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ウラ・玉子のゼミ(英書講読)コミュの第4回 裏ゼミ(火曜の部)講義録

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おはようございます。
日をまたいでしまいました
遅くなってしまいましたが、講義録をアップいたします


日時:11月27日(火)13:10〜14:40
参加者:のん☆、かなぶぅ、むっち、あがっち

本日のテーマ:
   第二言語習得理論の変遷について

使用テキスト:
 “SECOND LANGUAGE LEARNING:KEY CONCEPT AND ISSUES”

議題の概要:
<foreign languageの扱い>
 本文中には“mother tongue”と“native language”の両方が使用されているが、その間には厳密な違いはない(最近では後者の使用される割合が多い)。
 注意したいのは、“foreign language”をどう扱うかについてである。“foreign”には「異質の」という意味しかない。しかし、島国である日本では「異質の」→「外の」と解釈され、“foreign language”が「外国語」と解釈されるようになったのである。

★本講義では、foreign languageを「外国語」ではなく「異言語」とする。


<Chomskyが支持される要因と欠点>
 文法については様々な理論が提唱されているが、どの理論にも共通しているのは、文法とは語の並べ方である、という点のみである。
文法は、大きく以下の3つに分類できる。
・学校文法(学校教育における文法。いろんな理論のなかから学校現場で生徒に説明する際に便利な点のみを採用したもの)
・記述文法(話者によって実際に使用されているものを資料として収集し、分析する)
・Chomskyの文法
 Chomskyが提唱した生成文法理論とは、取り入れられ(例:母親の話す言語から)、コーパスなどの資料として反映されるものとして言語を考えるのではなく、人が持って生まれる内在的な性質によるコア(普遍文法)の装置において、話者の言語能力(適切な言語形式を産出する能力:language competence)によって創造されたものの言語運用(実際に産出された言語形式:language performance)だと考えるものである。この理論は、一般にもわかりやすいように体系化したという点で、支持されている。
 ただし、Chomskyの理論は母語習得を対象としたものなので、第二言語習得には当てはまらないということは考慮すべきである。
※Chomskyについての詳細は以下を参照のこと(Wikipediaなので、文献確認が望ましい)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

<今回の総括(第二言語習得研究をどう捉えるか>
 J.R.Andersonが述べるように、第二言語習得についてのすべての理論は、異なる側面を研究したものであり、相反するものではない(本文:p17l)。
※J.R.Andersonについては以下参照(詳細は、次回の講義にて)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3


うまくまとめきれなくて、すみません・・・
いろんなご意見感想、お待ちしてます手(パー)

コメント(4)

だいたいできてます。ただし、以下の数点については深刻な間違いもありますのでご注意を。

・「3つの文法」の並びは、「Chomskyの文法」ではなく、「生成文法」としておきましょうか(並列的な並びじゃないように見えますので)。もちろん、代表者は彼ですが。
なお、Wikipediaは研究者が使うようなものではないので、院を考えるなら早いうちにサヨナラしときましょう(嘘が多すぎる)。ちなみに、某広○苑も研究者の中ではかなり評価が低いので、やめておくべきです。国語辞典も。

・「島国である日本」が気になります。「島国」という言葉はボクは使っていませんので、ご注意を。なぜなら、まず「国」という概念に問題がある。それに、「島国」だから「外国語」としたのではない、ということです。これは月曜裏ゼミでやりましたが(裏ゼミ月曜の部の議事録参照)、近代国家の成立では、独自の国家語の構築が目指された。その際、日本の場合だと「国語=日本語」の構築が目指され、それ以外の言語の多様性は否定/排除された。そのような流れの中で、「日本語」以外の言語は、「外の国の言語だ」という認識がどうしても必要であったため、「外国語」となった、と考えています。島国だから、という理由はボクは言ってません。ご理解下さい。

・「この理論は、一般にもわかりやすいように体系化したという点で、支持されている」とも言っていないと思います。彼の理論は確かに多くの言語学者に影響を与えていますし、信者も多い。そういう意味では、「支持されている」。でも、反発する人も非常に多いのも事実。少なくとも日本の英語教育という文脈では、既に時代遅れとされており、支持者は皆無に等しい。裏ゼミで「一時期において、熱狂的なブームとなった」くらいのことは言いましたが、それは「言語学なんて不要」っていう世論もあるが、実際には、有益なところもあるし、貢献も大きい、っていうコンテクストで述べたはずです。断片的な言葉だけをあげる危うさをここで知っておきましょう。あるいは、人の話を聞いたり論文を読んで「自分が」感じたことをメモしているなら、それとは区別しておくことが大事だと思います。今後のためにあえて厳しく言いました。お許しを。

<補足>
今回の英文の難しさは、英文そのものの難しさというよりは、内容が抽象的なものが多かった、という点にある。Wikipedia等ではなく、ちゃんとした用語集や専門書を片手に読む練習でした。院生時代の習慣で、20ページくらいの論文を読むのに、数冊(時には10冊〜)ほど手元において「調べながら読む」ようになりました。そんなもんです。

3つの文法タイプですが、簡単にまとめておくと、それぞれの用途は以下のようになります。

学校文法:教育/学習向け
記述文法:未知の言語の体系化
生成文法:母語研究向け

なお、「生成文法」のミソは、「まだ発していない文に対する説明(記述文法では不可能ですよね)するために、人間の心の中/頭の中に文を作り出す装置みたいなものがある」という発想にあります(これも裏ゼミで述べました)。また、生成文法は、その後、変形文法→GB理論→ミニマリスト・プログラムへと理論が発展している点もお忘れなく。
私の説明がなかなかややこしいものでしたのに、まとめてくれてありがとう、あがっちわーい(嬉しい顔)

えっと、訂正だけ入れてもらえますか?
使用テキストは『English Language Teaching in its social Context』でその中にある第一章「SECOND LANGUAGE LEARNING:KEY CONCEPT AND ISSUES」になります。よろしくー。

モジュラー式についてですが(レジュメ参照になりますが)補足しようと思っていて話損ねていたのでここに書いておきます。

「モジュラー式は生成文法がこの立場にあたり、逆に認知言語学がこれと反対の立場にある」ということです。

モジュラー式→人間の認知の仕組みが全てをまかなう一つの仕組みによって構成されているのではなく、お互いに相互に作用しあう、いくつかの下位区分(モジュール)によって出来上がっていること

章を読んでいて、この対立の立場は多少強調しておいた方が良かったかと思い追記させていただきます。(出典:英語教育用語辞典)

久しぶりに言語についての話ができて大変楽しかったです。こういった理論はかなり抽象的ですが、その場で議論(というより先生のありがたいお話を頂戴するというほうが正確かしら?)聞いて考える作業が後の自身の言語観に大きく影響を与えていると思います。教師の影響って意外と大きいですからハート

あと英語学習の面から言いますと、多読もいいとは思いますが思い切ってある程度の量を訳す訓練もいいかな、と思います。読み返してみて、理解していない箇所などを確認することもできますし。リスニングはまあまあだけどリーディングはイマイチ、という方には(私のことですが)お勧めしまーす。
りんご太田さま
自分の好きなように解釈する癖がでましたふらふら
意識して変わっていこうと思います!!

りんごむっち
むっちさんのわかりやすい説明を、もっとちゃんと書ければよかったんですけど
本のタイトルについては、トピックの内容変更ができない仕組みみたいなので、
修正できませんえんぴつ
ごめんなさい涙

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