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石鹸〜脂肪酸塩の化学コミュの石鹸は「洗浄力が高い」のか

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石鹸は「洗浄力が高い」、石鹸は「洗浄力が低い」
合成洗剤は「洗浄力が高い」、合成洗剤は「洗浄力が低い」

よく掲示板でも書かれている事ですが、この言葉の真偽を自分なりに検証してみたいと思います。

「洗浄力が高い」という表現についてですが。

私が以前ぽてっちさんというかたと「石けん大好き」でやり取りしたとき
私が「洗浄力の高い合成界面活性剤は、金属やプラスティックにも染み込みますので非常に残留するからです。」

と返事したのをぽてっちさんに
「現在、とっても洗浄力が高いと思われる、液体合成洗濯洗剤を
使っているので、残留しているだろうなあと思いました。」
と返事されました。

これを見て、受け取り方が違うことに気づきました。

私の発言の真意は、「合成界面活性剤にも洗浄力の段階があり、中程度(非イオン系)からやや高めのもの(陰イオン)がある。これはあくまでも合成界面活性剤同士で比べた場合。洗濯用に使われるものは比較的高めのものが多く、それは金属やプラスティックに沁み込み、残留しやすい。」ということで、石けんに比べて洗浄力が良好という意味ではなかったのです。

これは界面活性剤の技術者、研究者の間では石けん以上に洗浄力が良好な物はないという認識が一般的だと私はみておりますので、あえて言わなかったのですが「掲示板の読者がそれを知っているとは限らない」という事を私が忘れていました。

いま「洗浄力が良好」という風に表現しましたが、多くの界面活性剤の専門書などではこう表現される事が多いように感じます。石鹸が「洗浄力が高い/強い」と書くとちょっと誤解を生むように思いますので、こちらの方が良いと私も思っています。。

一般の方々は、多くの合成洗剤の特徴である「なかなか失活しない」「タンパク質変成作用(陽イオン、陰イオン系のみ)」「細胞膜破壊作用」「なんにでも染み込む」などの環境毒物としての性質をもって「洗浄力が高い」と思い込まれるのだろうと思います。

多くの合成界面活性剤は皮脂汚れなどに対して親和性が低いなどの事があり、結局のところ、石鹸の構造にほんの少しだけ似た合成界面活性剤(アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウムや脂肪酸アルカノールアミドのように疎水基を脂肪酸にしたもの)を作るにいたっています。

そして、いまでも合成洗剤メーカーが出しているボディソープなどは、触感などを良くするために石鹸を混ぜている物もあるようです。これ以上に安価で簡単に行える改良方法は今のところなかなか無いからです。


*それから、今は合成洗剤の洗浄力について述べましたが、石鹸と合成洗剤を単純に比較するのは誤解を生じるので、個別に論じなければなりません。

石鹸は浴用、炭酸塩入り洗濯用、ケイ酸塩入り洗濯用など種類で水中での挙動が違います。
つまり、助剤や配合されている物質によっては、洗浄力をあえて下げて(弱くして)いるものもあります。

単純に「合成洗剤と石鹸」というくくりで比較するのではなく、用途や性質によって分類し、それぞれ分けて論じないと意味がないのです。

そして最後にもう一度繰り返しますが、界面活性剤の技術、研究者間では石けん以上に洗浄力が良好な物はなかなか無いという認識が一般的だと思われます



石鹸は「洗浄力が高い」のか2

石けん(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)は遊離アルカリの存在しない状態ではpHは10を上回ることは無いのが普通です。

多くの浴用固形石けんや石けんシャンプーはこの状態になっていると思います。
遊離アルカリを含まない石けんで体を洗う際、まず湯に含ませ発泡させる時に水中のカルシウムなどと反応し一部脂肪酸カルシウムが発生します。
さらに石けんの泡が皮膚に触れたとき一部脂肪酸や水に不溶性の脂肪酸塩が発生します。

体を湯で洗い流す際、石けんは皮膚の汚れを皮脂とともに洗い流しますが、脂肪酸や脂肪酸カルシウムが微量に皮膚に残るので、保護膜となります。

ですからキレート剤など入っていない上質の浴用石鹸で体や顔など洗ってもそれほどツッパリ感は感じないと思います(無添加でもメーカーにより10.2前後のpHがあるものも少数存在します。)。
私も昔、某巨大合成洗剤メーカーの浴用固形を使って洗顔などしたとき非常に皮膚がツッパル感じがしましたが、今考えるとキレート剤によって起こった現象ではないかと思います。

ちなみに無添加でも10.2前後のpHがある浴用石鹸は、昔のレシピをそのまま使っているともいえます。
当時(30〜40年以上前)は毎日洗髪しなかったり、毎日風呂に入らない人も珍しく無かったですから。洗浄力が高めの製品で無いといけなかったんです。
でも今の人がこれ使うと洗浄力が高すぎて、少しカサつくはずです。

私個人としてはそのメーカーがちゃんと今のトレンド(肉体労働者が少なく、毎日入浴する)を理解して作っているかどうかの方を評価します。

コメント(14)

肌へのやさしさを謳った「弱酸性ソープ」について、質問させてください。

「肌が弱い人は弱酸性の石けんで洗浄した方がよい」と薬剤師に強く勧められました。

一見、普通の固形石けんに見えるのに「弱酸性」と謳っている商品がありますが
上の寅壱さんのご説明のとおり、「石けん(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)」とは弱アルカリ性ですよね。

これらは石けんではなく、固形石けんの形をした「合成界面活性剤」と判断してよろしいのでしょうか?

私はせっけんの弱アルカリによる洗浄力より合成界面活性剤の方が怖いのでは…と思い購入を見送りました。

■ミノン
「ミノンの原点となる低刺激固形せっけん」
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/minon_skin_soap/index.jsp

■ファンケル
「弱酸性ソープ」
http://www.fancl.co.jp/Seibun/Beauty?item_id=3009-12&category=01

■DHC
「ボディーソープ」(せっけん)
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=3946

■アテニア
「フェイシャルグレイスソープ」
(石鹸ならではのすっきりした洗いあがり感を持ちながらつっぱり・・・以下略)
http://www.attenir.co.jp/Items/Detail?category=01&item_code=1579
「フレッシュクリアソープ」(くすみ対策枠練り透明石鹸)
http://www.attenir.co.jp/Items/Detail?category=01&item_code=1569

すみません、アテニアの二つのものは「弱酸性」とはうたってはいませんねあせあせ(飛び散る汗)

表示を見たところ「フェイシャルグレイスソープ」は「脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム」の表記が見当たらないので、これは「石けん」に該当しないのでしょうか?

合わせてお教えいただけないでしょうか。。
清さん
お返事ありがとうございます^^

赤星先生が石けんを見分けるコツで「脂肪酸カリウムor脂肪酸ナトリウム」(もしくは石けん素地)が石けん!と書かれていたのは、「洗濯用石けん」の見分け方でしたのね!

浴用せっけんなどは、上記のサイトであるとおり
「オレイン酸Na」「ラウリン酸K」「ヤシ脂肪酸K」のように、脂肪酸名+Na(ナトリウム)又はK(カリウム)と表示してあるもの(物質名を表している)

、「オレイン酸Na」「ラウリン酸K」「ヤシ脂肪酸K」のように、脂肪酸名+Na(ナトリウム)又はK(カリウム)と表示してあるもの(物質名を表している)

場合もあるということなのですね。

基礎化粧品の35で寅壱さんがおっしゃっていた、
「ワセリンのような疎水性の強い物質を落とすには、石けんの中でも最も強力な界面活性作用を持つステアリン酸塩が必要だと考えられます。
オリブのような牛脂石けんが良いと書いたのは、ステアリン酸塩が含まれているからなんです。
ステアリン酸は多くの動物油脂に含まれて居ます。
パームは植物由来の物としては珍しくステアリン酸が含まれているため、それを石けんにすると洗浄力が良いんです。 」

というのも、脂肪酸の種類のことを説明されていたのですね。。。

「脂肪酸塩」についての根本的な知識がなかったため、混乱していましたが
やっとつじつまが合いました(^^ゞ

無知でお恥ずかしい限りです。。。
5番のように、浴用石鹸の表示は更に脂肪酸の種類を明記しているものがあると知りましたが、ミノンやファンケルの石けんのように弱酸性と謳っているのが?で。。。

「石けんは弱アルカリ性以外のものはない」と思っていたので、少し混乱してしまいました。

弱酸性のものを薬剤師さんに勧められたのですが、、、
石けんの弱アルカリに耐えられない肌の状態なら、そもそも石けんを使った洗浄は避けるべきかな。。。と思いますので購入は見送ろうと思います。
いや、ごめんなさい。

よく考えたら「脂肪酸および脂肪酸塩とはなにか」を説明するトピが無かった事に気付きました。

初歩的なのは石けん百科で説明してるからパスしていいやって感じでこのコミュはじめちゃったんですが、最近は携帯でミクシー見る人多いので、石けん百科見れない人も多いんですよね。そういえば。

近いうち文章作ってあげときます。
ちなみにその弱酸性ソープですが。

私の場合でしたら、その主成分であるアシルグルタミン酸塩よりも、副成分のキレート剤(エデト酸塩やエチドロン酸塩とか)の方で肌が荒れるかなと思います。

あと、アシルグルタミン酸塩も合成界面活性剤で、石けんに比べればある程度は失活しにくいので(合成界面活性剤の中では比較的弱いほうになるとは思いますが)それによって何らかの影響があるかもしれません。

まあ石けんは専門店の石けん百貨で買ったほうが良いとおもいます。いろいろ選べて安いし。
>9 

清さん

いえ、正直1番のtoku姉さんの書き込みを見たら携帯からとは
とても思えないし無理ないと思いますよ、、、

>10かみちよさん

無理に伏字にする必要ないと思いますよ。根拠のない
悪口などを書き込むわけじゃないので、明記のほうが
すっきりします。
そよ風はあわ立ちのわりに洗浄力はあまり期待できないと
寅壱管理人がよくお書きですが、かみちよさんはご満足な
様子ですね〜。

あと、無添加石けんって今流行ってるんですか?知りませんでした(笑)
洗浄力が強いということは皮脂をとってくれる力も強いってことなので
確かに私も真夏以外は肌がきしきしになりますね。
なので石けんは真夏と洗髪にしか使わないんですが、、、

ちなみにかみちよさんは何をお使いですか?
宜しければ教えてください わーい(嬉しい顔)
かみちよさん

別トピック拝見しました!ごめんなさい。

私もとても似ていて、洗いすぎたりしないように
心がけています。
清さん 寅壱さん
遅くなりましたが、お返事ありがとうございました!

最近PCが不調で、たまにしかPCでしかアクセスできなくて…
落ち着いて読めるようになったら、今一度百貨さんのサイトを再度熟読したいと思います。

取り急ぎお礼まで。

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