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生活保護者の集いコミュの全国に115万人の「ひきこもり」、当事者の権利保護を訴える「ひきこもり人権宣言」作成者に聞く 3/3(木) 21:48配信 110 コメント110件 この記事についてツイート

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https://news.yahoo.co.jp/articles/fddbf3b7aca927bca4483175df5695e5ba7a7fdf

 全国に115万人いるとの推計(内閣府調べ)もある「ひきこもり」の当事者。「様々な要因から社会的参加、就学・就労・家庭外での交遊などを回避し、原則的には6カ月以上家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)」と政府が定義していえるが、「怠けている」「甘えている」といった偏見や、無理やり外に連れ出そうとする“連れ出し屋”の存在に苦しめられている当事者は少なくない。

【映像】命と尊厳どう守る?「ひきこもり人権宣言」

吉田さん

 夫からのモラハラをきっかけに鬱病を患い、離婚後も生活保護を受給しながら7年にわたりひきこもり生活を送っている吉田恵美子さん(仮名)もその一人だ。外出するのは食料品や日用品の買い足し、そして精神科への通院くらいだというが、その際に掛けられる言葉に傷ついているという。

 「テレビはあまり見ないようにしていて、静かに本を読んだり、YouTubeで明るい動画を見たりしている。温かい言葉をいただきたいのだが、“早く社会に出ろ”、“いつまでそんな状況でやっているんだ”、“甘えているんじゃないよ”というような冷たい感じの言葉を掛けられることもある。でも、どうしようもない。どう考えて、どう行動したらいいのか分からない。もちろん、このままずっと過ごすわけにはいかないとは思う。でも親とも疎遠になってしまっているし、頼る人もいないし、誰に相談したらいいのか…。歳を取ると動けなくなったりすると思うので、そういうこともちょっと引っかかる」。

山下さん

 一方、“使えない。いらない。給料泥棒”などと名指しで怒鳴られるなど、勤務先の社長にパワハラを受けたことで働くことができなくなってしまい、9年間ひきこもった山下陽介さん(仮名)の場合、何も言わず待ってくれた両親の存在に救われたという。結果、3年前に建設会社に就職した山下さん。自分には9年という期間が必要だったと振り返り、「両親は言いたい気持ちを飲み込んで見守ってくれていたんだなと感謝しかない」と振り返った。

こうした様々な当事者の思いをベースに作られ話題となっているのが、「ひきこもり人権宣言」だ。「ひきこもることは、命と尊厳を守る権利の行使である」「自分らしく生きるために、自己決定権を行使でき、他者から目標を強制されない」など、ひきこもる権利や幸福追求権など、7つの条文が3万5000文字、47ページにわたって綴られている。

木村さん

 作成メンバーの1人で、「ひきこもり新聞」の編集長も務める木村ナオヒロさんもまた、10年間ひきこもった経験がある。「社会で居場所をなくした人たちが自分の命と尊厳を守るために取らざるを得なかった究極の選択が、ひきこもることだと考える。つまり、ひきこもっていることが問題ではなく、ひきこもらせている社会背景の問題なんじゃないかということだ」。

引き出し屋

 活動を始めた理由について、「テレビで“引き出し屋”が取り上げられていたことがあったが、人権侵害としか考えられないような映像だった。自宅に行き、本人の許可なくカメラを向ける。中にはモザイクがかかっていないのもあって、顔の画像がネットに残ってしまった人もいる。そして引き出し屋は、自分たちがテレビに取り上げられたと営業活動に利用している。僕が『ひきこもり新聞』を発行した理由も、そういうことに対する苦痛の声を聞いたからだった」と話す木村さん。

“幸福追求権“

 また、「ひきこもり人権宣言」についても、「僕たちは“家族以外との人間関係がなく、社会的に孤立していること”をひきこもりの定義として考えていて、仮にネット上で繋がっていたとしても、それは生身の対人関係がなければ本当に人と繋がっているとは言えないんじゃないかと思っている。皆さんもコロナ禍の経験から共感していただけると思うが、家から出られないということは苦痛だ。しかし“その方が幸せだ”と言ってしまうくらい、社会生活の中で傷つけられたということだと思う。自由の利かない環境に置かれた人が、本当に幸せになれるだろうか。

 そして日本には、“働かざるもの食うべからず”という風潮がある。そこに人権宣言を出すことで、こうした社会の風潮を変えていきたいと思った。ひきこもりに声をかけて変えようというよりも、周りが変わっていくことの方が重要だ。“ひきこもっていてもいいんだ”というのが、その人の尊厳を守ることになる。“甘えだ”という理解から、“大変だったね”という優しさに。そう理解して欲しい」と訴えた。

 宣言について、前出の吉田さんも「やはり平等権、幸福追求権、そして頼る権利というのが大事だと思う」と話していた。

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