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北京波の新世紀映画水路コミュの「笑う大天使」評

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お嬢様は猫かぶり!?
いえ、正義の味方!!
女手ひとつで苦労しながら育ててくれた母を亡くした17歳の司城史緒の前に、今まで存在すら知らなかった兄・一臣が現れる。
実は司城家は旧・伯爵家のお家柄。
兄に引き取られた史緒を待っていたのは上流階級の暮らしだった。
一臣の希望で転入した聖ミカエル学園は由緒正しきお嬢様が集う驚愕の別世界。
根っからの庶民派である史緒は必死の猫かぶり生活を始めるのだが…。
その頃、巷ではお嬢様ばかりを狙う誘拐事件が頻発していた。
母ひとり子ひとりの貧乏暮らしから一転、出生の秘密が明らかになり、お城のようなお屋敷でのお嬢様暮らしに突入するというメロドラマそのものの展開は、いかにも少女漫画的な世界だが、ヒロインはどこかクールな視点を持ち合わせた独特のキャラクターだ。
それもそのはず、原作は哲学的なセリフと力の抜けたユーモアで絶大な支持を集める人気漫画家・川原泉の代表作。
VFX界のトップクリエーターであり、川原ファンを自認する小田一生が、その技術力とアイディアを駆使して乙女の花園を賑やかに映像化し監督デビューを飾ったのが本作だ。
映画オリジナルの設定だが、史緒を演じる上野樹里の関西弁も一興。
史緒と一臣、そして亡き母との絆がほろりとさせる。(HPより)



続いてみた「笑う大天使(ミカエル)」は良くない方の典型的な作品。

上野樹里、関めぐみ、平愛梨の3人の若手女優にコメディ演技をさせようとしても、監督にその気がない。

おそらくVFXができるということで起用されたのであろうが、基本的にドラマを面白く見せるセンスは薄いように見える。

結局、この3人に「チャーリーズ・エンジェル」のようなアクション・コメディをやらせようとしたのだが、肝心のVFXが「進め!電波少年」のゲスト・トークコーナーみたいなテイストだから、ビデオで観ているファンならかまわないだろうが、劇場で、日本映画の新作なら見てみたいと考えているファンでも満足できるはずがない。

なにより上野樹里は表情の乏しい女優だから、コメディにするなら、もっとはつらつとした表情を引き出してやらねばいけない。

この映画では兵庫県加古川市出身の上野樹里が完璧な関西弁を披露している。

しかし、なんと、これがいささか鬱陶しい。

すべての出演者の存在がリアリズムとは無縁の存在であるのに、上野の関西弁だけはリアリスティックなのだから、異形なのである。

それをさせるくらいなら、「ごきげんよう」「○○あそばせ」といった深窓の令嬢たちの言葉遣いをもっと訓練させたまえ。

ここが『ラブ★コン』のぶちゃむくれなパワーに比べると、満足度が低いと不満を託つ原因のひとつである。

(★★★)

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