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生活保護者の集いコミュの国際女性デー2022 インタビュー/7 足元から変えたい 文筆家・栗田隆子さん

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https://mainichi.jp/articles/20220315/ddm/012/040/132000c

就職氷河期まっただ中、社会に出ました。最初に就いた仕事は8カ月の期限付きの派遣社員です。執筆や労働運動の傍ら、10社以上で非正規の仕事を経験しました。ところがコロナ下の2020年4月、業務請負でしていたデータ入力の仕事がなくなりました。うつ病を患いながら働いてきたものの限界を感じ、生活保護と障害年金を申請しました。

 働く女性の半数以上が非正規ですが、パート労働者の女性は、時給が安いと訴えても「夫に養われているからいいじゃないか」などと言われてきました。しかし、自分が主な稼ぎ手である女性は増えています。


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 かつては「働く女性」と「専業主婦」という分断構造がありましたが、雇用形態は多様になりました。細分化され、それぞれの壁は一見すると薄いものの、アクリル板がいくつも存在している印象です。

 女性の分断を考えるにあたり、まず個人の問題ではなく、社会構造や制度から考えること、そして政治や経済を人権の観点から考える必要があります。女性が決定権を持つ立場から排除される、あるいは市場の調整弁として扱われることを社会構造と人権の視点で語るべきです。でなければ、「偉い女性」と「貧しい女性」に分かれ、ゆがみに気づかないままになってしまいます。片方は「頑張っている人」と言われ、もう片方は「かわいそうな人」と言われるだけに終始してしまいます。


 自分のいる場所で闘うのはリスクが高いものですが、やっぱり一番大事なんだなということが見えてきました。小さな声は小さなままでいいから、私は今いる場所で声をあげ、足元から変えたいです。【聞き手・椋田佳代】=つづく

 ■人物略歴

栗田隆子(くりた・りゅうこ)さん
 1973年生まれ、神奈川県出身。大阪大大学院文学研究科博士課程中退。2019年に「ぼそぼそ声のフェミニズム」出版

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