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生活保護者の集いコミュの生活保護費「1カ月でいいから体験して決めて」 78歳女性の思い

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https://digital.asahi.com/articles/ASQDG4339QDFULZU00B.html?pn=7&unlock=1#continuehere

 「もし本当に生活保護費を引き下げるというなら、その金額でどんな生活ができるのか、1カ月でいいから、身をもって体験してから決めてほしい、厚生労働省の人も政治家も」

 生活保護を利用して一人暮らしをする大阪市の小寺アイ子さん(78)は、そうかみしめるように話した。

 カラオケ喫茶を営んでいたが、心臓や肝臓、股関節の病気で営業が困難に。必要な手術の費用がなく、2013年から生活保護を利用している。

 年金と生活保護費を合わせた生活費は月11万円あまり。そこから4万5千円の家賃を払い、残りで食費や光熱費などをまかなう。

 物価高騰は家計を直撃している。だが心臓の持病などのため、遠くの格安スーパーをまわることが体力的に難しくなっている。思うように食費が節約できないのが悩みだ。

孫の成長を見守ることさえ…
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 電気・ガス代はぎりぎりまで切り詰める。室内でも厚手の上着を着込み、この冬は暖房のエアコンはまったく使っていない。夜7時までは電灯もつけない。お風呂も3日に1回だ。

 つらいのは、人とのつながりが途切れたことだ。お世話になった常連客の葬儀に参列できず、1人で部屋で泣いた。香典や交通費が出せなかった。遠方の高齢者施設に入居する弟の面会にも行くことができない。

 唯一の生きがいは「孫の成長を見守ること」。小銭を少しずつ貯金箱に入れ、誕生日などにケーキを渡す。だが保護費がさらに減額されれば、ささやかな貯金も難しくなるのでは、と不安が募る。

 コロナ禍のなかでの低所得者向け給付金は、故障していた洗濯機など古い家電を買い替えたら、大半がなくなった。電子レンジやテレビも10年以上前の旧型でいつ壊れるかわからず、残った給付金もそう簡単に使えない。

 国は13年以降、生活保護費のうち食費などの生活費にあたる「生活扶助」の基準額を大幅に引き下げた。この決定は生存権を保障した憲法25条に違反するなどとして、利用者が減額の取り消しなどを求める訴訟が全国29地裁で起こされている。

 これまで13地裁で判決が出ているが、うち大阪、東京など4地裁は、引き下げを「違法」とし、原告勝訴の判決となった。

 小寺さんは、生活保護基準引き下げ違憲訴訟の原告の一人だ。裁判に参加したのは「当事者の声を国に届けたい」との思いからだ。

 「千円の減額でも、私たちには、どの支出を削ればいいのか必死に考えなければならない、大変な金額です。生活保護利用者は病気だったり、DV(家庭内暴力)の被害を受けていたりし、生活が苦しくても声があげにくい人が多い。そういう人の声に耳を傾けてほしい」(編集委員・清川卓史)

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