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生活保護者の集いコミュの「貧困は自分にも迫っている」 首都圏の大学生が困窮者支援のフードバンクをつくったワケとは

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/195074

生活に困った人に食品などを無料で配る「フードバンクキャラバン」を首都圏の学生たちが発足させ、活動を続けている。コロナ下、アルバイト先で賃金減やパワハラに直面した大学生らが集った。年齢が近い子育て世代が苦しむ現実を知り「貧困は自分にも迫っている」と危機感を募らせている。(畑間香織)
◆バイトのシフトを減らされ
 コロナでバイトのシフトが減らされ、大学では友人とも会えない―。昨年9月にキャラバンを立ち上げ、代表を務める文教大3年の茂木楓もてぎかえでさん(20)は「苦しい学生を支援し、社会問題に興味を持つ同世代とつながりたかった」と語った。
 自身もシフトを減らされ、労働組合の首都圏青年ユニオン(東京都豊島区)に相談した経験を持つ。同様にユニオンに駆け込んだ学生2人と知り合い、キャラバンを発足させた。支援先は学生に限らず地域で貧困に苦しむ人たちに広げた。
「貧困が身近に迫っていると感じる」と話すフードバンクキャラバン代表の茂木楓さん=東京都豊島区で
「貧困が身近に迫っていると感じる」と話すフードバンクキャラバン代表の茂木楓さん=東京都豊島区で

 昨年11月、初めての無料配布を都内で行った。自作のチラシや交流サイト(SNS)で告知。米や袋麺、トイレットペーパー、生理用品などをそろえ、費用は寄付で賄った。茂木さんは「子育て世代の利用が多くて驚いた」と振り返る。
◆お菓子をうれしそうに…
 上智大4年の冨永華衣はなえさん(23)は、利用したシングルマザー4人に話を聞いた。別れた夫は養育費を支払わず、児童扶養手当をもらってもフードバンクに頼らざるを得ない点が共通していた。「子どもに生活が苦しいと感じさせたくない」と切実な声を聞き、母子家庭で育った冨永さんは「母親が私のために努力してくれていた姿と重なった」と実感を込める。
 これまで計5回で延べ575人が利用。集計できた分では8割が女性で、子育て中の30〜50代が多かった。学生たちは「お菓子を本当にうれしそうに受け取る」利用者の姿に貧困の根深さを感じた。

◆「利用する側になるかも」
 利用者アンケートで、働く人の2割が正社員だったことも学生には衝撃だった。「正社員でも子どもを持つだけで大変なのか」。現実を知る中で問題意識を持つ友人に声を掛け、メンバーは5大学の学生と高校生の計10人に広がった。
 7月には、児童扶養手当の増額などを求める要請書を厚生労働相宛てに提出した。茂木さんは「利用者の方々に出会い、解決しないといけない問題だと感じた。自分たちが働き始めた時にフードバンクを利用する側になるかもしれないのだから」と力を込めた。
 次回は9月11日に東京労働会館(豊島区)で開く。問い合わせはキャラバン=foodbank.caravan2021@gmail.com=へ。

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