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♦自分の心身知ってます?コミュの急性心筋梗塞

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  Q1:急性心筋梗塞とは何ですか?
  Q2:急性心筋梗塞で閉塞をおこすのは冠状動脈のどの部分ですか?
  Q3:急性心筋梗塞の症状はどのようなものですか?
  Q4:急性心筋梗塞の合併症にはどのようなものがみられますか?
  Q5:急性心筋梗塞の危険因子にはどのようなものがありますか?
  Q6:急性心筋梗塞の診断をするためにはどのような検査を行いますか?
  Q7:急性心筋梗塞の治療はどのようにするのですか?
  Q8:急性心筋梗塞の心臓発作後の心臓リハビリテーションはいつから行いますか?


Q1:急性心筋梗塞とは何ですか?

A1:心筋(心臓の筋肉で横紋筋)へ酸素と栄養を運んでいる冠状動脈に血栓(血のかたまり)が詰まり(閉塞し)、血液がいき渡らなくなり、心筋の細胞は死亡(壊死)した状態になります。これが急性心筋梗塞です。1999年の急性心筋梗塞の死亡者数は男性は約26,900人で女性は約23,000人です。

Q2:急性心筋梗塞で閉塞をおこすのは冠状動脈のどの部分ですか?

A2:心筋に血液を運ぶ冠状動脈は、大動脈のつけねのところから、左冠状動脈1本と右冠状動脈の2本に枝分かれして、左右の心室に血流を送っています。急性心筋梗塞の原因となる閉塞は普通、冠状動脈のいずれか1本でおこります(まれに3本同時におこることもあります)。最も多いのは左冠状動脈前下行枝がつまる場合では左心室の前の部分(前壁)の心臓の筋肉が壊死となります。梗塞の部位によって前壁梗塞、下壁梗塞、側壁梗塞、高位後壁梗塞などがあります。

Q3:急性心筋梗塞の症状はどのようなものですか?

A3:左胸から胸の真中にある胸骨の奥にかけて、しめつけられるような痛み(死にそうと感じる痛み)がおこります。痛みが左肩や背中に走り抜けたりもします。

Q4:急性心筋梗塞の合併症にはどのようなものがみられますか?

A4:心不全、心原性ショック、肺水腫、不整脈、心室停止、心臓破裂、心タンポナーデなどがおこり多くの人が死亡します。

Q5:急性心筋梗塞の危険因子にはどのようなものがありますか?

A5:遺伝的因子、肥満、高血脂症、喫煙、ストレス、高血脂症・糖尿病・高尿酸血症などの代謝異常、A型性格などが急性心筋梗塞の危険因子になります。

Q6:急性心筋梗塞の診断をするためにはどのような検査を行いますか?

A6:急性心筋梗塞は、狭心痛、心電図の特徴的波形、血液検査で心筋マーカーといわれる(ミオグロビン、CK-MB、ミオシン)の高値により診断します。超音波診断や心カテーテルによる冠状動脈造影法などの検査でも診断します。酵素の血中濃度を測定することは、急性心筋梗塞を診断する上で有用であります。

Q7:急性心筋梗塞の治療はどのようにするのですか?

A7:急性心筋梗塞による心臓発作は内科的な救急疾患です。心臓発作による死亡の半数は、症状が始まってから最初の3〜4時間で起こります。治療を早く開始するほど、生存率は高くなります。急性心筋梗塞は安静にしたりニトログリセリンを用いたりしても緩和されません。
 患者にはアスピリン錠を投与して冠状動脈内の血塊を減らすことによって生存率を高めます。心臓が全身に血液を拍出する仕事量を減らすためにβ遮断薬が投与されます。マスクや、鼻孔に先端を挿入したチューブを通して酸素が吸入されます。閉塞した冠状動脈を短時間で開通させるため24〜48時間以内に心臓カテーテルを用い、ステント留置術を行い血液を再かん流させることができるようになり、救命率が飛躍的に高まりました。
 急性心筋梗塞の外科的治療法には、1)心臓カテーテル治療(PTCA)、2)冠状動脈バイパス手術の2種類があります。現在は、心臓カテーテルによる治療が比較的簡単な手技で行うことができ、治療効果もよいことから広く普及しております。
 心臓カテーテル治療は、風船つきカテーテルを冠状動脈の狭窄部位に挿入し、風船で狭窄部位を広げ、網目状のステントと呼ばれる金属を入れて拡張させ、冠状動脈を広げた状態にして、動脈血が十分に供給できるようにします。しかし、狭窄部位が硬い場合には、ローターブレーターで、狭窄部位を削り取り拡張し、前述のステントを入れます。最近では、シロリムスやタキソールなどの細胞増殖を抑える薬物をステントに塗布した薬物溶出ステントを用いて、再狭窄が起こらないようにしております。(薬剤溶出ステント挿入術)
 大規模試験では、薬剤溶出ステントを用いると、ステント内再狭窄率は0%(通常ステント22%)と良好でした。複雑病変を含む大規模試験では、再狭窄率は8.9%(通常ステント36.9%)、病変再治癒率は4.1%(通常ステント16.6%)と良好でした。
 冠動脈バイパス手術では、従来法は人工心肺装置を使用して上行大動脈を遮断した後、一定の時間心臓を停止させて、その間に冠状動脈に新しいバイパス血管を吻合します。冠動脈バイパスに用いられる血管は、自分自身の左右の内胸動脈、右胃大網動脈、橈骨動脈、大伏在静脈などです。近年、人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス手術という胸骨を切らないで、前胸部肋間小切開によって心臓拍動下の内胸動脈と冠動脈左前下行枝を吻合する手術が行われるようになりました。オフポンプバイパス手術といい、血液の流れを止めないので、患者さんへの体の負担が少なく、輸血量も少なくて済みます。腎機能が低下している患者には人工心肺が使いにくいのでオフポンプバイパス手術を使う事があります。

Q8:急性心筋梗塞の心臓発作後の心臓リハビリテーションはいつから行いますか?

A8:心臓発作を起こした患者は通常、発作3〜4日後に、椅子の安静、受動運動、浴室への歩行、軽い作業や読書などです。大部分の患者は1週間後に自宅に帰れます。禁煙、体重減量、血圧のコントロール、食事や薬物による血中コレステロール値の低下、毎日の有酸素運動などが冠状動脈疾患の発症のリスクを軽減させます。

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