生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク　事務局長　瀬戸大作さん　日記　2/25

2月２５日（金）
❶今日は第二回目のパルシステム連合会と連携した外国人支援拠点への「青果・食料定期便」反貧困ネットワークのメンバーで、パルシステムの元職員の那須さんが配送担当を担います。那須さんがパルシステム岩槻セットセンターにトラックで向かい、パレットに用意された青果を積み込み、反貧困ネットワークのシェルターを含む都内４箇所の「外国人が集う拠点」を回ります。⓵杉並区善福寺「Kosaten⓶杉並区南荻窪「ほたるパントリー」
⓷葛飾区東四つ木「ＮＰＯアデイアベバ・エチオピア協会」。⓸お馴染み台東区にある反貧困ネットワークのシェルター計４か所を外国人担当の原さんと一緒に配送しています。
単なる配達を通して配達先のコミュニティの状況を理解する。練馬のあったかフードバンクでは地域の困窮状態にある家庭を自転車で回っている。単なる配達でなく面談も組み合わせる事で困りごとの把握と背景を聞き取り必要な制度や地域連携に繋げていくこと、見守りしていくこと、レトルトやドライ品だけでなく新鮮な食品も届ける事ができる。取りにいくフードバンクだけでなく、アウトリーチできるフードバンク、反貧困ネットワークの新規事業として展開できないか密かに構想している。
❷今日もとっても忙しい。お昼から＊＊区の福祉事務所にて他のホームレス支援団体から依頼された相談者の「生活保護法６２条３項に基づく生活保護廃止処分を取り消すとの裁決を求める」審査請求をおこなった。相談者からのヒアリングをおこない請求書類を作成して今日を迎えている。相談者は打ち切り後に生保再申請をおこない受給も開始されている。でも福祉事務所が怖くて今日も来れなくて私が代理人申請、審査請求とは別に今後の福祉事務所との関係づくりが必要、今後のサポート体制を綿密におこなう事とした。
➌昨晩夜にＳＯＳが届いた２０代の男性の駆けつけ支援で杉並区に向かう、１年前に駆けつけ支援してその後に自力でアパートまで借りている。やっと決まったイタリアンレストラン、次の給料日まで所持金がない。就職祝いも兼ねて生活給付金を手渡した。
❹杉並区から台東区に移動、以前から支援している相談者と会う。女性なのに墨田区福祉は遊郭があった吉原の無料低額宿泊所に入所させた。今でも女性の一人歩きには勇気がいる。現在は一緒にアパート探し中、持病のジストニアもかなり改善されて笑顔、これから前に進んでいけると思う。とにかく独りにしない事、、
❺21時に原さんと一緒に練馬区に移動してコロナ陽性で数日前から発熱していたお子さんを抱える外国籍の母親宅方に抗原抗体検査の簡易キットと原さんの買い置きのパンと牛乳も袋に入れて持参。本人とは会えないのでインタホン越しの会話と玄関先のお届け、母親さんだけでなく、これも以前から支援している足立区の仮放免中の東南アジアの四人家族の相談者から親子で陽性になったとのＳＯＳがはいる。月曜日には所持金も食料もゼロになる。月曜までに配達にいく。