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生活保護者の集いコミュの公務員アワード結果発表 生活保護担当者を支える通達総索引

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https://www.projectdesign.jp/articles/a26a86e5-a9a9-4abb-90cc-6d81ffa0d371

8月16日にホルグが主宰した「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2022」で受賞者9名が発表された。同イベントは今年で6度目の開催。2017年から累計で、69名の全国の地方公務員が受賞している。


今年で6度目となる地方公務員アワード

本アワードの目的は「⾏政サービスの質を高め、住民がその恩恵を享受できるようにする」ことだ。残念ながら、地方公務員は成果を求めて行動を起こすと、多くの場合同僚に疎まれる。そして、成果を出しても評価や給与が大きく上がることは稀である。結果、個人としても、組織としてもリスク回避傾向が高くなり、挑戦しないことの合理性が勝る。

そこでアワードでは、受賞者から『成功事例』と『成果をあげるノウハウ』の2つを浮き彫りにした。前者は役所が重要視する『前例』となり、後者は個人が組織を動かす『ノウハウ』となる。この2つをシェアしていくことで、公務員の方々が成功イメージを持って挑戦できる環境が生まれることが理想だ。

開催にあたり最もこだわっている点は、業界内だけではなく、社会全体に向けて「すごい!公務員」の存在を発信していることだ。そもそも、福祉やインフラなどの業務は住民の人生に大きく関わるが、民間人がその好事例を知る機会はあまりない。しかし、これらが広く伝わると、真摯に仕事に向き合う公務員の価値が認められ、安易な公務員批判は減少する。それが挑戦しやすい環境につながり、役所はより質の高いサービスを提供可能になると考えている。

4つの企業から特別賞を受賞した大阪市の職員
アワード受賞者の1人で、過去最多の4つの企業から特別賞を受賞した大阪市役所の山中正則氏は、大阪市職員が過去に作成した資料を参考に、生活保護関連の通知や通達を平易なキーワードで検索可能な『生活保護通知・通達総索引』を2003年に復刻。その後、自身が生活保護担当から異動となった2016年以降も更新を続けている。


大阪市の山中 正則氏。Yahoo!賞、トラストバンク賞、自治体通信賞、VOTE FOR賞を同時受賞

『生活保護通知・通達総索引』のすごさを説明するには、生活保護担当者必携の『生活保護手帳』と『生活保護手帳別冊問答集』に触れる必要がある。実務の根幹をなす根拠法令や支給要件がこの2冊に記載されているが、ともに毎年改編がある。前者の2021年版は967ページ、後者は596ページとその情報量は膨大で、山中氏は毎年の改編に合わせて、『生活保護通知・通達総索引』を改編し、18年間の間に5000超の通知等、1000超のキーワードを収録した。

近年の自治体では人員削減が進むこともあり、知識の伝承や更新が進んでいない自治体も存在するが、その状況下でも『生活保護通知・通達総索引』があれば、迅速に対応の参考となる情報にたどり着ける。山中氏は自らが手塩にかけて作ったこの資料を無償で共有し、今では750か所以上の福祉事務所、NPO法人、医療機関や介護施設で活用されている。さらに今年の4月には「福祉知識ゼロからわかる! 生活保護ケースワーカーの仕事の基本(学陽書房)」を出版、全国における生活保護対応の質向上に貢献している。

ご本人は照れ隠しからか『自分が楽するために作った』と言う。しかし、『生活保護通知・通達総索引2021年版』に「この索引が『法的根拠を意識』し適正迅速できめ細やかなケースワークに寄与するようであれば幸いです』との記載がある通り、大阪市だけでなく全国を視ていることがわかる。地方公務員アワードでは今後も地味派手を問わず、「すごい!公務員」を広く社会にご紹介する。

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