ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

名島表現塾コミュの【第3期表現塾 9月13日】レポート

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月13日、第3期表現塾 16回目のレポートです。
今回から、ジプシーさんが塾生として参加になりました。また、今岡君が、しゃべりと楽器演奏の時間に参加しました。
美咲さんがお休みでした。


【脱力・発声】
発声のまえに簡単な目の体操をしました。肩こりの人や眼精疲労の人が多いからかもしれません。
ホーミーの練習では、鹿児島君と安永君はホーミーの音程を変える試みをしてみている一方で、倍音を出すのにまだなかなかコツがつかめていない塾生もいます。
全員ですると少しせわしない感じになります。


【リズム】
2拍子から15拍子まで手拍子で練習しました。裏ノリ拍子もいくつか練習しました。
メロディー回しでは奇数拍子の拍子の時にだんだんテンポが速くなっていってしまうことがありますが、おおむねうまく回せていたと思います。
リズム・メロディーでは、塾生の寝不足のせいか、いつもより突っかかたりする場面がありました。



【しゃべり】
デタラメしゃべりでは塾長に話題転換のたび「話を近づける」「話を離す」を言ってもらうことでずいぶん意識して話せるようになったと思います。
今回は全体的にみて面白い話が多かったように感じましたが、特に印象に残っているのは新入生の世話を任される先輩の困った様子をしゃべるかずっちさん、マイペースにしゃべり続ける鹿児島君、2回目でだいぶ慣れて話せるようになってきたジプシーさんなどです。
また、今岡君が鹿児島君とのコンビで初挑戦しましたが、はじめてとは思えない程物語調の言葉が勢いよくたくさん出てきて、ゆっくりしゃべる鹿児島君との対比が非常に面白かったです。

言葉のポリリズムは『海の生き物』をテーマに内面と外面をやりました。外面では小林さんのヒトデや、かずっちさんのセイウチ、内面では鹿児島君のアサリ貝や、安永君の防御力を誇示するアンモナイト、今岡君の引きこもりなフジツボが面白かったです。



【楽器演奏】
CメジャーとAマイナーで3拍子〜6拍子を練習しました。
初めのうちは走ったり音を外したりがどうしてもあるのですが、何度かしばらく演奏しているうちに修正出来てきて、最後はだいたい和音・テンポともほとんど合うようになってきます。
特に5拍子では、油断するとすぐ6拍子の演奏になってしまいそうですが、間違ってもまた頭から演奏に戻ってこれるようになってきたと思います。
6拍子では3拍子のメロディーとの違いをうまく出すのに苦労しました。



【踊り・演奏のセット】
班分けは・・・・ウラジミールさん・安永君・かずっちさんさん
         水咲さん・鹿児島君・ジプシーさん・さちん です。  小林さんは体調不良でこの練習はお休みしました。

●安永君とかずっちさんの踊りは、2人とも集中して動いていましたが、特に安永君は以前に比べて意識があまり外側に向きすぎず内部にむかって集中出来るようになってきているように感じました。ウラジミールさんの演奏は各種打楽器とおもしろボイスの組み合わせで安心して聴ける安定した物になっていました。

●ウラジミールさんの踊りは、内面集中と外面意識が同時に程良く働いていて、なぜかいきなり鼻に指をつっこんだかと思うとパッと次の動きで踊り出したりするに切り替えの素早さが印象に残りました。安永君とかずっちさんの演奏は、全体をかずっちさんの演奏とボイスでリードして組み立て、安永君の演奏がそこに乗っていくというような形になっていました。安永君の演奏は力がだいぶいい具合に抜けてきたように感じました。最後に踊り手に終わりを伝えるために太鼓を叩くかずっちさんの勘の良さがすごいと思いました。

●ジプシーさんとさちんの踊りは、あまり接触はなかったですが、片方が中央で踊っているときにもう一方がフロア外側を回る、と言った感じで2人で空間を共有して踊っている感じでした。水咲さんと鹿児島君の演奏は、ものすごく良いところと散漫になってしまっているところの差が激しい演奏、と塾長に指摘されていました。水咲さんが足踏みで床をならしたりしているところがとても面白かったです。

●鹿児島君と水咲さんの踊りは、演奏と同じく、すごく集中出来て良いところと意識が散っているところのムラが出来てしまっているようでしたが、相性はとてもいいように感じました。ジプシーさんとさちんの演奏は太鼓を叩きながらボイスをするジプシーさんと、床や壁をバチで叩いたり楽器を持ち替えながらながらボイスするさちん、という形になりました。




【宿題発表】

絵:テーマ『洪水』

●かずっちさんは言葉の洪水の絵を発表。新聞紙で溢れる言葉や情報を表現したり、助けを求める手が飛び出す絵本のように画面から立体的に出てきていて、迫力のある作品です。
●鹿児島君は、きらきらしたものの洪水のような絵を発表。宇宙のような絵でした。マニキュアなどマーカーや色鉛筆とは質感の違う素材を使ったらより面白いかもと言うアドバイスがありました。
●ウラジミールさんは洪水後水が引かなかった世界の絵を発表。夕焼けのような空の下魚人がピアノを弾いている姿で、どこか怖いのにノスタルジックな雰囲気もある絵です。
●ジプシーさんは言葉の洪水のイメージで絵を発表。テレビの画面の中でたくさんの文字や記号が飛び交っている様子を点描で描いていて、線や面で描くのとはまた違った雰囲気がありました。
●安永君は言葉の洪水とノアの箱舟のイメージで絵を発表。ののしり言葉のなか、優しい言葉のオリーブの枝をくちばしにくわえたハトの絵で、まわりに重なり合うようにたくさん言葉の描きかたが面白く感じました。
●小林さんは言葉の洪水に流されそうな親子の絵を発表。まわりの声はポップなキャラクターで描かれていますが、流されそうな2人を取り巻く渦は抽象的で、一つの画面に両方混じっているのが面白いと感じました。
●水咲さんは、洪水のあとでどうしようかと頭を抱えている人の絵を発表。線画で線に力があるのと、頭を抱えた人の表情が何ともいえない表情をしていて気になる作品です。
●さちんは洪水のイメージの抽象画を発表。なにか描こうとしてうまくかけずに抽象になってしまいましたが、紙を貼ったり画材を混ぜたり、テクスチャのある作品でした。



脚本:テーマ『洪水』

●鹿児島君の脚本
水滴達が集まって大きな洪水になって流れていく、という作品。清書と下書きが混じってしまったらしく果たして本来の形だったかは分かりませんが、少し哲学っぽくて、すこし宮沢賢治の童話のようでもありました。

●ジプシーさんの脚本
人間達を戒めるために、雨と川が協力して氾濫して、山を動かしていく、という話。山・川・雨が無邪気に遊びに行くように氾濫している(そして飽きてやめる)様子が可愛いけれども少し恐ろしかったです。

●安永君の脚本
言葉の洪水のなか箱舟からハトを放つ男。しかしハトが持って戻ってくるものは口汚いののしり言葉ばかり。絶望する男の元に最後にハトが『ありがとう』という言葉をもって戻ってくる。やがて箱舟は汚い言葉の海を抜け出して陸地にたどり着く、というストーリー。
実体験に基づいているような部分があるからか、ハトが持って帰ってくる言葉の持っている言葉の負の力があるからか、迫ってくる部分がありました。

●小林さんの脚本
ゆったり生活している耳の大きな生き物の親子。そこに急に言葉の嵐がやってくる。暴漢や怪獣に襲われたり、ぬれぎぬで警察に連れて行かれて冷たい対応をされたりと、さんざんな目に遭う親子。しかしなんとか嵐は去って元のようにのんびり生活をはじめる、というストーリー。
仮に舞台化するときは、嵐の声が、急に警察官や怪獣や看護婦さんに早変わりして行く様子を、1人の人が演じ分けていったら面白いのではないかと感じました。


●さちんの脚本
宇宙人が朽ち果てた宇宙船を探索していると、中に1人の少年が乗っている。少年の話では、この宇宙船は70年前に核戦争一歩手前の地球から、あらゆる動物の遺伝子を積み込んで宇宙船が脱出したというのだが・・・
長くなってしまったため、途中までしか読んでいません。あらすじにしたらたった数行なのに・・・


また、かずっちさんはまだ書いていないですが、人の内なる声が聞こえてしまう主人公が、言葉の洪水の中でいろいろある話を構想中とのことでした。

今回はテーマが洪水でしたが、『言葉の洪水』と捉える人が多かったです。また水や山、声など、無機物を擬人化したりして登場人物にしている脚本が多かったです。
設定やストーリー展開が独創的な作品が多い反面、話の前後が分からなかったり唐突すぎてしまう面もありました。


★次回の宿題★
絵・脚本ともテーマは『水』です。



【おかず】
・ウラジミールさん/お肉と野菜の炒め物2種類
・小林さん/ハムとジャガイモのケチャップ炒め
・水咲さん/ベトナム風生春巻き
・安永君/アボカドと里芋のサラダ・アボカドとチーズ・オリーブのサラダ
・かずっちさん(今回は成実さん作です)/かぼちゃサラダ
・鹿児島君/焼きそば
・さちん/ジャガイモのきんぴら炒め

このほか、下松家のお味噌汁がありました。


【劇作】
班分けは・・・・ウラジミールさん・小林さん・安永君・かずっちさんさん
         水咲さん・鹿児島君・ジプシーさん・さちん です。 

さちん班は『宇宙への物資輸送』のニュースを元に劇作
宇宙生活を満喫する2人の男。ところが、1人がうっかりパンツの枚数が足りないことに気づき、地球にいる妻に送ってもらうように頼む。
地上にいる2人の妻は、仕方なくパンツを用意、どうやって宇宙に送るか思案する。ロープを付けて投げる・はしごで登っていく・気球に乗せて飛ばす、といった方法を試すがどれもことごとく失敗。仕方なくスペースシャトルをに運送を頼む。
そして無事に宇宙に荷物が届く。男が喜んで開封したところ、入っていたパンツは、間違って女物だった、という話。

水咲さんと鹿児島君の無重力な宇宙生活を全身の動きや、ご飯を無重力で食べる様子で表現している一方、地上ではジプシーさんとさちんがドタバタとあれこれ試しては失敗を繰り返すというコメディのような作品になりました。
なぜか女性2人が方言丸出しになったのも所帯じみて面白かったです。


ウラジミール班は『お風呂の盗撮事件』を元に劇作。
母親と2人で暮らす男(30代独身)。毎朝きちんと父の仏壇に手を合わせ、真面目に働く彼。しかし彼は夜な夜な近所の意中の彼女のお風呂をのぞきに向かっている。
ハイテク機材を操り、1人の少女の成長を長年のぞきで見守り続ける男。母親の、早くいいお嫁さんが出来ればいいな、という願いもむなしく、彼はついに警察に見つかってしまう、というお話。

前半の母1人子1人の優しいやりとりや息子の部屋を片付ける母親のかずっちさんの息子を思う気持ちがよく出ていた一方で、嬉々とのぞきに励む息子・安永君をみていると、母親がとても気の毒に思えてしまいました。
ウラジミールさんが意図的に長くしたせいで、安永君ののぞき実況のような1人ぜりふと小林さんのシャワーシーンがいつまで続くか分からないという別のドキドキ感がありましたが、アドリブで面白いせりふが出たり、笑わずにずっと続けているところはすごいと思いました。



今回はどちらの班もなぜか共通でシャワーシーンがある、コメディ作品になりました。


★次回の宿題★
絵・脚本ともテーマは『水』です。

今回は前日にあった小耳の顔合わせのあと下松邸で泊まって朝まで宿題をしていた・・・という人や、寝不足でふらふらしてた人(私もですが)が多かったみたいなので、宿題はがんばってなるべく早くしましょう。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

名島表現塾 更新情報

名島表現塾のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。