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北京波の新世紀映画水路コミュの『デュエリスト』評

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朝鮮王朝時代を舞台に、容疑者である刺客とそれを追う女刑事が、壮絶な闘いを繰り広げながらも互いの間に芽生えた許されぬ愛に葛藤する歴史アクション・ファンタジー。
TVドラマ「チェオクの剣」の原作でもあるパン・ハッキの人気コミック『茶母』をベースに、設定やキャラクターを大胆に翻案し映画化。
主演は「恋する神父」のハ・ジウォンと「オオカミの誘惑」のカン・ドンウォン。
なお、日本で公開されるのは監督の意向で新たに編集された再編集バージョンとなる。
朝鮮王朝時代。朝廷の混乱に乗じて偽金が大量に出回っていた。
一流の武術の使い手でもある若い女刑事ナムスンは、市場で潜入捜査に当たる。
ある日ナムスンは、仮面をつけた男が金の小さな仏像を受け渡していた男たちを一瞬の早業で斬りつけ、それを奪い去るのを目撃する。
後を追ったナムスンは仮面の男と交戦、仮面が割れて“悲しい目”をした美麗な顔がのぞく。
同時に仏像も割れ、中から偽金用の鋳型が出てきた。
しかし結局男を捕り逃してしまうナムスン。
以来、彼女は偽金事件の容疑者であるこの“悲しい目”の行方を懸命に追うのだが…。
(HPより)


カネがかかってる!!

あのセット!あの雪!あの衣装!

『NO WHERE情け容赦なし』の監督だが、マァ好きなように時代劇を楽しんでいる。

若い人に時代劇映画の醍醐味を味合わせてやろうとして、全編にわたって殺陣を網羅するが、殆んどをカット割りして『フラッシュダンス』のようだ。

これは批判ではないが、この映画のお手本にしているのは、大映京都の時代劇であり、そのあとにつづく『必殺!』シリーズである。

『必殺!』のあの光と影の構図は、予算のないことから始まった苦肉の策であったが、この映画に見事に継承されている。

模倣でもなんでも、いまやこれほどの予算と人員で時代劇を撮る馬力は日本にはない。

いくら『七人の侍』そっくりの劇伴が流れても、眉を顰めるよりは、単純に楽しみたいという気持ちが先にたつ。

アン・ソンギがやはりいい!よく体が動くものだ。
(★★★)


しかし韓国映画というのは多く日本を意識して映画を作っているようだ。『シルミド』を観てはっきりと70年代東映東京作品を感じたし、先日の愚作『美しき野獣』の冒頭においても東映現代やくざ映画の感じたものである。

お手本にしているのがいささか古いのがご愛嬌だが。この『デュエリスト』に到っては市川雷蔵の『眠狂四郎』シリーズを思わせるセットと照明が出てくるのだ。

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