ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

生活保護者の集いコミュの家を借りられない…生活保護受ける「住宅弱者」の苦悩

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
https://mainichi.jp/articles/20220406/k00/00m/040/205000c

 新型コロナウイルスの流行による不況で、仕事を失って家賃を払えなくなったり、会社の寮に住めなくなったりするなど、住まいを失う人たちが少なくない。そうした人たちや単身高齢者、障害者など、住宅を借りづらい「住宅弱者」は、貸す側からすると、家賃の未払いや孤独死などのリスクがあり、貸すことをちゅうちょするという。賃貸住宅を借りるのに苦労した当事者に実情を聞き、支援の在り方を考えた。【道下寛子】

コロナ禍で失業、住居探しに苦労
 東京都内の30代女性は、沖縄・石垣島のリゾートホテルで住み込みで清掃の仕事をしていたが、2020年10月、コロナ禍により仕事を失った。


 都内の貧困支援を行う団体を頼って東京へ。生活保護を申請して受給し、アパートを探したが、なかなか見つからなかった。団体が探してくれた物件の中から4件を見学。3件は断られ、残りの1件は当初は断られたが、家主らとの話し合いで入居できた。だが、同じアパートに暮らす家主の高齢夫婦は過去に家賃を滞納された経験があったため、家賃に対して厳しかったという。

 家主は女性が職を見つけられないことを気にして、たびたび部屋を訪ね「仕事決まったの?」「決まったら教えて」と言ってきた。家賃未払いの不安を払拭(ふっしょく)してもらうため、生活保護の住宅扶助費を福祉事務所から代理納付してもらうことにしたが、その後も、ゴミ出しのたびに「そんなに求人が厳しいの?」などと聞いてくることが約5カ月間続いた。聞かれることが苦しくなり、次第に自宅から出ないようになった。元々患っていたうつ病が悪化し、転居することにした。


「入居可能」は10件に1件
住宅弱者の入居も可能としている物件を案内してくれた柿本志信さん。そもそも入居可能とする物件は少ないという=東京都内で2022年1月27日、道下寛子撮影拡大
住宅弱者の入居も可能としている物件を案内してくれた柿本志信さん。そもそも入居可能とする物件は少ないという=東京都内で2022年1月27日、道下寛子撮影
 新たなアパートを探すため、不動産仲介業者に行って物件を探してもらったが、生活保護受給者が入居可能な物件は10件に1件程度。業者の担当者には「ほとんど断られてしまいますが、落ち込まないでくださいね」と言われた。担当者が目の前で電話したが、生活保護と伝えると、すぐにやり取りが終わってしまうケースも多かった。結局、2件を見学することができ、そのうちの1件に代理納付を条件に入居できた。

 女性は「生活の基盤は家だということに気付きました。そこに安心感を得られないと、安定して仕事などで活動することは厳しいです」と話す。女性は週3日、東京に来る時に助けてくれた支援団体で事務の仕事をし、月に3回、自治体から委託された仕事をしながら、うつ病の治療をしている。「週5回働き、生活保護から抜けて、これまでお世話になった人たちに恩返ししたいです」


「事故物件しか紹介できない」
 東京都豊島区の男性(47)は自営業だったが無職となり、20年11月に都内の別の支援団体の施設に入りながら生活保護を受給し始め、アパートを探した。

 インターネット検索で、生活保護受給者が入居可能な物件を探した。サイト上で生活保護受給者が「入居可能」と書いてあっても、電話してみると「今はお断りしています」と言われてしまう。「入居可能」となっていることを伝えても「(前の入居者が部屋で死亡した)事故物件しか紹介できない」と返された。


 他の物件でも、サイトに家賃4万円と書いてあったが、電話すると「今はそこは借りられない。6万7000円の物件ならある」などと話され、「福祉事務所に住宅扶助費が上乗せできるか聞いてほしい」と言われたという。東京都によると、車椅子を利用するなど、やむを得ない事情がある場合、住宅扶助に上乗せできる特別基準がある。だが男性は、自分の場合は該当しないと考えて諦めた。

 これら2件も含め、ネットでは生活保護受給者が入居可能な物件を5カ所見つけたが、全て部屋を見学できなかった。

百数十件のうち内覧可能は十数件
住宅弱者の入居も可能としている物件を案内してくれた柿本志信さん。そもそも入居可能とする物件は少ないという=東京都内で2022年1月27日、道下寛子撮影拡大
住宅弱者の入居も可能としている物件を案内してくれた柿本志信さん。そもそも入居可能とする物件は少ないという=東京都内で2022年1月27日、道下寛子撮影
 その後、支援団体から、住宅弱者の家探しをするコンサルタント会社「Well−being.Tokyo」を営む柿本志信さん(51)を紹介された。

 柿本さんは男性の物件を探す上で、百数十件の物件について、生活保護受給者の入居が可能か連絡したが、そのうち内覧が可能だったのは十数件だったという。その中から、今のアパートに入居することができた。

 男性は「しょうがないのかな、と半分は分かっています。(家主や不動産会社からすると)面倒なことになりそうな人よりは、普通の人を取りたいのは分かります。でも、住むところが決まらないのはつらい。私は支援団体とつながっていたから良かったのですが、そうじゃない人もいると思います。そういう人たちはもっと大変な思いをしているはずです」とおもんばかった。

貸す側は借りる人自体を見て
 男性の部屋探しを手助けした宅地建物取引士の柿本さんは、17年に「Well−being.Tokyo」を設立した。14年に脳の血管の病気を患ったことで約2週間、右半身不随になって入院したことがきっかけだった。

 当時勤めていた不動産管理会社は、住宅弱者への物件の入居を拒否していた。「もし、自分にまひが残っていても、勤務先なのに物件を探すことができない」と疑問が膨らんだ。その後、別の会社を経て会社をつくった柿本さんは言う。「半身不随を経験し、ひとごとではないと感じました。住宅弱者の状況の改善に取り組む必要があると考えました」。そして「貸す側の人たちは、生活保護を受けているといった属性で分類せず、その人そのものを見る視点を持ってほしい」と話した。

国は改正法で支援
 住宅弱者が賃貸住宅を借りるには難しい状況が続く。国土交通省が20年度に行った調査によると、高齢者や障害者、外国人に対して、それぞれ約7割の貸手が「拒否感」を抱いていた。不動産業者らが入居を制限する理由としては、家賃の支払いや他の入居者との協調性、室内での死亡事故を不安視する声が多かった。

 国は、住宅弱者への取り組みとして、17年に改正された住宅セーフティーネット法で、低所得者や高齢者、障害者など「住宅確保要配慮者」への貸し出しを拒まない物件であるセーフティーネット住宅を登録する制度を創設。「セーフティネット住宅情報提供システム」というサイトから検索できる。このサイトを見ると、今年3月31日現在、約71万8000戸が登録。だが、そのうち空き家は約7100戸と約1%に過ぎず、このシステムから住宅を探すのは難しい。

 国交省によると、高齢者などインターネットが苦手な人や、低所得でネット環境が整備できない人は、都道府県が指定するNPOなどの「居住支援法人」があり、住宅情報提供システムに登録されていない物件も含め、家探しを助けてもらえる。都によると、高齢者の安否確認をしたり、交流の拠点を作ったり、シングルマザーの職探しの相談に応じたりなどする居住支援法人もあるという。

 貸す側に対しては、住宅弱者に限定して貸す「専用住宅」にすれば、バリアフリー化など改修の際に費用を補助する制度がある。国交省によると、国と自治体合わせて1戸当たり最大400万円の補助が受けられる。その他、低所得の入居者支援のため、家主に対して家賃を補助する仕組みもある。月収15・8万円以下の世帯に物件を貸す場合、国と自治体合わせて原則月4万円まで補助する。ただ、専用住宅にすると、住宅弱者以外に貸すことができなくなるため、二の足を踏むケースも多いとみられる。

貸す側の不安減らす施策を
日本福祉大の藤森克彦教授=本人提供拡大
日本福祉大の藤森克彦教授=本人提供
 日本福祉大の藤森克彦教授(社会保障政策)は、国の住宅弱者支援の大きな柱である住宅セーフティーネット法に基づく登録住宅について、「既に入居者で埋まっている物件が多いだけでなく、住宅確保要配慮者に合った登録住宅自体が足りません」と指摘する。

 居住支援法人の全国組織である「全国居住支援法人協議会」は21年に、支援法人などにアンケートを実施。アンケートの結果、支援対象者の64・4%は登録住宅に入居したり、入居を検討したりすることはなく、別の民間の賃貸住宅から物件を探していた。セーフティーネット住宅はそれほど活用されていないのが実態という。

 藤森教授は「高齢者や低所得者、障害者、子育て世帯などで住宅弱者は増えている一方で、人口減などのため空き家や空室は増えています。しかし、入居者の孤独死や家賃滞納、トラブルなどのリスクに不安があるため、貸したくても貸せない大家が多いのです」と説明する。

 こうしたミスマッチの背景の一つには「大家が安心して貸せるほどには、居住支援法人などによる入居後の見守りや生活支援が十分ではないことが考えられます」と指摘。「見守りや生活支援は長期にわたるため、居住を支援する団体などにとっては資金面で課題があり、国や自治体は補助を強化する必要があります」と述べ、貸す側の不安を軽減する施策の充実を強調した。

コメント(15)

相変わらず、世知辛い世の中だ・・・・・・・・・・・・
今の物件に入居中に生活保護に切り替わりましたが、生活保護だからという理由では入居契約は切れないし、それだけを理由に更新も不可にはできませんと言われました

基本的には不動産屋側で断れない、家主側次第だとは言われました
>>[4]♪さん

取り壊しは別のお話しですよ
生保でなくても出されますから 

情報ありがとうございました
>>[6]♪さん
ありがとうございます  

元旦那に住所を知られたので
生活保護を受けながら
埼玉から都内に引っ越す事に
その時気に入った物件を
大家が生活保護はお断りしています
との事 違う物件を
勧められましたが
全く日が当たらない物件だったので
違う不動産屋で
探す事に

最初に気に入っていた
物件を借りられました
最初の不動産屋で断られたのに
不動産屋を変えたら
借りられたのは
何故だろう?

私の体験でした
>>[8]

元・旦那って、、、、、それって、「ストーカー被害に遭っている」のですか?

お、、、おっかない・・・・・・・・・・
>>[9]
元旦那が
子供に暴力を振るうので
閲覧制限して逃げる様に
引っ越したのですが
警察への届けがしてなかった
からと
区役所が
引越し先を
伝えてしまいました
私は正社員の
仕事に出られない
子供達は学校に行けないし
大変でした

今は子供達も
大きくなって
大丈夫です(^-^)
>>[10]

むかっ(怒り)むかっ(怒り)むかっ(怒り)】【最低のクズ野郎!!!!!!!!!!!】【死ね】!!!!や!!!!!!
>>[11]
ありがとうございます
(*'▽'*)

元旦那は只今闘病中

子供達からは
男見る目が無いなぁと
私の男運を呆れてられています
_:(´ཀ`」 ∠):
>>[14]

申し訳ございません。つい、怒りが沸いてきてしまいました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

生活保護者の集い 更新情報

生活保護者の集いのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。