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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 12/12

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12月12日(日)
名古屋から帰京してからも日々の支援は止まる事はなかった。相変わらず女性からの相談が多い状況が続いている。
❶12/8に同行した20代男性の生活保護申請同行、シェアハウスの被害者だった。地方から東京に出てきて入居費用が安価なシェアハウスの運営会社に相談、この運営会社は二か月家賃未納の段階で容赦なく翌日には鍵を替えて強制退去させる。二か月前にこの運営会社に直接交渉にいった記憶がある。この運営会社のシェアハウスは事前に内見ができない。ネットでパノラマビューでしか確認できない。男性の訴えは「部屋を確認せずに入居したら汚く酷い部屋だった。」退去するしかなかった。地方から上京してきた際の所持金は入居資金に費やしてしまった。当然の如く初期費用は戻ってこない。居所もなく所持金もなくなりSOSを出した。
❷名古屋から東京に新幹線に戻る車中で公衆電話から連絡を受けた40代の女性は木曜日に生活保護申請に同行して無事に受理、現在は東京都が用意した一時宿泊用の個室アパートに入居できた。女性は、仕事を失い家賃を払えず退去、6カ月も公園で野宿生活で暮らしていた。所持金も枯渇して二週間も何も食べる事ができず足や腕がやせ細り、骨と皮だけになった。その時に助けてくれたのは同じ公園で暮らすホームレスのオジサンたちだった。それでもどんどん寒くなり公園での野宿生活で迎える、はじめての冬、死のうと考えて身分証明や携帯電話、通帳など公園の土を40センチ掘って埋めた。保管していた6月と8月に私が掲載された新聞記事、勇気を持って電話をくれてありがとう。でも女性が6カ月暮らしていた公園は私が住む区の公園だった。何故誰も助ける事ができなかったのか、、その事ばかり考えている。
➌金曜日は、関越自動車道を走り埼玉県西部地域の福祉事務所に向かった。地元の支援団体が人員不足のために生保申請同行ができないとの回答、同行した女性は20代の女性、体調不良で身体を壊し仕事を辞めて治療を優先したい。ひとりで生活保護の相談に福祉事務所に相談に出向いたが「親と相談してからにしてほしい」と追い返された。私たちに相談に来る若い世代の相談者は、家族との関係が良くない方が大半だ。ここの福祉事務所の対応は「申請権の侵害」といえる。今日の申請窓口、驚いたのは「相談カード」がない事、私はいつものとおりキッパリ、名刺を差し出し「生活保護の申請に来た」窓口の職員は慌てたように白紙のメモ帳の切れ端を差し出して、氏名・住所・連絡先を書くように相談者に伝えた。対応した相談員は「相談記録」に基づき30分の生活保護申請を受理した。支援団体の同行者がいた場合は簡単に受理される。全国のあちこちの福祉事務所の現場で、ひとりで相談にいったら「申請権の侵害」が連発されている。
❹土曜の夜は反貧困ネットワーク世話人の雨宮処凛さんが地元練馬で講演会 年末年始も一緒に頑張っていこう。
❺日曜日の夜のSOSも20代の女性からのSOSで新宿に向かう。彼女も甲信越のある福祉事務所で生活保護や抱えている病気の事を相談したのに支援対応を断られ、大きな旅行カバンを抱えて1カ月、都内を彷徨い続けた。ネットで家がない女性を自宅に泊めてくれる男性の情報が溢れている。彼女も何回か泊まつた経験がある。暴行された経験もあるという。今日から安全なビジネスホテルに宿泊して数日後に信頼できる女性相談員がいる福祉事務所に同行する。
❻日曜14時から放映された反貧困ネットワークの職員でもある佐々木君が特集された。ザ・ノンフィクション 『スマホとホームレス 〜無料Wi-Fiに集う若者たち〜』放映後に緊急アクションの相談フォームにSOSが届いている。明日からまた過密なスケジュールになる。

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