生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク　事務局長　瀬戸大作さん　日記　2/21

❶シェルター入居者が関西に失踪している。正確に言えば追いかけられている。コロナで仕事を失い極限の困窮状態で誰にも相談できない状態の時に、ヤバい連中から借金を重ねて脅されて東京に逃げてきた事が今日判った。交通費を送金して東京に戻ってくるように伝えた。警察に被害届を出しても真面な対応はされていない。交通費も奪われたかもしれない。電話が繋がらない。メールだけだ。この時間も説得を続けている。「東京に戻ってきたら守るから」関西の社協の友人にも連絡済みだ。何かあったら助けてあげてほしいと伝えている。大阪の何処にいるのか判らない。とにかく帰っておいで！いま何処にいるんだ。
❷多くのシェルター入居者がアパートへ転居できないまま、半年以上も居住している。他の支援団体も同じ状況と聞く。本来は月１回の巡回訪問でいいのだが、最近は毎週訪問したり連絡をとる。会いにいく。引きこもってしまい、なかなか会えない入居者もいる。多くのケースワーカーは丸投げ状態、私たちはチームで共有して対応する。粘り強く関わる。大家さんと連携して部屋の灯りはついているか確認する。今日、以前に生活保護申請同行した相談者が、女性専用の宿低の支援者の執拗な説教に耐えられず、退所してしまい緊急対応した。仕切り直しだ。女性だから女性相談員が全て解決できる訳ではない。向き合う心だ。相談者の意思を尊重する事だ。支援者や福祉事務所の教科書を押し付けてはダメなんだ。
➌ひとつだけ光が！半年間のシェルター生活で伴走に手を焼いたAさんと不動産屋にいった。お気に入りのアパートが見つかった。Ａさんがいままで見た事のない笑顔になった。審査通過を願うばかり
➌どんなに時間がかかってもシェルターから追い出す事はできない。私たちはチームで共有して対応し続けている。今日も１９時過ぎに３件の緊急SOS、分担して動く。千葉の阪上さんは２２時を過ぎての駆けつけ支援、コロナ災害がはじまってから二年、どんどん壊れていく。