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†-- Kill=slayd --†コミュのTOKI'S BAR Episode No.2

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デビューライヴも決まり、あとはアルバム『HEAT』と
シングル「激しく強く壊れるほどに」
の発売を待つばかりとなったキルスレイドですが、
特に『HEAT』はキルスレイド結成以来の
初のフルアルバムなので(意外でしょ)心して聞いて欲しいなと思いつつも
バンドの事は他のページを見てもらうとして、
大変評判の良かった前号に続いて
今回も私の日常生活のエピソードをひとつ。

そう、あれは忘れもしない先月の12日の午後7時、
私は「孤高の帝王学についてゆっくり考えてみたい……」と思い、
行きつけBARの中でも特に物静かな店、
「フィリピンパブ ハメハメ」に向かった。
店に入るなりいきなり、かの黒い呪術師アブドーラ・ザ・ブッチャーを思わせる
巨漢のレディーが「デキルヨ、シャチョサン」と私の耳元でささやく。
「悪いけど一人にしてくれないか……」と
私はそのレディーの丸太ン棒の様に太い左腕を押しのけカウンターに座った。
フッ店にいるレディーたちからの視線が痛い、
ちなみにその時の私のいでたちは身体の線がモロに出る程タイトな
黒いヘビ柄のスウィング・トップに同じぐらいタイトな黒い皮パンと
さながら超高層ビルの隙間を駆け抜ける黒豹の様なスタイルで身をかためていた。

「ウルトラマンはなんだかんだいっても3分以上は地球で耐えたら
ゼトンに勝っていたのではないか、ウルトラマンが絶対的に強ければ
そのカリスマ度は小型船舶乙種第4類に部類され、
その経済効果がもたらす商品価値の高騰により
バンダイはセガと合併する必要はなくなったのではないか」
と、孤高の帝王学乙種第4類について思考しつつ、2杯目のパンピーを飲み干した。

その時、私の斜め後ろにウガンダの妹に間違い無いと思わせる
レディーが詰め寄ってきた。
彼女はその黒い頬を少し赤らめながら私に何かを語りかけようとしている。
「悪いな、今はそっとしておいてくれないか……」と私は告げた。
が、しかしそれでも尚、まだ彼女は何かを告げようとしてたので、
私は人差し指を彼女の唇にあて「頼む……」と告げた。
そうして二人の間に静寂が生まれ、
その静寂はやがてその店全体を包み込んだ。

うつむく彼女、数分後の沈黙の後に
彼女は更に歩み寄ると同時に私の左肩をたたいた。
フッどうやら女って奴は私を放っとく事ができないらしい。
「フッ、俺の負けだ、何が欲しい?、愛か、それとも夢か?」と聞くと、
彼女は少し照れながらもおもむろに私にこう告げた……
「アンタ、チンコデトルガネ」
フッ、モロ出しだ、しかも元気がない。

ちなみにその時の私の体温は明らかに
三原山大噴火で発生した溶岩の温度を遥かに凌いでいた事は間違いない。
タイトな皮パンが幸いし、更に体をねじっている為、袋までキッチリ出ている。

私はその2kgはあるであろう性器をすぐさま定位置に納め、
ファスナーを閉め彼女にこう言った「スイマセン、お勘定」。
ほどなくして差し出された伝票を持ち、レジに向かい清算を済ませた。
もちろん去り際、彼女に「デカくなったらこれぐらいはある」
とアピールした事は言う迄も無い。

事実とは何か?自の前で起きた現実、すなわち角膜に映る画像、
それが事実なのか、偽りにまみれたこの世の中で
ははたして嘘偽りの無い本当の事実とは一体いくつ存在するのだろう。
少なくとも人間が本質的に愛し、彷徨い続けながらも求める真実と
私が性器をマル出しで繁華街を3キロ程彷徨っていたという
事実はまるで関係の無い事だろう。

P.S 今年はリリースラッシュのキルスレイド。
    『HEAT』を聞いたみんなをライヴで味わいたいので、
    しっかり聞き込んでくる様に。

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SHOXX Vo.52 1997年5月号臨時増刊より・・・。

コメント(1)

うーん、これも店名以外は全て実話なのが恐ろしい。ちなみにゼトンではなく「ゼットン」だ。

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