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生活保護者の集いコミュの24歳女性が絶望…自分を「不幸の沼」に引きずり込もうとする“毒母”の「信じられない行動」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/f4444af488d3c707c86d676b0ac320bdefc17702

「母との距離感を考えたい」
〔PHOTO〕iStock

 弊事務所はファミリーバイオレンスを専門に扱っており、子ども時分に親から受けたマルトリートメント(=「不適切な養育」のこと)や虐待に関するご相談をお受けしています。

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 心理士であると同時に行政書士でもある私の元には、数は少ないものの、時に女性が単独で、また時には夫を伴って来所し「親と縁を切りたいのですが方法はありませんか? 絶縁状を書いてもらえませんか?」といったご相談をされていきます。

 なおこういうご相談の時、ご相談者の方は大抵いろいろと調べており「法的に完全に親と縁を切る方法はない」ということを知った上で、それでもご相談にいらっしゃいます。法的には難しいとわかっていてもなお相談せずにはいられない――親子関係の葛藤や虐待経験を抱える苦しみが、こういうところからもうかがえます。

 今回はいわゆる「毒親」を持ち、苦労してきたある女性のケースを、プライバシーに配慮し内容を再構成してご紹介します。

 被虐待経験や両親のDVを目撃した経験のある読者の方は、文中にDVの描写がありますので念のため注意してお読みください。

 東京在住の公務員の秋穂さん(仮名、24歳)がカウンセリングにいらしたのは数年前、お正月が明けて事務所が仕事初めを迎えた頃でした。

 「母との距離感を考えたい」という主訴を受け、導入面接を経た上で当面の間、定期的に面談することとなりました。「距離感を考えたい」と思う母親との関係を、秋穂さんのペースで振り返ってもらいました。

 「ウチは両親と私の3人家族でした。小学2年生からはチロっていう犬も飼っていて、チロはとっても優しい子で大好きでした。そのチロは昨年亡くなってしまいました…」

 チロを思い出したのか、秋穂さんは目を潤ませています。

 「私が心を許せる家族はチロだけでした。父は…お酒が入るとダメな人だったんです。シラフの時は普通でも、お酒が入ると暴力的になり、些細なことで母を怒鳴りました。母にまるで因縁をつけるみたいに絡んでは『金よこせ! 』って言って、母からお金を取り上げてパチンコや競馬に行くんです」

 秋穂さんは淡々とした口調を取り戻して続けます。

 「母は父に疲れていたと思います。でも母は、父には腕力でも経済力でも敵わないし、我慢するしかなかったのだと思います」

チンピラのように母に絡む父
 子どもの頃の秋穂さんが周囲の大人から得ていた評価は「大人しくて良い子」だったそうです。お酒を呑んでは暴れる父親とそれで泣かされる母親の姿は、秋穂さんの幼い頃の記憶の中で最も色濃く、生々しく存在するものでした。

 「ある時またお金が欲しかったのか、父がまるでチンピラみたいに母に絡んで『お前の顔なんか見たくない!  出掛けるから金よこせ! 』って迫ったんです。こういう時、普段なら母はすぐにお金を渡すのに、この日はどうしてか『お父さんお願いだからやめてよ、お金なんかないよ』って懇願するように言ってお金を出しませんでした。そうしたら…」

 ここで秋穂さんが嗚咽し始めました。過呼吸にならないか心配になるほどです。一旦安全のために声を掛け、呼吸を整えてもらいます。

 「すみません…」

 そう小さく言い、改めて語り始める秋穂さん。

 「そうしたら父が激高して、母を突き飛ばして馬乗りになったんです。この時の母の『やめてー! 』って言う叫び声、今でも耳に残っています」

 見ると、秋穂さんは両手でハンカチを固く握っていました。

 「母の叫び声が大きくて父も驚いたのか『ちょっと脅してやろうと思っただけなのにバカかお前は! 』とか言ってごまかしていました。結局、母は父にお金を渡して、父は出掛けて行きました。残された母はボロボロで、立ち尽くしている私の所に来て、私を抱きしめながら『ごめんねぇー! 』って言って泣いていました…」

 涙をぬぐいながら秋穂さんが続けます。

 「母がこんなに泣いているのに、幼い私は無力でした。父も怖かったけれど、それ以上に、このままじゃ母がその内いなくなっちゃうんじゃないかって、それが怖かったです」

 父親がお酒を呑んでは暴れ、お金が欲しくなると暴力的になり母親からお金を取り上げて行く、こんなことばかり続いたので、家の中はいつもお金がなくて大変でした。

 「子どもの頃、歯医者に行きたいって言って母を怒らせたことがあります。『お前が歯医者代を持って行くなら首をくくって死ぬしかない! 』って。今考えると小学生の娘に言う言葉じゃないですよね…でも当時は“ママを怒らせた自分が悪い”って思っていました」

 虫歯の治療が遅れたために「まだ若いのに、私、奥歯は全部銀歯なのがコンプレックスなんです」とおっしゃいます。

 秋穂さんは、ほかにも様々な問題を抱えて子ども時代を過ごしていました。詳しくは【後編】「「就職決まったよ!」喜んで報告する娘に、“毒母”が放った「衝撃のひと言」」でお伝えします。

佐藤 千恵(行政書士/心理士)

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