ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

言語学コミュの言語とは何か?(2)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先に、(1)で言語をランガージュ(langage:言語活動)とする誤りを指摘しました。

音楽や絵画や写真が音楽活動や絵画活動や、写真活動ではないように、言語の本質も活動ではありません。音楽や絵画や写真が話者の個別認識の表現であるように、言語もまた表現一般として捉えられなければなりません。

この表現とは、話者の認識を感性的な形として具体化することです。音楽は音、絵画、写真は視覚的な形として直接感性的な表現です。

しかし、言語は音声又はインクの線描として感性的な形であると同時に超感性的な概念としての表現であるところにその特殊性、本質があります。

ここに、直接感性的な表現である、音楽、絵画、写真などと異なり、感性的であると同時に超感性的な概念としての言語表現の謎的な性格があります。

この言語表現の過程的構造を捉える事が出来ないため、単に現象的に実体視、あるいは道具と見做すところに、時枝誠記が批判した言語実体観、言語道具説というソシュール的な誤った言語観が生み出されます。

言ってみれば、言語言霊観の一変形ということになります。この過程的構造をラングとパロールという規範を媒介とした立体的、重層的な表現として正しく論理的に展開しなければ科学的な言語論を築くことは出来ません。

このためには、唯物弁証法の論理により、認識の科学的な論理を展開し言語表現の過程的構造を明らかにする必要があります。

そのためには、まず、ラングとパロールとは何であるかをまず解明する必要がありますが、それは次に検討したいと思います。

これまでの展開で、ご意見、異議等あれば御伺したいとおもいます。■

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

言語学 更新情報

言語学のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング