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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 2/7

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2月7日(月)
❶先週末の衆議院予算委員会参考人招致の大役とNHKETVの放映があった。今週からも地道に現場に出かける。今週の昼間は生活保護申請同行でほぼ予定が詰まっている。
❷2月4日付けで東京都より「生活保護に関わる扶養能力調査における留意事項について」通知文書が発出されている。「扶養が生活保護適用の前提要件であるといった誤解を与えないように」「用保護者が扶養照会を拒否する場合は、理由を確認し、照会を一旦保留し理解を得るよう努めてください」と書かれている。同じ2月4日に杉並区福祉事務所が「扶養照会拒否の申出書」を受け取らず、つくろい東京ファンドと生活保護問題対策全国会議が杉並区に抗議と要請文書を提出している。多くの支援団体と連携して「本人同意なしの扶養照会」を不当で違法なローカルルールで強行する福祉事務所が出ないよう監視していきたい。
➌午前は地元の福祉事務所での若い男性の生保申請同行、以前に緊急アクションの仲間が同行してアパート転宅したが入居したアパートが不清潔で飛び出してしまった。1年間、非正規で働きながらネカフェに泊まり頑張ってきたが、再度の雇止めで再びのSOS、「まだまだやり直せるよ」無事に今日からビジネスホテルに泊まり、再度のアパート入居を目指す事になった。今度はちゃんと連絡くださいね、、念を押して笑顔で別れた。
❹飯田橋の事務所に立ち寄り「ひだんれん福島県交渉」の結果を聞く。飯田橋事務所が東京会場だったが困窮者支援が続き、最近は参加できていない。福島県は経済的事情で転居できなかった国家公務員住宅避難者に対し代替え住宅すら提案する事無く二倍請求を続け、交渉とは名ばかりで歩み寄りの協議すら拒否し続けている。今日も全く姿勢を変えない。二倍請求開始から三年、兵糧攻めで精神的に追い詰めている。もう耐えられない状況まできている。
❺午後は別の福祉事務所に移動して先月に申請同行した青年の今後のアパート転居に向けたケースワーカー交えた協議、電話もなく身分証明もない状況で元旦の相談会で出会った。電話もメールもないので日時をあわせての三者面談、身分証明がないとアパート探しは困難を極める。携帯電話づくりと身分証明書づくりの今後の行程を確認してアパート探しの行程表を確認した。
❹同じ事務所で別の青年の申請同行、順調に申請受理されたが、他の福祉事務所で相談歴がないか確認を終えた相談員が激怒して戻ってきた。「10年前に生保を受給していた事を何故言わなかったんだ。ビジネスホテルは認められない。アパート入居も様子を見てからの判断だ」何回も何回も繰り返し青年を追い込んだ。青年は上野公園で野宿していた時に少年から空き缶を投げつけられた事を話していて泣いていた。彼は傷ついていた。10年前の事をただ言えなかっただけなんだ。何でそこまで追い込むのか。私は「伴走していくから生保を利用してもう一度始めよう」と説得したが、彼は私に「ゴメンナサイ」といって立ち去った。10年前の事を持ち出してあれだけ怒る必要もないのに、、、メールが来た。「本当に本当にごめんなさい!!頼れ!って言って下さったのに頼れなかった僕を許して下さい。」私は何回もメールを出し続けている。返信を待っている、生きていてほしい。夜になっても深刻過ぎるメールが続いている。根底にあるのは「冷たすぎる社会」と「やり直しが許されない社会」自己肯定感を奪い続ける。明日も朝から夜まで相談者と会い続ける。

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