名島表現塾コミュの第８期　名島表現塾　第９回 レポート

第８期　名島表現塾　第９回 レポート （８月１７日：記録・かずっち）


参加者：鹿児島君、よーこちゃん、安永君、ちょこさん、かずっち


皆様、残暑お伺い申し上げます。
日本列島大移動のお盆休みもこの日で終わり。
３週間ぶりの塾。
カンを取り戻すために、ゆっくりと塾の活動が始まりました。


【近況報告】
前回の塾から昨日まで、どんなことをしていたのか。

（安永君）
お盆で仕事が忙しかった。
友人のお芝居を観に行ったのだけど、時間を間違えてしまって全部が観られなかった。申し訳ない気持ちで落ち込んでしまった。
宿題の脚本を一本書いた。

落ち込みが長く続いたようだけど、カットさんは「脚本が書けてよかったね。落ち込んでもこれから上がって行けばいいんだよ。」と励ましがありました。


（鹿児島君）
大耳ライブのＤＶＤを制作。脚本を２本書いた。
脚本書きには苦労したようです。
色々な断片は浮かぶのだけど、全体像が上手くまとまらなかったとのこと。
もっと早く脚本に取り組めばよかった、と反省。

カットさんより「話のまとめ方は、量をこなすと見えてくるよ。上手くいかなくても、書き溜めたストックはきっとこれからのためになるから。」とアドバイスがありました。


（よーこちゃん）
お父さんの引越しの手伝いをした。
鹿児島君と二人で、今度の山上の夕べの高速道路運転の練習をかねて、芦屋までドライブした。芦屋で食べた魚介が美味しかったそうです。

最近、表現することの意味を考えてしまって、この日は調子が悪かったみたいだけど参加することができました。
カットさんより「意味を考えても個人の中でループするだけ。そこから出てこれない。それよりも集団の相互作用で、失敗から立ち直る力を付けたほうがいい。」とのアドバイスがありました。


（かずっち）
息子夫婦が踊りの祭りに参加するため、子守りを兼ねて岡山まで４泊５日の旅をした。往復９００キロを車で行くのはきつかった。
帰路、山口でスイス人のヒッチハイカーを見つけ、香椎まで送った。
カタコトの英語と日本語のやりとりはおもしろかった。電波少年的体験だった。
お盆は実家と、初盆の親戚参り。
初めて藤條虫丸さんの舞踏を観にいった。肉体がきれいだった。

虫丸さんの踊りとちょこさんの踊りの違いを考えた。
それぞれの方向性の違いなど。


（ちょこさん）
お盆は実家に帰省。１０年ぶりに復活した故郷の花火大会が美しかった。
テレビで見た、白石加代子の番組と哲学の番組がおもしろかった。



【掃除】
部屋を丁寧に雑巾でふきあげる。
今日一日、ここで活動させてもらえる感謝を込めて。


【体操】
２人１組で柔軟体操。
互いの体調を思いやりながらおこないます。
「今、どこの筋肉をほぐしているのか」を意識します。


【筋肉トレーニング】
【上半身の脱力】
【目の体操】
【発声】
【ホーミー】
今回は時間の都合でなし。
各自が自宅で自主的にやりましょう。


【打楽器】
３拍子〜１５拍子を皆でたたく。
かずっちは７拍子がまわってきた時に、前日に観たイラン映画『花嫁と角砂糖』の中の、男性が太鼓を叩くシーンをぼんやり思い浮かべてしまって、うっかりミスしてしまいました。
でも良い映画でしたよ。


【リコーダー】
３拍子、４拍子、をＣコードで演奏。
（基本のドミソ）＋（即興のドミソ）


【ボイス】
３拍子をＣコードで歌う。
（基本のドミソ）＋（即興のドミソ）
みんな耳が良くなってきました。音程が外れなくなってきた。


【踊りと演奏のセット】
（踊り：かずっち　　演奏：よーこちゃん　　照明：鹿児島君）
（踊り：安永君　　演奏：鹿児島君、ちょこさん　　照明：かずっち）
（踊り：よーこちゃん　　演奏：かずっち　　照明：安永君）
（踊り：鹿児島君、ちょこさん　　演奏：安永君　　照明：よーこちゃん）


（かずっち）
おどりのリズムにバリエーションが増えた。ゆっくりと素早くと。
口を大きく歪ませたり指を吸ったり、見栄を捨てた醜さが良かった。
楽器の選び方が良く、踊りの後押しをしていた。
ちょこさんや虫丸さんの踊りをみて、なんだか自分が見えて来そうな気がしている。もう少し向こうへ。


（安永君）
落ち込みから抜け出そうとする気持ちが出た踊りだった。
パニック発作一歩手前で踏みとどまる感じ。ちゃんと自分に戻ってきていた。そこが良い。
ボイスと楽器のセンスが良い。全身全霊の演奏だった。
踊り手を良く踊らせる演奏だと思った。


（よーこちゃん）
前半にでたらめにがむしゃらに動いた後の、後半の踊りがとても良かった。
そこに行き着く必然性があった。一皮剥けた感じ。目覚め。
力強い演奏と激しいノイズにも、よーこちゃんの必然性がでていた。
内面に色んな葛藤はあるのだろうが、この日のよーこちゃんはとても良かった。


（鹿児島君）
ちょこさんとの共演で、持っている力をより発揮できた。
相手の気配を感じ、上手く共演している。
それは踊りにも演奏にも反映されていて、鹿児島君の素直さと共演力の高さによって、より面白くより深くなっていた。
しかしそれは、素直が故に悪い影響も受けやすいと思う。
良き共演者に出会うことは大切だと思った。


（ちょこさん）
踊りも演奏も超一流。
迷いがないので、潔く鋭い。
見ていて目が離せない。ちょこさん自身がその場に融合している。
挑発している。空間を支配している。
すごい。こんな人がすぐ側にいる幸運。


今回はどのセットもとても良かった。収穫は大きい。
気持ちが清々しい。まだ、もっと行ける。


【おかずの宿題】
鹿児島君：ホイコーロー
よーこちゃん：豚肉とナスのしょうが焼き
安永君：フルーツヨーグルト
かずっち：ナスと豚肉の味噌煮
ちょこさんのところてん

豚肉三昧。ご飯が進む。


【話し合い】
山上の夕べについて、最終確認。


【脚本の宿題】
鹿児島君が２本、安永君が１本書いてきました。
今回は鹿児島君が書いてきた１本を途中まで読み合わせ。
文体がよく、とても面白い。読んでいてワクワクする。

次回、続きと他の２本を読みます。


【劇作】
【絵の時間】
今回はなし


今日の塾はここまで。

今回は出来なかった活動が多くて残念でしたが、内容的には得る物が多い塾だったと思います。


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