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日本語翻訳者の集いコミュの翻訳ツール/機械翻訳

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翻訳者や翻訳に関心をおもちの方なら、「機械翻訳」 という言葉はご存知だと思います。

- 人間でも翻訳に四苦八苦しているのにコンピュータにそんなことができるかっ!とお思いのあなた
- うまく使いこなせば結構いいツールにな:るので活用しなきゃ損!とお思いのあなた
- 実際に使っているけど、プリエディット/ポストエディットが大変で!と苦労されているあなた

その他どんなことでも結構ですから、翻訳ツール/機械翻訳ネタで盛り上がりましょうぴかぴか(新しい)

コメント(129)

↑↑↑

誤記情報も転載しておきます。

---------------------------------------------------------------------
紹介文中の短縮URLを間違えていました。恐縮ですが、以下のように訂正させていただきます。

http://goo.gl/Exk0G

http://goo.gl/6GVX3
---------------------------------------------------------------------
 
Re #91

かれこれ6年くらい前になるでしょうか、上記サイトで引用されている類語玉手箱 (藤本さん) を入手して使用していました。現在はもっぱら、使い勝手からジャングルの類語辞典を使用していますが、いずれにせよ、日本語のシソーラスは翻訳者必携ですね。
 
mixi内部の検索はあてになりませんが、SINAPSについてはまだ情報がなかったようなので。

(ご存じの方も多いとは思いますが)JTFでの翻訳についての表記検討の試みです。
http://jtf-forum.jp/

用語管理や自動処理にも関係してきます。
89番コメントの翻訳環境研究会について、正式の参加申し込み締め切りは過ぎていますが、13日の午前中までは受付可能とのことです。
http://goo.gl/J9HGe

忘れてた!という方はぜひどうぞ。特に発注側、クライアントの方にはおすすめです。

93番コメントで紹介したSINAPSなど、翻訳での表記の問題についても1時間くらい触れます。
【ATOK】   やめられない、止まらない…

一昨日の発売日に、早速DL版のATOK 2011を購入しました。ATOK 2010からのアップデートです。WINDOWS の標準IMEをお使いの方は、ぜひ切り替えることをお勧めします。キー入力が激減しますから (詳細は割愛)。

http://www.justsystems.com/jp/products/atok/
 
TORADOSご使用の皆様、突然ワードを開いてもTORADOSのツールバーが出てこない!!なんてことになったことはありませんか?
あせりまくって、あちこち訪ねたところ
いただいた答えはこれでした。

ツールバーが開かなくなる場合、基本的にトラドスのスタイルがワードから外れている場合が多いです。
パソコンの設定によっても異なるのですが・・・
C:\Program Files の中の TRADOSがインストールされているフォルダ内にある
\TT\Templatesフォルダ内の「TRADOS8.dot」 (数字はバージョンによって異なる)をC:\Documents and Settings の中の使用者フォルダ内にある
\Application Data\Microsoft\Word\STARTUPフォルダの中にコピーします。
再度ワードを開くとリンクツールバーが出ると思います。

わかりますか?

これでも苦労しましたが、何とか作業できる状態になってきました。

困ったらやってみてくださいね。
Mattさん、

一部のMicrosoft製品、Chrome、TagEditorなど、いくつかのアプリケーションでは、ATOKは正常に動かないことがあるようです。バージョンが上がってもずっと放置されているのですが、最新版では直っているでしょうか。
Re #96  "TRADOS"

>Cherie さん

情報アップありがとうございます。以前、私が同様の症状に陥ったときには、潔く (笑) 再インストールして解決しました (TRADOS 2007 + WORD 2003)。その場合、Multiterm から先にインストールしなさい、との Tips をベンダーのHPで見た覚えがありまして、その通りにしました。

触らぬ神に祟りなし… TRADOS は気分屋ですから。
どうもお疲れさまでした。
 
Re #97  "ATOK 2011"

>ゆうじ(山本) さん

Chrome では問題なく動作しています。何かしら特殊な条件下で再現するのであれば、試してみますのでご教示下さい。TagEditor については確かに挙動不審ですね … ATOK 2011 がまともに機能しません。ただし、普段の仕事 (特許翻訳) では TagEditor を使用しないため (Workbench のみ) 操作に不慣れですので、ひょっとしたら間違った操作をしている恐れもありますが … いやっ、やはりおかしいですね。ちなみに、他のソフトに関しては、現時点では特に不具合を感じておりません。
 
取り急ぎ報告まで。
Mattさん、わざわざありがとうございます。

Chrome+ATOKがおかしいのは場合によるようです。
TagEditorなど、逆に考えれば、MS-IMEを使えばいいというだけで済みますね。
ATOKが使えないのは痛いかもしれませんが、TagEditorのほうが処理が早いこともあるようです。

UPSも値段が上がってきました。当分安くはならないでしょう。
>ゆうじ(山本) さん

UPSまで便乗値上げですか?そういえばアマゾンでも、定価を大きく超えての出品が目立ちます (ラジオ、ライト、防災グッズなど)。意地でも買いませんが (笑)。

あと、ここひと月くらいでしょうか、IE にしろ iTunes にしろ、一日に一回は 「落ち」 ます。たとえば、単にコピペ作業を始めた途端に、しばらくフリーズして落ちる。IE は完全に落ちるわけではなくて、タブの大半で画面がクリアされたままで生きています。どうしたのでしょう・・・。
 
やっとTORADOSで作業できると思ったのですが、バイリンガル形式にならないのです。
TORODOS 2009 WORD 2010 です。(すごいでしょ。トラブったおかげで最新です。)
お時間あられる方、バイリンガル形式にする方法を教えてください。
よろしくお願いいたします。
103 解決しました。

googleで検索しましたら、困っている人が結構いました。

なぞは「隠し文字」に隠れていたのです。

運よく、探し当てて、隠し文字を表示できるようにしましたら、バイリンガルファイルになりました。

お世話になりました。
Re #103 and 104

お疲れさまでした。人によっては目障りだと嫌う方もいらっしゃいますが、翻訳作業中は、編集記号なども含めて、バイリンガル表示させておいた方がよいと思います。ツールボタンを表示させておけば、ボタン操作ひとつで表示のオン/オフ切替えが容易になります。
 
105 Mattさん、ありがとうございました★
用語集形式UTXの仕様で、現在、中国語対応を準備しています。
ひとまず、サンプル データとして用語集を中国語に訳してみました。
http://goo.gl/pNHOM

中国語話者の方、この用語集の中国語におかしいところがあれば教えていただければ幸いです。

私の中国語能力は限られているので……。
(恐縮ですが翻訳工学コミュニティーへの投稿と重複します。)

AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)で新たに学生会員が設定されました。http://goo.gl/fnqUQ 年会費はわずか1000円です。学生の方のご参加をお待ちしています(私自身は事務局ではありませんが)。機械翻訳に関心のある学生の方にはぜひ紹介してあげてください。

AAMTジャーナルのバックナンバーを買うよりも安いです。私も学生になりたい!
書籍「アインシュタイン その生涯と宇宙 下」が機械翻訳だったため回収へ
http://gigazine.net/news/20110730_randomhouse/
Re # 109

>miya さん

この出来事については、多くの翻訳者が 「対岸の火事」 として面白おかしく論評しているようですが、我が身を振り返れば、決して笑い事ではないように思います。機械翻訳による意味不明な訳文はともかくも、一見まともな訳文であっても、構文解釈や文脈判断を大きく間違えて、致命的な訳文になることがままあります。件のミスはモラルハザードであるだけに、日頃忙殺されている翻訳者も同じ罠に陥る危険性とは常に隣り合わせだと感じます。
 
しかし・・・

ちなみにアマゾンでは、回収版の値がつり上がっているとか。
商魂たくましいですね。まさか 「やらせ」 ではないでしょうね。
( ̄▽ ̄)。o0○
 
↑↑↑

一つ危惧するのは...

「機械翻訳=悪」 というような風評被害が蔓延することです。その時々の機械翻訳の限界をわきまえ、その得失を理解して上手く活用すれば、仕事に十分役立つツールになり得るはずです。
 
Mattさん、けっきょくここで問題なのは、訳文のチェック体制でしょうね。今回はたまたま発見しやすかっただけであって、人間訳の問題は見過ごされてきたのかもしれません。やはり訳文の客観的評価法は必要なようです。
はじめまして、

もう昔になりましたが、某大手新聞紙のオンライン版に、オバマ大統領の就任演説の和訳がありましたが、

全く意味が分からず、読めませんでした。

翻訳者として独立を考えてたのですが、大手新聞紙でさえ、あの機械翻訳で良しとするのかなと、ちょっと翻訳の先行きに不安を感じていましたが、

実力をつけて機械翻訳に対抗、または活用するのも有りかなと感じました。

それ以前にもう少し安くならないと私は買えませんが…、

>ゆうじ(山本)さん

今回のケースは余りにもお粗末過ぎますが、やはり人間が訳した巧妙な誤訳の発見が難しいでしょうね。分かります…。

>むく さん

新聞雑誌などを読めば、分かりにくい下手な文章が日常茶飯事です(笑)。それに気づくことが第一歩。
 
Mattさん、

> その時々の機械翻訳の限界をわきまえ、その得失を理解して上手く
> 活用すれば、仕事に十分役立つツールになり得るはずです。

その前に、人間の特性と限界を理解し、わきまえることが大事だと私は思います。ツールを使うのは人間ですからね。モラルハザードがおきやすい環境とおきにくい環境というのは歴然としてあるわけです。モラルハザードがおきやすい環境でモラルハザードをおこした人を責めるのは簡単ですが、ではそのモラルハザードがおきやすい環境を推進していた人はおとがめなしでいいのでしょうか。

まあ、死者が出るのはわかっていて自動車つくるのが現代だとは言えるのですが。
>Buckeye さん

モラルハザードがおきやすい環境でモラルハザードをおこした人を責めるのは簡単ですが、ではそのモラルハザードがおきやすい環境を推進していた人はおとがめなしでいいのでしょうか。
----------

よいはずがない!とは思うのですが、ではこの問題の解決策をどこに求めるのか?と話を進めようとすると具体的なアイデアがなかなか出てこないのも事実でして、今の原発問題にも通じるものがあると感じます。国の責任、東電の責任は勿論としても、原発を誘致してきた地方、あるいは地方の負担に甘んじてきた都市部はまったくの被害者なのか?という議論を真面目にしているとは思えません。

今回のケースでは、一義的には会社のリスクマネジメントのだらしなさ、有り体に言えば代表者 (社長) のだらしなさにあるのでしょう。大きな組織ではないのだから、会社=社長 です。もう私たちの記憶に片隅に追いやられているのですが、例の焼肉酒家えびすの失敗から、何一つ学んでいないのです。

もっとも誤訳本が世に出たからといって、誰一人死にはしませんが(笑)。
 
職業病あせあせ(飛び散る汗)

× 記憶に片隅に
○ 記憶の片隅に

△ だらしなさにあるのでしょう
○ だらしなさにトラブルの直接の原因があるのでしょう
 
Mattさん、

>> 今回のケースでは、一義的には会社のリスクマネジメントのだらしなさ、
>> 有り体に言えば代表者 (社長) のだらしなさにあるのでしょう。

そうですか?

一義的には、依頼に対し、ああいう翻訳を出した「科学系某翻訳グループ」に責任があるのではないでしょうか。

最終的な責任は、それを世の中に出してしまった「会社のリスクマネジメントのだらしなさ、有り体に言えば代表者 (社長) のだらしなさ」にあるとヨノナカ的には言わざるをえませんが、そうやって下流側に責任を押しつけることが産業翻訳の世界において低質な訳文を生みだす大きな理由のひとつとなっているのも事実です。つまり、無関係な人は社長を責められるけれども、我々業界人がそれをやってはいけないと私は思います。

>> もっとも誤訳本が世に出たからといって、誰一人死にはしませんが(笑)。

そうですね。産業系の翻訳では、誤訳で人死にが出るおそれがありますけど、楽しみで読む本なら死人がでる心配はありません。

それではなぜ、危険なほう(産業翻訳)で機械翻訳によるコストダウンが叫ばれ、安全なほう(出版翻訳)では機械翻訳などもってのほかと言われているんでしょう。ちゃんとやれば安全だから? ここ何カ月か、みんな、いやになるほど聞いている言葉ですが、それが信じられます?

  余談ながら、私はもともとエネルギー利用技術の研究者で、そ
  の当時から、原子力発電について最近いろいろと言われている
  ような話は知っていましたし、だから使わないほうがいいと主
  張してきました。
Buckeye さん


ネット上に流れている断片的な情報のみでは、事の真相はなかなか分かりませんが、ある程度の推測はつきます。それにプラスして面白おかしく尾ひれをつけるわけですが、それはお許し下さい。


一義的には、依頼に対し、ああいう翻訳を出した「科学系某翻訳グループ」に責任があるのではないでしょうか。
----------

発注サイドと受注サイドの力関係は明らかです。この「科学系某翻訳グループ」には相当なプレッシャーがかかっていたものと想像します。とくに納期面での無理難題を飲まざるを得なかったのではないかと。まぁ一種の下請けいじめでしょう。人間、かかる負荷が閾値を超えると崩壊してもおかしくありませんから、魔が差したとしか言いようがないですね。まさか恒常的に機械翻訳に染まっていたとは思えませんから。


そうやって下流側に責任を押しつけることが産業翻訳の世界において低質な訳文を生みだす大きな理由のひとつとなっているのも事実です。
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ここがちょっと理解できません。モノ作りの現場では、研究開発(上流)→設計→製造→販売(下流)と流れるわけですが、最上位(上流)には会社組織のトップの意志が存在します。今回私が指弾したのは、下流側(翻訳者、監修者)ではなく上流側(発注サイドのトップ)だと認識しているのですが、勘違いしていますか。上流で汚染物質を垂れ流せば、下流まで一気に届くのです。「単価安いのは我慢してよ!その代わりこれからも仕事だすからさぁ!質は適当でいいよ!」と発注サイド(上流)から言われ続ける翻訳者(下流)の訳文の質が上がるとはとても思えません。


それではなぜ、危険なほう(産業翻訳)で機械翻訳によるコストダウンが叫ばれ、安全なほう(出版翻訳)では機械翻訳などもってのほかと言われているんでしょう。
----------

とても面白い視点ですね! ただ、ITローカライズなどに代表される産業分野では、恒久的に読み継がれる、または長期間保管される文書などは少なく、文書の代替わりが激しいでしょうから、「質より量」に流されることは容易に想像できます。外資系のPCやOA機器の取説文書などでは意味不明な記述が日常茶飯事。その結果、いつ電話をかけてもサポートにつながらない(笑)、まったく本末転倒です。きちんとした分かり易い文章が書いてあれば、誰もサポートに電話などしないのです。法律、契約、医薬、特許など、ごく一部の分野を除けば、人が死ぬ、あるいは莫大な損害が発生するような事態には陥りませんから、大半は易きに流れるのだと思います。出版については「一種の文化、芸術だ」との思い込み(思い違い)も働くからでしょう。


余談ながら、私はもともとエネルギー利用技術の研究者で、その当時から、原子力発電について最近いろいろと言われているような話は知っていましたし、だから使わないほうがいいと主張してきました。
----------

夏休みに入って少し落ち着いたら、ディベートのトピを作ろうと思っています。たとえば原子力発電の是非を議論するとか、機械翻訳について語ろうとか…。決して議論そのものを掘り下げるだけが目的ではなくて、自分の意見を論理的に組み立てて、自分の言葉で発信する訓練になるかも知れないと考えるからです。そういう意味で、翻訳力の土台になるものと考えます。


さて、仕事に戻ります。
また出てきます。
 
Mattさん、

>> ここがちょっと理解できません。モノ作りの現場では、研究開発
>> (上流)→設計→製造→販売(下流)と流れるわけですが、最上位
>> (上流)には会社組織のトップの意志が存在します。今回私が指弾
>> したのは、下流側(翻訳者、監修者)ではなく上流側(発注サイド
>> のトップ)だと認識しているのですが、勘違いしていますか。

ああ、そうか、そう考えるのですね。こういう話をするとき、かみ合う人とかみ合わない人がいて不思議だったのですが、その理由がようやくわかりました。

「翻訳」における最上流は一文一文、手を動かして訳す翻訳者です。そうして作られた訳文が下流の後工程へと流れてゆくわけです。そして、

>> 上流で汚染物質を垂れ流せば、下流まで一気に届くのです。

おっしゃるとおり、最初におかしなことをすれば、あとから取りかえすことは不可能です。できるのは、被害を小さくするところまで。であるのに、「下流側でチェックするからよくわからないところは字面どおりに訳しておけばいい」「下流側でチェックするから機械翻訳の出力はこの程度まで直しておけばいい」と(意識しているにせよしていないにせよ)考えるから、産業翻訳の世界において低質な訳文が生まれている。そう、私は言いたかったわけです。

Mattさんの言われる上流・下流は「翻訳ビジネス」の上流・下流でしょう。

ビジネスとして考えるなら、まさしくMattさんの言われるとおりです。お金を払う側が上流。そこが求めるのだから仕方がない。安くしろと客が言うのだから仕方がない。最悪、牛肉ゼロでも牛肉だと思える味ならいいだろうと魔が差すこともある(←ミートホープ事件)。そうなるわけです。

このとき、牛肉ゼロの牛肉コロッケを販売した一義的責任はどこにあるのでしょう。材料の納入業者をいじめて偽装に走らせ、しかも、納入された肉が牛肉ゼロの牛肉であることに気づかず最終製品を販売した業者? それとも、安くしろと言われて牛肉ゼロの牛肉を納入したミートホープ?

今回のアインシュタイン本は、上記のような見方もできると思いますよ?

ついでに、翻訳者にかなり広く普及している「下流側でチェックするから」の意識について、私は、焼肉酒家えびすの事件で牛肉を納入した業者に似ているなと思っています。

生食用牛肉の規格にそった取り扱いをしていたら高くなる、だから、そこまでしていない牛肉を納品する。「規格は満足していないけど、『必要十分な品質』は確保されていますよ」、と言って。要するに、ここまでは手抜きしても後工程でちゃんと処理すれば大丈夫なんだ、と。で、後工程側(焼肉酒家えびす)は、「前工程が『十分な品質』と言うから大丈夫だと思う」し、客が安くしろと言うから、「このくらいで十分な品質になるだろう」とトリミングを減らしてゆく。これも手抜きみたいなものですね。

こうして、みんな、ほかがちゃんとやれば大丈夫という仕事をして……すごい結果が生まれるわけです。「ほかがちゃんとやれば」が甘えになるから。人間は、どうしても易きに流れるものだから。

「翻訳」を支えているのは誰なんでしょうね。
Buckeye さん

私は、講義の合間に弁当ランチ…
Buckeye さんは、涼しい場所にいらっしゃるようでうらやましい(笑)。


ああ、そうか、そう考えるのですね。こういう話をするとき、かみ合う人とかみ合わない人がいて不思議だったのですが、その理由がようやくわかりました。「翻訳」における最上流は一文一文、手を動かして訳す翻訳者です。そうして作られた訳文が下流の後工程へと流れてゆくわけです。
----------

なるほど!それもごもっとも。いっそ上流/下流よりも前工程/後工程の方が誤解が少なくてよいでしょうね。つくづく言葉とは難しいと感じます。日本人同士が日本語で、しかも似た境遇にあっても誤解が生じるのですから、言語をまたぐ翻訳の難しさは推して知るべし。


「下流側でチェックするからよくわからないところは字面どおりに訳しておけばいい」「下流側でチェックするから機械翻訳の出力はこの程度まで直しておけばいい」と(意識しているにせよしていないにせよ)考えるから、産業翻訳の世界において低質な訳文が生まれている。そう、私は言いたかったわけです。
----------

120%同意します。以前、ネットの特許翻訳道場で実際にあった話。参加者からのアンケート調査に「専門用語を苦労して調べても、後で校正者が直すのであれば、翻訳者としては訳語を適当に(いい加減に)決めてもよいのでは?」という質問があって、思わず口がアングリしました(笑)。犬の散歩をさせるときに、糞の始末をしない飼い主と同じ感覚。あり得ない。


こうして、みんな、ほかがちゃんとやれば大丈夫という仕事をして……すごい結果が生まれるわけです。「ほかがちゃんとやれば」が甘えになるから。人間は、どうしても易きに流れるものだから。
----------

「赤信号みんなで渡れば怖くない」式に安易な道を選ぶ … その先に待ち構えているのは何か?反面教師としての題材は腐るほど目にしているはずなのに、何故か「自分だけは大丈夫」とばかりに、自信たっぷり勘違いしている方が少なくないと感じます。


「翻訳」を支えているのは誰なんでしょうね。
----------

翻訳者自身でありたい!少なくとも私はそうありたい。余談ですが、JTFはもっと個人会費を安くして(年 \5,000なら入る)市井の翻訳者を大勢引き込みましょうよ。翻訳者一人ひとりの意識を少しずつでも変えないことには、いつまで経ってもイタチごっこですから。


さて、午後の講義の準備に入ります。
一旦離れます。
 

こんにちは。
初めて投稿します。
「アインシュタイン その生涯と宇宙 下」についての記事を読んで、
この翻訳に携わった方のコメントによると、
この本は複数の翻訳者で翻訳するという方針だったとのこと。
でも、監訳する人もおかず、
校正者も翻訳者とミーティングしなかったんだろうかっていう疑問が浮かびました。
わたしはそういう複数の人が携わるときに、そういう連絡や打ち合わせは必ず必要だと思っていたからです。
また、複数で翻訳するのに、ある程度の用語とか(詳しい内容は読んでいないのですが、科学用語とか出てくると予想します)統一しないでどうやって翻訳しようとしてたんだろうと思います。用語のデータベース化などをして、共有していくことはこの翻訳に関して必須ではないかしら、と
プロジェクトマネージャを昔やっていたこともありますし、現在は校正作業を仕事としている関係でそう思ったりしました。
小説や伝記も文芸色が強いと、なかなか機械を導入して翻訳をということに
直接結びつくことにはいくつもの問題をクリアしなければいけないでしょうが、
使い方によっては、有効なツールにもなると思います。
だから、この件で機械翻訳が役立たずという結論に持っていくというのは
ちょっと残念な気がします。(役に立たないっていう結論を誰かが出したいのかなと思ったりもします)
わたしが昔政治学者のインタビュー集を翻訳したとき、
大学の政治学の先生がかなり詳細に監訳をしてくださり、
さらに推敲して出版までずいぶん時間がかかったように思います。
今はそういう時代じゃないっていえばそれまでですけど、
急ぎすぎて、全体の画の描けなかった出版社の担当者、
翻訳者選定や工程管理などをするマネージャ、
そして代打で急きょ登板させられた翻訳者、
それぞれにないかしらの原因があって、
そうしてあの翻訳本があるのだろうと思います。

この件はいつも心に留めて、締め切りに追われて、仕事を急ぎすぎない、自分が大事にしなければならないことを忘れないようにしていきたいなと思った次第でした。
確かに、翻訳者/監修者が被害者で会社が加害者、という単純な話ではないでしょうね。監修者もなめられたものですが、その程度に軽んじられていたということは、ご本人にも責任の一端があるように思えてなりません。
 
ユーリャさん、

>> 小説や伝記も文芸色が強いと、なかなか機械を導入して翻訳をということに
>> 直接結びつくことにはいくつもの問題をクリアしなければいけないでしょうが、
>> 使い方によっては、有効なツールにもなると思います。
>> だから、この件で機械翻訳が役立たずという結論に持っていくというのは
>> ちょっと残念な気がします。

こういう話で翻訳関係者からよく出る意見のひとつですね。

  よくあるもうひとつが、私のように「だから使うべきでない」。
  ほかにも「ほら、使い物にならないじゃん」とか、いくつかあ
  りますね。

よく出る議論なので、一応、反論を。ユーリャさんに含むところはなく、一般論として、です。

「使い方次第で機械翻訳が役(訳?)に立つ」という意見を聞くと、最近は、「使い方次第で原子力は安全だ」という議論を思いだします。どちらも正しいんです。「使い方次第」という条件がついているわけで、つまり、「その条件を外せば危険」と言っているわけで。

問題は、「条件を外したとき、どこまで危険なことになるのか」と、「危険性の低い代替案はないのか」なんですよね。

原発の場合、最悪は今回の福島原発事故みたいなことが起きるわけです。いや、最悪という意味では日本に人が住めなくなるという可能性だってあるのかもしれないわけですが、まあ、「現実的な最悪」という意味で。

機械翻訳の場合、最悪は今回のアインシュタイン本のようなことがおきるわけです。いや、こちらも最悪は、機械翻訳の出力そのままという可能性もあるわけですが、福島原発事故と同じで「現実的な最悪」という意味ではこれが最悪でしょう。

原発の場合、火力その他、代替案はあるわけです(火力は事故が起きたら火が消えて停止する、そういう意味で本質的に安全な技術)。地球温暖化なども含めて考えるとどれがいいとは一概に言えないところはありますが、少なくとも省エネルギーがプラスであることは確かでしょう。

機械翻訳も、ユーリャさんが指摘されているような「用語のデータベース化などをして、共有していくこと」ならほかにいくらでもやりようがあります。そういうことができる「翻訳支援のソフトウェア」なら、いろいろなものが公開されていますから(私もひとつ公開しているくらいです)。そういう意味で、機械翻訳に原発ほどの存在意義はないとさえ言えます。

  余談ながら、「用語のデータベース化などをして、共有してい
  くこと」というのは、機械翻訳ソフトを使う人たちが大きな目
  的としてよくあげるものです(第一の目的としてあげられるこ
  ともよくあります。)

危険性の低い代替案があるのに、「この方法でもできるから」と余計なリスクのあるものを(消極的でさえ)推奨・推進するのは、少なくともその道の専門家としてすべきではないと私は考えます。
Twitter で流れていました。
http://oharakay.com/archives/2558
 
後付けの歴史解説を聞かされてもなぁ…と感じます。「トップをサポート」 していたんでしょ?あなたは?と言いたくなるわけです。閣僚を辞めたら政権批判する政治家と似ている。批判は身体を張ってやって欲しい。
 
126. Matt さん

そのコメントは、このコミュニティにお書きになっても構いませんが、むしろ筆者・大原ケイさんご本人のブログのコメント欄か、もしくは Twitter に書き込みなさったほうが、より有意義・より効果的ではないかと思います。

なぜならば、このコミュニティのこのトピックの読者層は少数に限られているのに対して、大原さんのブログは、日米の出版界・翻訳業界・電子書籍関係者など、より幅広い分野の読者に読まれているからです。

大原さんはケンカがお得意そうですから、書き込みをなさったら即座に反撃がきそうな気がします。
【これってありですか?と思う明細書を見つけてしまいました】

特許電子図書館で調べ物をしていたのですが、機械翻訳としか思えない特許明細書を偶然見つけました。
要約の一部を以下に紹介します。

「特許権者は私達のまたは軽打の代理人を使用してoutputtedパテントを追求する。 皇族は利益が始まるとき始まることができる。 または現実的なI.P.の権利を買うことができる。 証拠はtryingitにある。 すばらしい発明を今日中発見しなさい。」

興味本位で明細書を読んでみましたが、最初から最後まで全く理解できませんげっそり

まだ特許翻訳を勉強中の段階なので、こんな明細書が特許電子図書館に記載されていることに驚くばかりです。
経験者の方々なら、このような特許明細書を特許電子図書館で見つけても驚かれないのでしょうか?

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