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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 原文次郎さん 日記 7/1

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午前中から電話しまくりながら、相手の不在やら何やらで確認したい事柄が進まずイライラ。仕事を入れ過ぎの影響がここにも出ているかと嘆息する。
お願い電話も受けたりしているのでお互い様のところもある。

午後には渋谷に足を運び、日向監督からご招待を頂いていた映画「東京クルド https://tokyokurds.jp の試写会に参加。牛久の会の田中さんをはじめ、会場の参加者も支援関係者が多かった。

肝心の映画は編集が素晴らしい。
良く観ていないと見逃しそうになるが、ツボを押さえた構成が緻密で冒頭から引き込まれる。最初のカットからそう来たかと唸った。
タイトルバックに続き2015年の在京トルコ大使館前での小競り合いと記者会見。YPGの旗を巡るエピソードとラマザンのコメントはクルド人に対する迫害の本質を端的に示すと同時にラマザンの人となりを表す。
対するオザンも対照的な性格だが、シリア内戦でのクルド人部隊の活躍を動画で観た後で彼が語る苦悩、自分の居場所がどちらにも無いという想い。
まるで状況は異なるのだが、映像的にはシリア内戦の一部を切り取ってみせた映画「それでも僕は帰る」のシーンを想起させた。
映画のラストで疾走するオザンの姿を観ていて、一抹の不安を感じたのも正直なところだが、上映後の舞台挨拶に本人が姿を見せてくれて安堵した。しかし、渋谷の映画館に挨拶に来るだけでも入管の許可を必要とする現実はまだある。
映画は終わっても、彼らの置かれている状況に終わりは無い。そしてそこにどんなストーリーを描くのか、それを彼らの努力にさせてはいけない、努力しなくてはならないのは日本で彼らを今の境遇に置いている日本社会を認めている私たちなのだと気付かされる。

支援関係者同士でひとしきり茶飲み話の後に渋谷から京王井の頭線に乗り吉祥寺に向かう。そのまた先に訪問予定があった。
吉祥寺で時間を過ごした後に向かった先は、外国籍のMさんの引っ越し先。相談を受けて居住実態を観て、これではいくら何でも人間の住む処としては長くは居られないと判断するに至った。しかし、新しい落ち着き先を探すのは至難の技だ。関係者に相談したところで奇跡的に空きがあったつくろい東京ファンドの管理先に引っ越しができる様になった。
ありがたい事に降り始めた雨も本人が到着したところで小降りになった。
引っ越しの車を出して下さる友人がいらしたので、私は新居の方で到着を待って荷物を運び入れるだけで済んだ。
これでMさんも今夜からまともなところに住める事になった。
しかし、住居の提供は支援の終着点ではない。始まったばかりで肝心なのはこれからだ。しかし、いつまで支え続けることができるのか誰も知らない。民間にできる事にも限りがある。やはり今は公助の出番だ。少なくとも最少限の生活保証を外国人も含む全ての生活困窮者に対して提供すべきだ。(これは昼間に観た映画のテーマにも共通する。)

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