台風の眼を覗き隊！コミュの今年の台風を予測する(その一！)

そろそろ台風シーズンに入ります！
最も早く本土に上陸した台風は、2003年４月下旬に愛媛県に上陸した件がありますが、熱帯低気圧に範囲を広げると同じく2003年４月中旬に長崎県に上陸したものが最早と言えそうです！。今のところめぼしい熱低は発生してませんが、ノアの予測では、４月中旬頃に本土に接近する熱低(台風)があるようです。

近年の台風が九州では減少した一方で、東日本にコースシフトしつつある事は以前から言われてますが、この理由として周年を通じて偏西風の蛇行域が西日本から東日本にシフトしたことで、本土上層の大気の流れが南西から北西にシフトした事や、夏場の太平洋高気圧の張り出しが西に強い反面、北側に張り出さなくなった事も影響しているようです。そのため台風の進路は、以前は沖縄付近から放物線を描いて九州を縦断していたパターンが激減し、沖縄付近から大陸や韓国方面に西進するものと、本州の南を高気圧のクビレを貫いて東日本に上陸するパターンが激増しつつあるようです。
尚、冬場に九州まで南下した寒冷渦が近年皆無になった事も、偏西風の南下が東にシフトしていると言えます。

これ等の事を考慮した上で、今年の台風の進路傾向を予測していますが、気圧配置パターンの類似年をピックアップして予測する手法は的中しなくなりつつある事から、本年度は地域別上陸数の個人予測は中止しました。
代わりに、近年の主要各地点における上陸数を載せておきます。棒グラフは五年刻みなので、各々を５で割ると各地点の予想上陸数がわかります。