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生活保護者の集いコミュの生活保護利用した後も孤立 コロナ困窮、仕事・つながり取り戻すには

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https://digital.asahi.com/articles/ASPC8633WPBWULZU009.html?pn=12&unlock=1#continuehere

コロナ禍のなかで仕事や住まいを失い、所持金も底をついて支援団体に送ったSOSメール。生活保護の利用で窮地を脱しても、それで終わり、というわけではない。再び人とつながり、働く場に戻る。その一歩を踏み出すための模索が続いている。

 困窮者の孤立を防ぐために何ができるのか。昨年12月に初めて開催されたのが「しごと探し・しごとづくり相談交流会」だ。呼びかけたのは、反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さん。諸団体が連携して緊急支援に取り組む「新型コロナ災害緊急アクション」の中心メンバーだ。

「自分は誰にも必要とされていないのでは」
 「生活保護を申請してアパートに入居しても、その後が難しい。仕事が見つからず、孤立を深めて連絡がとれなくなってしまった人もいます」。継続的な相談・交流の取り組みが求められる支援現場の実情を、瀬戸さんはそう説明する。

 相談交流会は、反貧困ネットと緊急アクションに加え、ワーカーズコープが共催する。ワーカーズコープは、働く人が地域に役立つ仕事を自分たちでつくることを目指す協同組合だ。9月までに4回実施された。会場は東京都豊島区のワーカーズコープの会議室。緊急支援などでつながりができた当事者に個別に声をかけた。外国人を含め、毎回十数人が参加している。

 「一度は死んでもいいと思った。脳梗塞(こうそく)の後遺症で手のしびれがあるが、できる仕事があれば、ゼロになった気分でやってみたい」

 6月の相談交流会に参加した40代男性は、そう言った。コロナ禍で昨年12月に建築関係の仕事がなくなり、寮を追われた。それから半年近く、インターネットカフェと路上を行き来する日々だった。ベンチで寝ていて荷物を奪われたり、一睡もできず夜通し歩き続けたりした日も。5月下旬に緊急アクションにSOSメールをして生活保護申請、入居するアパートも決まったという。

 相談交流会には毎回、ワーカーズコープの東京・千葉など首都圏にある事業所のメンバーが数多く参加した。

 学童クラブなどの子育て支援、高齢者・障害者支援、公共施設の清掃など各地で取り組む仕事を紹介。地域ごとにテーブルを設置、個別に参加者の相談に応じた。言葉が不自由で仕事が見つからないという外国人女性には、食料支援のフードパントリーなどの情報も伝えた。

 倉庫作業などの仕事を説明した千葉県内の事業所の所長(49)は「私自身、126社に応募して6社しか面接できなかった職探しの経験がある。『自分は誰にも必要とされていないのでは』と心細く、不安になる気持ちはわかる」と話した。

 これまでの相談交流会で、少なくとも5人が働く場を見つけることができたという。瀬戸さんは「外国人を含めて当事者をひとりぼっちにさせない、連絡をとりあえる関係ができてきたことが、何より大きい。今後も続けます」と話す。

 相談交流会への参加をきっかけに、新たな一歩を踏み出した人もいる。

「興味ない?」と声かけられて
 「目標に向かって勉強する場ができた。いろんな人との出会いが積み重なって、もとの生活に戻っていけると信じている。希望は必ずある」

 9月の相談交流会で、当事者の男性(41)はそうあいさつした。7月から、ワーカーズコープ「よいしごとステーション」(東京都新宿区)で実施される介護職員初任者研修に通い始めた。同じく相談交流会から参加した外国人女性とともに計130時間学び、10月に修了証を受け取った。

 男性は、契約社員としてコンビニエンスストアで働いていたが、コロナ禍のなかで契約更新されずに失業。住む場所も失った。今年1月に瀬戸さんにSOSメールを送り、生活保護を利用した。だが、これまでの人間関係が断ち切られた暮らしは「孤独だった」と振り返る。

 6月の相談交流会に顔を出し、よいしごとステーション担当の中村央さんから「興味ない?」と声をかけられたのが、研修を受けるきっかけとなった。足が不自由な祖父の入浴を介助した経験があったと言い、男性は「介護の研修を受けると『自分がおじいちゃんにやっていたのはこういう介助だったのか』という気づきがあって、面白くなった」と話す。

 中村さんによると、男性は11月からワーカーズコープの訪問介護事業所で働くことになった。介護職員初任者研修の事務局の仕事も今後担当する予定だ。

 男性は言った。「コンビニの仕事では毎日時間に追われるばかりだった。いま、いったん立ち止まったから見えたものがある気がする」(編集委員・清川卓史)

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