倒的に凌駕する心の叫び。
ネガティブパワーが目盛を振り切るも、その出しどころがない・・・
そしてオレがその後とった行動は今でもハッキリ覚えている。
よく紙に「目指せ○○!」だの「目標○○k痩せる!」だの文字を書いて壁に貼るみたいなことってあるけど、
オレは何故か「風鈴の紐の下に風を受けるべく付いてる紙の部分(あれ何て言うの?)」をはずし、そこに違う厚紙をあてがい、


「これで終わりじゃない! つづきが残ってる!」


とここで字数オーバーのため、それこそ「つづき」ます(笑)
(つづき)
と殴り書いてそれを外に出し、風を受けさせ鳴らせた。鳴かせた。哭かせた。

結果的には運良く半年くらいの就職浪人ですみ、大手学習塾に正社員として入り込むことが出来た。問答無用に秘境(!?)山梨の地へ赴任となり、マジかよ!ってなり、
それまでの山梨グループ売上最下位教室を任され、
なんとかこれまた運良く、山梨のみならず群馬栃木茨城を含む北関東で一番の売上教室にすることが出来た。なんちゃらインペリアル教室、とかいう全国表彰も受けた。

でも「ここ」じゃない、あの時風鈴に書いた「つづき」はここじゃない、ってことだけは早々と感じ取っていた。
でも、何が出来る?どうすればいい?
いや、そういう次元にすらいない。基本的にそれまでの人生は音楽しかなかった。
うっすらとぼんやりと「自分でお店を開く」という考えが浮かんだ時、
手に職も経験も何もなく、料理なんぞしたことないオレにはとてもじゃないが「小洒落たランチを出すカフェ」は不可能で、ふと、そういえば音楽を始めたばかりの頃から終始一貫変わらず好きだったものはコーヒーだったなぁって思った。
いや、こういうとちょっとカッコいいけど、コーヒー以外に扱えそうな商品の店は自分には不可能だった。つまりは「問答無用のコーヒー一択」。
針の穴ほどの一点突破口。でもここに「つづき」を見出した、
いや違う、見出したい、見い出せたなら、見出すぞこの野郎!

あの時、風鈴にくっつけた紙切れに殴り書いた時の心の乱れ。
全く見えなくなった前途。夏の日の散歩の風景。
いつもすぐにでもあの肌ざわりは思い出せる。
そしてその感覚を思う時、いつもすぐにでもオレは引き締まる。
そんなこんながあって、今こう答えるようにしている。


「コーヒーが好きだからです」
〜ポイントカード配布に関して〜「問答無用の超積極的」から「そこそこ積極的」へと変わります(裏・文明通信4月号)

お店を始めてから初の増税体験。うちもそうだけど他のお店もそれぞれに不安だったはず。
来店客数も変わらず(ひょっとしたら微妙に増えてる!?)にやっていけてるのは本当にお客さんのお陰様様様で大感謝です。
増税によりワンコインとかシンプルプライスを売りにしてたお店はマジで大変だと思う。
そういう意味ではうちはまだ全然いいほうだけど、例えばこれまでは、

文明ブレンド+チョコレートケーキ(セットで100円引き)→980円

やっぱこの千円を切るっていう数字のマジックはポイント高いと思ってたわけよ。
あ、今ポイント高いって言ったけど、実はね、この度の増税後こそがポイント高いのだ。
ハイ、ここはぜひポジティブに考えてくださいな。

4月より同上↑のセットは30円ほど値上がりし、1010円になった。
そうなるとどうなるか? そう、ポイントが一気に倍(うちのスタンプは500円ごと)になるってことね。

来たら必ずケーキも食べるお客さんの中では既に体感してる人もいるはず。
そう、ポイントがハイペースでバンバン増えていく! 
倍の破壊力ここに極まれり。

確かに、20ポイント貯まるまでにこれまでの金額より600円(値上げの30円×20)余分にお金はかかっていることにはなる。

しか〜し!
これまでよりも、ナナナナント!9500円分も早くに到達するのだ!!!

そんなわけで、ポイントカード保持者かつセットオーダーが多いお客さんかつリピーターのお客さんにとってはけっして悪い話ではないかと。

さて、これに関連して、と言えばちょっとイヤラシイ話になって恐縮なんだけど、
これまでは会計時には「ポイントカードはお持ちですか?」と訊いて、持ってない人に対しては「お作りしましょうか?」の許可もなく、完全問答無用容赦なくお渡ししていた(笑)。

しかし、今後はそこまで超積極的な配布は控えていこうと思う。
誤解のないように言うと、ポイントカードを配りたいという意思&意志はありまくる。
ただ、完全に自動的問答無用っていうのを控えるってことね。
内情を言うと、うちのポイントカードは一般的なそれよりも間違いなく原価が高い。
理由は簡単。一枚の「ペラもの」ではなく折りたたみの一枚だから。
だから「一冊目、二冊目、」と呼んでいる。
これが地味に結構なコストをかけている。
それでもこれまではそれこそ街頭チラシ配布のことを思えば全然ロスは少ない、という考えのもと、ガンガンに配っていた。
でも今後はもう少しこの辺のコストを引き締めていこうというのが狙い。
もちろん利用してくださる人にはぜひぜひガンガン使ってもらいたいんで、
なんの遠慮も不要です。欲しい人はどんどん言って来てください。
早い話が「完全にゴミ箱行き確定」及び「そうそう何度も来られない人」向けのカード配布を緊縮していこうってだけね。
リピーターのみなさんはガンガン倍速で貯めてってください!
そしてもちろんカードが欲しい人は言ってくださいね〜!
土壇場の大転換(内装コンセプト編)〜裏・文明通信2014年5月号〜

表版のほうで、コーヒー屋の生命線であるコーヒー豆に関する土壇場の大転換の話をした。
裏の今回は、内装をはじめとした店舗コンセプトの土壇場チェンジの話。
何?つまり、扱う商品からコンセプトまでも創業直前で変えただと!?
はい、そうです。
内装コンセプトでいわゆる「天井劇場」はず〜っと前から決めていた。
しかし、内装的にはもう少し庶民的というか、「三丁目の夕日」的というか、
昭和の風情を押し出し、郷愁、懐古、ノスタルジー全開でいこうと思っていた。
BGMも、天井が夕暮れの時はカラスや豆腐屋のラッパ、夜はふくろう、朝はスズメ、など、
曲っていうより照明と自然界の音を連動させようと思っていた。
そんな技術オレにあるのか?無いよ(笑)。でもやるんだよ。
メニューの幅ももう少し広く、物販スペースも多めにとるつもりで、ブリキのおもちゃやメンコやコマを置き、夏にはヨーヨー釣りや金魚すくいのスペースも設置。
夢は膨らんでいた。そしてこれら実現のための想定坪数は最低でも15、出来れば20坪程度は欲しかった(※珈琲文明は10坪。ただし中二階席があるため実質的に12坪くらいである)。

突っ走り気味のオレに妻は「【昭和レトロ】は今ブームだからいずれ廃れる気もする」と助言があった。
「昭和うんぬんじゃなく、郷愁、ノスタルジー系は普遍的なものである」
というオレの考えは変わったわけじゃないが、確かに当時ちょっとそういうのが多すぎる気もした。アクセルベタ踏みのオレに妻の助言はいい感じのブレーキ、ポンピングブレーキの効果があった。

お店開業に関するいわゆる「ハウツー本」をオレは100冊以上(買ったものだけで100冊以上ある)読んで、
こういうパターンは頭でっかちでダメダメになるケースが多いのもわかっていたが、
いろいろひっくるめた上で、オレの中でも腑に落ち、納得し、総合的に導き出した「個人店開業の黄金の鉄則」がある。
それは・・・

「価格競争をしない」「メニューを多くしない」「大箱は避ける」

の三点。これはおそらく間違いないだろうから、この三つに忠実にいこうとしたら、
オレが当初考えていた「ノスタルジー路線」は全てこれに反していた(笑)。

ちなみにオレはこうした本やら人やらから得た知識、情報的な要素、つまり「理屈」と、
単にオレはこうかな?こうしたい!っていう「直感」を比べると
断然「直感」のほうを選ぶことにしている。
でも100冊本読んだりカフェの学校行ったりしたのは、この「直感」の正当性を後付けして自分自身安心したかったためだけとも言える。
だから「ノスタルジー路線」が理に反してるのは感じつつも、
他に直感的にピンとくるものがない以上はこれで行くつもりでいた。

そんな時に「スペシャルティコーヒー路線」への変更がよぎり、
それと同時にレトロというよりもクラシカル路線、
そしてそれまでは「漆喰の壁の白3:焦げ茶色の木7」の比率で考えていたものを
7:3に逆転させ、店全体を明るめのトーンに脳内で変えてみた。
うん、これもわるくない、そして何より、「コーヒーの店」という超大黒柱をドーン!とかまえるイメージがバシャーンと来た。
ドトールの創業者は「コーヒーがおいしいコーヒー屋にしたい」という初期衝動があったという。
至極当たり前のようでいて、この当たり前が成立してない店が9割(オレ個人の意見ね)ある。
この考えを絶対にブラさないでおかなきゃ何がコーヒー屋よ、って思いとどまって本当によかった。そして、このことは理屈じゃなく直感的にもストンと来た。

かくして、やはり土壇場で内装その他基本コンセプトの大転換をはかったわけだが、
それが正しかったのかどうなのかわかるわけもないままオープンし、
結果的に「昭和レトロ」はそもそもここの商店街全体がそうであり、
そんな中で、もっとシンプルで上質でアッパーな雰囲気のほうがインパクトがあるし、
郷愁&ノスタルジー、大正ロマン、昭和レトロ、っていうよりもなんというかこう、
明治「維新」みたいな、なんだか上向きな感じが出たと思う。
当初の店名有力候補は「Same Old CAFE」(まさかの英語)であったことを暴露しとく。

オープンして何年かたち、やがて大好きな漫画「孤独のグルメ」の実写版に当店が使われ、
主人公である井之頭五郎(松重豊さん)が当店に対して言ったセリフがある。

「ここは昭和レトロなんかじゃない。平成モダンだ。」

この一言に全ての集約があると思う。
オンエアされてない時のやりとり(裏・文明通信6月号)

タレントさん、もしくは俳優さんらが来店した時の会話の数々は、
オンエアされてない部分のほうが多いわけで、
でもその中にこそ面白いやりとりがあったことは例えば先日のくわばたりえさんの「いや、カーンやなしに」をはじめこういう場でなるべく述べてきた。
さま〜ずさんとの細かいやり取りの数々は、
なんと「モヤさまのロケ地を巡り、話を聞こうツアー」みたいなのがあって団体さんに説明したこともある。
「よくない話」の場合はもちろんしないけど(ていうかマジで今のところないし、皆さんとてもいい人なのが現状)、
その人の魅力がにじみ出てるエピソードなどは述べていきたい。

林家たい平さん(※写真1)の場合・・・本当に恥ずかしながらこっちはたい平さんのことをそれまで知らず、ゴルゴさん(?だよね、【命!ってやる人】)が来たと思って、
しばらく会話が続いていて、たい平さんが「日本人で最初にコーヒー飲んだ人はどんなだったんですかね」みたいなことを言い始め、
オレは「太田蜀山人というヘンテコな名前の人がいまして」みたいなこと言うと
たい平さんが「おお!太田蜀山人、知ってます!ボクは落語をやってるもんで」となりそこで判明、まさに釈迦に説法したことになり恥ずかしくなったその後、
オレとたい平さんは二階席にいたんだが、その時、
「下から二人をカメラがとらえる絵を撮りたいんで、しばらく二人で何か話し合ってていただけないでしょうか」とスタッフに言われた。
もちろんここは噺家のプロに第一投を委ねることにすると、
たい平さんは、即座に、

「女性が一人で来てカウンターに座ってトルストイとか読んでたりするとときめいたりしますよね」

と、全く間を置かずに、しかも「なぜトルストイ?!」とか思わせ(笑)、
それでいて実に差し障りのない会話のキラーパス炸裂。
「ぶらり途中下車の旅」の放映では、確かにカメラが下からまくっていくシーンがあって、
この時の音声はなくBGMとナレーションのみなのだが、実はこんなことを話していたのである。

斉木しげるさん(※写真2)の場合・・・「孤独のグルメ」の際、ゲスト出演の斉木しげるさんがいち早く珈琲文明に来て、ある意味ロケ待ちの楽屋も兼ねた感じでマネージャーさんと二人、かなり長時間滞在してくださった。
その時、斉木さんはかなりのヘビースモーカーであることをおっしゃると同時に、
「ここも大変だったでしょう、いろいろ条例とかでうるさくて」
と、いわば「本当は喫煙可にしたほうがお客さんがたくさん来るのに、分煙等の条例により仕方なく禁煙にしている」ことへの慰めの言葉が来た。
※確かに喫茶組合の会報誌みたいのには今でも「禁煙、分煙の義務化断固反対」みたいな運動の見出しが躍る。

オレは「当店ではスペシャルティコーヒーというものをお出ししている手前、その中のひとつの要素【アロマ】がタバコの煙により該当基準を満たさないことになるため、禁煙にしてるんです」と、言外に「自主的積極的禁煙の店」であることを含ませた。
言いながらもオレの中に軽い緊張が生まれた。
「たばことコーヒーは切り離せない、たばこも吸えない喫茶店なんて言語道断」という考えの人は未だ多い(かつてオレ自身がそうであったように)わけで、
オレのこの発言により斉木さんが気を悪くし、
その後のロケに不穏な空気が流れたらどうしようとか話しながらそんなことを考えていると、やはり間髪入れず、
「そういうポリシーや考えがしっかりしてるところはもちろんいいんだけどね」
と切り返してくれた。
重たい感じでもなく、サラりとふわりと返球してくれるスマートさに感服したものだ。

他にも様々な方々の来店、そして放映ではカットされたものの思い出深いシーンはたくさんあり、勉強になることも多く、そのひとつひとつはオレの中での財産でありつづける。

※写真はそれぞれ、おそらく未公開フォト(たぶん)。
ブログや店頭に出してる写真とまた違うバージョンにしてみた。
時は満ちた20年(裏・文明通信7月号)

今月の裏文通はぶっちゃけネタには困んなくて、テレビ、フリーペーパー等の面白い裏話盛りだくさんだったんだけど、予定を大幅に変更することにした。
今はやはり8月3日のことが自分内ブーム筆頭なわけよ。
ここは珈琲文明がらみのことを書くところとはいえ、やはり今はこれ、コブシャウ20年。
長いようで短いようでやっぱり長い20年。
27の時に結成したってことになるのだが、20代後半ってところが肩に力入れない、いや入らなくなってたから良かったのかもしれない。
でもね、個人的には34歳〜40歳までの間が人生で最も濃かったんで、そういう時期にず〜っとコブシャウがあった。
ここでは言えるわけもないあんなことこんなことの時期もそうだし、
例えば「赤澤さん、あさってから大月に行ってください」と辞令(二日前ってどうよ)が出たその土曜の夜がバンドの深夜練だったことをよく覚えている。
「山梨に行くの?オレ」と一人だと悶々となりそうなときに、練習でメンバーに言えるのはやっぱデカい。いや言ったところでなんら慰めも励ましも一切ないんだが、
もうさ、ネタか?っていうくらいの出来事が次々と降り注いでる時期に、
ヌボ〜っと変わらなかったのがコブシャウ。変わらないものの存在の大きさ。
思えば20年続いた物事が今のところオレの生涯でコブシャウしかない。
住んだ場所も、仕事も、歴代のバンドも。結婚はまだ10年だし。
音楽生活、つまり作詞作曲を始め、人前でライブというものをやり始めてからは34年たつんで音楽生活はもっと続いてることになるんだが、
そのうちの半分以上はコブシャウが占めてることになる。
コブシャウで10年たった時に出した本「コブラと同輩(キミ)と6の標本(サンプル)」の帯に先輩でミュージシャンの樋口了一さんが、

「何でもいいからそれを10年続けたら神様がご褒美をくれる」っていうのがあるんですけど、このバンドに、神がくれたご褒美はなんでしょう?
それは、あの学生時代の阿呆で馬鹿で真摯な音楽への初期衝動をなくさないまま10年やって来れて、これからもやりつづけていけるっていう貴重な貴重な、ホントに貴重な信頼関係。ですかね。

と書いてくれた。
さてそれがこの度更にダブルスコアである。ダブルディケイドである。20年。
20年のご褒美ってのは、やはり、同じモノと言っていいと思う。
しかし、受け取ったそのご褒美の有り難みのようなものをしっかりと意識しているのが今回なのかもしれない。歳とってくるとホラ、健康のありがたみに気づくとかそういうのと同じかな。
https://www.youtube.com/watch?v=D73z-oKv0Vk
動画は、昨日の第四金曜弾き語りで「一人コブラ祭り」をやった時の模様。
「家族」。そう、「家族」なんだよ。
「元気ですッ!」じゃないからその� 蔑◆κ弧青命�8月号前編)



https://www.youtube.com/watch?v=ZsNSz7Zow3k
裏文通史上初の前後編二部構成で参りますが、これは動画を二種アップしたいってだけで、
中身はいつも以上に薄いはず(笑)。しかもこの動画、テレビに映ってるのをホームビデオで撮っただけっていう原始的なもので左上になんか数字テロップ出てたりする。
テレビ神奈川の「ありがとッ!」って番組なんだけど、どこをどう間違ったか、放映前にオレ、お客さんに「明日、TVKの【元気ですッ!】っていう番組にこのお店映ります」とか言ってるし・・・。
訊き返されてなお「元気ですッ!」って最後にちっちゃい「ッ」が入るんです、とか言ってるし・・・。
違うから・・・。それ吉田拓郎だから・・・。
「ありがとッ!」だから。
ちっちゃい「ッ」だけ当たってもしょうがないから・・・。
レポーターのウッズさんがサッカーの本田に似てた。
地獄のカレーパンのリアクションが理想的だった。
スタジオにいる人たち(ゴルフの解説者のかた?!らしいです)とか自由過ぎでしょ。
今ならまさに氷水かぶる理由がある人NO1に選ばれそうなウッズさん、ありがとッ!
〜後編につづく〜

「元気ですッ!」じゃないからその�◆蔑◆κ弧青命�8月号後編)
(前回までのあらすじ、は割愛します・笑)
https://www.youtube.com/watch?v=ZEyXHgK2FbQ
それから数週間後再びTVKスタッフが地獄のカレーパンを求めて来店。
歌のお姉さんをやっている「みやじまさくら」さんのCD発売記念をお祝いしてあげたいとのことで、さくらさんは辛いものが好きだとのことで、って大丈夫なのか?と思いつつ、
これはね、不謹慎ながらも、オレは奥深い興奮を覚えた。
「元アナウンサーで現歌のお姉さん」というクリーン&ビューティーの人が、アレを食べて、しっかりと任務(CD宣伝やらカレーパンのことも悪く言わない優等生コメント)を遂行してるその所業・・・結構ガブっといってるから平気なわけはない、それをわかってるだけに余計そこが興奮、、、(以下自粛)。
※パンの蓋を開けた時のさくらさんの「真っ赤だな」っていうテンポ感もツボだった。
かつてフリーペーパー「ベリーマガジン」の取材でドS店長と書かれたこともあったオレだけどなるほどこの感覚は確かにSだ。This is S. My name is Satoru.
でもさ、前編のウッズさんにせよ、このさくらさんにせよ、「もてなす」とか「お祝い」とか言いつつ、嬉々として地獄のカレーパンの展開に持ち込むあたり、キングオブドSはTVKだろうよ。大好きですTVK、ありがとッ!こちらは元気ですッ!
上半期終了(裏・文明通信9月号)

明日の第三火曜、水曜の定休日に木曜の一日だけ加え、一足遅い夏休みします。
本日で珈琲文明の上半期は終了(上半期長っ)。
下半期は短いけどそれだけやっぱ後半は忙しいもんでね。
借金完済による8時閉店に早めた新たな年。
去年までは主にケーキの生産が追いつかないためやら店内ブラッシュアップ等により
よく店を休んだりしてたんだけど、8時閉店だとそういうのは無くなったかな。
ふと思ったのがこれまでも8月だけは8時までというショートバージョンだった。
比べてみた。
増税の影響もあるから売上や単価が上がるのはまやかしなので無視。
単純に人数だけを比べてみて去年の8月よりも今年の8月が上回っていた。
特に今年はメディア媒体露出少なめの感覚の中でこれは嬉しい。こういうのが嬉しい。

関係ないけど、明日から三日間、「ネット断食」もします。
19日金曜は平常どおり営業します。
20日(土)は新宿東口のお祭りでお会いしましょう。
100という数字(裏・文明通信10月号)

我が六角橋商店街のドッキリヤミ市が、明日でなんとちょうど100回をむかえる。
素晴らしい。
オレん中で重きを置いている数字があって、年数ならば10年。
その他の多岐に及ぶ数字全般の事柄になると「100」である。
テストの百点もそうだけど、やっぱり100の達成は難しい。
100%っていう意味じゃなくても、100は不思議に難しい。
例えば珈琲文明で一日にお客さんが100人入った日は創業以来二日しかない。
しかもこの二回は「アド街オンエア後のヤミ市があった土曜」と「イベントがあった日」であり、ごく普通の営業で到達したことがまだない。
これからもない。ないようにする。あ、これは前向きな意味でね。
ワンオペではなくスタッフがいたり、現行オペレーション(一人につき毎回一杯ずつ豆を計り、挽いて、サイフォンで淹れる)ではなくすれば物理的には可能かもしれないが、
そんなことしてどうするよだし、そもそも今年から20時閉店となった今や70人を超える来客数はむしろ店的にはサービス低下につながるマイナスと考えているゆえ「混雑札」などでそれとなく来店回避を促す(?)こともある。
ではそういうことは別として、スタッフも入れて一度に大量にコーヒー作り置きして保温してとか、お客さんの満足度やリピートのことなんぞ全く考えずに瞬間的にやってみたとしても果たして100人くるかどうか。きっとそうあることじゃない。

前職の学習塾にしてもやはり一つの教室(教室長が一人だけの場合)に生徒が100人というのは一つのハードルだったし、到達した時はやっぱ妙に大変だった。

不思議な数字だ。
一人で切り盛りする店の売上や開業に要する坪単価もそう。
他にも例がたくさんあるんだが、とにかくだ、そんなわけで100っていうのはスゴイのだ。
だからヤミ市が100回はスゴイことなのだ。
明日は祭りだ。祝いじゃ。

ふと思ったことがある。毎月第四金曜の弾き語り。
実は100回近いんじゃね?
計算してみた。
創業時、2007年プレオープンの6月からはじめてるから、
来年の9月で100回!おお!
何が変わったかわかんなかろうが確実に何かが成長したはずである。
ライブというものをはじめて100回はあまりにも遥か昔に過ぎているけど、
きっとその100回の時あたりに大きく成長したとも思う。数えておけばよかった。

そんなわけで明日の記念すべきヤミ市100回、
そして来週金曜の弾き語り89回(笑)、
六角橋におこしやす。
明日に限り珈琲文明は夜10時まで営業します。
あ、でもそんなわけで明日に関しては店内混雑予想のため、
珈琲文明への来店は避けたほうがいいかと思います(なんやねん)。
「ほんのひと握りの良くない人と不思議な展開とそして絆と」(裏・文明通信12月号)

お客様は神様ではなく人間なので、中にはズバリ、「悪いお客さん」だっている。
どう贔屓目抜きでもうちのお客さんの99.9%は「良いお客さん」だ(マジで)。
今年最後のブログは「裏・文明通信」らしく、このほんのひと握りの「悪い人」のこと、そしてチョット不思議な展開になったいくつかの話をしてみたいと思う。
それぞれ細かい部分は長くなるから端折る。

まず、拙著である「世界一わかりやすい珈琲の本」が過去にチョイチョイ持って帰られていた件はまぁいい、つうかペラッペラの薄さだしTake freeと思われてる可能性も強く、結果的には現在「店内閲覧用」と表紙に書くことにして以来さすがに誰も持っていかなくなった。
そうそう、この「表紙に太字で店の名前を書く」ってのは、美容室や病院に置いてある雑誌とかでも見受けられるし、学習塾勤務時代、教室内にあるテキスト等各種教材には教室印を押したりもしていた。
でももっとれっきとした「書籍」で、しかも本人からいただいたものには出来ることなら何も書きたくはない。
当店においてある一連の書籍類(当店掲載の雑誌やフリーペーパー等は除く)はほぼ全てが著者ご本人からいただいたものである。

ある日、新井満さん著「〜自由訳〜方丈記」が無くなっていた。
これを読もうとしてたお客さんが気づいて教えてくれた。
確かに無い。
なんだかとても嫌〜な気分になった。
数ヶ月して、あるお客さんが返しに来た。
「お借りしてたこの本返しに来ました」
とシレ〜っと言ってきた。
「貸した覚えはないんですが」とオレはキレつつ相手の言い分も一応聴く。
細かい話はカットするが、とにかくオレはコンコンとキツネのように説教するも、
相手側に「盗んだ」という意識が無いことは確かなようだったので、
幾分それまでの数ヶ月の嫌〜な気持ちはやわらいだのも確かで、
引き続き、当店の書籍の表紙には「店内閲覧用」などとは書かないでいくことを決めた。

次、「ザ・傘泥棒」。似たようなビニール傘を間違えて持っていくならまだ理解は出来る。
でも似ても似つかぬ間違えようがない傘を持って帰ったという例が過去に二件あった。
いずれも外はザーザーにまだ降ってる状況。仲見世を出てその傘を開けば間違ってることに気づくはず。気づいたのに「まぁいっか、オレ(ワタシ)のを持ってっていいから」とか思ってるのか知らんが、その一方で持ち主のお客さんは「この(たぶん間違えられたであろう)残ってる傘を持って帰ったらその人が返しに来た時にややこしくなるから」といって気を遣ってそれも持って帰らず置いていったことなど知らんのだろうな。
間違えはあるにしても返しに来いよなとにかく。
そうそう、そういえばメニューブックも一部無くなったことがあって、
あんなもん持っててもしょうがないからおそらく自分の手帳か何かと間違えて持って帰ったんだと思うけど、気づいたら返しに来いよなとにかく。

ところでこの傘を間違えられたほうのお客さん。
その日は連絡先やお名前を訊いたり、さらにいろんな話をしたりして
その後もお店にいらしていただけて、今日の最終営業日もいらしていただけた。
この人、懐広過ぎでしょ。

最後にこれは、「悪い人」とかそういう問題じゃないんだが、某有名保険会社が発行するパンフ(いやもっと簡易な地域密着系情報誌みたいなもの)に当店を掲載したいという旨の話があり、結論から言うととても不誠実な対応をされたためまたコンコンとキツネになったことがあって、でもそのコンコンは目の前の営業のスタッフにではなく制作部のほうに向けるべきものでそのへんは履き違えたくないので何故オレが「キツネなう」なのかを解説しつつ営業の人に文句を伝えた。営業の人はまさか文句を言われるとは思ってもいないどころか内容的にはこちら(オレ)が感謝こそすれ文句を言うことではないからビックリしたはずだ。
いや、この営業の人は本当に一ミリも悪くない。
そしてこの営業の人ともさらにいろんな話をしたりして、
その後もお店にいらしていただけて、その後「つわもの達の夜」にも来てくれたり、
オレの弾き語りに先月と先々月と連続で、しかもご主人とお子様も連れて来てくれたりした。

なんだか不思議な展開になったこれらのお客様とはそれゆえ自分の中でも妙な絆(?)を感じている。

そう、とにかくうちに来る人の99.99%は本当にいい人ばかりだ。
ごくごく例外のことを言ったりするのはやめよう(もう言ってんじゃん)。
当店ご利用のほぼ全ての皆様、今年もありがとうございました。
以上をもちまして今年の最終ブログとさせていただきます。

堂々と公明正大にいきましょうや!
借金完済から今日でちょうど一年(裏・文明通信1月号え?もう裏?早っ!)

去年の今日1月5日の引き落としで創業時の公庫からの借金は完済した。
一周年である。「細かい話はもうしない」ってここ→
http://www.coffeebunmei.com/1312.html
で言ってるんでやめとく(笑)が、思えば去年は年の初めからいきなり大きな負荷から解除され、今思えば去年の自分内10大ニュース筆頭はやっぱこのことになるのかもなって今思ってるところだ。
マジでね、これまでにオレは借金ってもんをしたことがなかったんよ。
ローンとかも、大学時代に一度だけ¥39800(桁間違ってないからね)のエフェクターを10回払い(笑)で買ったことがあるだけで、車も持ち家もないオレは未体験ゾーン。
クレジットカード決済ってのも基本しないんで、つまりは「先にお金を払わずに何かを得る」という行為が未体験ゾーンであり、しかもそれが数百万円単位なんだからもうSFだ。

最近は公庫からちょくちょく「お金貸しまっせ」なお知らせをいただくが、
7年半前に夢と希望と20ページに及ぶ創業計画書を携え融資面接に行ったことを思うとなかなか感慨深い。

さて、そんなわけで閉店時間が夜10時から8時に早まり、どう変化したか?
それまでは例えば「ケーキの生産が追いつかない」「細かい部分の掃除が行き届かない」その他もろもろ雑務がとにかく回らず、よく店を休んだりもしてた。
8時閉店になって以降は無駄な休みはなくなった気がする。
営業日数が増えた。これ大事。
投球回数が例年200近い黒田はスゴイんだよ。

今後の新たな展開に関してはここで話すより実際に動き始めた結果を参照してください。
大きく二つあり、それは目立つことなんですぐわかります。

今年も珈琲文明をよろしくお願いします。

店主
「なんのお店にしましょうかねぇ〜」(裏・文明通信2月号)

今年になって始めたほうのブログ
http://ameblo.jp/ojamarucoffee/entry-11991961632.html で
「メニューの確定はある程度お店が軌道にのってから。またはお客さんの反応を見て決めるのはオススメしない」と述べたんだけど、
かつてこんなことがあった。

当店からそれはそれは近い場所に出来たお店。
まだそこが工事段階の時のこと。
スーツを来た少なくともオレより全員がご年輩の方々4,5人揃って、
「え?ここはタバコ吸えないの?」と言いつつ、うちでコーヒーを飲んでくれていた。
しばらくしてから「もうすぐしたらそこでお店を出すんでよろしくお願いしますね〜」と一人が言ってきた。
いわゆる完全に普通のお客さんであればもちろん何の問題もないのだが、
そして同じ商店街内とはいえ異なるブロックであったりするならいいんだが、
それはそれは近く、常識の範囲であれば内装工事開始前等に軽い挨拶のひとつはありそうなんだがそれもなく、いやそういうのも特に腹がたってたわけではないんだが、
初対峙した時の第一声が「タバコ吸えないの?」ではないのは確かだろと思ったオレは
軽くキレ気味で、
「これから出来ようとしているお店で今後ご近所付き合いとなるわけですから、
ここに入ってきた時まず最初にそういうことは明かしませんか?」
と年輩の4,5人相手に向けて言うと、その中の代表とおぼしき人が名刺をくれた。
名刺にはNPO団体なんちゃらとあった。
オレも名刺を渡しつつ、「ところで何のお店になるんですか?」と訊くと、
その代表、ニヤニヤしつつ「さぁ、何のお店にしましょうかね〜」と来た。
せっかく収めた鞘、いや鞘は抜こうと思ってたなかったのが改めまして鞘に手をかけた。
「もうそういうのいいですから、何屋さんが出来るんですか?」とオレのキレ顔はきっと伝わったらしく、
「今は○○を考えていますが、それでやってって場合によっては△△とか××でいくかもしれません」
という返答を聴いたオレはその時完全に舐められてるのかと思った(こっちもまだ開業して2年たってないくらいのペーペーだったわけで)。
ほどなくしてそのお店はオープンした。
確かにいろいろと迷走してるのは近くから見て取れた。
そして代表がまたお店に来てくれて今度は一人カウンターでコーヒーを飲みながら、
「いやぁマスター、飲食っていうのは本当に難しいもんですねぇ・・・」
と神妙な面持ちで言われたオレはそこでハッとした。
この人が言ってた「何のお店にしましょうかねぇ〜」というセリフはふざけてるわけでもオレを舐めてるでもなく、本当にそう思ってたんだ・・・

一気に可哀想になってきた。この人にではなく、こういう団体(NPOがダメっていうことじゃないからね)のもとで今まさに働いているそこのお店の雇われ店長に対してだ。
そのお店が開店してからは回覧板を届けたり、またいろんな世間話などもして仲良くなってたところだったし。

結局そのお店が続くことはなく、ごく短期間で閉じられることになった。
その後、そこに出来たお店はその内装工事中、埃まみれになりながら大工作業もしてた人が店主本人であることを知ったオレは最初からその人に好印象を持ち、全勢力をあげて応援して今に至るそのお店は開業当初はなかなか伸び悩んでいたみたいだが、
今や立派な納税店であり、貴重な店主仲間の一人である。
やっぱ自らが矢面に立ち、夢と希望と胸いっぱいの不安と覚悟を背負いながら営業しているお店にオレは最大限のエールをおくりたい。
「あれは左遷だった」(裏・文明通信2015・5月号)

この二三ヶ月くらい「裏・文明通信」を書いていないことに薄々気づいてる。
知ってる人も多いけど、今年に入ってからもう一つのブログ
「(一人で)カフェ、喫茶店をやりたいと思っている人に向けた開業の指南書」
というものを毎週木曜にアップしはじめてからというもの、
ネット発信に対する熱量、エネルギーの大部分をこちらに注いでいる感じで、
日記やつぶやきは自分的には控えめに(これでも?)なった自覚があり。
同時にこの「指南書ブログ」は少し取り憑かれたように書いている自覚もある。
実際にこれからお店をやろうとしている人にとってはきっと面白いとは思うけど、
全く関係ない、別にお店をやろうとか思ってない人にも「毎回楽しみにしてます」とか言われると不思議な気持ちになるけどもちろん嬉しい。
たとえば友人に「美容室専門コンサルタント」がいて、
業種が違うけど彼が書いているブログはオレも楽しみにしてるのと似たようなもんかな。
ともあれ今後もこの「開業指南書ブログ」に関しては、
他の世界にも通じる、みたいな一般的汎用性は「考えず」に、
あくまでも「専門的」に進めていきたい(自分ならそのほうが面白いと思うから)。

毎週木曜の本編の他に月曜は「スピンオフ編」というのもある。
今回はこの「スピンオフ編」と「裏・文明通信」を共通文面でおおくりします。

字数オーバーのため次につづきます(笑)
「あれは左遷だった」

13年前の5月のちょうど今頃の土曜、池尻大橋の教室で雑用をしてたオレは帰りがけに
「赤澤さん、月曜から大月に行ってください」と上司に言われた。
「大月」という場所が山梨県だと言うことすらわかっていなかった。

大学卒業後10年以上フリーター(塾講師)だったオレは、
34歳になって初めて正社員として就職した。
業種は同じ塾だけど、バイト時代の塾とまるで関係ない、
全国に2千教室以上あるメガ塾チェーン。
破竹の勢いの会社だったこともあり、普通なら入社2週間もすればどこかの教室長として配属されるのが当然の空気のところだった。
でもオレは半年間「方南町(当時ここは全国NO1の売上&生徒数の教室)」と「幡ヶ谷」と「池尻大橋」の三つの教室を行き来する「副教室長」という名の「雑用係」で、
主に「チラシ折り&ポスティング、宛名書き、ポスター貼り、月謝未納者への連絡、講師不足時の臨時の授業担当」等をしていた。
社員の年齢はだいたい20代半ばがほとんどであり、
オレは年齢的に他の社員の一回り近く上だった。
若いエネルギーを必要とするイケイケドンドンな社風もあるが、
これが仮に同年代の中であっても「仕上がりが遅い、物事への理解が遅い」性分であるオレは自分で言うのもなんだが、相当「使えない奴」だった。

土曜の帰りがけに「明後日から大月で」と、二日前の辞令もどうかと思うが(笑)、
この「全く考える余地も与えられずに、気づいたら赴任先にいた」ことは、
幸運と考えることにしている(あくまでも今となってはね)。
でも個人的に本当に幸運だったなと思うのは、既存教室の引き継ぎではなく、
新規開校の教室であったことだ。
半年間の「雑用係」と並行し、本部会議で各教室の状態やあり方を観察することで、
見えてきたこともたくさんあったし、先に述べた「雑用各種」は雑用とはいえ、誰かが必ずやらねばならない業務内容であり、それらを身を持って体感することは現場責任者としては「それら各種労力や強度の違い」等を把握するためにもすごくよかったと思う。

オレの辞令が出る数ヶ月前、やはり東京の社員でオレよりさらに歳は2個くらい上の人が、
山梨のとある教室に異動になっていた。
それまでの成績等から鑑み、言ってしまうと「左遷」状態であった。
その人は半年ほどしたのちに結局退職した。
オレは入社後まだ教室を任されていなかったので、
実績そのものがなかったが、こういうのは自分自身がよくわかる、
断言出来る、間違いなく、オレの大月教室異動辞令、

あれは左遷だった・・・。

(続く)
ただし、社会人経験のなかったオレに、仕事人としての余計な矜持もなかった。
それまでの雑用係で、三つの教室を行き来し、
確たる居場所のなかった自分に与えられた完全なる居場所。
それが新規オープンの大月教室であり、オレはこの場所を愛しく思った。
最初は生徒はもちろん講師もゼロ。
自分で全て対応して徐々に増えていく充足のプロセスは自分向きで、
八王子在住だったオレは普通列車にて通勤。
高尾、相模湖を超えたあたりから目の前に広がる一大スペクタクル大自然と、
ホームに降り立つと駅弁を売る人の声。
ピカピカの教室は新築特有の匂いがした。
授業終了時刻が21時半で、上り電車最終が22時24分。
授業終了後に講師ミーティングや本部連絡もろもろであっという間に終電時刻になり、
何度終電を逃したことか。いや意図的に逃したことのほうが多いか・・・
マジな話、週のうち半分は教室に泊まっていた。
寝袋をはじめ各種お泊りグッズは充実の一途をたどった。
タイムカードの打刻など日付は変わるし、そもそも出勤も退勤もない状態。
こんな風に書くとそこの会社どんだけブラックよ?
って思われるかもしれないが、本人いたって自主的にしていたと言える。
休日も隣町の猿橋の団地にポスティングに出て、戻って、
そう、自宅ではなく大月に戻るみたいな(笑)。
先に「この場所を愛おしく思った」と言ったけど、
要は自分の居場所を味わい尽くし、
そこに集う人々全部を慈しんだ。
その後、この手の会社ならではのスピード人事により、
山梨の教室グループでは総本山的な富士吉田への異動及びエリアマネージャーを兼任しつつ、こっちとしては新たな自分の本当の居場所(自分の店)作りに本腰を入れ始めるようになった。

あの時は左遷だった・・・

しかし数年後オレが退職の意を伝えた時に専務から言われた
「方南町教室(全国一位教室)の室長をやってみませんか?」
という慰留(?)はやはり痛快だったのと、
そもそも自分の夢と目的はそこではなく、
「本当の居場所(自分の店)」に向かうことだった。

その「居場所」の疑似体験が、ある意味大月教室にはあった。
仕事という概念すらない「身も心も」みたいな、
社畜(!?)ともとれないこともないが、やはり貴重な貴重な居場所体験。
ましてや自分でお金を貯めてあらゆる総力を結集して作った自分の本当の居場所、
自分のお店ともなるとその気力たるや、それはそれはちょっとスゴイわけで・・・

13年前の5月13日(月曜)が大月教室の開校した日だなんてことは、
きっと現室長はもとより本部も誰も知らないんだろうなぁ〜
「紙一重だった」(裏・文明通信5月号)

ものすごく久しぶりの「裏・文明通信」だ。今日はどうにも「裏」に相応しい日でもある。
先日、山梨の教室長時代に働いてくれていた講師が来店してくれた。
当時なかなか就職が決まらず、ようやく大手のメーカーに就職出来た時は(既にオレは塾を退職しているのに)わざわざ連絡をくれた。

それから9年たち、残念ながらそこの会社を辞めた話をはるばる山梨からしに来てくれた。
身体とメンタルのダブルトラブルゆえ本当に大変だったことが十二分に伝わってきた。
彼にとって「人生で最悪の時」は今なのかもしれない。
ちょうどオレの「人生で最悪の時」の15年前と今の彼は同じ年齢になっている。

「赤澤先生はいつもポジティブなエネルギーを発揮してたのがよくわかりますが、自分の場合は全く逆なので・・・」と彼は言った。
そしてオレが言ったのは「全くそんなことはなくて、ひとつ言えることは本当に紙一重だったんだよ」ってことだけだった。

そう、オレは彼となんにも変わんない。
ていうかもっと超絶にネガティブの極地にいたとも思う。
たぶん彼がオレを教室長として見たそのほんの数ヶ月前の東京のマンモス教室で副室長(という名の雑用係)時代を見たらそんな言葉は出なかったはずで、
彼の知るオレはその後の左遷先の教室でとりあえず迷う余地も暇もなくひたすらに働き、
北関東全域の教室で売上一位の教室になったその結果しか知らないからなんとなくバリバリと働くビジネスマン的に見えたのかもしれない。
ちなみに東京での雑用時代はそれでもまだどん底ではなく、
これ以上もう底なんかない時が15年前のまさに今日あったんだからそもそも就職して以降は超絶ネガティブではあれどあの時の絶望とはまた異なっていた。
オレから彼にアドバイス出来ることなんかなくて、
本当に今こうして「人生で今が一番幸せ」だなんて言えることは、
繰り返しになるが、「紙一重」というしかない。
底なし沼のごとくどこまでも沈んでいったかもしれないし、
しかもオレはそういう自分を怖いくらいにリアルにイメージまで出来た。
京王八王子の駅近くの電信柱にあった求人用看板を見た時に何故か寒気がするほどの絶望感に襲われたあの感覚はいまでもリアルに残っている。

「人生なんて紙一重でほんのちょっとの努力の差が出るからもう少し頑張ってみなよ」
なんてことを彼に言うつもりは全くなく、
大いに努力しても報われないこともあれば、
なんにも苦労してもいないのに全てがウマく行くこともある。
その「理不尽さ」は世のいたるところに今日も漂う。

オレが彼に言えたことは、「紙一重だった」というその事実のみで、
だからといってどうという助言も出来ないし、何かに応用出来ることでもなかった。

ただひとつだけ補足するならばオレの場合、
絶望の淵にいたその時のオレの身の回りには
鉄壁最強の布陣がガードを固めてくれていたということ。

家族(もっと具体的に言うと沈着冷静な両親、法律に強い兄)、
恋人(現妻)、
親友、
コブシャウメンバー、

オレの人生におけるスーパーオールスターキャストだ。
これら最強の布陣に完全に守られたような気がする。
でなきゃオレはおそらく15年前に壊れていたと思う。

そして、KOされはしたものの、なんとか立ち上がり、
自らの脚で歩き出し(比喩的な意味ではなく散歩したってことね)、
無目的に歩き回り、人ではなく、自然や人工物による風景の美しさをたくさん吸って、
だんだんと呼吸が調ってきたのを覚えている。

http://ojamaru.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-f468.html

Since2001・5/11 あれから今日で15年。

最強の布陣にあらためて感謝。

上半期総括(店舗経営編あるいは裏・文明通信ともいう)

去年5月に店の完全試合(詳細は省く)を初めて達成し、
今年の2月に再び達成して、自分内基準値を上げることにして、
さらに大変革(といっていいかもしれない)を行ったのが4月からのメニュー一部値上げ。
この値上げに関してはやはりオレも小心者&庶民感覚満載のため勇気が必要だった。
定番ブレンドの中で「仲見世ブレンド」だけ50円安かったのは、
9年前の当初、丸山珈琲の各種ブレンドの中で安い価格帯のものがあったため
単にそれに沿って当店でも安くしていた。
しかし既に丸山珈琲では2年ほど前から価格差は無くなっていた(値上げ)。
でも考えてみたら、ローストの煎り具合の差だけであり、
配合されている豆のクオリティがもともと低いわけでもなんでもなくて、
むしろ同一価格にオレ自身なんの矛盾も感じていなかった。
それでいて自分の店では値上げの決断を渋ってた。
そしてこの度重い腰を上げて、値上げ、いや、仲見世ブレンドと白楽ブレンドは同一のものではないため(ローストが少しだけ白楽ブレンドのほうが深い。深いけれども、それが値上げの起因でないことは繰り返し強調しておく)、比較対象とはならないが、
結果的には、仲見世ブレンドよりもこの度入れ替わったルーキー白楽ブレンドのほうが注文の絶対数も多いという結果になった。

もう一つのメイン値上げが自家製ケーキの二種「チョコ」&「チーズ」のケーキが、
時節のケーキ(現在で言えば「バナナのケーキ」)よりも20円ほど安かったのだが、
これに関する内情を暴露すると、自家製ゆえ作成者の人件費はイコール自分だからそこを少し頑張っていこうっていう考えが全てであり、
ぶっちゃけ、原価(ここでは文字通りの原材料を使用している割合だけを価格にしたもの)でいえば断然うちのチョコ&チーズのほうが仕入れのケーキよりも実は高い。
厳密に言うと仕入れのケーキは卸値は確かに高いのだが、
そこには「綺麗に包んで箱に入れて運んできてくれる費用」が入っている。
流通費用は当然必要だが、結果的に価格はそこに乗っかってくるものである。

さて、それも本音ではあるが、もっと凄まじく本音を言おう。
完全ぶっちゃけ話としてはやはり「日々の生産が追いつかない」ということと、
「作成者の時給をついに上げてあげよう」by myself(笑)ってことです。
その結果・・・

チョコもチーズも値上げ後も何も変わらず同数出ている。
てことは生産が追いついてないことには変わらないのだが、
時給が上がったんだから頑張って働けオレ、になりました。

ちなみに今年の2月20日に発行された東急沿線フリーペーパー「サルース」にうちが掲載された時の「文明ブレンドとチョコレートケーキのセット\1030」という既に値上げ後の価格にしてあったんだけど、誰にも突っ込まれなかったなぁ・・・
実際には4月までは\1010で提供してたから、ん?ここに書いてるより安いじゃん、ラッキーと思ってくれたかたはいらっしゃったかもしれない。
このサルースの取材は去年の暮れに行われてその時既に値上げを決めていたので4月以降の値段にしておいてもらったというわけです。

他にも「コーヒーゼリー」が単品だとなんと100円アップというトンデモ値上げで、
セット価格だと200円引きというこれまた史上最高値引き。
でも冷静に考えてみるとセットの場合はこれまでと何も変わっていないのにもかかわらず、
ものすごい数のゼリーがセットで出るようになった。
恐るべき数字のマジック(笑)。

ともあれ、値上げ後も客数がほぼ変わらない(単価はもちろんアップ)という結果にはただただお客さんへの感謝しかない。

Since2007.7.7 

今宵創業9回目の七夕を迎えることが出来た。
来年はいよいよ十周年!

今回のこういう内容のことは書かないほうがきっといい(笑)。

これからもどうぞよろしくお願いします。

今年のファイナルブログいきます(裏・文明通信ともいう)。
今年の重大ニュース堂々第一位は「娘誕生」で間違いないけど、
まぁなんというかとにかく幸せな年だった。
珈琲文明としては、たとえばメディア露出や取材件数で言えばここ近年で最少だったと思うし、4月には値上げも敢行してどうなることやらと不安もあった。
でもそういう環境下で、人数や売上がほとんど変わらなかったことはまずは何よりも贔屓にしてくれるお客さんに感謝で、
そして「〜に出たからその影響でいま混んでる」とか「値引きしてるから人がたくさん来てる」とか(あ、値引きは一度もしたことないや)、
そういう下駄のようなものを脱いだ状態の営業があって、
そして喜ばしい結果がついてきたというのはやはり商売上でもこれは最上級の幸福なのではなかろうかと思ってる。

新しい年を迎えるにあたって、よく「リセット」とか「心の断捨離」とかを掲げる人もいると思うんだけど、
オレの来年はその真逆でいこうと思う。
珈琲文明が10年になる。
オレが50年になる(笑)。
これまでの様々な蓄積を全部総動員するような方向でいきたい。
仕事にせよ音楽にせよ。
イメージとしては、一年中毎日お祭りしてるみたいな(え!?)。
いや、娯楽道楽快楽に溺れるというのじゃなくてさ、
これまでの自分の蓄積の中での「負の部分(←超多い!)」は除外し、
「正の蓄積部分」のようなものばかりを結集させて毎日を暮らしていくこと・・・
それって実は祭りじゃね?
そして、これらを全うするためには娯楽道楽快楽に溺れてる暇はなかったりもするというある意味かなりストイックな年となる予定。

店をやる時に最初に見据えた目標年数が、まずは「最初の一年」だった。
そしてその次が「十年」だった。
十年たったら経営者として自分のことを少しだけ認めてやろうと思ってた。

年齢に関しては特に根拠もなく、かつて「27歳」と「33歳」に重きを置いていたんだが、
特に何も無く(笑)、34歳で一大事件が起き、その後ず〜っと憧れてきた年齢が実は五十だった。
早く五十になりたくてしょうがなかった。

店の十年、オレの五十年が、とうとうやってくる(あ、オレ早生まれなだけで既に五十の代なんだけどね)。
こんな年が祭りと言えないわけがなかろう。祭ります。

それでは祭りでお会いしましょう。

※Photo by楽遊庵さん
>>[095]


お祭り楽しみにしています。

(*^^*)
>>[96] ありがとうございます!お楽しみに〜!

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