ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

北京波の新世紀映画水路コミュの「どろろ」評

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今年度の劇場映画13(邦画7) 
MOVIX堺? 
公開初日 
観客100人  




手塚治虫の同名漫画を妻夫木聡、柴咲コウ主演で映画化した冒険活劇大作。
失われた元の体を取り戻すため魔物との闘いを繰り返す百鬼丸とそんな百鬼丸をつけ回す盗人・どろろが繰り広げる旅の行方を壮大なスケールで描き出す。
監督は「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」の塩田明彦。
とある時代のとある国。戦乱が続き、荒廃が進む世を憂う武将・醍醐景光は、国を治める力を手に入れるため、生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。
醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。寿海は百鬼丸に失われた部位の代わりとなる作り物の体と護身の妖刀を与え大切に育てるのだった。
立派な青年に成長した百鬼丸は、魔物を倒すごとに失われた部位を一つずつ取り戻すことを知り、魔物退治の旅に出る。やがて、そんな百鬼丸と出会ったコソ泥・どろろは百鬼丸の不思議な妖刀を手に入れたくて彼の後を追い始める…。(HPより)



しかしまあ、全アジアに対するセールスを考えてか一体どこの国の話かと思われる無国籍ふりには呆れた。

のっけからパンソリだもん。市場にいる庶民は「白夫人の妖恋」だし、ところどころ「雨月物語」だし、音楽は「夕陽のギャングたち」だし、開いた口を閉めるのに忙しい。

だが「デュエリスト」なら百倍、「エラゴン」なら比較して二十倍は面白い。

節操のなさはエンタテインメントを最優先させる劇団★新感線を手本にしたと思しいからで、いたるところに「髑髏城の七人」や「阿修羅城の瞳」が顔を覗かせる。

 まぁ、いちばんのクライアントである若い観客に本格時代劇なんぞお呼びじゃないわけで、このやり方はそういうスタイルなのだと納得するなら目くじらたてるほどのことはない。

ビジュアルとしてはファンタジーでも塩田明彦の演出はじつに巧みだからドシリと伝わってくるものはある。

やっぱり役者だなぁ、映画は。

どっかり疲れたが、印象は悪くない。手塚治虫の原作だからどこかにマンガのテイストを残せたのはお手柄だろう。
(★★★☆)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

北京波の新世紀映画水路 更新情報

北京波の新世紀映画水路のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング