生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク　事務局長　瀬戸大作さん　日記　8/18

8月1８日（木）
❶昨年1月にSOSを受けて駆けつけた夜の川崎駅、飲食業で雇止め、慣れない夜の警備で身体を酷使、仕事も当時は殆どなく、ネカフェも泊まれない状態で再会したMさん、歩く事が困難な状態だった。翌日に良い対応をしてくれる都内の福祉事務所で生保申請して即日、総合病院で検査して乳がんである事が解った。入院前に食べた「安楽亭の焼肉」をもう一度食べようと約束した。退院しても支援し続ける事を確認して4カ月間の入院、退院後は反貧困ネットワークのシェルターで暮らしてきた。何回も小さな再発とプチ入院もあった。出会ってから1年8カ月、Ｍさんは東北地方の小さな漁村暮らし、高度な継続的治療を引き継いでくれる病院も見つかり、来週、故郷に帰る事になった。今日は最後のケースワーカー面談同行、シェルターの大家さん夫婦が冷麺を作ってくれて最後のお別れ、「安楽亭」でなくて少しレベルが高い焼肉食べる約束は体調の関係で果たせなかったのは残念だけれど「あいうえお旅行」の時には遊びにいくよ！故郷には愛犬も待っていてくれているという。出会いに感謝！元気でいてくださいね。
❷今晩は反貧困ネットワークの実務担当者会議、事務局スタッフや林弁護士、神奈川の杉浦さんも参加して相談対応やその後の伴走状況の個別事例の共有をおこなう。最近は超困難事例はチーム一丸で取り組んでいる。そんな最中でも困難事例のＳＯＳ、21時に待ち合わせ場所のファミレスに駆けつけた。小さな子ども二人を抱えたお母さんが車上ホームレス状態だった。ご飯を食べていなかったので食事しながら今晩の宿泊先確保と明日以降の支援方針を決めた。明日からは安心して宿泊できる一時利用住宅の確保に動き出す。