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生活保護者の集いコミュの雨宮処凜さん「学校では教えてくれない生活保護」出版 コロナ禍でも増えず 「誤解」「偏見」払拭を /東京

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https://mainichi.jp/articles/20230209/ddl/k13/040/004000c

家、車、ペット 利用は…
生活保護制度を紹介した本を出版した雨宮処凜さん=東京都千代田区で、東海林智撮影拡大
生活保護制度を紹介した本を出版した雨宮処凜さん=東京都千代田区で、東海林智撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大の中で生活困窮者の支援、相談活動に携わってきた作家の雨宮処凜(かりん)さんが、それらの体験をもとにまとめた「学校では教えてくれない生活保護」(河出書房新社、1562円)を出版した。コロナ禍で多くの人が困窮した状態に陥った中でも生活保護の利用者は増えなかった。その背景や具体的な制度の利用法などをまとめた。【東海林智】

困窮者への炊き出しを手伝う雨宮処凜さん(画像の一部を加工しています)=横浜市で、本人提供拡大
困窮者への炊き出しを手伝う雨宮処凜さん(画像の一部を加工しています)=横浜市で、本人提供
 雨宮さんは2006年から貧困問題の取材や現場での支援に取り組むようになり、その活動の中で生活保護申請の相談や役所に申請する際の同行にも携わってきた。コロナ禍の中で数十人の生活保護の相談に乗り、10人以上の保護申請に同行したという。相談では「所持金が400円しかない」「家賃が払えずアパートを追い出された」そんな切実な訴えがありながら、多くの人が「生活保護を使うのだけはどうしても嫌だ」と答える場面が多々あったという。12年にあった国会議員らによる生活保護利用者へのバッシングの影響が根強くあると考え、制度への誤解や偏見を解き、利用をちゅうちょしないようにと、一冊にまとめることにした。


 本では、どういう時にどういう人が制度を使え、いくら支給されるのかなど基本的な情報を紹介。持ち家があったら利用できないのか、車を保有したままでも使えるのか、ペットを飼っていても大丈夫なのか――。これらの答えは無条件ではないが、いずれのケースも利用可能だ。他にも申請に関し、誤解されることが多い事例への回答を具体的にまとめている。

 また、韓国とドイツの生活保護の活用状況がそれぞれまとめられている。海外で生活保護の利用が権利として尊重され、使いやすい制度になっているかを紹介し、自己責任が幅を利かせる日本との違いを浮き彫りにしている。制度の利用を支援している弁護士や学者、NPOの活動家のインタビューで現場の状況を解説し、巻末には生活保護の申請書や全国の相談先や情報サイトがまとめて掲載されている。

 雨宮さんは「学校でも生活保護についてきちんと学ぶ機会はなく、制度への誤解や偏見が多い。それを払拭(ふっしょく)できたらと思う。困った時に生きることを諦めることなく、積極的に利用できる制度になれば」と話している。

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