リンパ浮腫疾患者友の会コミュの人間の身体は自然治癒力を備えている！

人間の身体には、まだまだ未解明な力が潜んでいる。その一つが「自然治癒力」だ。
手に傷を負えば、血が出て雑菌の体内侵入
を阻止。そして、傷口を赤血球が固め、カサブタを造る。そのカサブタの下では、損傷した皮膚の再生活動が展開される。やがて、皮膚再生が完了するとカサブタの部分に痒みを生じ、カサブタを剥がす様に促す。こうした一連のプロセスには、表面化されていないが、同時進行で体内各種機能が稼働してこそ、修復される。
こと程左様に人間の体内に秘められた自然治癒力は、時として人工薬の力を凌駕する事も決して珍しい事ではない。

リンパ腫やリンパ浮腫についても同様な事が言える。
まず、リンパ腫の場合には、リンパ液が集結することには、必ず意味がある。ただ単にリンパ液が集結することはない。
長い時間を立ち続ければ、足が疲労する。
これを支える為にリンパ液が足に集結する。それは、筋肉中に累積した老廃物を吸着し、疲労軽減を図る目的でリンパ液は、集結する。その結果、むくみを生じるわけである。また、リンパ浮腫の場合には、既存のリンパ液が地層の様に筋肉や血管の周りに付着しながら累積する。古いものは、やがて粘土の様に固化し、新しいリンパ液がその上に積み重なる。よって、層ができるので、リンパ浮腫が中々治癒しない背景でもある。
しかし、それらのリンパ液が素直にリンパ節に帰れる様にナビゲートすることがリンパケアと称されている。
それは、正に自然治癒力の増進を促すことであると言っても良い。