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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 7/12

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7月12日(月)
帰宅できた時間は深夜12時、衆議院議員会館で開催された新型コロナ災害緊急アクション〜活動報告会&各政党との討論集会で「「民間支援団体が担うのには限界がある。政治は公的責任を果たしてほしい」「政治家は現場を知ってほしい」と訴えた。集会後に駆けつけたSOSの現場で脳梗塞を発症しているのに待ち合わせ場所に表れた同年代の男性の救急対応、彼は先週、**川区の福祉事務所に生活保護について相談したが対応してもらえなかったと呟いた。発症していたのは1週間前だった。支援の現場では、依然として『公助』の姿が見えない。見えないどころか「福祉が人を殺す」長い1日が終わった。政治は現実を見に来てほしい。
❶衆議院議員会館で開催された「新型コロナ災害緊急アクション〜活動報告会&各政党との討論集会」一部は活動報告会を企画した。会場で1年3カ月振りにNさんと再会した。昨年の4月26日に自宅から187キロ、3時間かけてSOSに向かった先は那須高原、所持金40円、3日間何も食べていなく車上ホームレス状態、「山中で死のうと思った。」「人と会うのが怖い」何回も交信を続けて3日後に会えた福島県出身のNさん、現在は生保申請同行してくれた支援団体のピュアスタッフとして困窮者支援の現場で働いている。集会の映像配信を全て一人でやりきったYさんも12月に東京駅で所持金1円の状態で駆けつけた女性、反貧困ネットワークのスタッフで頑張っている。
★私からは、都内各区福祉事務所から生活保護を申請して東京都協議済みホテルに入居していた約50人が7月22日朝までに移動を強いられている状況を報告、今朝までの情報集約では、**ホテルでは約60室が五輪組織委員会の運営スタッフ用に押さえられていたという。チャレンジネットからホテルに入居していた約120人が今日、宿泊期限を迎え一旦退去させられている事が判った。改めて相談に行った人については次につなげるためのホテル利用は柔軟に考えるとの事の回答、でも相談に行かない、行けなかった人はどうするのか、最悪、野宿へと追いやられる危険性がある。相談者からメールが来た。16日に新しいホテルを見学して移動できないか、ホテル名を聞いたらドヤだった。ある福祉事務所では、ホテル退去後は都外の無料低額宿泊所に入所してほしいとの連絡、無低を拒否した場合など含めて、最悪、野宿へと追いやられる危険性がある。明日からの生保申請同行をどうしたら良いのか、今週中に東京都に再交渉を求めたい。本来的にはどのホテルでも区市によって「厚労省協議」にかけることで1日4000円くらいまで受給可能、都内のホテルは空室が多いと聞く。今週中に最悪の事態を避ける方策を見出したい。これ以上、困窮者を五輪の犠牲にするな!
★第一部では瀬戸が緊急アクション活動報告と住宅問題、稲葉剛さんが生活保護、女性相談会の吉祥さんが女性の貧困、移住連の稲葉奈々子さんが外国人問題、渡辺寛人さんが労働問題の現状と政策提起をおこなう。。
★第二部は、「各政党との討論集会」直前の呼びかけに関わらず、立憲民主(長妻議員)共産(宮本議員)国民民主(矢田議員)社民(朝倉候補)れいわ(山本代表)が参加してくれた。もはや政治は何をやってるんだ!と追及や求めるだけでなく、現場で起きているリアルを共有する事、私たちの側からも、個別課題毎の提起から、横串で繋ぐ政策提案力が求められている。日頃の分野を超えた連帯運動を意識して取り組んでいかないとダメだ。貧困問題、女性問題、外国人問題の連帯は進みつつある。労働運動、協同組合運動との連携は進んでいない。公との連携協同も必要だ。政治を変えるのは私たちの役割なんだ。
❷集会を終えて、外国人担当の原さんと池袋に向かう。長期間、野宿生活を続けていて連携する支援団体の食料配布に並んでいた東南アジアの男性だ。10年以上前に来日、空港で入管に収容、その後も仮放免と再収容の繰り返し、難民認定されず10年以上も日本で生存権も保障されず、それでも生きてきた。もう公園での野宿生活も限界、アパート暮らしをしたいという。もう野宿生活はさせられない。でも私たちのシェルターも他の支援団体のシェルターも満室状態だ。生活費や食料の支援も継続的に必要だ。シェルターが空くのを待っしかない。それまでどのように居所を確保するか、弁護士も入れて今後を検討する。とりあえず、今日はビジネスホテルに泊める事にした。
➌池袋から千葉県に近い**川区内の待ち合わせ場所に向かった。同年代の男性が独り暮らしのアパートから歩いて待ち合わせのコンビニに来た。電話の声がおかしかった。呂律が回っていない。片腕が硬直しているように見えた。足を引きずっている。汗をかいている。私は脳出血で倒れた経験から、脳梗塞の症状だとすぐ解った。所持金210円、給付金や生活保護の相談は二の次だ。すぐ救急車を呼んだ。幸いな事に受け入れ病院はすぐ決まった。緊急治療、小脳出血だった。命は取りとめた。麻痺も最小限だと思う。まにあって良かった。彼はコロナで仕事を失い、妻とも別れたという。これ以上迷惑をかけられないと自ら小さなアパートを借りて暮らして1カ月、1週間前に体調の異変、異変を感じながら**川区福祉に生活保護の相談にいった。最後の失業保険が来週に支払われるとの事で現金も尽きていたのに追い返されたという。最後の最後にメールをくれたのだ。保険証も持っていなかった。暫く、入院してリハビリをおこなう。医療ソーシャルワーカーと連携して生活保護を利用する。支援の現場では、依然として『公助』の姿が見えない。見えないどころか「福祉が人を殺す」ベッドに横たわる彼は、苦しみから解放されたように安堵の表情で語りかけてくれた。「助けてくれてありがとうございます。」政治家はこの現実を見てほしい。
❹遅れに遅れて23時、新宿西口で待つSさんに会う。数日前に駆けつけた。決まっていた仕事がキャンセルされ、再び野宿になった。生活保護を利用したいが躊躇していたという。
以前に*東区で生保申請したら無料低額宿泊所に収容され苦しい思いをしたからだ。「今回は私たちが一緒だから」と答えた。今週に生保申請に同行する。でもビジネスホテルに必ず宿泊できるようにします。とは言えなかった。新宿都庁下の長く続く野宿者の段ボールの列、段ボールの上に吊るされたオリンピックフラッグ、何やってるんだ。日本は、何やってるんだ。政治は!『貧困に苦しむ人々の声を聞け!』私たちにはやっぱり公助の姿が見えない。

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