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言語学コミュの 副詞「not」という誤り― 機能主義文法論の混迷

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先に、

英語:5文型説の誤り ― 形式主義文法論の混迷
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=95037837&comment_count=16

で、英語文法論の形式主義的な誤りを指摘したが、同様な誤りに「not」がある。

not
/((助動詞, be, have動詞のあと))nt, n;((強))nt | nt/
[副]…でない.
【プログレッシブ英和中辞典(第4版)の解説】

このように<副詞>に分類している。これは、単にこの辞書の誤りではなく、オットー・イェスペルセン(Jens Otto Harry Jespersen イェンス・オト・ハーイ・イェスパスン、1860年7月16日 - 1943年4月30日:デンマークの言語学者)からチョムスキー、ロナルド・ラネカー(Ronald W. Langacker 1942年12月27日:アメリカの言語学者,カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授)まで、伝統的な英文法の品詞分類である。

しかし、日本語では否定の「ない」を助動詞としているように、「not」は否定判断を表すもので、動詞、形容詞などを修飾するのではない。

修飾などという形式主義/機能主義的な捉え方しかできない西欧屈折語文法の欠陥がここに示されている。

残念ながら、明治以来の日本の英語学も単に西欧に追随するしかなく、時々の学問的な流行を模倣し、生成文法やら認知文法を無批判に垂れ流し、科学的とは何かを主体的に反省できないのが日本の言語学、言語哲学の現状という他ない。■

コメント(1)

この、「not」を副詞とする誤りは、

英語:5文型説の誤り ― 形式主義文法論の混迷
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=95037837

で指摘した助動詞「be」を動詞とする誤りと一対のものであり、否定するとはいったいどんな認識活動かを無視した形式主義的な言語観、文法論の欠陥を露呈するものである。

肯定判断「be」と「not」が「isn't」とか、「does't」のように融合して使われことが多いのも、否定判断がつねに肯定判断に伴って存在することから基礎づけられているのであるが、文法学者にはこのような認識構造の矛盾が全く理解できないのである。■

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