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生活保護者の集いコミュのホームレス差別発言への反論、映画で 2作品を無料公開

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https://digital.asahi.com/articles/ASP8S6F5RP8RULZU008.html

 ホームレスの命はどうでもいい――。「メンタリスト」DaiGo氏がYouTubeチャンネルで動画配信したホームレス状態の人や生活保護利用者への差別発言。こうした言葉への反論の意味を込めて、2本の映画がYouTubeにおいて期間限定で無料公開されている。いずれも、ホームレス状態になった一人ひとりに、それぞれの人生や思いがあることを強く訴える作品だ。

 ユーチューバーとして活動するDaiGo氏は8月7日公開の動画で、「ホームレスの命はどうでもいい」「いないほうがよくない?」「じゃまだしさ、プラスになんないしさ、くさいしさ、治安悪くなるしさ」などの差別発言を繰り返した。

 無料公開されているのは、ドキュメンタリー映画「あしがらさん」(https://youtu.be/euXpt3bwAq8別ウインドウで開きます 8月31日まで)と、子どもたち向けの教材として撮影された映画「『ホームレス』と出会う子どもたち」(https://youtu.be/g4J4sm3BkLI別ウインドウで開きます 9月30日まで)だ。

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20年以上の路上生活を脱し、笑顔を取り戻した「あしがらさん」(飯田基晴さん提供)
 映像制作者の飯田基晴さんは、DaiGo氏の発言を8月13日に視聴した。その日のうちに自らが監督したドキュメンタリー映画「あしがらさん」(2002年)の無料公開を決断し、自身のFacebookで公表。「この無料公開はメンタリスト・DaiGo氏の意見に対する、僕なりの反論です」と投稿し、拡散を依頼した。

 「あしがらさん」は、新宿の路上で20年以上生きてきた男性が主人公だ。心を閉ざして孤立したあしがらさんが繁華街のゴミ袋で残飯を探す。映画はそんな厳しい現実を映す。3年にわたりカメラを回した飯田さんとの交流のなかで、生活保護や介護保険などの支援につながり、次第に人なつこい笑顔を取り戻していく。

 飯田さんは「(DaiGo氏の発言は)明らかに一線を越えている。自分が出会った方々、大切に思ってきたものを真っ向から否定された、と感じた。自分にできることは、『あしがらさん』の公開だった」と話す。

 21日から無料公開に踏み切ったのは、「『ホームレス』と出会う子どもたち」(2009年)だ。本編と応用編があるうち、本編30分を無料でみることができる。

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教材用の映画「『ホームレス』と出会う子どもたち」から(ホームレス問題の授業づくり全国ネット提供)
 映画を作ったのは「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」(北村年子代表)。子どもや若者による野宿者への襲撃事件を防ごうと、「なんでホームレスになったの?」という疑問に答え、差別・偏見をなくす教材として制作されたものだ(作品詳細はhttp://hc-net.org/materials/dvd/別ウインドウで開きます)。

 映画は、釜ケ崎(大阪市西成区)の「子ども夜まわり」の様子を映し出す。野宿する人と子どもたちとの様々な交流。さらに、段ボールを集めて業者に売りながら野宿を続ける男性の証言も収録されている。

 通行人や若者による襲撃への恐怖で眠ることもできない実態に加え、「生きてこそ」と明日を信じる気持ちも伝わってくる。

 全国ネットに参加するつくろい東京ファンド代表理事の稲葉剛さんによれば、1980年代以降、襲撃事件により亡くなった路上生活者は、確認できただけで27人にのぼるという。

 こうしたなかでのDaiGo氏の発言。ノンフィクション作家で全国ネット代表を務める北村年子さんは「(DaiGo氏の動画を見た)中高生がどう思うかと、背筋が凍る思いがした」と振り返る。「これ以上、子どもたちに襲撃の加害者になってほしくない。この映画を通じて、一緒に夜まわりをしているようにホームレス状態の人に出会い、それぞれこの世にたった一人の人なのだと感じてほしい」(編集委員・清川卓史)

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